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ハンガリーに来た目的の一つに、日本人宿として有名な「テレサの宿」に泊まる事があった。<br /><br />何故なら、この宿にはヨーロッパ中の旅の情報を書き記した「情報ノート」があるから。<br /><br />俺の旅の先にあるロシアは、普通にVISAを入手する事が困難な為、俺はVISAの入手方法が、どうしても知りたかった。

ロシアVISA物語Part.1 <ハンガリーの日本人宿「テレサの宿」を目指した理由 編>

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1995/07/04 - 1995/07/05

2654位(同エリア3224件中)

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北風

北風さん

ハンガリーに来た目的の一つに、日本人宿として有名な「テレサの宿」に泊まる事があった。

何故なら、この宿にはヨーロッパ中の旅の情報を書き記した「情報ノート」があるから。

俺の旅の先にあるロシアは、普通にVISAを入手する事が困難な為、俺はVISAの入手方法が、どうしても知りたかった。

同行者
一人旅
交通手段
鉄道
  • 旅日記<br />『ハンガリー行きルーマニアの列車』<br /><br />ハンガリー行きの列車を待っている俺の前を、騒々しい音を引き連れて昔懐かしいSLが走り抜けていく。<br />あっという間に、ホームに黒煙のベールが降りてきた。<br />そして、反対側のホームには、日本ではなかなか見た事がない、2階建ての近代的な列車が発車の電子音を鳴らしていた。<br />まるで、機関車の博物館にいるみたいに新旧入り乱れた状態。<br /><br />しかし、実際はハンガリー行きの列車をひたすら待ち続けているだけなのだが・・・<br /><br />ハンガリーとルーマニアは、領土問題やら民族問題やらで仲が悪いらしく、両国間を走る国際列車もいまいち便が悪かった。<br />しかも、ルーマニア国内では4時間乗っても200円の列車代が、ハンガリー行きだと4000円にも跳ね上がる。<br />やれやれだ。一体いつまで待てばいいんだろう?<br />誰かに聞こうにも英語が通じない。<br /><br />SLの黒煙が晴れると、ホームには俺一人しか残ってなかった。<br />辺りは次第に薄暗くなってきている。<br />・・泣きたくなってきた。<br /><br />駅員らしきじいちゃんが、トコトコやって来た。<br />じっと俺のチケットを見つめる。<br />静かに静かにじいちゃんは、首を振った。<br /><br />・・やめてくれ、そういう不安をあおるような仕草は!

    旅日記
    『ハンガリー行きルーマニアの列車』

    ハンガリー行きの列車を待っている俺の前を、騒々しい音を引き連れて昔懐かしいSLが走り抜けていく。
    あっという間に、ホームに黒煙のベールが降りてきた。
    そして、反対側のホームには、日本ではなかなか見た事がない、2階建ての近代的な列車が発車の電子音を鳴らしていた。
    まるで、機関車の博物館にいるみたいに新旧入り乱れた状態。

    しかし、実際はハンガリー行きの列車をひたすら待ち続けているだけなのだが・・・

    ハンガリーとルーマニアは、領土問題やら民族問題やらで仲が悪いらしく、両国間を走る国際列車もいまいち便が悪かった。
    しかも、ルーマニア国内では4時間乗っても200円の列車代が、ハンガリー行きだと4000円にも跳ね上がる。
    やれやれだ。一体いつまで待てばいいんだろう?
    誰かに聞こうにも英語が通じない。

    SLの黒煙が晴れると、ホームには俺一人しか残ってなかった。
    辺りは次第に薄暗くなってきている。
    ・・泣きたくなってきた。

    駅員らしきじいちゃんが、トコトコやって来た。
    じっと俺のチケットを見つめる。
    静かに静かにじいちゃんは、首を振った。

    ・・やめてくれ、そういう不安をあおるような仕草は!

  • 旅日記<br />ブタペスト到着!<br /><br />外観は歴史ある石造りのブダペストの駅構内は、びっくりするほどの近代化がされていた。<br />あちこちにある時刻表を写したモニター、飛行場の様な電光掲示板、モダンなキオスク、ここは本当に東欧だろうか?<br />地下へと続く階段を降りると地下街まで広がっている。<br />地下都市の遺跡ならここ数年見飽きるぐらいに見た気がするが、地下街なんて本当に久しぶりだ。<br /><br />おまけに、黄色いTシャツを着た学生達が、何故かツーリストの案内役を無料でやっている。<br />あれほど不親切なイメージが強かった東欧がここには存在していなかった。<br />

    旅日記
    ブタペスト到着!

    外観は歴史ある石造りのブダペストの駅構内は、びっくりするほどの近代化がされていた。
    あちこちにある時刻表を写したモニター、飛行場の様な電光掲示板、モダンなキオスク、ここは本当に東欧だろうか?
    地下へと続く階段を降りると地下街まで広がっている。
    地下都市の遺跡ならここ数年見飽きるぐらいに見た気がするが、地下街なんて本当に久しぶりだ。

    おまけに、黄色いTシャツを着た学生達が、何故かツーリストの案内役を無料でやっている。
    あれほど不親切なイメージが強かった東欧がここには存在していなかった。

