2010/03/10 - 2010/03/11
22位(同エリア58件中)
スキピオさん
イタリア国境に近い町マントンに3月に行って来ました。
青い空、青い海、そしてミモザの黄色が今だまぶたに焼き付いています。
写真はマントンの浜辺とコクトー美術館
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- 大韓航空
-
【ブルゴーニュ辺りの車窓の風景】
前日雪が降ったらしく、畑に雪が残っていました。空はどんよりと曇り、今にも泣き出しそうです。
コート・ダジュールに向かう旅人の不安は募るばかり。生まれて初めての南フランスが雨だったらどうしよう。コート・ダジュールで、青い海が見えなかったら・・・ -
【カンヌ駅】
我らがTGVはパリ・リヨン駅発7時46分、最初の停車駅はアヴィニョン、それからトゥーロン、サン・ラファエルに停車し、次がカンヌ駅でした。 -
【アンティーブ駅】
いよいよ次がニースです。
TGVは順調に走っていますが、窓から時々見える海は相変わらず曇り空の下、鈍い色のままです。 -
【鉛色の海】
-
【ニース駅】(3月15日撮影)
パリから6時間弱、13時24分にニースに到着しました。ここで乗り換えて、約30分、マントンに着きます。 -
【ホテルの入り口】
マントンの町のシンボルは、旧市街にあるサン・ミシェル教会です。そのため、至る所にサン・ミシェルがいます。 -
【ホテルの通路】
我らが部屋は突き当たりの右側でした。
一応三ツ星のホテルで、一泊朝食付きで79ユーロでした(2人分)。 -
【ゴミ箱】
ゴミ箱にもサン・ミシェルはいます。 -
【オレンジの木】
マントンはオレンジとレモンの町です。町のあちこちにたわわになったオレンジの木があります。が、このオレンジ、食用ではなく、観賞用だそうです。 -
【オテル・ド・ヴィル】
曇り空の下では、海の方に出かける気がしません。そこでオテル・ド・ヴィルに向かいました。
この市役所の結婚の間は、ジャン・コクトーが装飾を手がけているからです。
見学料はひとり1.5ユーロとられますが、日本語の音声ガイド付きです。
係のおばさんによると、日本人もここにやって来て結婚式をあげるそうです。結婚好きの日本人らしい。
今フランスでは結婚式(結婚そのもの)をあまりしないらしいので、すたれるのではないかと、よけいなことを考えました。
また、ホモセクシュアルのコクトーがどうして結婚の間の装飾を手がけたのか、これも不思議です・・・音声ガイドにその答えがありました。 -
【「結婚」コクトー】(室内は撮影禁止のため絵はがきより)
コクトーは右下に次のように書いていました。
... doit suivre son mari.
「・・・は夫に従わなければならない」
彼はどうしても「妻は」と書けなかったのでしょうか。 -
【「オルフェ」コクトー】
オルフェイスは死んだ妻ユーリディケを追って冥界まで下る。彼のリュートの調べは冥界の王ハデスの心までも和らげ、妻を取り戻すことができるが・・・ -
【花嫁・花婿】
花婿は魚の目をし,マントン特有の漁師帽をかぶり、花嫁はニースの帽子をかぶる。
コクトーは養子にした息子の結婚式のためにこの装飾を手がけたそうだ。 -
【ホテルからの眺め】
翌朝の外はこんな感じでした。どうやら,晴れそうです。 -
【ホテルからの眺め】
窓から見ると、煙突にカモメが一羽止まっていました。 -
【ホテルからの眺め・・・Salle St. Exupery(サン・テグジュペリ・ホール)】
通りは,「Rue de la République(共和国通り)」 -
【朝食】
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【朝食】
晴れそうなので,食欲も倍増。ゆで卵のおいしかったこと。
食後、早速バスターミナルに向かい、いざ Roquebrune へ。
しかし,長くなりますので、美しい村,ロックブリュヌの旅行記は別にします。
遠足から昼頃帰り,マントン見学をしました。 -
【カジノ】
ロックブリュヌからバスで戻り,この「太陽の遊歩道 Promenade du Soleil」でおりました。 -
【Plage du Casino】
空も海も青,青、青・・・
浜辺は砂浜ではなく、玉砂利です。 -
【Plage du Casino】
浜辺を散歩していると、町から流れて来た河口にぶつかりました。前後を見渡しますと,海に流れ込んでいる川はこれだけです。日本では,こういう川の水が汚いので、海が汚れていることが多いのですが・・・ -
【Plage du Casino】
写真で見ても,単なる玉砂利にしか見えませんが,これが海に流れ注ぐ川の水です。きれいに澄んでいました。
町の地下から流れて来る水が,どうしてこんなにきれいなのでしょう。ちなみに,ニースの海岸でも同様でした。
コート・ダジュールの海の美しさの秘密の一端がうかがわれます。 -
【Plage du Casino】
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【Place Saint-Roch(サン・ロック広場)】
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【Place Saint Roch】
近づいてみるとおもしろいオブジェです。 -
【Quai du Monléon の突き当たりにある「コクトー美術館」】
古い城塞が美しい。 -
【コクトー美術館】
あくまでも青い海に,偉容を誇る城塞。 -
【コクトー美術館】
海の青,空の青にも毅然とする城塞。 -
【コクトー美術館入り口】
コクトーのモザイク。 -
【コクトー美術館】
男は、オテル・ド・ヴィルにある「結婚の間」の新郎と同じ帽子をかぶり、女はスカーフをかぶっています。
美術館内に、数多くの「漁師と娘」の恋をテーマにした絵がありました。これもそのひとつでしょう。 -
【美術館脇からの地中海】
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【美術館から山側を見る】
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【Quai Napoléon III】
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【Vieux Port】
「旧港」は外側の波止場が「ナポレオン3世」、内側の突堤が「ウージェニー皇后」です。いわば第三帝政の皇帝夫妻に守られているということでしょうか。そういえば,マントンはこの時代にフランスになったのでした。 -
【Plage des Sablettes】
砂浜に打ち寄せる海水のきれいなこと。聞くところによるとこの砂は、人工的に運ばれたのだとのことです。
奥に見えるのは「Jetée Impératrice Eugénie ウージェニー皇后突堤」です。その向こうは,Vieux Port (旧港)。 -
Plage des Sablettes(砂浜)の対岸の風景です。たくさんのヨットが並んでいました。
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【Quai Gordon Bennett】
Plage des Sablettes(砂浜)のところは、美しいアーチ状の道路になっています。このアーチの下に様々な水遊びのための設備があるようです。
この「ゴルドン・ベネット波止場」の上は,マントンの旧市街です。
我々が目指すのは,その旧市街と頂上の墓地、そして町の象徴「サン・ミシェル教会」です。
でも,長くなるので,マントン(2)に譲ります。
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