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イタリア国境に近い町マントンに3月に行って来ました。<br />青い空、青い海、そしてミモザの黄色が今だまぶたに焼き付いています。<br /><br />写真はマントンの浜辺とコクトー美術館

南フランスはマントンにて(1)

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2010/03/10 - 2010/03/11

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スキピオ

スキピオさん

イタリア国境に近い町マントンに3月に行って来ました。
青い空、青い海、そしてミモザの黄色が今だまぶたに焼き付いています。

写真はマントンの浜辺とコクトー美術館

同行者
カップル・夫婦
交通手段
鉄道
航空会社
大韓航空
  • 【ブルゴーニュ辺りの車窓の風景】<br /><br />前日雪が降ったらしく、畑に雪が残っていました。空はどんよりと曇り、今にも泣き出しそうです。<br />コート・ダジュールに向かう旅人の不安は募るばかり。生まれて初めての南フランスが雨だったらどうしよう。コート・ダジュールで、青い海が見えなかったら・・・

    【ブルゴーニュ辺りの車窓の風景】

    前日雪が降ったらしく、畑に雪が残っていました。空はどんよりと曇り、今にも泣き出しそうです。
    コート・ダジュールに向かう旅人の不安は募るばかり。生まれて初めての南フランスが雨だったらどうしよう。コート・ダジュールで、青い海が見えなかったら・・・

  • 【カンヌ駅】<br /><br />我らがTGVはパリ・リヨン駅発7時46分、最初の停車駅はアヴィニョン、それからトゥーロン、サン・ラファエルに停車し、次がカンヌ駅でした。

    【カンヌ駅】

    我らがTGVはパリ・リヨン駅発7時46分、最初の停車駅はアヴィニョン、それからトゥーロン、サン・ラファエルに停車し、次がカンヌ駅でした。

  • 【アンティーブ駅】<br /><br />いよいよ次がニースです。<br />TGVは順調に走っていますが、窓から時々見える海は相変わらず曇り空の下、鈍い色のままです。

    【アンティーブ駅】

    いよいよ次がニースです。
    TGVは順調に走っていますが、窓から時々見える海は相変わらず曇り空の下、鈍い色のままです。

  • 【鉛色の海】

    【鉛色の海】

  • 【ニース駅】(3月15日撮影)<br /><br />パリから6時間弱、13時24分にニースに到着しました。ここで乗り換えて、約30分、マントンに着きます。

    【ニース駅】(3月15日撮影)

    パリから6時間弱、13時24分にニースに到着しました。ここで乗り換えて、約30分、マントンに着きます。

  • 【ホテルの入り口】<br /><br />マントンの町のシンボルは、旧市街にあるサン・ミシェル教会です。そのため、至る所にサン・ミシェルがいます。

    【ホテルの入り口】

    マントンの町のシンボルは、旧市街にあるサン・ミシェル教会です。そのため、至る所にサン・ミシェルがいます。

  • 【ホテルの通路】<br /><br />我らが部屋は突き当たりの右側でした。<br />一応三ツ星のホテルで、一泊朝食付きで79ユーロでした(2人分)。

    【ホテルの通路】

    我らが部屋は突き当たりの右側でした。
    一応三ツ星のホテルで、一泊朝食付きで79ユーロでした(2人分)。

  • 【ゴミ箱】<br /><br />ゴミ箱にもサン・ミシェルはいます。

    【ゴミ箱】

    ゴミ箱にもサン・ミシェルはいます。

  • 【オレンジの木】<br /><br />マントンはオレンジとレモンの町です。町のあちこちにたわわになったオレンジの木があります。が、このオレンジ、食用ではなく、観賞用だそうです。

    【オレンジの木】

    マントンはオレンジとレモンの町です。町のあちこちにたわわになったオレンジの木があります。が、このオレンジ、食用ではなく、観賞用だそうです。

  • 【オテル・ド・ヴィル】<br /><br />曇り空の下では、海の方に出かける気がしません。そこでオテル・ド・ヴィルに向かいました。<br />この市役所の結婚の間は、ジャン・コクトーが装飾を手がけているからです。<br />見学料はひとり1.5ユーロとられますが、日本語の音声ガイド付きです。<br />係のおばさんによると、日本人もここにやって来て結婚式をあげるそうです。結婚好きの日本人らしい。<br />今フランスでは結婚式(結婚そのもの)をあまりしないらしいので、すたれるのではないかと、よけいなことを考えました。<br />また、ホモセクシュアルのコクトーがどうして結婚の間の装飾を手がけたのか、これも不思議です・・・音声ガイドにその答えがありました。

