2010/04/17 - 2010/04/18
39620位(同エリア46628件中)
香桑さん
AUBE 2010 新世界 -Neo Universe-
宿泊:京都タワーホテルアネックス
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 新幹線
-
【写真は三十三間堂】
心身ともに不調のためにやめようかと思ったこともありました。人に会うのがしんどいなぁ、と思いもしました。でも、多分、こういうときは行っちゃったほうが元気になるんです。自分の予定を我慢して仕事をしていたら、ますますつらくなるに決まっているのですから。
というわけで、どったんばったんと忙しくしている職場を、ひとり定時(より前)にあがらせてもらい、博多駅に移動。予約とおりの14時ののぞみに乗ることができました。今回は飛行機じゃなくて、久しぶりの新幹線の移動です。
サンドイッチを食べて、しばらくすると、急に眠気に襲われました。電車の振動も心地よいし、仕事を離れただけで、なんだか気が緩んだみたい。逆らえずに、うとうとしながら揺られていました。
岡山辺りの桜が一番綺麗だったかな。新大阪を過ぎると以前住んでいたあたりを探すのがクセになっていましたが、もうずいぶんと時間が経ったせいか、もはや懐かしくないことに気づきました。
学生の頃、東京に住んでいて、福岡に帰省するたびに京都に立ち寄ることが楽しみでした。京都タワーと東寺を見るたびに、帰ってきたーっという感じがしていたものでした。その懐かしさが、もう過去のものになってしまったのだなぁ、と感慨深く思いました。
京都について、京都駅について、はたと立ち止まりました。えーっと、北はどっちだ? 京都駅には京都についての案内所がいくつかありますが、なによりまずは京都駅の案内所がほしいぞ。そう思う私は、やっぱり京都の人間ではなくなったんだなぁ。 -
【写真は三十三間堂】
ホテルは京都駅から徒歩数分のところにある京都タワーホテルアネックス。選んだ基準はJRのパックで一番安かったという点。申し込んだのが遅くて、めぼしいホテルは既に埋まっており、とにかく安さと、それと交通の便で選びました。
最上階の部屋は、天上が少し斜めに切れており、なんだか屋根裏部屋っぽいのが楽しい。小ぢんまりとして、決して新しくはないビジネスホテル。排水溝がやや臭う、ベッドのスプリングがいまいちでも、スタッフは感じがよいからいいことにします。
荷物を置いたらすぐに、某タクシー会社に電話して配車をお願いしました。10分経過し、目の前をその会社の空車が通り過ぎるも、通り過ぎたまんま。15分経過して、再び電話してみるも、折り返しの連絡をすると言ったまましてこない。これじゃ、開演に間に合わないやないかーっ!!
腹が立ってきたので通りがかりの別の会社のタクシーに乗せてもらい、前の会社にはお断りの電話。それを聞いていた運転手さんが、一くさり、当該会社への悪口を言いつつも飛ばしてくれました。京都会館の前に着いた時には18時を回っていましたが、無事に開演には間に合いました。
終演後に5人で夜の部。行ったのは四条木屋町にある「幕末維新館」という新しいお店。
月桂冠の月の桂というにごり酒が美味でした。桃の滴という純米大吟醸も美味でしたが、マッコリに慣れたせいか、にごり酒が美味しく感じました。お酒が美味しいのは、一緒に飲む人たちのおかげです。
お豆腐料理など京都っぽい気分を味わえるメニューと、薩長土肥にちなんだ産地のメニューから構成されている、和食系居酒屋さん。
河原町から烏丸まで歩く四条通りの景色に学生時代を思い出しました。ホルモーーッと叫んだりはしていなかったけれど、いい時間を過ごしたのだと今なら思える。こういう思い出にふけるところが歳だよなぁ。 -
【写真は三十三間堂、夜泣きの井戸から】
ここから文章は二日目です。
微妙に二日酔いになりながら起床。ホテルのバイキングもがっつく体力がなく、でも、チケットがもったいないので、ジュースとサラダだけはいただきました。
友人から御室仁和寺の桜と昼食に誘ってもらっていましたが、チェックアウトを済ませてから、当初の予定通り、京都国立博物館を目指しました。ぽってらぽってらと七条通りを東に歩きます。途中、京都駅のロッカーに荷物を預ければよかったのですが、6月の旅行に向けて体力を作らなくては!と妙な気合で歩いてしまいました。
追い抜くバスはどれも満配で嫌な予感はしていましたが、京博入り口には待ち時間「110分」の掲示。ほとんど2時間じゃないですか。10時から2時間待ちで入ったとしても、14:50の新幹線に間に合うように戻らなくてはいけないわけで……。
やーめた。長谷川等伯にはごめんなさいということで、お向かいの三十三間堂に行き先を変更。この中で荷物をロッカーに入れて、ゆっくりと楽しみました。 -
【写真は三十三間堂の名残の桜、内側から塀に向けて】
みうらじゅんさんの影響もあり、前面に並んだ二十八部衆が、居並ぶ千手観音のSPに見えてきます。ステージの上には大合唱団がいて、その前にスタッフが警備に並んでいるような光景。もちろん、ソリストはメインの大きな千手観音の坐像です。この想像は楽しい。
外国の人も多くて、その人たちの驚く様子を見るのも楽しい。フランス語や中国語が聞こえてきました。
でも、楽しいばかりではなくて、中央の千手観音像の前に立った時、なんだか涙が出てきたのです。人の祈る力を感じると同時に、どれほど自分が支えられたいと願っていたが、気づいてしまったような気がします。許されたいというのは違うかもしれない。違いますね。既にもう救われているのだと教えてくれるのが、千手観音の姿ではないか。今、振り返ると薄っぺらい、嘘っぽい言葉になりますが、そんな度量の広さを感じたのです。博物館で仏像と出会うのとは違い、宗教の本来の力を感じた気がします。
外の庭を歩く時、iPodのスイッチを入れました。あまり人の言葉を聞きたくなくて、音楽で耳をふさぐと、見える景色が余計に非現実めいた気がしました。それも、聞いていたのが般若心経だから尚更。
三十三間堂を出てから、迷いましたが智借院にも足を伸ばしました。と言っても、そこの庭を歩いていただけで、帰ってしまいました。多分、三十三間堂だけでお腹いっぱいになったんです。 -
【写真は三十三間堂の庭にて、黄色と白の山吹が並んで咲いていました】
現実に自分のお腹もいっぱいにしなくては、ということで、すぐちかくのハイアットへ。
智借院に行くまではすいていたのですが、ちょうど昼時になってしまい、地上階のレストランは既に満席。
地下にある和食のお店「東山」なら、まだ空席があると聞き、そこに入りました。
頼んだのは湯豆腐御膳、美味。
ポン酢も香りがよいですし、煮物のおだしも品が良い。ご飯が、桜とおじゃこのおこわで、それだけでも春らしくておしゃれでした。
こんなに美味しいものばかり食べていたら、後が怖い。怖いけど、美味しい。スタッフもとてもとても感じがよい。とっても幸せ。
京都駅でお土産をいろいろ買っての帰り道。車内では再び眠ってしまいました。充電の旅にふさわしく。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
5