1998/01/22 - 1998/01/22
272位(同エリア420件中)
北風さん
アルゼンチン・イグアス滝観光の翌々日、イグアス川に架かった大橋をバスで越えて、ブラジル・イグアスに到着した。
同じイグアスの名がつけられ、地形でも川の対岸に位置するだけなのだが展望は一変する。
アルゼンチン側では滝の末端に広がる広大な階段状の滝だったはずだが、このブラジル側では大地の裂け目の峡谷に沿って水のカーテンが続いていた。
そして、ハイライトに・・・
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス
-
「悪魔の喉笛」
ブラジル・イグアスの観光目玉は、非常に興味をそそられるネーミングをしていた。
どうやら、このバス停からすぐの展望所から見える滝の最深部にある部分の呼び名らしい。
・・・が、ここからじゃ水煙のベールで何も見えない。 -
アルゼンチンに比べて、川幅が圧倒的に狭い!
それゆえ、川の両側から注ぎ込まれる大量の水が、溢れそうな勢いでぶつかり下流に押し流されていく。
アルゼンチンで見た広大なスケールで広がるイグアスとはまるっきり別物の滝がそこにあった。 -
旅日記
『滝を見下ろすと・・・』
日本じゃ考えられないほど、フリーな大陸「南米」。
それは当然、危険に対してもフリーを意味する。
絶えず水が降り注ぎ恐ろしいほど滑りやすい幅1mの足場、その下では激流がゴウゴウと流れている。
心細い手すりを握り締めながら、さっきから考えている事がある。
「これは本当に観光コースなのだろうか?」
しかも、あと少しでこのコースは滝が流れ落ちる縁を通っている。 -
勇気を出して少し滝壺を見下ろしてみた。
飛び降り自殺をする人間はこういう心境なのだろうか?
怖いなんてもんじゃない!
しかも、この瞬間、俺の命綱はツルツルに滑る橋と、錆びてグラグラする手すりだけ!
断言していい!
過去にここから、心ならずともダイビングした人間は一人以上いるはずだ。 -
アルゼンチン・イグアスでは段々畑に水が順序良く注ぎ込まれていく様などことなく整然とした秩序があった。
しかし、このブラジル・イグアスは、地球の裂け目のクレパスにものすごい量の水が吸い込まれていく様な有無を言わせない荒々しさがある。 -
垂直落下タイプの滝を上から覗くのは、高所恐怖症の人間がする事ではない。
俺みたいに身体が固まって直前で転んでしまう事もある。
そして、後ろから駆け寄った白人のおばちゃんに、「あなたはまだ若いから、これからいくらでも幸せになれるのよ」といらぬ誤解をされる事にもなる。 -
滝にかかる虹がきれいだ。
-
これだけ水煙のスクリーンがあると、至る所に七色の橋が見える。
-
急な登りと下りが延々と続く山道。
そのまんまアスレチック・コースとしても充分通用するのではないだろうか?
滝観光は体力勝負でもあるらしい。
流れ落ちる汗にふと休憩すると、山道に蝶が集まっている場所がある。
昔、何かのテレビ番組でみたフェロモンでもあるのだろうか?
それとも、俺の汗に群がっているのか? -
やっと、観光コースの折り返し地点に来たようだ。
さすがハイライトを飾るだけあって「悪魔の喉笛」辺りはすごい迫力! -
「辺り」?
滝の最深部の喉笛辺りは、あまりの水量に水煙で何も見えなかった
・・・ -
滝壺の中央に向かって頼りない橋が蛇の様にのたうちながら延びているのが見える。
あそこに行くのか?
俺は? -
頭上から、足元から、右から、左から、水しぶきが降り注ぐ!
このまま素っ裸になって石鹸で身体を洗ったらどんなに気持ちいい事だろう。
「悪魔の喉笛」それは、多分あの方向にあるのだと思う・・・
見えん!
これほど水煙でびしょ濡れになっているのに、見えん! -
絵葉書で見る「悪魔の喉笛」
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