2010/01/09 - 2010/01/10
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昨年GWのシチリア旅行では行けなかったところを中心に、アリタリア航空のエアーチケットを買って、1月9日(土)から1月17日(日)までの9日間の日程で、イタリア(シチリア島、ローマ)に出かけました。パレルモ3泊→シラクーサ2泊→ローマ2泊の7泊9日です。
1月9日から12日までパレルモに3泊し、1月10日(日)は、昨年GWに行けなかったノルマン王宮(パラティーナ礼拝堂)を見学しました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ローマで乗り継いで、同日のうちにパレルモへ向かいました。
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20:55ローマ発、パレルモ22:05着のAZ1789に搭乗しました。
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Residenza d'Aragona(客室数:20室)の豪華で広々としたスイートルームに、閑散期ということで、一般的な客室料金で宿泊できました。
この部屋の左隣りに浴室や洗面所があり、右隣りにはツィンのベッドルームがありました。
ホテルは市内の歴史的中心部にある豪華な20世紀初期の建物内に位置し、巧みな改装でネオ・クラシック様式を改良し、装飾的な要素を引き立たせていました。
港とパレルモ市内中心部の間という便利なロケーションにあり、Via Roma(市内の主要通りの1つ)に近く、ポリテアーマ劇場やマッシモ劇場もすぐ近くにありました。 -
隣の寝室はこんな感じでした。
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リビングには、冷蔵庫はもちろんのこと、キッチンも付いていて、簡単な料理ができるだけの設備がありました。
Residenza d'Aragona****
Via Ottavio D'Aragona, 25 90139, Palermo, Italia
Telefono: +39 091 6622222
Fax: +39 091 6622273
E-mail: info@residenzadaragona.it -
マッシモ劇場です。1月12日(火)の午前中に内部を見学しました。詳細はそちらのブログをご覧ください。
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大聖堂を出て道を下ると、マクゥエーダ通りと交差するクアトロ・カンティ(Quattro Canti)、旧市街の中心に辿り着きます。
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昨年GWに見学できなかった、パレルモ観光のハイライト、ノルマン王宮の2階にあるパラティーナ礼拝堂に行きました。入り口は王宮の裏側、独立広場に面しています。
この日は11時からしか見学できず、カテドラルなどで時間をつぶして待ちました。
1130年、シチリア初代のノルマン王ルッジェーロ2世の命により建てられた、全体が金色に輝くモザイクで覆われ、小さいが目を見張るほど美しい礼拝堂です。当時、パレルモはアラブ文化、ビザンチン文化、ラテン文化が混在する地中海唯一の場所で、ノルマン人に優れた職人がいなかったことと、彼らが緩やかな政治を行ったという2つの理由で、内装はアラブ人、ビザンチン人によって行われました。その結果、壁の上半分はビザンチン様式の金箔モザイク、下半分と床はアラベスク模様で覆われたキリスト教の礼拝堂となっています。 -
建設当時から現在まで残るアラブ人が作った杉の天井は絶賛です。「スタラクタイト」といって蜂巣状の幾何学模様になっています。
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聖ペテロに捧げられた王室礼拝堂は、初代ノルマン王ルッジェーロ2世の戴冠の年、1130年に建設が始まり、1143年に献じられました。
金地モザイクにはギリシア文字が見られ、ビザンツの職人が招聘されたからと言われています。
モンレアーレの大聖堂と比べて、こちらのほうが豪華絢爛という点では上だと思いました。
モンレアーレのほうは団体客がバスで押しかけるところですが、こちらは団体で入場できるほどの広さはなく、開館時間は頻繁に変更されますし、混雑時は入場制限もあるそうですので、個人旅行でないと訪れることが難しいと思いました。
ノルマン王宮とモンレアーレ大聖堂はいずれも外せない見所ですので、パレルモに余裕をもって滞在し、一度の旅行でうまく調整して、両方行っておけば、後で後悔せずにすむと思います。 -
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幾何学的なコズマーティ様式といわれる床モザイク。
12、13世紀ローマで活躍したモザイク職人、石工の一族、コズマーティ家が古代のモザイクを研究し、独自の床モザイクのデザインを作り出したことから、様式に名前がついたそうです。 -
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続いて、現在はシチリア州議会堂として使われていて、議会のない日しか見学できない、ノルマン王宮(Palazzo dei Normanni)内をガイド付きツアーで回りました。
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この屋だけ崩れた壁を修復していないのは、2002年の大きな地震で壁が崩れ、中からこの扉などが出てきたからだそうです。イタリア語のみのガイドでしたので、あまり詳しいことまではわかりませんでした。
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マリア・カロリーナの寝室。2002年の大地震の影響で、壁のフレスコ画の損傷が激しかったとのことで、テープがベタベタと貼られていました。
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ルッジェーロの間の天井。金モザイクで埋め尽くされていて、グラナダ(スペイン)のアルハンブラ宮殿やセビージャ(スペイン)のアルカサル(王宮)を思い出しました。
よく見ると中央の鷲はウサギを捕らえています。 -
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3階のルッジェーロ王の間(Sala di re Ruggero)のモザイク画。狩猟をテーマに植物などの絵も交えて、豪華なモザイク画が寝室だった部屋の壁面を覆っていました。
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イスラム文化圏の王宮と決定的に違うところは、彫像や絵画も存在していることです。彫像や絵画なんて、偶像崇拝厳禁のイスラム教のアルカサルやメスキータ(回教寺院)などでは見られないです。
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こちらに限らず、王宮というところは、管理の問題が大きいと思いますが、通常、ガイド付きでないと見学できないようです。
ガイド付きツアーでしか見学できないので、適当な人数が集まった時点でツアーが開始されました。 -
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この方がガイドさん。ノルマン王宮で参加したツアーはイタリア語ガイドのみでした。英語でガイドしてもらえる場合もあると思いますが・・・。
この方が、ひとつひとつの部屋について丁寧に説明され、大半の方がイタリア人なのか、満足げに聴いていました。
イタリア語があまりわからなくても、指し示して説明していたところについて注意深く見ておけば、重要な部分を見落とすことがないので有意義だと思いました。 -
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ノルマン王宮の入口です。ここから右手に坂を下ったところで入場券を買います。大変衛生的なトイレもあり、開館時間以外は施錠され、きちんと管理されていました。
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ノルマン王宮の外観です。
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パレルモ中央駅構内の有料トイレです。料金は0.6€でした。
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ライトアップされたポリテアーマ劇場が綺麗でした。
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ここから先、通りの名前がリベルタ大通りに変わり、道幅が広く、高級ブティックが並ぶ本格的な新市街になっています。夕食までの時間を利用して、この界隈を散歩しながら、洋服やお土産の皮製品を買いました。
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通常のシチリア料理のほかにチュニジア料理が楽しめるラ・メディーナ(La Medina)というレストランで、シーフードサラダ、ピザ、魚介類のリゾットを注文しました。
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魚介類のリゾットです。魚のクスクスを注文するつもりが、間違ってつい「魚のリゾット」と言ってしまいました。
以前来たときに、魚のクスクスが本当に美味しかったので、また来たのですが、うっかりしていて失敗しました。
La Medina
Via Principe di Belmonte 31 (Piazza Ignazio Florio) Palermo
Tel:091-323425
ホテルから電話をかけて予約してから行きました。夜は19時30分からということで、翌日のアグリジェント観光に備えて早く就寝したいので、開店直後に行きました。
帰る頃になってたくさんお客さんが来られました。このお店で食べている人たちは、子ども連れも多く、それでもスペインのように夕食時間が遅かったです。
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