2010/05/16 - 2010/05/16
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ランドネットさん
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シンガポールのクランジ競馬場に行ってきました。
かつてシンガポールはイギリスの植民地だったこともあり、イギリスから持ち込まれた競馬が1840年代からファラーパークで開催され、その後戦争による休止・再開を経て、1999年には新しくオープンしたクランジ競馬場に開催を移転し、現在に至っています。
毎週金曜日と日曜日に競馬が開催され、基本的に金曜日はナイター・日曜日は昼間開催となっていて、マレーシア競馬や香港競馬の場外発売も行われています。
シンガポールは国土が非常に狭く、しかも赤道付近の高温多湿な気候にあるため、馬産は一切行われておらず、競走馬は国外からの輸入に頼っています。2009年には日本産の牝馬ジョリーズシンジュがシンガポールダービーをはじめとした4歳3冠レースを制覇して大きな話題になりました。
毎年5月には国際G1レースのシンガポール航空インターナショナルカップが行われ、世界各地から強豪馬が集まります。この旅行記は、そのシンガポール航空国際カップ開催日の模様です。
【最寄駅】地下鉄南北線クランジ駅より歩いてすぐ
【入場料】ローアースタンド3ドル(エアコンなし)、アッパースタンド7ドル(エアコンあり)、外国人用ハイビスカスルーム20ドル
【コース】芝コース1周2000m・直線500m、オールウェザー1周1500m・直線350m
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クランジ競馬場の入場門です。
横に入場券売り場があり、エアコンなしのフロアが3ドル、エアコン付きのフロアが7ドル、外国人向けフロア(要パスポート)が20ドルになっています。シンガポールは1年中蒸し暑いので、エアコン付きフロアを強くオススメします。 -
入場門を通ってしばらく進むと、まず右手にパドックが見えてきます。雨が多いので屋根付きです。
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クランジ競馬場のパドックには椅子がなく、収容人数は多めで見やすい構造になっています。
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日中は気温が30度を超え、湿度もかなり高いので、さすがに馬も暑そうです。
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スタンド。外に出てくるお客さんはそう多くありません。
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パドックから本馬場への、馬の入場通路がスタンドを貫通しているため、1階スタンドが分断されていて、向こう側へ行くには2階に上がる必要があって不便です。
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その通路の横にはウイナーズサークル兼検量所があります。後検量のハカリもここにあるので、レースが確定するまでの時間も短いのが特徴です。
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コースの方が高い位置にあるので、ラチ沿いに立つと、こんな感じでコースが全然見えません。スタンドの外に出ているお客さんが少ないのはこれが理由です。なんでこんな構造にしたんでしょうね。
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馬車が展示されています。
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アッパースタンドへのゲートです。入場券のバーコード部分を読み込ませるとゲートが開きます。パドックを見に行く時など、アッパースタンドから出る時もゲートにバーコードを読み込ませる仕組みになっているため、入場券はなくさないよう注意が必要です。
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スタンド内の馬券売り場。中には単勝・複勝専用窓口もあります。ちなみにシンガポール競馬は、単勝・複勝の発売シェアが過半数を占めています。
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自動発売機もあります。プリペイド式になっているようで、ここで馬券を買っている人はあまり多くありません。
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シンガポールの競馬新聞です。左が4ドル、右が香港競馬の出馬表もあって5ドルです。いずれもB5サイズの冊子状になっています。
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中を見ると、あまり予想紙っぽい内容ではなく、どちらかというとレーシングプログラムに近いです。日本のような予想印はなく、推奨馬の名前が各レース4頭ずつ挙げられているだけの、シンプルな内容になっています。
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マークカードと馬券。
単勝・複勝用のカードと、連勝用カードの2種類があります。単勝・複勝は5ドル単位、連勝は2ドル単位で、その購入単位の何倍買うかをマークする方式になっています。例えば単勝の場合は5ドル・10ドル・15ドル・・・と必ず5の倍数で買う必要があり、7ドルなどの端数では購入できません。
馬券はレシート状になっていて、的中した場合は発売窓口に持って行けば払い戻してもらえます。ちなみに的中券も返却されるので、収支管理が楽にできます。 -
スタンドからゴール板方向を眺めたところ。シンガポール競馬はナイター開催が中心なので、コース沿いには照明灯が並んでいます。
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スタンドから向正面を眺めたところ。横長の大型ビジョンがあります。オッズやパドックの模様が表示されます。
