2010/04/11 - 2010/04/19
815位(同エリア1266件中)
カークさん
ワシントンD.C.のナショナル・モール地区にはスミソニアン協会の博物館があるけれど、僕が一番興味があったのはアメリカ・インディアン博物館。ネイティブ・アメリカ人に限らず、南北アメリカ大陸の原住民の文化と歴史、そして、彼らの今を伝えています。ちなみに、表紙の写真はアナコスティア・コミュニティ博物館の玄関前に建てられていたオブジェ。この博物館はアフリカ系アメリカ人の歴史と文化を、地域社会的な観点から展示しています。この博物館もスミソニアン系なのですが、モール地区内ではなく、アナコスティア地区にあります。アクセスは地下鉄グリーン線のアナコスティア駅から市バスのW2もしくはW3で博物館前まで行きます。アナコスティア駅ホームを降り立って気付いたのは街ゆく人がアフリカ系アメリカ人の方ばかり。アメリカにはこんな街もあるんだなぁと体感しながらの博物館訪問でした。ちなみに、この博物館はアクセスもモール地区に比べれば不便ですし、小規模なので、アフリカ系アメリカ人の文化や歴史に興味があるって方のみにオススメです。
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 航空会社
- サウスウエスト航空
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アメリカ・インディアン博物館玄関前に到着したのは開館5分前の9時55分。博物館敷地内はアメリカ・インディアンの土地を連想させる、岩や滝、そして、ティピーといったオブジェが付近の庭園とともにアレンジされています。「環境との調和」といった今風のフレーズが頭をよぎる、建築デザインがモール地区内でも最も新しい博物館であることをそれとなく知らせてくれているようです。
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博物館は主に3つのセクションで構成されています。1つめはアメリカ原住民の世界観。彼らの世界観は神道に相通じるものがあるので、日本人には馴染みやすいかと思います。そして2つめはアメリカ原住民の歴史。西洋の強国による侵略と破壊。そして、その後原住民がどのように順応していったのかが、聖書や銃の普及などを例にして、展示されています。そして3つめは、現代のアメリカ原住民。次世代に固有の言語を残そうとするイヌイット、大都会シカゴで、連帯意識をもって暮らしているインディアン、そして、現代のインディアン部族にとって重要な収入源となっているカジノ経営の是非などが、ネイティブ・アメリカ人の視点を通して、展示されています。アメリカ原住民に関しては、アマゾン奥地に住む裸族といった極端な事例ばかりがマスコミで取り上げられがちな気がします。そういった意味で、現代の等身大の彼らを浮き彫りにしているこの博物館は、希少価値があると思います。
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ランチは、博物館内にあるカフェテリアで頂きました。メニューはアメリカ原住民テイストが盛り込まれています。この日は旅行先で陥りやすい野菜不足の解消を考えて、アスパラガスの炒め物に、ブラックライスのお酢のサラダ、そして、ロブスター入りのマッシュドポテトにコーンブレッドをチョイス。窓の外には噴水が見えるカフェテリアで、ワインとともに優雅なひと時です。全てで20ドルほどでしたが、一品づつが丁寧に料理されて、とってもおいしかったです。アメリカ原住民の展示に興味がない方でも、ここでの食事を目的に入館するのも、もちろんアリだと思います。
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午後になって、イヌイットの方々による音楽と踊りが1階の広場でありました。パフォーマーの方の中には本当に小さな女の子がいて、この子が周りの子供たちを見よう見まねで踊っていたのが印象的でした。古今東西、普遍的なことだけれど、文化・伝統の引き継ぎの光景を目の当たりした気がしました。
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最後に博物館内のショップにて自分用のお土産を。北アメリカ原住民による蛙をモチーフにしたデザインの野球帽。蛙は、チャレンジや変化の象徴なんだとか。結局、この博物館を出たのは閉館15分前の5時15分。アメリカ大衆文化の陰に隠れて、なかなか実感・体感できないアメリカ原住民の文化・歴史、そして彼らの今に、今回十分触れることができました。
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