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JICモスクワ通信Vol.20 モスクワ州の小さな町コロムナ

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2010/03 - 2010/03

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JIC旅行センター

JIC旅行センターさん

 先週、友達と一緒にコロムナという町に行ってきました。コロムナというのは、モスクワ州にあり、モスクワから100キロ程度離れたところにあります。人口は15万人ぐらいで小規模な町ですが、モスクワと同じように12世紀ごろに創立されたそうです。コロムナに行く観光客はそんなに多くないですが、町の名前はかなり有名です。

 まず、コロムナという言葉の由来について話をします。誰もはっきりと分からないのですが、コロムナはモスクワ川に支流のオカ川が合流する地点にあります。大昔、現在モスクワ州と呼ばれる地方には、フィン・ウゴル語派の部族が住んでいたため、多くの名前の由来はフィン語です。オカ川もそうです。

現在のフィンランド語ではjoki(ヨキ)といいますが、「オカ」は「川」という意味です。コロムナの辺りでは、オカ川の形はジグザグになるため、人々は「オカ・ロムナ」(=オカ川は折られているという意味)と呼び、町の名前が「コロムナ」になったという伝説があります。ちなみにモスクワには「カローメンスコエ」という有名な公園がありますが、昔は「コロムナへの道にある」村の名前でした。

 コロムナには、モスクワと同じようにクレムリンがあります。モスクワクレムリンの30年後に建設され、規模は小さいですが、とてもきれいなお城です。建設者がイタリア人だったので、イタリア建築に少し似ています。コロムナはモスクワの南東方向に位置しているため、タタール人などの侵略者がモスクワへ入る際には、その足掛かりとしていつもこの町に寄っていたそうです。

 今回皆さんにご紹介したいのは、コロムナのパスチラです。パスチラとは、果物と砂糖で作られた伝統的なお菓子です。19世紀はじめの話になりますが、ちょうど西ヨーロッパでゼフィールというお菓子が現れたころ、ロシアでも独特なお菓子をつくろう、ということでパスチラが誕生しました。生産地はコロムナを含めて3箇所ありました。

現在、コロムナにはパスチラ博物館があります。ロシアの伝統的な農民の家の中です。そこでパスチラの歴史について説明を聞き、紅茶を飲みながら、7種類のパスチラを味わう体験もできます。100年前の時代の服装をしたロシアのおばあちゃんが2、3人いて、とても親切に説明をしてくれます。もちろん、パスチラは普通に売られていますので、持ち帰りもできます。ぜひ体験してみてください!

http://www.jic-web.co.jp/mow/index.html#letter

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