  • 旅日記<br />『テレサの宿』<br /><br />俺がハンガリーに来た目的の一つに、この日本人宿として有名な「テレサの宿」に泊まる事があった。<br />理由は、この宿には、ヨーロッパ中の旅の情報を書き記した「情報ノート」があるからだ。<br />俺の旅の先にあるロシアは普通にVISAを入手する事が困難な為、俺はVISAの入手方法がどうしても知りたかった。<br /><br />ハンガリーに着いた当日、駅の構内のツーリストインフォメーションで俺は宿の名前を告げた。<br />係員はおごそかに、近くのホームをコモドドラゴンの様に、のそのそとうろついているおばちゃんを指差した。<br />保険の外交員みたいな押し出しの強い小太りのおばちゃんだ。<br />それが、俺とテレサの第一次接近遭遇だった。<br /><br />駅構内で客引きに忙しいテレサは、ホテルまでの簡単な地図を渡すと、またのそのそと人波に消えていった。<br />やる気があるのかないのかわからないおばちゃんだ。<br /><br />とにかく、地図を頼りに路地裏をさまよう。<br />それらしき建物の重々しい鉄の扉を抜けると、植民地風の中庭の2階に「民宿」と漢字で書かれている看板が俺を見下ろしていた。<br /><br />着いたぞ!<br /><br />

    旅日記
    『テレサの宿』

    俺がハンガリーに来た目的の一つに、この日本人宿として有名な「テレサの宿」に泊まる事があった。
    理由は、この宿には、ヨーロッパ中の旅の情報を書き記した「情報ノート」があるからだ。
    俺の旅の先にあるロシアは普通にVISAを入手する事が困難な為、俺はVISAの入手方法がどうしても知りたかった。

    ハンガリーに着いた当日、駅の構内のツーリストインフォメーションで俺は宿の名前を告げた。
    係員はおごそかに、近くのホームをコモドドラゴンの様に、のそのそとうろついているおばちゃんを指差した。
    保険の外交員みたいな押し出しの強い小太りのおばちゃんだ。
    それが、俺とテレサの第一次接近遭遇だった。

    駅構内で客引きに忙しいテレサは、ホテルまでの簡単な地図を渡すと、またのそのそと人波に消えていった。
    やる気があるのかないのかわからないおばちゃんだ。

    とにかく、地図を頼りに路地裏をさまよう。
    それらしき建物の重々しい鉄の扉を抜けると、植民地風の中庭の2階に「民宿」と漢字で書かれている看板が俺を見下ろしていた。

    着いたぞ!

  • 旅日記<br />『情報ノート』<br /><br />陸路で長期に旅行していると、口コミの情報が何より貴重な物だとわかってくる。<br />もちろん、ガイドブックが使えないわけではない。<br />だが、通常では行けない、行きにくい場所、タイムリーな情報は、やはりこの「情報ノート」だった。<br /><br />世界には、その国の旅行者が集まる安宿が点在している。まぁ、溜まり場とも言えるわけだが、特に「日本人宿」「韓国人宿」「イスラエル宿」は至る所にあった。<br />多分、自国の言葉が世界ではマイナーな国の旅行者が久しぶりに思いっきり母国語を話せる場所として、また、同国人という安心感から自然発生的に出来上がっていくのかもしれない。<br /><br />そして、日本人宿にはかなりの確立で「情報ノート」があった。<br />

    旅日記
    『情報ノート』

    陸路で長期に旅行していると、口コミの情報が何より貴重な物だとわかってくる。
    もちろん、ガイドブックが使えないわけではない。
    だが、通常では行けない、行きにくい場所、タイムリーな情報は、やはりこの「情報ノート」だった。

    世界には、その国の旅行者が集まる安宿が点在している。まぁ、溜まり場とも言えるわけだが、特に「日本人宿」「韓国人宿」「イスラエル宿」は至る所にあった。
    多分、自国の言葉が世界ではマイナーな国の旅行者が久しぶりに思いっきり母国語を話せる場所として、また、同国人という安心感から自然発生的に出来上がっていくのかもしれない。

    そして、日本人宿にはかなりの確立で「情報ノート」があった。

  • テレサの宿にて、何冊もの情報ノートをあさること2日、とうとう目的のロシア入国方法を発見!<br /><br />この2日、まともに観光もせずにベランダでノートとにらめっこしていた俺に、韓国人の「ブー」ちゃんが何度も問いかけてきた。<br /><br />「病気なの?」「何かトラブル?」「観光しに来たんじゃないの?」<br /><br />彼女にとってはハンガリーは憧れの地だったらしく、テレサの愚痴の相手をする以外はテーブルから離れない俺は非常に珍しい存在らしい。<br /><br />そして次の目的地がリトアニアという国だとわかった今、ここに座っている理由はなくなった。<br /><br />「ブー」ちゃん、ブダペスト観光に行こう!<br /><br />

    テレサの宿にて、何冊もの情報ノートをあさること2日、とうとう目的のロシア入国方法を発見!

    この2日、まともに観光もせずにベランダでノートとにらめっこしていた俺に、韓国人の「ブー」ちゃんが何度も問いかけてきた。

    「病気なの?」「何かトラブル?」「観光しに来たんじゃないの?」

    彼女にとってはハンガリーは憧れの地だったらしく、テレサの愚痴の相手をする以外はテーブルから離れない俺は非常に珍しい存在らしい。

    そして次の目的地がリトアニアという国だとわかった今、ここに座っている理由はなくなった。

    「ブー」ちゃん、ブダペスト観光に行こう!

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