2009/09/13 - 2009/09/13
11位(同エリア37件中)
ベームさん
9月13日、旅行11日目。レーゲンスブルクからパッサウ経由ミュンヘンへ。
パッサウはオーストリアとの国境の町で、ドナウ、イン、イルツの3つの川がここで合流し大河ドナウとなります。
紀元200年頃ローマ軍団の砦が築かれており、739年には司教区が置かれ、1217年にはパッサウの司教は領主(司教領主)となります。
川の水運を利用した商業で栄え中世ドイツ叙事詩「ニーベルンゲンの歌」に”あるころパッサウにひとりの司祭がいた”という歌いだしでパッサウの繁栄が語られているほどです。
ナポレオンはここまで攻め入って、要害の地パッサウをその支配下に治めた事もあります。
1854年、当時16歳のバイエルン公女エリザベート(シシー)はオーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ1世との結婚の為ウイーンに向けここからドナウ川を下って行きました。
フランクフルトからスタートしてようやくパッサウまでやって来ました。あとは最終地ミュンヘンですがミュンヘンは大都会で簡単にはご紹介しきれませんのでまたの機会にしようと思います。旅行記をごらん頂いた皆様、有難うございました。
写真はパッサウのニーダーハウス要塞とドナウ川の遊覧船。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
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レーゲンスブルク発10時51分のRE地域間急行列車でパッサウ着12時10分、1時間20分の旅程。がらがらの2等車。
パッサウ駅の少し手前でドナウ川が左手に寄り添ってくる。 -
パッサウHbf。
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パッサウ中央駅。町の中心部までは歩いて10分ほど。荷物はコインロッカーに預ける。
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駅から大聖堂に行く途中にある聖パウル教会。
パッサウも教会の多い町。 -
町のシンボル聖シュテファン大聖堂。
当初1407年の建立。1662年の火災で破壊され、1668年再建。ウイーンのシュテファン教会より格が上という。 -
パッサウ大聖堂。
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ヨーゼフ・マキシミリアン1世像とドーム聖シュテファン大聖堂。
ヨーゼフ・マキシミリアン:1756~1825年。バイエルン選帝侯、のち初代バイエルン国王。ルートヴィヒ2世の曽祖父。ミュンヘンのバイエルン州立歌劇場前に建つ像と同じ人物で、国民に敬愛されていたらしい。 -
聖シュテファン大聖堂。
中は華麗な装飾で彩られている。 -
聖シュテファン大聖堂。
主祭壇。 -
聖シュテファン大聖堂。
側廊の祭壇。 -
聖シュテファン大聖堂。
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聖シュテファン大聖堂。
身廊の天井。 -
聖シュテファン大聖堂。
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パッサウ:聖シュテファン大聖堂。
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聖シュテファン大聖堂。
世界最大のパイプオルガン。17,000本のパイプ、ケーブルの総延長20km。 -
聖シュテファン大聖堂。
世界最大のパイプオルガンだそうです。 -
聖シュテファン大聖堂。
説教壇。 -
聖シュテファン大聖堂。
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パッサウ:聖シュテファン大聖堂。
後陣側。ここも修復中。 -
レジデンツ広場と聖シュテファン大聖堂。
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新司教館。
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パッサウ:市庁舎。
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パッサウの街並み。
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奥に聖ミヒャエル教会。
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聖ミヒャエル教会。
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聖ミヒャエル教会。
淡いピンク色が美しい。 -
聖ミヒャエル教会内陣。
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聖ミヒャエル教会。