    【オテル・ド・ヴィル】

    曇り空の下では、海の方に出かける気がしません。そこでオテル・ド・ヴィルに向かいました。
    この市役所の結婚の間は、ジャン・コクトーが装飾を手がけているからです。
    見学料はひとり1.5ユーロとられますが、日本語の音声ガイド付きです。
    係のおばさんによると、日本人もここにやって来て結婚式をあげるそうです。結婚好きの日本人らしい。
    今フランスでは結婚式(結婚そのもの)をあまりしないらしいので、すたれるのではないかと、よけいなことを考えました。
    また、ホモセクシュアルのコクトーがどうして結婚の間の装飾を手がけたのか、これも不思議です・・・音声ガイドにその答えがありました。

  • 【「結婚」コクトー】(室内は撮影禁止のため絵はがきより)<br /><br />コクトーは右下に次のように書いていました。<br /> ... doit suivre son mari.<br />「・・・は夫に従わなければならない」<br />彼はどうしても「妻は」と書けなかったのでしょうか。

    【「結婚」コクトー】(室内は撮影禁止のため絵はがきより)

    コクトーは右下に次のように書いていました。
    ... doit suivre son mari.
    「・・・は夫に従わなければならない」
    彼はどうしても「妻は」と書けなかったのでしょうか。

  • 【「オルフェ」コクトー】<br /><br />オルフェイスは死んだ妻ユーリディケを追って冥界まで下る。彼のリュートの調べは冥界の王ハデスの心までも和らげ、妻を取り戻すことができるが・・・

    【「オルフェ」コクトー】

    オルフェイスは死んだ妻ユーリディケを追って冥界まで下る。彼のリュートの調べは冥界の王ハデスの心までも和らげ、妻を取り戻すことができるが・・・

  • 【花嫁・花婿】<br /><br />花婿は魚の目をし,マントン特有の漁師帽をかぶり、花嫁はニースの帽子をかぶる。<br />コクトーは養子にした息子の結婚式のためにこの装飾を手がけたそうだ。

    【花嫁・花婿】

    花婿は魚の目をし,マントン特有の漁師帽をかぶり、花嫁はニースの帽子をかぶる。
    コクトーは養子にした息子の結婚式のためにこの装飾を手がけたそうだ。

  • 【ホテルからの眺め】<br /><br />翌朝の外はこんな感じでした。どうやら,晴れそうです。

    【ホテルからの眺め】

    翌朝の外はこんな感じでした。どうやら,晴れそうです。

  • 【ホテルからの眺め】<br /><br />窓から見ると、煙突にカモメが一羽止まっていました。

    【ホテルからの眺め】

    窓から見ると、煙突にカモメが一羽止まっていました。

  • 【ホテルからの眺め・・・Salle St. Exupery(サン・テグジュペリ・ホール)】<br /><br /> 通りは,「Rue de la République(共和国通り)」

    【ホテルからの眺め・・・Salle St. Exupery(サン・テグジュペリ・ホール)】

     通りは,「Rue de la République(共和国通り)」

  • 【朝食】

    【朝食】

  • 【朝食】<br /><br /> 晴れそうなので,食欲も倍増。ゆで卵のおいしかったこと。<br /> 食後、早速バスターミナルに向かい、いざ Roquebrune へ。<br /> しかし,長くなりますので、美しい村,ロックブリュヌの旅行記は別にします。<br /> 遠足から昼頃帰り,マントン見学をしました。

    【朝食】

     晴れそうなので,食欲も倍増。ゆで卵のおいしかったこと。
     食後、早速バスターミナルに向かい、いざ Roquebrune へ。
     しかし,長くなりますので、美しい村,ロックブリュヌの旅行記は別にします。
     遠足から昼頃帰り,マントン見学をしました。

  • 【カジノ】<br /><br /> ロックブリュヌからバスで戻り,この「太陽の遊歩道 Promenade du Soleil」でおりました。

    【カジノ】

     ロックブリュヌからバスで戻り,この「太陽の遊歩道 Promenade du Soleil」でおりました。

  • 【Plage du Casino】<br /><br />空も海も青,青、青・・・<br />浜辺は砂浜ではなく、玉砂利です。

    【Plage du Casino】

    空も海も青,青、青・・・
    浜辺は砂浜ではなく、玉砂利です。

  • 【Plage du Casino】<br /><br />浜辺を散歩していると、町から流れて来た河口にぶつかりました。前後を見渡しますと,海に流れ込んでいる川はこれだけです。日本では,こういう川の水が汚いので、海が汚れていることが多いのですが・・・

    【Plage du Casino】

    浜辺を散歩していると、町から流れて来た河口にぶつかりました。前後を見渡しますと,海に流れ込んでいる川はこれだけです。日本では,こういう川の水が汚いので、海が汚れていることが多いのですが・・・

