1962/03/09 - 1962/03/09
72位(同エリア100件中)
ソフィさん
1962年3月9日(木)
ライン河の支流であるモーゼル河を、南へ下る。
ロレーヌ、ヴォージュの落着いた山地の景色を愛でながら・・・。
もちろんその途中で線路構造物を見ることも、大切な任務である。
この辺り、フランスに併合されてから、まだ200年も経っていない土地柄だ。
ドイツ語を話す人も、少なくないという。
フランスとドイツが争っている間、村人の間にはどのような空気が流れたのだろうか。
料理では、キッシュ・ロレーヌが、名高い。
途中リュップと言う、小さな村で食事をする。
レストランの落着いた雰囲気が、フランスの山村を思わせる、独特の雰囲気を醸し出している。
ムンスター、あるいはムンスター・ジェロメと呼ばれるチーズは、この地域の特産らしい。
軟らかくて、香りの個性がしっかりしている。
このような新しい味と出会うことのできるのが、フランスの田舎を旅する良さの一つだ。
チーズを勧めるとき、多種多様のものをくれようとするのは、フランスの田舎のもてなしのようだ。
このころは、もうお腹が満ちているので「少しだけ(アン プティ プー シルヴプレ)」と言うが、それ位でへこむようなギャルソンではない。
皿いっぱいのチーズを、満腹のお腹にこれでもかこれでもかと押し込むので、食後しばらくは動くのが苦しい。
いつものように、食事の時間はたっぷりとる。
ナンシーから150キロほど進んだところで引き返し、ナンシーを18時発の列車でパリに戻る。
今回の旅は、ドイツとの境界に近く、東西南北の交通路に恵まれ、山が深いと同時にローマ時代からの文明の往来を感じる地域だった。
今までの私にとって全く知らない土地であり、フランスの懐の深さを感じる旅だった。
ベッドの入ったのは23時を過ぎていたが、一日の思い出を辿っている間に、いつの間にか熟睡に入っていた。
写真は「ソフィーさんのマイページ」(訪問54カ国、文章1,590件 写真6,770枚)
http://4travel.jp/traveler/katase/
スイスの写真が美しい「片瀬貴文さんのマイページ」(文章625件 写真2,400枚)
http://4travel.jp/traveler/takafumi/
ブログの作成日順に並んでいる「片瀬貴文の記録」(文章1,650件)
http://blog.alc.co.jp/d/2001114
(片瀬貴文)
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