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聖ミヒャエル教会。
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ニーデルンブルク修道院。
昔9世紀頃の女子修道院。 -
ニーデルンブルク修道院。
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ニーデルンブルク修道院。
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ニーデルンブルク修道院。
740年頃設立。 -
ニーデルンブルク修道院。
修道院付属教会らしく簡素。 -
ニーデルンブルク修道院の天井の古いフレスコ画。
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ニーデルンブルク修道院。
1060年頃の修道院長ギーゼラ。 -
ニーデルンブルク修道院。
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ニーデルンブルク修道院。
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ニーデルンブルク修道院。
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パッサウ:ニーデルンブルク修道院。
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ドナウ川の高台にそびえるオーバーハウス要塞。
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オーバーハウス要塞。
大聖堂のある中洲の対岸、小高い所に建つ。 -
オーバーハウス要塞。
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丘の上にオーバーハウス要塞、手前ニーダーハウス要塞、川はドナウ川。
要塞は1219年頃パッサウの大司教がパッサウ市民を抑える為築いた。
下の要塞の右の橋の下を潜ってイルツ川がドナウ川に注いでいる。 -
ニーダーハウス要塞。
右の建物の右からイルツ川が流れ込んでいる。 -
ドナウ川。
パッサウ旧市街はドナウ川とイン川に挟まれている。 -
旧市街地の北を流れる合流前のドナウ川。
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ドナウ川の川べりのテラスで一休み。
グラスに1618年以来とある。 -
市街地の南を流れるイン川。
川幅はドナウより広い。 -
パッサウ:三川合流点の標識。
右下に小さく北のバヴァリヤ地方から流れてきたイルツ川、真中がシュヴァルツヴァルトより西から流れてきたドナウ川、左がオーストリア・アルプスに源を発しインスブルックを経て南から流れてきたイン川。
ここから本当の”大河”ドナウとなってはるばる黒海まで流れていく。
中の島みたいなのが大聖堂のある旧市街地。 -
パッサウ:三川合流点。
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パッサウ:三川合流点。
右からイン川。 -
パッサウ:三川合流点。
左からドナウ川。イルツ川は少し手前で左からドナウに注ぐ。
三つの川は、それぞれ色が違うらしいが、良く分からなかった。 -
パッサウ:三川合流後の大河ドナウ。
プリンセス・シシー(エリザベート)はここから船でウイーンへ旅立ったのだろう(1854年)。映画「シシー」でロミー・シュナイダー扮するシシーがウイーン目指しドナウ川を船で下るシーンが描かれている。
ふと時計を見ると予定している列車の発車時刻が迫っている。 -
パッサウからミュンヘンへ。
半分走りながら駅に戻る。1本乗り遅れると2時間ほど待たなければならない。ホームに駆け上がったら列車はまさに発車するところ。ドアのボタンをおしてももう開かない。すると丁度中にいた人が何か操作してドアが開いた。早く!、と手招きする。有難う/ダンケ・シェーン!。14:21発RE。
パッサウからミュンヘンへの車窓で、ギヨッ、原発かな。 -
パッサウからミュンヘンへ。
ランツフート駅。 -
パッサウからミュンヘンへ。
ミュンヘンに近づくとミュンヘン空港から飛び立つ飛行機が時折見える。飛行機を写したつもりが写ってない。 -
フライジンク駅。
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最後の宿泊地ミュンヘンHbfに到着。
パッサウ発RE14:21、ミュンヘン着16:36。
ミュンヘンは一泊しかしていなく余り写真もないので端折ります。翌日9月14日、15時40分発のルフトハンザで無事帰国の途に就きました。 -
記念に持って帰ったコースター。
左上:ミュンヘン・ホーフブロイハウス。
左下:バンベルク・シュレンケルラ。
右上:ニュルンベルク・ブラートヴルスト・レースライン。
右下:レーゲンスブルク:歴史的ソーセージ屋。
