2010/05 - 2010/05
221位(同エリア482件中)
漣さん
日本から最も近い、サファリ体験のできる世界遺産。といっても野鳥観察が主で動物に出くわすことは稀ですが・・。
登録名のサリアルカは現地の言葉で「黄色い尾根」という意味のカザフスタン中北部の広大なステップ地帯の呼称。実際、黄色みがかった大地が延々と続く。
360度どこを見てもまっすぐに延びる地平線が見える景色に感動しきり。
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サリアルカはカザフスタン北部にあるコルガルジン保護区(首都アスタナより車で2時間)とナウルズム保護区(コスタナイ市より車で3時間)の2カ所の保護区が登録対象となっています。
今回の旅行で訪れたのはアスタナ近郊のコルガルジン保護区。
近郊の村まではバスも出ていますが、保護区までの道のりや保護区内の移動には車が絶対不可欠です。
さらに、保護区内への入域は専門ガイドの同行が不可欠、いない場合は・・。 -
このように入口で止められます。
自分はこのことを知らず、一時愕然としましたが運よく時間の空いていたガイドさんを見つける事が出来入域する事が出来ました。 -
今回の旅行にあたってお世話になったのは、近郊のコルガルジン村に住む野鳥研究家のティムールさんとケンジェさん夫妻。
日本からの旅行者ははじめてだと仰ってました。
カザフスタンをはじめ、各国から来る研究者や学生に部屋を提供していて色々な人が出入りする面白いお宅でした。
ご夫妻は気持ちの良い方々で食事の際おいしいと言ったチェリージュースをお土産にと持たせてくれました。
このご夫妻のご尽力が無ければ保護区への入域が危うく出来なくなるところでした。 -
さて、準備も整ったのでやっとコルガルジン保護区に入ります。
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保護区の入り口脇に設置された世界遺産の碑。
各言語で説明文が記載されています。 -
保護区内は時期になると色とりどりの花で埋め尽くされます。
ちなみに聞いたところ、サリアルカの観光シーズンは4〜5月の春と9〜11月位の秋が最も適しているそうで、それ以外の時期は渡り鳥もいなくなるし冬などは豪雪で道が遮断、6月になると蚊が大量発生(ビデオで見せてもらいましたが想像をはるかに超える量です。日本で言うイナゴの大量発生並みの衝撃映像でした。)となり観光どころではなくなるそうです。
たまたま自分が訪れたゴールデンウイークの時期は完璧に観光シーズンに合致していたようです。 -
また、この辺りはオランダで有名なチューリップの原産地だそうで、辺境のステップ地帯のひび割れた大地にしっかりと根付いたチューリップの逞しさにひとしおの感動を覚えました。
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日中は照り返しがきついですが、晴天と綺麗な雲の散らばり、色とりどりの草花に写真のノリもよく、疲労も忘れて写真を撮りまくりました。
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さて、2日目は朝早くからの観光開始です。
というのも、野鳥観察には朝早くが最も適しているそうで、湖畔で休息している渡り鳥を多く間近で観察することができます。
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今回の旅行で観察できたのはカモメ、ペリカン、フラミンゴ、白鳥などで群れになって湖から湖へと優雅に飛び渡る様は必見です。
写真もたくさん撮ったのですが、いかんせん一眼レフでもない普通のデジカメではこれくらいの写真が精一杯・・。フラミンゴの群れがはるか遠くにポツポツと見える程度です。 -
写真の中心に小さく写っている動物。プレーリードッグの親戚みたいなものでしょうか。保護区全体で数多く見かける事が出来ます。
少し近づくだけで巣穴に潜ってしまうのでこの距離がギリギリのラインです。 -
既にヨーロッパからは観光地として開拓され始めているカザフスタン。その中でもタムガリやホジャ・アフメド・ヤサウィ廟に比べて、ここへ行ったという人にはあまり出会いませんでした。
今のうちにこのマニアックな世界遺産へ訪れておくと言うのもありではないでしょうか。
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