2010/05/15 - 2010/05/15
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jiuさん
慶長2年(1597年)、豊臣秀吉の命により京都や大阪の宣教師や信者24名が捕らえられ、長崎まで真冬に裸足で1ヶ月も歩かされた挙句(途中2名加わる)、西坂の丘で処刑されました。途中3ヶ所だけ船を利用した部分があります。関門海峡(下関→小倉)、博多湾(志賀島→博多)、そして大村湾(彼杵→時津)です。
東彼杵町(ひがしそのぎちょう)から、時津町(とぎつちょう)、そして西坂まで辿りました。現在は、彼杵から時津へは航路が無いので、長崎空港から時津への高速船を利用しました。
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 JRローカル
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JR彼杵(そのぎ)駅
JR長崎駅から快速を利用して約一時間で到着。
駅舎は2007年築で新しい。 -
そのぎ茶市
新茶の季節に毎年開催されています。
お茶だけでなく、祭りの出店みたいに、いろんなものが売られています。
新茶を買った店で、美味しいお茶の淹れ方を教えてもらいました。
・お湯が熱すぎるのはダメ
・お茶の葉は多めに
・急須を揺すらない
・急須に残らないように注ぎ切る -
江戸時代に長崎街道・彼杵宿の本陣があった場所は、彼杵神社になっています。
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彼杵神社
願い事がたくさんあるのか、長いこと拝んでいたお爺さん。 -
元禄船着場跡
江戸から明治の繁栄も今は昔。 -
二十六聖人乗船場跡
元禄船着場跡から500mほど離れています。
この辺りから三艘の船で時津(とぎつ)まで大村湾を渡りました。 -
大村湾
の〜んびり。(^^) -
そのぎ茶は東彼杵町の特産品。
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お茶を飲むクジラは町営バスのマークです。
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彼杵郵便局
明治4年12月開局。開局が早かったのは、宿場町だったから? -
歴史公園「彼杵の荘」
隣には道の駅「彼杵の荘」もありますが、時間が無くて寄りませんでした。 -
歴史公園「彼杵の荘」 旧岳中(たけなか)家住宅
明治の中ごろに建てられた茅ぶきの民家を移築。 -
旧岳中家住宅 囲炉裏
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旧岳中家住宅 衣装箪笥
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旧岳中家住宅 長火鉢
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歴史公園「彼杵の荘」 ひさご塚古墳
5世紀頃に造られた前方後円墳 -
JR彼杵駅
ホームにお茶の木が並んでいます。
このあとJRで大村駅まで移動後、バスで長崎空港へ。 -
箕島(みしま)大橋を横断中にバスの車窓から撮影。
長崎空港は箕島に建設された、大村湾に浮かぶ海上空港です。 -
空港内で遅めの昼食
1階にある「つばき」というお店で頼んだ五島うどんの地獄炊きセット。 -
船の時間まで空港の展望デッキから飛行機を眺めていたら、展望デッキで手を振っていた子供にパイロットが手を振り返していました。やるな、ANA。(^^)
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長崎空港ターミナルビル
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箕島(みしま)大橋
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羽田からのスカイネットアジア航空の便が到着
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高速船の待合所
時津(とぎつ)までの運賃は1,600円。バスで長崎市内まで800円ですから高いです。 -
出航直後
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高速船の窓は微妙な凹凸があって、写真を撮るのには適していませんでした。
加えて乗船中はちょうど曇ってしまい、もや〜とした感じになっています。 -
乗ってきたオーシャンライナー
時津港に到着してから撮影。 -
日本二十六聖人上陸の地
時津港のすぐ近くにあります。
海岸線が当時より海側になってしまったため、実際の上陸の地はもっと陸側らしい。でも、やっぱり海のそばじゃないとね、、、。 -
そして、4体の恵比寿さま
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時津から西坂までは歩いたり、バスに乗ったり。
写真の奇岩は「継石(つぎいし)」バス停近くにある継石坊主。別名、さばくさらかし岩。 -
打坂(うちさか)地蔵尊
昭和22年に殉職したバスの車掌をたたえて昭和49年に建立されたお地蔵様。
急勾配の打坂を登っていた木炭バスのエンジンが止まってしまい、ブレーキも故障してバスは坂をズルズルと後退。車掌がバスから降りて車輪に石をかませようとしましたが、勢いのついたバスに跳ね飛ばされてしまい、崖が迫ってきました。そこで、車掌がとっさにとった行動は、、、自分の体を車輪の下敷きにして、崖の寸前でバスは止まったそうです。おかげで乗客は無事でしたが、車掌は亡くなりました。
長崎バスのHPで初めて打坂地蔵尊のことを知った時、21歳の車掌がとった行動と勇気に胸を打たれました。 -
西坂(にしざか)公園 二十六聖人記念碑
作者は舟越保武。
記念碑の後ろの建物は、二十六聖人記念館(設計者は今井謙次)です。
どちらも聖列百年を記念して、昭和37年(1962年)に建てられました。 -
二十六聖人記念碑
26人が整然と並んだ記念碑を見ているだけだとピンときませんが、実際は十字架に磔にされ処刑されました。
26人の中に背の低い3人の少年が混じっており、一番手前が最年少12歳のルドビコ茨木。 -
聖フィリッポ教会
二十六聖人記念館とともに今井謙次が設計。
ガウディの影響を受けていることが一目瞭然です。 -
聖フィリッポ教会
塔には陶磁器がたくさん使われています。 -
聖フィリッポ教会
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二十六聖人記念館の側面の壁
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長崎への道
二十六聖人記念碑の裏側もレリーフになっています。これも今井謙次の作品です。
26粒の葡萄からツルが伸びて・・・ -
長崎の十字架につながっています。
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