  • 【Plage du Casino】<br /><br />写真で見ても,単なる玉砂利にしか見えませんが,これが海に流れ注ぐ川の水です。きれいに澄んでいました。<br />町の地下から流れて来る水が,どうしてこんなにきれいなのでしょう。ちなみに,ニースの海岸でも同様でした。<br />コート・ダジュールの海の美しさの秘密の一端がうかがわれます。

    【Plage du Casino】

    写真で見ても,単なる玉砂利にしか見えませんが,これが海に流れ注ぐ川の水です。きれいに澄んでいました。
    町の地下から流れて来る水が,どうしてこんなにきれいなのでしょう。ちなみに,ニースの海岸でも同様でした。
    コート・ダジュールの海の美しさの秘密の一端がうかがわれます。

  • 【Plage du Casino】

    【Plage du Casino】

  • 【Place Saint-Roch(サン・ロック広場)】

    【Place Saint-Roch(サン・ロック広場)】

  • 【Place Saint Roch】<br /><br />近づいてみるとおもしろいオブジェです。

    【Place Saint Roch】

    近づいてみるとおもしろいオブジェです。

  • 【Quai du Monléon の突き当たりにある「コクトー美術館」】<br /><br /> 古い城塞が美しい。

    【Quai du Monléon の突き当たりにある「コクトー美術館」】

     古い城塞が美しい。

  • 【コクトー美術館】<br /><br /> あくまでも青い海に,偉容を誇る城塞。

    【コクトー美術館】

     あくまでも青い海に,偉容を誇る城塞。

  • 【コクトー美術館】<br /><br />海の青,空の青にも毅然とする城塞。

    【コクトー美術館】

    海の青,空の青にも毅然とする城塞。

  • 【コクトー美術館入り口】<br /><br />コクトーのモザイク。

    【コクトー美術館入り口】

    コクトーのモザイク。

  • 【コクトー美術館】<br /><br />男は、オテル・ド・ヴィルにある「結婚の間」の新郎と同じ帽子をかぶり、女はスカーフをかぶっています。<br />美術館内に、数多くの「漁師と娘」の恋をテーマにした絵がありました。これもそのひとつでしょう。

    【コクトー美術館】

    男は、オテル・ド・ヴィルにある「結婚の間」の新郎と同じ帽子をかぶり、女はスカーフをかぶっています。
    美術館内に、数多くの「漁師と娘」の恋をテーマにした絵がありました。これもそのひとつでしょう。

  • 【美術館脇からの地中海】

    【美術館脇からの地中海】

  • 【美術館から山側を見る】

    【美術館から山側を見る】

  • 【Quai Napoléon III】

    【Quai Napoléon III】

  • 【Vieux Port】<br /><br />「旧港」は外側の波止場が「ナポレオン3世」、内側の突堤が「ウージェニー皇后」です。いわば第三帝政の皇帝夫妻に守られているということでしょうか。そういえば,マントンはこの時代にフランスになったのでした。

    【Vieux Port】

    「旧港」は外側の波止場が「ナポレオン3世」、内側の突堤が「ウージェニー皇后」です。いわば第三帝政の皇帝夫妻に守られているということでしょうか。そういえば,マントンはこの時代にフランスになったのでした。

  • 【Plage des Sablettes】<br /><br />砂浜に打ち寄せる海水のきれいなこと。聞くところによるとこの砂は、人工的に運ばれたのだとのことです。<br /> 奥に見えるのは「Jetée Impératrice Eugénie ウージェニー皇后突堤」です。その向こうは,Vieux Port (旧港)。

    【Plage des Sablettes】

    砂浜に打ち寄せる海水のきれいなこと。聞くところによるとこの砂は、人工的に運ばれたのだとのことです。
     奥に見えるのは「Jetée Impératrice Eugénie ウージェニー皇后突堤」です。その向こうは,Vieux Port (旧港)。

  • Plage des Sablettes(砂浜)の対岸の風景です。たくさんのヨットが並んでいました。

    Plage des Sablettes(砂浜)の対岸の風景です。たくさんのヨットが並んでいました。

  • 【Quai Gordon Bennett】<br /><br />Plage des Sablettes(砂浜)のところは、美しいアーチ状の道路になっています。このアーチの下に様々な水遊びのための設備があるようです。<br /><br />この「ゴルドン・ベネット波止場」の上は,マントンの旧市街です。<br />我々が目指すのは,その旧市街と頂上の墓地、そして町の象徴「サン・ミシェル教会」です。<br />でも,長くなるので,マントン(2)に譲ります。

    【Quai Gordon Bennett】

    Plage des Sablettes(砂浜)のところは、美しいアーチ状の道路になっています。このアーチの下に様々な水遊びのための設備があるようです。

    この「ゴルドン・ベネット波止場」の上は,マントンの旧市街です。
    我々が目指すのは,その旧市街と頂上の墓地、そして町の象徴「サン・ミシェル教会」です。
    でも,長くなるので,マントン(2)に譲ります。

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