オーストラリアツーリング　縦断編 （１話）

2009/11/09 - 2009/11/22

２００８年に一人で念願のオーストラリアツーリングをして、あまりにも感動的だったので翌年も一人で行った。
横断か縦断か？迷ったあげくルート選択の豊富な縦断をすることに。
上司を説得して１４連休。
２００８年は初めてで少し厳しいルートを走ったが、０９年は要領を得ており、またほとんどアスファルトを走ったのでそれほど冒険と言えるものではなかった。
しかしあの広大な大地を毎日キャンプしながらツーリングするのは最高に楽しい！また行きたいと思う。

エリア オーストラリア

• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 航空会社: シンガポール航空

行程地図

１日目〜４日目
（１日目は移動なんでツーリングは２日目から）

拡大図

１日目

関空から経由地シンガポールへ

世界一評価が高いチャンギ空港
とにかく広い！

デジカメやケータイの充電がタダでできる。

映画も無料！
日本も成田や関空が世界のハブ空港を目指すなら、こういうとこをお手本にせなアカンで。

シンガポール→シドニーは２階建てのエアバス３８０．
キレイ・広い

窓際は２階建ての構造上、膨らみがあるので広い。
ほぼ満席。みんな珍しさから写真撮りまくり。

ごはんもうまい！
飛行機乗るならシンガポール航空がイチバン！

２日目

オーストラリア上空。
この下を走ることになる。上空から偵察して気分は盛り上がる！

シドニー空港到着！
３度目のオーストラリア・２回目のツーリング

シドニー空港ではレンタルバイク屋さんの従業員、ギャレー氏が迎えに来てくれた。
あーー、英語分からへんので話が続かへん。
車に乗って郊外にあるリッチモンドのバイク屋さんへ。
http://outdoor.geocities.jp/ebouken/index.html
注意事項やバイクの状態などなど、いろいろ説明を受けて契約書にサインする。

去年は青いバイクやったけど、今年は白でほとんど新車。
儲かってますかー？
マシンはスズキＤＲ６５０。タンクは３０Ｌのビックタンク。
燃費は１Ｌ/２０kmぐらい。

待ちに待ったツーリングスタート！
スタートした瞬間喜んで叫んだ。この道１年ぶり。

この道、エエぞエエぞ！

給油。すべてセルフ。

カルゴンという街にステイ。キャンプ。
レストランで晩ごはん。

去年はこういったレストランであまりごはんを食べなかったが、今回はよく利用した。
しかし量が多い！

今回は晴れている日はすべてキャンプにしようと決めた。
結局全部晴れ............。
疲れた。

３日目

ここら辺は北海道をもっともっと広くしたような景色で変化があり楽しめる。
交通量も少ない。

小さな町の駅。
電車は週に３回しかこない。

この道、２００キロの直線。
地図で見ても定規で線を引いた感じ。

こんな道はいかにもオーストラリア！
求めてたものだが、

飽きてきた............。

１１月はオーストラリアでは初夏。
でも暑い暑い。

走っても走っても

こんなんです。

この犬、暑ないんやろか？

バークという町でステイ。

４日目

スタートしてすぐにこの看板を見た。
地図を見て当分何もないなと分かっていたが、こういうのん見ると不安になる。
すぐに戻って給油した。

ホンマ何もないわ。

オフロードバイクなんでオフロードを試しに走ってみる。
去年はさんざん（１７００キロ）走ったけど、今回は去年以上に暑い気がして（甘え......）ここ走るんやめた。
あー、やっぱりアスファルトがエエわ。

これぞオーストラリア！

もう飽きた？

止まって聞こえるのは風の音だけ。

叫び放題！

タンボという町でステイ。

この日は６６５キロ走った。

この町のスーパー。
物価は日本の方が安いと思う。

レストランで晩ごはん。
隣のおっちゃんと話する。

オレ、英語めっちゃ苦手。

５日目〜９日目

拡大

５日目

町を出るとすぐこんなん。
今日も一日がんばるぞ！

おっ、ちょっとは変化があるぞ。

牛も暇やで。

町から町は何もないけど、休憩所が５０キロに１ヶ所ぐらいある。
トイレ、ごみ箱完備。さすが！

幹線道路から反れて中央車線のない道を３００キロぐらい走る。
ただでさえ交通量が少ないのにさらに少なくなった。

牛ちゃん、ちょっと通らせてー。

ロングリーチという少し大きい町で（信号はないんやけど）、カンタス航空博物館に行く。
走ってばっかりやったから、足を止めて観光するのもエエもんや。

飛行機もエエんやけど、ここ涼しいから最高や。

外へ。ボーイング７４７（ジャンボ）はデカイ！

機内もクーラーガンガン。
古い機体やけどえーわー。

コックピットもシブい！

他もあるでー

日本でこうやって写真撮れるとこないやろなー。
オススメのスポットです。

でまたこんな道を走る

暑すぎて..........

