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何故かパキスタンに入ってから下痢が続いていた。<br />中東で一番働き者の太陽から、絶えず身体中の水分を絞りとられている現状で、残り少ない水分をトイレで流してしまうと・・・<br />結果、俺はガンダーラ美術館で観た「断食する仏陀」並みの身体を手に入れていた。<br /><br />リアルな仏陀になる前に、どうにかたどり着いたイラン国境?の街「クエッタ」。<br />この街で、俺の下痢の原因を知る事になった。

QUETTA (クエッタ)からパキスタン出国!<アフガンじいちゃんに聞いたパキの食事事情>

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1995/05/05 - 1995/05/07

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北風

北風さん

何故かパキスタンに入ってから下痢が続いていた。
中東で一番働き者の太陽から、絶えず身体中の水分を絞りとられている現状で、残り少ない水分をトイレで流してしまうと・・・
結果、俺はガンダーラ美術館で観た「断食する仏陀」並みの身体を手に入れていた。

リアルな仏陀になる前に、どうにかたどり着いたイラン国境?の街「クエッタ」。
この街で、俺の下痢の原因を知る事になった。

同行者
一人旅
交通手段
鉄道
  • パキスタンのラホールに入国したのが4月27日。<br />そして、このパキスタン出国の街クエッタに着いたのが 5月4日。<br /><br />トイレの中で、地図を見ながら、しみじみ思う。<br />この広大な砂漠の国を10日程で横断したのか?俺は?<br />つまり、ほとんど移動の日々だったわけだ。<br /><br />その理由が、この体調不良だとは・・・<br />

    パキスタンのラホールに入国したのが4月27日。
    そして、このパキスタン出国の街クエッタに着いたのが 5月4日。

    トイレの中で、地図を見ながら、しみじみ思う。
    この広大な砂漠の国を10日程で横断したのか?俺は?
    つまり、ほとんど移動の日々だったわけだ。

    その理由が、この体調不良だとは・・・

  • < QUETTA(クエッタ)><br /><br />昔はアフガニスタンとの国境の町として栄えていたクエッタは、現在アフガニスタンのお国事情で国境が閉ざされていた。<br /><br />が、しかし、それでもこの街に溢れる活気は何だろう?<br />おまけにイランへの通過点として、意外とツーリストの姿も多い。<br />

    < QUETTA(クエッタ)>

    昔はアフガニスタンとの国境の町として栄えていたクエッタは、現在アフガニスタンのお国事情で国境が閉ざされていた。

    が、しかし、それでもこの街に溢れる活気は何だろう?
    おまけにイランへの通過点として、意外とツーリストの姿も多い。

  • 街を歩いていると、クエッタ名物の羊の足の炭火焼「サジー」があちこちに!<br /><br />「あんた、マリオのモデルでは?」と、話しかけたくなるおじちゃんが、<br />「そこのジャッキー・チェン、食って行かないか?」と、話しかけてきた。<br />「食いたいんだけど、ずっとおなかの具合が悪いんだ・・」と、断っていると・・・<br />「下痢なのか?」と、背後から声がかかる。<br /><br />そう、これがイスラム式全員参加型対話法。<br />会話の語尾を誰かが引継ぎ、永遠に話が続いていくパターン。<br />しまった!腹がグルグルいっているこの状態で、この耐久質問攻めに耐えられるだろうか?<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br />

    街を歩いていると、クエッタ名物の羊の足の炭火焼「サジー」があちこちに!

    「あんた、マリオのモデルでは?」と、話しかけたくなるおじちゃんが、
    「そこのジャッキー・チェン、食って行かないか?」と、話しかけてきた。
    「食いたいんだけど、ずっとおなかの具合が悪いんだ・・」と、断っていると・・・
    「下痢なのか?」と、背後から声がかかる。

    そう、これがイスラム式全員参加型対話法。
    会話の語尾を誰かが引継ぎ、永遠に話が続いていくパターン。
    しまった!腹がグルグルいっているこの状態で、この耐久質問攻めに耐えられるだろうか?







  • 旅日記<br />『アフガンのおじいちゃんが説明するパキの食事事情』<br /><br />振り返ると非常にカラフルな店の軒先に、非常にカラフルなおじいちゃんが座っていた。<br />どうやら、このおじいちゃんが「下痢なのか?」と問いかけてきたらしい。<br /><br />おじいちゃんが手招きをして、店先に俺の席を作ってくれた。<br />腰掛けると同時に出てくるアフガン茶。<br />つまり、既に会話は長期戦の様子を見せていた。<br /><br />おじいちゃんは、アフガニスタンから行商に来て、アフガニスタンで戦争が始まったので、そのままこの街に住み着いたらしい。<br />海千山千の商売人らしく、どこのガイドブックよりも詳しく生々しいパキスタンの裏事情を説明してくれた。<br /><br />インドで雨水を飲んで旅行しても全然平気だったというツワモノ旅行者が、トイレットペーパーを握り締めトイレを探すこの国は、水と油の質が悪いらしい。<br />その強烈さは、インドがえりのツーリストさえも打ちのめすほどに!<br /><br />揚げ物がほとんどの砂漠の国では、油を使わない料理は数少なく、何を食べてもアウト!<br />かくして、ツーリストは必要に迫られ「ラマダン(断食)」を行う。<br />イスラム教徒なら水だけで過ごすラマダンだが、ペットボトルに入ったミネラル・ウォーターさえ下剤と同じぐらい質が悪い為に全てを断ち切る総断食だ。<br /><br />そして、1日に4度は通うトイレと断食で、身体はみるみる仏陀に近づく。<br />(そう、現在の俺みたいに・・・)<br /><br />地元の人間はなんともないが、パキスタンのアラーは異教徒には厳しいらしい。<br /><br /><br /><br /><br />

