1997/04/03 - 1997/04/11
1466位(同エリア2211件中)
北風さん
カナダと言えば、カナディアン・ロッキーの「ゴールデン・ルート」が定番の観光ルートらしかった。
しかし、季節は3月、ロッキー山脈が緑に包まれるのはもう少し先になる。つまり、スキーに興味がない場合、ロッキーは速攻で越えるべき山に過ぎなかった。
次の目的地は、この大陸の反対側にある「ナイアガラ・フォールズ」。
バンクーバーからの大陸横断バスの旅が始まった。
(否応もなく)
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス
-
< VANCOUVER(バンクーバー)>
1997年4月3日、バンクーバー到着!
道路から雪が消えた!
そのかわり、俺と同じ黄色人種がうじゃうじゃ溢れてきた。
本当にこの街は中華系の移民が多い。
そういえば、この街の景色は香港と似てないか? -
バンクーバー発祥の地といわれる「ガスタウン」。
その石畳にある蒸気時計は、俺と同じ白い水蒸気を頭から吐いていた。 -
スタンレーパークは、ただのだだっ広い公園だった。
たぶんツアーの観光客ならば、この公園でも異国情緒を味わえるのかもしれないが、もはやトラベルジャンキーとなってしまった人間にはトーテムポールしか見るものは無かった。
残念! -
旅日記
『チャイナ・タウン』
安宿から歩いて15分の所に、それは位置していた。
カナダと言えば、やはり人種的にも文明的にも白人がメインというイメージがあったのだが、そこはまるで別世界。
道一つ隔てて、看板が全て漢字に変わっていた。
薄暗い室内には豚や鶏などが無造作に吊り下げられ辺りはハエが舞う。
道端に溢れてくる売人、売春婦、オカマ、ゴミ、この混沌とした世界はどう見ても香港だ。
現在も後を絶たない中華系の移民が集まる街、バンクーバー。
このチャイナタウンは、密やかにしかし確実にその勢力範囲を広げていっている。 -
<BANFF(バンフ)>
カナダと言えば、「バンフ」というぐらい観光客には有名な街らしい。
雪を頂く山の麓に清潔でモダンな街並みが広がっていた。 -
それにしてもここは観光客だらけだ。
しかも、何だろう?この日本人の多さは?
ワーキングホリディできている日本人の若者もわんさか溜まっているのか? -
春の陽射しにMt.ランドルの山頂からは、雪が蒸発して雲へと変わる。
-
バンフのシンボル、Mt.カスケードが、春風が舞い上げる粉雪の中に姿をのぞかせた。
-
ロッキー山脈の2大国立公園を結ぶ、バンフからジャスパーへのルートは、カナディアン・ロッキーの「ゴールデンルート」らしかった。
「どうせジャスパーに行くなら」と、ツアーに参加する事にしたのだが・・・ -
ロッキー山中は、さすがに滝が凍るほどの寒さだった。
-
いきなり、バスの前に山羊が飛び出した!
急ブレーキのかん高い音が谷間にこだまする!
あやうく、ロッキーに骨をうずめるとこだ。 -
夏のレイク・ルイーズは、息を呑むほどの絶景らしい。
冬のレイク・ルイーズは、息が白くなりっぱなしの寒さで凍っていた。
どこからが湖? -
バスガイドが、「手前に広がるのが大氷原で、奥にそびえるのがコロンビア氷河です」と説明する。
他のツアー客のけげんな顔を見る限り、どこからが氷河なのかわからないのは俺だけじゃないらしい。 -
ジャスパーは、バンフに比べればかなりの田舎だった。
もしかしたら、ホワイトホースに匹敵するかもしれない。 -
-
旅日記
『ここで、オーロラ?』
何て事だ!
これを見るために、わざわざアラスカくんだりまで足を運んだのに!
ウィニペグのドライブ・インで見上げた空に、アラスカまで行かないとなかなか見れないと言われたオーロラが踊っていた。
渦を巻く光のカーテンに、あんぐりと口を開けて見とれていると、同じバスに乗っているおばちゃんが、「あら、明日は晴れそうね」と、まるで天気予報でも見るようにつぶやいた。
おばちゃん、オーロラなんだぞこれは!
そんなに軽く受け止めないでくれ! -
旅日記
『バスで過ごした時間』
フェア・バンクスを旅立ったのは、確か3月30日だったと思う。
今日は4月12日、既に2週間が過ぎようとしている。
週に3日しか来ないバスを待ってホワイト・ホースで2泊、香港そっくりのバンクーバーで2泊、ロッキー山脈の観光地バンフで2泊、移動、移動の疲れでサカストーンなる田舎町で1泊寝込んでしまったが、かなりの急ぎ足で旅が進んでいる。
その中で驚くべき事があった。
結局2週間で、ベッドで寝たのは7日だけ!
あとの1週間は・・・「バスの中」だった。
180時間バスの中にいたのか、俺は!
背骨はバスのシートに合わせて進化して、尻は硬いクッションに順応した。
思い出に残る光景は、白銀のアラスカン・ハイウェイ、雪が消えたバンクーバーの道、オーロラと出会ったウィニペグのドライブ・イン、地平線まで続く雪原に沈む夕陽を見たサドバリー、よく考えれば、どれもバスの窓から見たものだ。
乗り継ぎ、乗り継ぎの繰り返しで、両替する暇もなく、この2日間パンと水だけで節約している。
手元にはあと9セント、いかん、このままではバスの中で餓死してしまう。
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