静岡・神奈川　滝めぐり湯めぐり①　滝メグラーが行く８７　長泉町のマンホールにデザインされている鮎壷の滝

2010/05/22 - 2010/05/22

月曜から火曜日にかけて仕事で箱根に泊まることになりました。せっかくなのでいつものように仕事を利用して土日に滝めぐりをすることにしました。三島を拠点に神奈川県の日本の滝百選の洒水の滝と静岡県東部の滝めぐり、そして百名山の天城山に登る計画を立てました。

三島に到着して最初に行った滝が、長泉町と沼津市の境にある鮎壷の滝です。

鮎壷の滝滝見難易度：２
参考　滝見難易度０：道路から見える、１：片道徒歩５分以内、２：片道徒歩１５分以内、３：片道徒歩３０分以内、４：片道徒歩１時間以内、５：片道徒歩２時間以内、６：片道徒歩２時間以上もしくは２時間以内でも特別な装備が必要な場合など。私の旅行記ではほとんど出現することはないと思われる。
注意　滝見難易度はあくまで私の主観によるものであり、また季節や天候により難易度が上がる場合もあります。私の旅行記を参考にされて、「違うかったやんけ」とおっしゃられても責任は負えませんのでご了承ください。また、難易度が高い場合はできる限り単独行は避けるようお願いします。

エリア 裾野・長泉(静岡)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー 新幹線

午後三島に到着後レンタカーで出発。一気に洒水の滝に行くつもりで東名高速の沼津ICに向かいました。途中、「鮎壷」という地名の入ったモデルハウスがあり、鮎壷の滝のことを思い出しました。そのモデルハウスの方へ車を走らせると川に出ました。ここが鮎壷の滝の上流部でした。

できる限り下流へ行くとなんとか鮎壷の滝が見えました。それ以上下流へはマンションの敷地になるので行くことはできません。

下流には橋があります。なんとか下に降りる道を探しましたが結局見つかりませんでした。あとでわかったことですが、今いるのは沼津市側でした。

対岸にまわり再び滝見のために探索しました。鮎壷公園を見つけましたが駐車スペースは全くなし。付近をぐるぐる回りましたが見つからずでした。結局、県道沿いの空き地に停めさせてもらいました（無断ではないですよ）。鮎壷の滝のある長泉町のマンホールには鮎壷の滝がデザインされています。私が鮎壷の滝の存在を知っていたのはこのマンホールのことを知っていたからです。

鮎壷公園を通り抜けて川に出ると滝の姿が見えます。

下流には橋があります。

河原に容易に降りることができました。

これから下流の橋を渡ります。この橋は「鮎壷のかけ橋」と名付けられています。

鮎壷のかけ橋から。天気が良ければ、この場所から遠く富士山を望むことができるそうです。そのため鮎壷の滝は別名富士見の滝とも呼ばれています。

橋を渡って再び沼津市へ。鮎壷の滝が懸かる川は黄瀬川で、滝から4kmほど下流で狩野川に合流します。

鮎壷の滝の解説。解説によると、新富士火山旧期溶岩流のひとつで、三島溶岩流とも呼ばれている溶岩流末端の断崖にかかる落差8ｍの滝です。富士山の溶岩の特徴が観察できることから、学術的・教育的に価値のある自然遺産で、静岡県指定天然記念物です。なぜ鮎壷の滝が長泉町のマンホールにデザインされているのか疑問でしたが、これである程度謎は解けました。

鮎壷の滝の学術的な価値もさることながら、こんな住宅地にこのような滝があることに驚きます。

滝のアップ。確かに溶岩のように見えますね。

鮎壷のかけ橋。橋を渡って長泉町に戻ります。基本的に駐車スペースはないものと考えたほうが良さそうです。せっかくマンホールにデザインされている滝ですから、駐車場の整備が望まれます。