モン・ノーブル　Mont Noble 2,654M

2009/07/07 - 2009/07/07

クラン・モンタナからヴァイスホルン方面を眺めると目立つ、というかちょっと邪魔な程の視野を占めている蹄型の山の右端にある山がモン・ノーブルです。
そして左端にはロープウェーが延びているクレ・デュ・ミディの展望台があります。
その麓、アニヴィエの谷の入口にあってシャンドランの反対側のちょっとしたリゾート村ヴェルコラン(Vercorin)が、訪問の４日前にこんなことになっていたことには、全く気が付きませんでした。
http://web-marketing.zako.org/favolite-movie/optical-illusion/village-turned-into-optical-illusion.html
これを目指した訳ではないと思いますが、クレ・デュ・ミディへのゴンドラ・リフトに乗っている際、意外にも、このような場所で同邦と思われる１０人くらいのグループとすれ違い、できる事なら、何処へ出かけたのか尋ねたい気分でした。

さて、この年の予定の中でも期待度が高かった場所で、天気予報もさほど悪くはなかったというのに、残念ながらリフトを降りてみると辺りは霧に包まれていました。
流石に、すぐにはハイキングに出かける気にはなれずに付近をうろついていましたが、前方に二人のハイカーを認め、いとも簡単に歩き始めました。

途中、雲が風に流されて、晴れ間が覗くこともあったのですが、そのタイミングは好ましくはなく、頂上でも期待した景観は得られませんでしたが、歩き始めて１時間ほどのレッシュ川(Reche)源流、レシー谷へ急流となって流れ込む手前の湿地帯、ピショック(Pichioc 2,184M)を本日のハイライトとして満足することにしました。

エリア その他の観光地(スイス)

スタート地点のクレ・デュ・ミディ駅

視界ゼロの合間では、こんな景色でもついシャッターを。

モン・ノーブルは雲の中

トレイルの北側。　こちら側は、スキー場などはなく自然が一杯です。

レシー谷への急流。クレ・デュ・ミディ駅から１時間で到着です。

ピショック湿原

クー峠(Col de Cou)へは約45分の登り。　この途中で３０人位の小学生グループに出会いました。

クー峠に到着。中央奥に目指すモン・ノーブルが見えます。

クー峠より。南にモン・ゴーチエ(Mont Gautier)

クー峠の東。　右端にロック・ドルジバル

モンノーブルの頂上へは、峠から２０分で到着です。

残念ながら視界は開けず、しかも寒いのでじっくり待つこともできずに早々に下山しました。

西のマーズ村を目指して下山。

モン・ノーブルを振り返って

目指すマーズが見えてきました。

南側

正面の集落はエレマンス

人家近くに狐がいました。スイスでもエキノコックスが広がっているとか。

ようやくマーズの村に入りました

マーズ村のモダンなガラス張りの教会内