魔法★かけちゃうぞっ　/ Marshall Magic 【3:ダイビング】

2010/04/06 - 2010/04/14

こんな気持ちの良いダイビングはいつぶりであったろうか・・・。
それになんてったって、このすばらしい海を今潜っているのは、我々３名なのだ。
贅沢この上ない！
そんな満足感に満ちた初日を終え、ダイビング二日目の朝。
事態が急変した。
フィルム交換にあわせストロボを確認してみると、海&海社製YS120が発光しない、シンクロコードは問題ないのに。

次に電池ケースを開けた○○は、目をつぶりそして大きく長い溜息を吐いた。
こんな時、京都の舞妓さんならこう言うであろう。
「水没どすえ〜」
電池及び接点は、腐食していた。
「なんて、こったい！」

ダイビングボートでカロリン島へ向かう時、
Northeastの風に乗った魔女が耳元で、

「魔法〜、かけちゃうゾっ」って、
　
　呪文を唱えたのかもしれないと、○○は思った。

「ケロリン、カロリン、かりん糖〜！」
「兄もね、姉もね、アネモネ島〜！！」ってな具合に(←きっつぅ(-_-;))

　マ〜シャル・マジック恐るべし・・・！？

持病(沖縄病)に加え、新たな感染症が合併症にならなきゃいいがと思いながら、
○○がネオンシャワー降り注ぐ北の荒海・薄野へと、緊急フロートも持たず飛び込んだのは、桜まだ遠い初春のことであった。

「まだ、旅は終えられない・・・。」と、○○は思った。

【水中撮影器材：Nikon F100＋Fisheye-Nikkor16mm＋SB105＋YS120(水没)、フィルム：ベルヴィア50&100】

エリア マジュロ(マーシャル諸島)

○○は、飛んだ。

頭の中で、ある曲が聞こえた。
　　△△の中の、す〜ばるぅ〜♪
　　□□の中の、銀河あ〜♪
　　みんな何処へ行ったあ〜♪
　　　プロジェクトＸ挑戦者たちの【地上の星】だ。

○○は、思った。
　「これで、やっとマーシャルの海と一つになれるのだと」

　「マーシャル・マジック恐るべし！！」

　　　　＜写真提供：アロージェのHIROさん＞　　　　　　　　

Marshall Blue

「この蒼に、この海に溶けてしまってもいい！」
と、○○は思った。

サンゴの原生林を散策するかのような、癒し系ダイビング。

朝もやの中、トレッキングしているかのようだと、
○○は、思った。

ラグーン内では、塊状のサンゴが水中景観にアクセントをつけていた。

【カロリン・リーフ】

【ブリッジ】
マジュロで最も標高の高い橋を抜け、外洋へ。
礁縁部は狭く、一気にドロップオフ。
台風の影響を受けないマジュロ。
ミドリイシが中心にサンゴ群集が形成されていた。

【アクアリウム】
カロリン島横のチャンネルは、大型船が出入りするほどの大きなものだ。外洋とラグーン内の海水交換が行われるこの場所は、見事なサンゴ群集が形成されている他、マジュロきっての大物ポイントであろう。この時は、イソマグロやギンガメアジ、インドオキアジ、ホワイトチップなどが登場した。

【アクアリウム】

ひなたぼっこをするかのように、礁縁部にあらわれたホワイトチップ。
この他、マンタ、マダラトビエイなどもマジュロはサンゴだけじゃないんだぞと言わんばかりに登場した。

【トゲチョウチョウウオ】
普通種であるが、ついつい被写体にしてしまう。

宇宙の中の小惑星であろうか？

砂漠の中のオアシスであろうか？？

白砂に点在していたサンゴ群体では、一つの生態系が形成されていた。

【アネモネ島No.1】

【アネモネ島No.1】

飛行機の他、26m程の海底には沈船オレアンダ号が・・。

器材を積み込み、ダイビングへ。

出発はAM9:00→

ポイントまでは、ボートで30〜50分程度。

現地サービス：アロージェAlojet

【ダイビングボート】

2Dive後、アネモネ島やボート上でランチ。
さらに午後3本目(OPDive)を潜って、16時頃に帰港。

水面休息時間

この旅行記へのコメント （3）

• norinoriさん 2010/04/29 16:32:17

  澄んだ“蒼”

  海彦さん、はじめまして＆こんにちは。
  
  驚くほど透明なマジェロの海。
  溜息がでるほどきれいですねー！！
  
  フィッシュアイレンズでしょうか？
  白砂と珊瑚の写真の透明感に「うっとり」です。
  マクロレンズしか持ってないので憧れます。
  
  マイレージでロタに、と思っていましたがマジェロにも行きたくなりました。
  
  では、また。
  
  
  
  

  海彦さん からの返信 2010/04/30 06:29:29

  RE: 澄んだ“蒼”

  わざわざ、コメント頂きありがとうございます。
  
  【４トラベル】については知ってはいましたが、
  今回の旅行を機に利用させてもらいました。
  新米トラベラーなので宜しくお願いいたします。
  
  マクロも持っているものの、ほとんどワイド(フィッシュアイ)ばかりになってしまいます。
  一人旅で(バディが例のウルチョラマン)、
  セルフダイブが出来ない状況ですから、
  自分のペースでなければなかなか撮ることができないマクロは、
  どうしても難しいですね。
  
  ゲストも少なく、ダイビングサービス(アロージェ)の自由度が高い、ワイドもマクロも楽しめるマジュロは、今回初上陸でしたが楽しめましたよ。
  
  コメント有難うございました。
  
  

  海彦さん からの返信 2010/04/30 06:54:35

  追記

  追記させていただきます。
  「返信する前に確認しておけ」って話しですが・・・(汗)
  ちょっとお名前に【norinori】さんに覚えがあったなあ〜と、
  思ったらメナドの旅行記でしたね。
  今回のマジュロ旅行記を機に、少し過去の分も適当なのを
  作成しようかと思って【メナド】の旅行記を見てて、
  norinoriさんのを見てました。
  メナドは2007年4月に行きましたが、もう一度行きたいなあ〜と思っています、マクロ三昧で。