2007/03/17 - 2007/03/17
34位(同エリア203件中)
エンリケさん
ポルトガル旅行3日目。
リスボンから路線バスに乗って“世界遺産の街”エヴォラまでやってきました。
“世界遺産”という仰々しい枕詞が似つかないほど小さな街で、一日で見て回れました。
<旅程表>
2007年
3月15日(木)成田→アムステルダム→リスボン
3月16日(金)リスボン→シントラ→リスボン
○3月17日(土)リスボン→エヴォラ→リスボン
3月18日(日)リスボン
3月19日(月)リスボン→トマール→リスボン
3月20日(火)リスボン→アムステルダム→
3月21日(水)→成田
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 航空会社
- KLMオランダ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
3月17日(土)
リスボンのセテ・リオスのターミナルからバスに乗って東へ約130km、エヴォラへとやってきました。
エヴォラはリスボンからは1時間40分くらいで、じゅうぶん日帰りできます。
バス停はエヴォラの街を囲む城壁の外にあり、街まではちょっと歩きます。
城壁をくぐってもそれほど多くの人がいる感じではなかったのですが、少し歩いて街の中心部、“ジラルド広場”に着くと、そこは多くの人で賑わっていました。
観光客か地元の人か判然としませんが、それぞれ、青空の下カフェでくつろいだり、買い物したりと、思い思いの時を過ごしています。
こんな小さな街が日中からこんな多くの人で賑わっているなんて。
日本の地方小都市の感覚からすると驚きです。
小さな街のパワーに圧倒されながらも、広場の路地から出ている小道を通りぬけて、大聖堂へと着きました。 -
大聖堂の内部を見学しました。
イスラム勢力から解放された後の13〜14世紀に建築されたものだそうで、天井まで伸びる円柱は重厚な印象です。
窓からとりいれられた明るい光が十字架のイエス像を神々しく照らしています。
1584年9月には、原マルティーノ、中浦ジュリアン、伊東マンショ、千々石ミゲルの4人の天正遣欧少年使節団がここを訪れ、パイプオルガンを弾いたという伝説があります。
はるか戦国時代の日本人がここを訪れたと思うと、感慨もひとしおです。 -
マリア像もありました。
ポルトガルはキリスト教諸国の中でもマリア信仰で有名ですが、それが伝わってくる、きれいなマリア様です。 -
これもマリア様、でしょうか。
お腹をおさえているのは受胎しているということでしょうか。
金色の祭壇に飾られており、神々しさを感じます。 -
マリア様の祭壇の先には受胎告知で有名なガブリエルの像が向き合っていました。
ちゃんと物語になっているんですね。 -
大聖堂の2階のテラスから街をながめてみました。
リスボンの旧市街と同様、赤い屋根と白い壁が特徴的な街並みです。
ここから見える景色は、ジラルド広場の賑やかさとは違って、静かな街といった印象です。 -
大聖堂を出た後、ローマ時代のディアナ神殿(1世紀にローマ帝国初代皇帝アウグストゥスをまつるために建てられたもの)などを巡った後、サン・フランシスコ教会の人骨堂に入りました。
壁や天井、柱が5,000体もの人骨で埋め尽くされている奇妙な建て物で、肝試しチックなもの珍しさもあって、次から次へと多くの観光客が入ってきました。 -
観光客はみな写真をとりまくっています。
-
ぶら下がっている骸骨もありました。
フランシスコ派の修道士達が黙想するための場所として造られたそうです。
確かに、こういうのに囲まれていると瞑想する気になりますね。 -
エヴォラを後にしてリスボンへ帰ります。
エヴォラは半日もあれば主要な観光スポットは見て回れます。
4月25日橋からテージョ川とリスボンの街並みが見えてきました。
この4月25日橋は、1966年8月6日に開通した橋で、当初は、当時のポルトガルの独裁者アントニオ・サラザールにちなみ、サラザール橋と呼ばれていましたが、1974年4月25日のカーネーション革命の後、革命を記念して現在の名に改称されたそうです。 -
4月25日橋の東側には赤い屋根の建物が立ち並ぶ旧市街、アルファマ地区が見えます。
リスボンは“七つの丘の街”と呼ばれるように丘の多い街で、ここからも起伏に富んだ街並みが見て取れます。
テージョ川には白いヨットがたくさん浮かんでいて、まるで海のようです。 -
リスボンのランドマークのひとつ、アグアス・リブレス水道橋が見えてきました。
地下に隠れている部分も含めると全長18kmで、郊外の水源地からリスボン市街に水を供給するため、18世紀に建造されたものだそうです。
現在は上水道としては使われておらず、歴史的建造物として保存され、上は遊歩道になっているとのこと。