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スタンドから3コーナー方向を眺めたところ。この競馬場があるクランジは、マレーシアとの国境に近く、ちょっとローカルな雰囲気が漂っています。
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場内には数カ所フードコートがあり、食べるものには事欠きません。
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シンガポール名物のチキンライスもあります(3.2ドル)。
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こちらはラクサ(3.5ドル)。ココナッツミルクは入っておらず、かなりアッサリした味です。
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フードコートだけでなく、場内には売店もあちこちにあります。
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アッパークラスのスタンド内。この日は国際G1の開催日にも関わらず、そう酷い混雑ではなく、探せば席も空いていました。
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完全に日が傾き、照明も点灯してナイター競馬の雰囲気になってきました。ただ残念ながら雨も降り始めました。
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かなり照明は強力で、コース上が明るく照らし出されています。
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もちろんパドックにもナイター用の照明があります。
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スタンドです。雨が降っていますが、クランジ駅までの通路には屋根があるので、傘が無くても大丈夫です。
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1200m戦がスタートするので見てみます。向正面の中ほどがスタート地点になっています。
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スタートしましたが、コースが低い位置にあるので肉眼ではレースの模様がよく見えません。
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内回りコースの3〜4コーナーにかけてが一番低い位置にあるため、場内のモニタに頼らざるを得ません。
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直線に向きました。内回りコースでも直線は400mあります。ハロン棒の数字が大きく、あとどれくらい距離があるのか見やすい作りになっています。
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直線は長いですが、逃げ馬が残ることもあり、後方からの追い込みが決まることもあり、脚質的な有利不利は特にないようです。
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この日は国際レース開催日で、世界各国から様々なジョッキーが騎乗していたため、迫力ある追い比べが繰り広げられました。
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このレースは完全に8番の馬が抜け出しました。
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2番手に付けていた8番の馬が、逃げ馬を交わして1着でゴールインです。
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ゴール前にあるウイナーズサークルで優勝記念撮影が行われています。
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シンガポール航空国際カップのパドックです。このレースには日本から2頭がエントリーしています。まずはシャドウゲイトと田中勝春騎手です。3年前のこのレースを制していますが、その後の成績が今ひとつのせいかあまり人気がありません。ただ、湿った馬場は得意なので、雨が降ったのはこの馬にとって好材料かもしれません。
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こちらはヤマニンキングリーと柴山雄一騎手です。G1レース勝ちはありませんが、昨夏の札幌記念(G2)でブエナビスタを下して優勝した星が光ります。今回は同じ2000mの舞台なので、展開が向けば一発もありそうです。
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レースは、南アフリカのリザーズディザイア号が優勝し、差のない2着にフランスのグロリアデカンペオンが入りました。勝ち馬は今年のドバイワールドカップ(世界最高賞金額のレース)で2着でしたし、2着馬はそのドバイワールドカップ優勝馬なので、非常にレベルの高い馬同士の決着になりました。
日本のシャドウゲイトは、スタート直前にゲートから飛び出して、その際に脚をちょっと負傷して競走除外になってしまいました。
ヤマニンキングリーはレース中に鼻出血を発症し、大差の最下位に敗れています。 -
優勝したリザーズディザイア号に騎乗していたシーア騎手がガッツポーズをしながらウイナーズサークルに引き上げてきました。1着賞金は171万シンガポールドル(約1億2000万)です。
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本来なら馬場で表彰式が行われるのですが、この日はまとまった雨が降っていたため、ウイナーズサークルでの記念撮影後は人馬とも引き上げてしまいました。
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クランジ競馬場を後にします。ちょうど雨も上がっていました。また別の機会に外国人向けのハイビスカスルームで観戦したいと思います。
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