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この旅行記へのコメント (6)
-
- ねずみんさん 2011/09/01 21:53:29
- 素敵な旅行記です
- はじめまして。
教会の写真が美しいですね。
ゆっくり街歩きした様子、読み応えあります。
私も今年2011年の夏にパッサウを訪ねました。
暑いくらいの日差しのなか
ドナウとイン、二つの川沿いを散歩しました。
私もパッサウの旅行記いま製作中です。
そのうちよかったら覗いてみてくださいね。
- ベームさん からの返信 2011/09/02 10:52:01
- RE: 素敵な旅行記です
- ねずみんさん、
はじめまして、書き込みと投票有難うございました。
ねずみんさんの南ドイツシリーズ、とても面白いです。ガルミッシュ・パルテンキルヘン、オーバーアマガウ、エッタール修道院、ミッテンヴァルトなどどちらかと言うとマイナーな所にも足を延ばしておられますね。私も行ったことがあるので興味く拝見しました。南ドイツ・バイエルン地方はドイツでも一番好きな所です。
パッサウは綺麗な町でしたね。ドナウ川沿いのテラスで飲んだビールが美味しかったのを思い出します。もう少しゆっくりしたかった町です。ねずみんさんのアップを楽しみにしています。
ベーム
- ベームさん からの返信 2011/09/02 10:53:24
- RE: 素敵な旅行記です
- ねずみんさん、
はじめまして、書き込みと投票有難うございました。
ねずみんさんの南ドイツシリーズ、とても面白いです。ガルミッシュ・パルテンキルヘン、オーバーアマガウ、エッタール修道院、ミッテンヴァルトなどどちらかと言うとマイナーな所にも足を延ばしておられますね。私も行ったことがあるので興味く拝見しました。南ドイツ・バイエルン地方はドイツでも一番好きな所です。
パッサウは綺麗な町でしたね。ドナウ川沿いのテラスで飲んだビールが美味しかったのを思い出します。もう少しゆっくりしたかった町です。ねずみんさんのアップを楽しみにしています。
ベーム
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- コットングラスさん 2011/02/02 21:42:06
- ベームさん
- 早速のお返事有難うございました。
ドナウエッシンゲンではロッカーに荷物を預けられるようですね。
(もし壊れていたりしても何とかなりそうですね)
シュパイヤーで鍵が壊れていて……。
私もオーストリアのバート・イシェルで同じことがありました。
前日に確認していたにもかかわらず。
この時はすでにチェックアウトしたホテルに戻り預かってもらい、出かけることが出来ました。(ドイツやオーストリアの観光客への配慮は素晴らしいですね)
北ドイツの旅行記を……。
有難うございます。
訪れた鉄道駅では殆どロッカーの写真を掲載していますので参考にしていただければと思います。
大変はずかいのですが、2010年の旅行記は途中でストップしてしまっています。この先、ハルツ山狭軌鉄道、クヴュトリンブルク、ヴィッテンベルク、
バンベルク、ニュルンベルク、バイロイト、レーゲンスベルク〜バイエルン地方と続きますが、出来るだけ早く完成したいと思います。
昨年、ニュルンベルクからミュンヘンに行く途中パッサウも訪れようかと思っていましたが、パスしてしまいましたのでベームさんの旅行記で訪れました。
またよろしくお願いします。
コットングラス
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- frau.himmelさん 2011/01/17 20:57:11
- パッサウにいらっしたんですね♪
- ベームさま こんばんは。
いつもご訪問有難うございます。
ベーム様も私達より2ヶ月ほど前にパッサウにいらっしたんですね。
きれいな町でしたね〜。
私の時は大聖堂の正面がすっぽりカバーに覆われており、全体像は見えませんでした。
それに内部も1時からなら入れたのですが、先を急ぐもので入りませんでした。
後から調べてみたら祭壇やパイプオルガンなど本当に豪華だったそうですね。
ベーム様の旅行記を見ても素晴らしい!
残念なことをしました。
また訪問させていただきますね。
- ベームさん からの返信 2011/01/18 17:51:02
- RE: パッサウにいらっしたんですね♪
- Frau Himmel さま
掲示板および多分パッサウ旅行記の投票、有難うございます。
仰るとおりパッサウは綺麗ないい町でした。私も余り時間が無くもっとゆっくり歩きたかったです。三川合流点の先の大河ドナウを眺め感慨に耽ったのとドナウの川べりのテラスで行き来する遊覧船を眺めながらビールを飲んだいい思い出が有ります。
Himmelさんの写真にあるような狭い路地裏までは目が届きませんでした。やはり御婦人は目のつけどころが違うと思いました。
ドイツの私の行ったところは殆どHimmelさんも行ってらして、時々訪問さしていただいて自分の記憶をよみがえらしています。
これからも新しい旅行記楽しみにしています。
ベーム
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