水道橋の下をくぐって市街のバス停に到着。
この後、リスボン市内のグルベンキアン美術館などを見て回り、旅行3日目を終えました。
4日目はベレンの塔やジェロニモス修道院など、リスボン市内をじっくり観光です。
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この旅行記へのコメント (3)
-
- waterlilyさん 2010/12/26 15:30:42
- 温かなポルトガル☆
- エンリケさん、こんにちは☆
今日はエンリケさんがお好きなポルトガル編を拝見にお邪魔しました。
ロカ岬での素敵な出会い、旅先で御一緒にタクシーに乗られお昼もそしてお夕食も共にと誘われるなんて、同じ日本人同士でも珍しいことではないでしょうか。
エンリケさんのご誠実なお人柄が伺われる素敵な旅行記の数々を拝見していて、やはりエンリケさんはそういう安心出来るようなご一緒させて頂きたくなるような温かさをお持ちの方なのだと改めて感じました。
でないと、「普通どちらからいらしたのですか?」等といった声を掛けるくらいのことはあっても、半日を一緒に過ごそうとは思わないもの。
Mさん御一家にとってとても良い思い出となられたことでしょうね☆彡
そしてポルトガルも温かな国なのですね。
大西洋の空と海が果てでとけあっていくような、とおっしゃるロカ岬の海のお写真がとても美しく素敵です。
テージョ川は、エンリケさんのコメントを読まなかったらまるで南欧の海かと思うような広さと美しさですね。
天正遣欧少年使節団が訪れたという大聖堂も美しいですね。
現代にあっても圧倒されるような美しさ、戦国時代の少年たちはどんなに感動したことでしょう。
ほんとそんなことを思いますと感慨もひとしおですよね。
マリア像も美しい……
そうそう、マリア像と言えば、昔夫がポルトガルに行きました時、ファティマのマリア像をお土産に買ってきてくれまして、今も大切に飾っております。
私はポルトガルには行ったことがないのですが、エンリケさんの素敵な旅行記を拝見し、いつか行ってみたいと一層憧れの思いを強くしております。
- エンリケさん からの返信 2010/12/26 22:35:16
- RE: 温かなポルトガル☆
- waterlilyさん
こんばんは。
ポルトガル旅行記をご覧いただきありがとうございます。
この旅行は、3月の暖かな気候の中、忙しい仕事から解放された喜びと、プライベートを犠牲にしてきたせいか“一人旅”というちょっぴり寂しさを伴った、わたしの中でも非常に印象深いものでした。
ポルトガルと言うと“ファド”や“サウダーデ”という言葉に代表されるように、どこか郷愁感のある国という印象がありますが、ポルトガルに行こうと思ったのも、わたしの中で“心の旅”を求めてというのがあったのかもしれません。
現に、ポルトガル旅行中は尾崎豊の“僕が僕であるために”が頭に浮かんで離れませんでした。
そんな心の状態の中、ロカ岬で出会ったご家族には本当に親切にしていただき、救われる思いがしました。そのご家族とはそれっきりですが、私の中で一生心に残る思い出となりました。
waterlilyさんからもったいないお言葉をいただき恐縮です。
また、ポルトガルはアフリカの旧植民地からの黒人が多く、タクシーの運転手や公共施設の受付などで働いているのをよく見かけたのですが、どの人も丁寧に英語で話してくれ、とても親切にされました。
ポルトガルは気候だけでなく人にも温かさを感じる国です。
waterlilyさんもぜひいつか“日本人が接した最初のヨーロッパ”であり、“ユーラシア大陸の西の果て”ポルトガルに行ってみてください。
そしてわたしが感じたような“郷愁感”や“人の温かさ”を感じていただければ。
- waterlilyさん からの返信 2010/12/27 13:39:52
- RE: RE: 温かなポルトガル☆
- まぁ!私も「僕が僕であるために」大好きな曲です。
エンリケさんとどこまでも好きな曲が似ていてまたまた嬉しい驚きです。
この曲を思いながら心の旅をされたエンリケさん、その時のお気持ちがとてもよく解るような気が致します。
エンリケさんの旅行記の素敵な題の言葉や文章を拝読していますと、きっとエンリケさんって、音楽だけでなく文学や詩もお好きなのですよね?
もしかしたら中也もお好きでいらっしゃるのでは?と勝手に想像しています。
今もお仕事お忙しいのでしょうか。
今年も後僅か、気忙しい日々となって参りましたが、お風邪など召されませぬようお身体お大事になさってくださいね。
エンリケさんにとって来年も良いお年でありますように☆
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