    旅日記
    『アフガンのおじいちゃんが説明するパキの食事事情』

    振り返ると非常にカラフルな店の軒先に、非常にカラフルなおじいちゃんが座っていた。
    どうやら、このおじいちゃんが「下痢なのか?」と問いかけてきたらしい。

    おじいちゃんが手招きをして、店先に俺の席を作ってくれた。
    腰掛けると同時に出てくるアフガン茶。
    つまり、既に会話は長期戦の様子を見せていた。

    おじいちゃんは、アフガニスタンから行商に来て、アフガニスタンで戦争が始まったので、そのままこの街に住み着いたらしい。
    海千山千の商売人らしく、どこのガイドブックよりも詳しく生々しいパキスタンの裏事情を説明してくれた。

    インドで雨水を飲んで旅行しても全然平気だったというツワモノ旅行者が、トイレットペーパーを握り締めトイレを探すこの国は、水と油の質が悪いらしい。
    その強烈さは、インドがえりのツーリストさえも打ちのめすほどに!

    揚げ物がほとんどの砂漠の国では、油を使わない料理は数少なく、何を食べてもアウト!
    かくして、ツーリストは必要に迫られ「ラマダン(断食)」を行う。
    イスラム教徒なら水だけで過ごすラマダンだが、ペットボトルに入ったミネラル・ウォーターさえ下剤と同じぐらい質が悪い為に全てを断ち切る総断食だ。

    そして、1日に4度は通うトイレと断食で、身体はみるみる仏陀に近づく。
    (そう、現在の俺みたいに・・・)

    地元の人間はなんともないが、パキスタンのアラーは異教徒には厳しいらしい。




  • 旅日記<br />『パキ脱出!』<br /><br />1995年5月7日、俺はクエッタの駅でイラン行きの列車を待っていた。<br /><br />列車はお約束通りの3時間遅れ!<br />「ここが始発なのに何故?」<br />という疑問は浮かばない。<br />何故なら、ここはパキスタンだから!<br />(インドでも同じ事を言っていた気がする)<br /><br />炎天下にさらされたホームでは、砂混じりの空気の中で様々な人々が行き交っていた。<br />男達のシャルワルカミース・スーツの群れに紛れ、黒や白のチャドルを頭からすっぽりかぶった女性も見える。この息も絶え絶えとなるほどの暑さの中、目の部分さえ布に穴をあけて隠している。<br />まるでスターウォーズに出てくる砂漠の民だ。<br /><br />そう言えば、白人ツーリストが中東で一番多い病気は、「脚気」だと言っていた。<br />皮膚をほとんど隠して一生を過ごす女性達は、太陽から得られるビタミンが極度に不足するらしい。<br />これだけ有り余る日差しがあると言うのに!<br /><br />パキは俺にとって初めての本格的なイスラム国だった。<br />(インドネシアもイスラム国だったけど、あそこは・・)<br />食事事情以外は、パキスタンはよそ者に優しい。<br />「お前はパキスタンの客人だから」と、会ったばかりの見知らぬ人間が交通費、食費のほとんどを代わりに支払ってくれる程に!<br />入国前には、イスラム国の悪い噂をいろいろ聞いたが、これほど実直な人々は久しぶりだった。<br />一体何が評判を落としているのだろう?<br /><br />列車が出発を告げる。<br />イランまでは22時間かかるらしい。<br />イスラム時間はその1.5倍だろう。<br />まぁ、いい、西へ!<br />

    旅日記
    『パキ脱出!』

    1995年5月7日、俺はクエッタの駅でイラン行きの列車を待っていた。

    列車はお約束通りの3時間遅れ!
    「ここが始発なのに何故?」
    という疑問は浮かばない。
    何故なら、ここはパキスタンだから!
    (インドでも同じ事を言っていた気がする)

    炎天下にさらされたホームでは、砂混じりの空気の中で様々な人々が行き交っていた。
    男達のシャルワルカミース・スーツの群れに紛れ、黒や白のチャドルを頭からすっぽりかぶった女性も見える。この息も絶え絶えとなるほどの暑さの中、目の部分さえ布に穴をあけて隠している。
    まるでスターウォーズに出てくる砂漠の民だ。

    そう言えば、白人ツーリストが中東で一番多い病気は、「脚気」だと言っていた。
    皮膚をほとんど隠して一生を過ごす女性達は、太陽から得られるビタミンが極度に不足するらしい。
    これだけ有り余る日差しがあると言うのに!

    パキは俺にとって初めての本格的なイスラム国だった。
    (インドネシアもイスラム国だったけど、あそこは・・)
    食事事情以外は、パキスタンはよそ者に優しい。
    「お前はパキスタンの客人だから」と、会ったばかりの見知らぬ人間が交通費、食費のほとんどを代わりに支払ってくれる程に!
    入国前には、イスラム国の悪い噂をいろいろ聞いたが、これほど実直な人々は久しぶりだった。
    一体何が評判を落としているのだろう?

    列車が出発を告げる。
    イランまでは22時間かかるらしい。
    イスラム時間はその1.5倍だろう。
    まぁ、いい、西へ!

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