1995/08/11 - 1995/08/11
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北風さん
ロシアへ行こうと決めたのは、いつからだったんだろう?
多分、トルコから、東欧の入り口ブルガリアへ向かうバスの中だった気がする。
思えば、あの時からこの宝捜しRPG「ロシアへ」が始まった。
最初は、ロシアVISAの情報集めでハンガリーに行った。
3カ国を北上し、リトアニアで、やっとVISAを入手し、ロシア入国。
次は、滞在証明印を求めて、ロシア内をモスクワからサンクトペテルブルグまで北上。
どうにか、証明をもらったと思った矢先、今度は出国に必要な書類不備発覚。
ロシアは、俺に休息という2文字を与えてはくれなかった。
当初、フィンランドへ出国しようと思っていた旅の予定は、エストニアへの脱出に変更された。
何故なら、バルト3国のエストニアは、もともとソ連から独立しただけあって、入出国の管理が厳しくないと予想したからだった。
経験上、問題を持って出国するなら、できるだけもめる可能性が少ない場所を選ぶ方がいい。
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旅日記
『さらばロシア!』
とうとう、エストニア行きの列車に飛び乗った。
税関証明書がないロシアVUSAを見つめながら、以前思わぬ不法滞在で刑務所送りにされかかったイランやインドネシアの出来事が思い出される。
交渉力には自信がある!
しかし、言葉が通じればの話だが・・・
あれこれ考えている間に、列車はエストニアとの国境のホームに滑り込んだ。
いつの間にかロシア出国管理官が目の前に立っている。
どうやら、この国境での入出国手続きは列車の中で行われるらしい。
高山病の様に高鳴る心臓を隠しながら、そ知らぬ顔でパスポートを差し出す。
よく考えると、似たような事をロシア入国の列車でもやっていた気がする。
ポイッと管理官がパスポートを投げて返した。
「よし!」
心の中で叫んでいた。
やはり、相当ずさんな国境管理だった。
足早に去って行く管理官の背中に、「サンキュー」と何気なく声をかけた俺の腕は、ガッツ・ポーズをとっていた。
さらば、ロシア! -
ロシアのサンクトペテルブルグから、まるで山の手線に乗るかのごとく簡単にエストニアの首都「TALLINN(ターリン)」に到着!
とりあえず、駅の食堂で飯を食う事にした。
(東欧諸国で困難なのは、安いレストランを見つける事なので、駅の食堂が一番わかりやすい)
それにしても駅も街も暗い。
もともと予定に無かった入国の為、ぐずぐずしている暇は無い。
明日は、フィンランドへ出国するつもりだ。 -
エストニアは、ルーマニアの様に中世の面影を残し、ポーランドの様に整然とした港町だった。
建物や街の雰囲気が何処となくシャキッとしているのはドイツ文化のせいだろうか?
そして、この若い女の子のスタイルは一体どういう民族から来ているのだろう?
通常、東欧の女性は、20歳ぐらいまでは、どの子もモデル並にかわいい。
(30ぐらいになると、横幅が4倍ぐらいになってしまうが・・)
この国の女の子も目を見張るぐらいに美人が多いのだが、それよりもびっくりするのは足の長さだった。
身体の半分ぐらいは足のように見える。
スレンダーな身体つきといい、まるで蜘蛛女だ。 -
旅日記
『北欧へ』
1995年8月12日、エストニアのターリンは快晴だった。
これから高速船に乗り込むので、天気がいいのはうれしい。
そう、とうとう東欧を後にする。
東欧の旅は全てロシア中心で動いていた気がする。
そして、ことごとく振り回されたのもこの国だった。
しかし、その国も昨日出国した。
高速カタマランのエンジンに火が入る。
船が、港を離れ出した。
さぁ、白夜とフリーセックスの国北欧へ!
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