2007/09 - 2007/09
7位(同エリア25件中)
あつるさん
今日も私たちは北へ北へと進み続ける。
途中ローマ帝国の遺跡スベイトラとマグレブの古都ケロアンを観光し、遂に旅の出発地点チュニスに戻る。
PR
-
広大な敷地に広がるスペイトラは静寂に包まれていた。人っ子一人居ない廃墟。草木も生えていない荒涼とした土地で色が無い。
神殿や劇場、聖堂などが美しく静かに佇んでいる。 -
どこをどう切り取っても美しく画になる。
地図を片手に歩き回ったが看板等一切ないので自分が劇場を観ているんだか神殿を観ているんだかさっぱり分からなくなってきた。
どれも素敵だし、まぁいいか・・・。 -
アフリカの太陽がじりじりと照りつけるのでそう長くは歩けなそうだ。一昨日ドゥーズのメディナを探して迷って学んだ教訓だ。「炎天下に歩き回るのはイギリス人だけ」という諺もあることだし、ほどほどにして車に帰るべし!
本当に素敵な遺跡で名残惜しいが、引き際が肝心だ。 -
そもそも地図も説明もアラビア語とフランス語。
英語がないんだよ。とほほ。 -
さて次に訪れたのはケロアンのグランドモスク。時間のせいだろうか、ここにも人影はない。ひっそりとしてミステリアスな雰囲気だ。
-
モスクの内部にはイスラム教徒でないと入れない。
物ほしそうに柵から身を乗り出して中を観ていたら、男の子が寄ってきた。カメラを渡せば写真を撮ってあげる、と言う。
カメラ盗まれはしないかしら?と思ったが無邪気な彼の笑顔に、カメラを渡した。彼は歩き回り10枚ほど撮ってカメラを返してくれた。
この写真は彼が撮ってくれたもの。 -
そして柱とタイルが印象的なシディ・サバブ霊廟。霊廟って言ってもかなり広い。そして午後になったせいか、ちらほら人が出てきた。
-
ヘナタトゥーを発見すると必ずやらねば気が収まらない私。今回も例外ではない。
回廊に居たタトゥー師のおばさんは私と目が合った瞬間、私の手を取った。私が止めないとさっさと黒いインクで模様を描いていく。
染料はどうやらヘナではなく良く出回っている偽物ヘナのチープなインクの様。 -
パターンも普通のこの地方のとはちょっと雰囲気が違う。あまり女性的でなく、直線が多い。
ヘナの欲求は満たされたし、まぁいいや・・・。
ポケットにあった小銭をぽろぽろとおばさんに渡した。 -
世界文化遺産ケロアンのメディナに着いたのは、午後の一番熱い時間。頼れるのは地球の歩き方の小さな地図だけ。本当に頼れるのか?!
-
頼れるかどうかはすぐに判明した。メディナのゲートをくぐった5分後にはすでに迷っていたのだ。といっても、私たちのことだ、地図がどんなに親切でも絶対に迷っていただろう。
-
メディナの中は噂以上の迷路。
私たちの目指すはラクダが水を汲み上げる聖なる井戸ビルバルータ。しかしいくら歩いてもそれらしい建物は見当たらない。観光客らしき人も一人としていない。 -
どのくらい迷っただろうか、実は私たちは井戸の建物の目の前を行ったり来たりしていたことに気づく。井戸は細長い建物の二階にある。二階に続く階段の横につつしまやかにビルバルータとサインがあった。
もうちょっと分かりやすく書いておくれよ。
このラクダちゃんが汲んでくれた水を飲むと幸運が訪れるという言い伝えだ。コップ一杯ごちそうになる。 -
この日の締めくくりは、Le Pirateというシディブサイド近くのヨット・ハーバー近くにあるレストラン。
シーフードがメインのコース料理を食べました。ウエイターもフレンドリーで楽しいひと時を過ごした。
今日もタフな一日だった。どうやら「迷う」と言うことがこの旅のキーワードに違いない。明日はチュニスのメディアで迷うに違いない・・・。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
チュニジアで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
チュニジア最安
717円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
0
14