鼻血が出た。

あ、改めましてワタクシ、こんな顔の３８歳の独身です。
兵庫県姫路市在住。

６日目の朝。
夜中に風が強くて洗濯もん慌てて取り込んだ。

朝起きてから顔洗ろて撤収して出発するまで約１時間。

そしてまた中央車線のない道を走る。

何もない道を走っててポツンとこんなんがあると思わず立ち止まる。
これは何ですという看板はない。

レストエリアで休憩。

これ以上は計測不可能

ガソリンスタンドにて。
給油機のそばに灰皿があるんやけどエエの？

長ーーーーーいトレーラーには注意してねの看板。

日陰で休憩。
暑いけど、Ｔシャツ、長袖シャツ、皮ジャン。
皮ジャンの中の長袖をビショビショにして着て走ると天然のクーラーになる。
その繰り返し。グッドアイデア！

久しぶりにまっすぐ以外の道。
制限速度（１００キロ〜１３０キロ）いっぱいで走れる超高速コーナーの連続。

最高！

自然火災。

とにかく燃えた跡をよく見る。これが自然なんやなー。
消火活動はやってないし通行止めにもならない。

ここは今回のツーリングでもう一度走りたい道のベスト３に入る。
映画やＣＭで使えそう。ほぼ貸切。

マウントアイザという町。ここは内陸部で最も大きい町。
久しぶりに信号があるとこに来た。

晩ごはんはマクド。
いろんな国でマクドを食べたが、基本的な味は変わらず。でも日本がイチバンおいしいと思う。

キャンプ場のプールにて。
夜なんで貸切。暑かったんでめちゃ気持ちイイ。
このキャンプ場はＢＩＧ４というキャンプ場チェーン店のひとつ。
他のキャンプ場より少し割高だが、設備は最高。
オーストラリアでキャンプするならＢＩＧ４！

シャワー室

キッチン

７日目

今日もがんばるぞ！

スタートして間もなくこの看板。
１９０キロ先カンガルー注意って........。
１９０キロも走ったらこんな警告があったことも忘れるで。
ほんで１９０先はカンガルー１匹も見んかった。

こんな風車がたまにある。

ちょこちょこあるレストエリアの案内。

ゴミの分別はしなくていい。非常用の水やかまど、薪もある。

ガソリンスタンド。
だいたいこういったガソリンスタンドが日用品を売っててレストランを兼ねている。
ガソリン入れるだけのガソリンスタンドは皆無。

規模にもよるが、中はこんな感じ。

こんな長いトレーラーがよく走っている。
抜かれるときやすれ違うときはちょっと怖い。
抜くときは？ないなぁ。

しかし日本の運転手と違ってかっこエエ。
退屈な道、絶対眠たいで。
未舗装も走っているからビックリ。

ノーザンテリトリーという州に入った。
やっとここまで来たか。

オーストラリアでは指定場所以外原則キャンプ禁止。
設備が整ってないとこでもこういう看板があればＯＫ。
レストエリアぐらいの設備はある。

ここの州は制限速度１３０キロが多い。
町を出れば制限速度１００キロ・１１０キロ・１２０キロ・１３０キロのいずれか。
このバイクで快適な速度はせいぜい１２０キロまで。
抜かれる専門。

日陰もない。

もう限界。

ひたすらこんなん。

あまりにもすれ違う車が少ない。
対向車にはひとさし指を立てるのがオージー流。
最初は何をやってるのか分からんかった。

走って走って。
次の町ではキンキンに冷えたジュースを飲むぞというのが唯一の目標。
どんだけうまいか。

何もない退屈な風景の連続だが、、、、

ナント人が歩いているではないか！！

この人、１０年かけて歩いて世界一周している。
残り１年。

世の中にはすごい人がおるもんや。目が覚めた。
下記参照
http://www.wwwalk.org/FrameSet_an.html

オーストラリアの真ん中を走るスチュアートハイウェイまで来た。
ゴールのダーウィンの表示も。やる気になってきた。

８日目

朝、今度はヒッチハイクの人が水をくれと訴えていた。

デビルマーブルズ。
これらの石は、気の遠くなる歳月をかけてできた自然のモニュメント。

まあこういう原理らしい。

それにしても不思議や。
ビクともせえへん。

このスポットは面白い（暑いけど）。

ガソリンスタンドの休憩所でイエーイ！

原住民アボリジニ。
一見怖そうに見えるが、とても人なっつこい。
考えてみたらオーストラリアは元々この人らの土地で白人が住み着いた。そして白人は原住民を警戒したり差別している。
勝手なもんや。

キャンプ場でとなりの人がビールくれた。
オレ、お酒飲めへんけどご好意を無駄にするのも何なんで、ちょっと飲んで見てないとこで捨てた。
ありがとう！

晩ごはん。
ステーキは小さいやつねと注文したら、分かった、安心しろと言われた。
出てきたもんは、たしかにデカくはないがぶ厚い。

トラック運転手らと。

９日目

毎日晴れで毎日キャンプ。
疲れてきた。

牛を載せたトラック。

ドナドナドーナードォナー、子牛をのせーてー。

どうか乳牛でありますよーに。
チーン。

タンクローリー最長版。

また火事

よー燃えとんでー

北上するにつれて景色が亜熱帯になる。
そして泳いでいい沼もある。

ヌルい...............。

キャサリンという町でステイ。

キャンプ場のランドリー。

アイロン台もありまっせ。

ケータイやデジカメの充電はこういうときにする。
特に不便は感じなかった。

着替えは４日分持っていってその都度洗濯。

晩干せば朝乾く（ただし、ここら辺から北は乾きにくかった。亜熱帯の湿度のせい）。

この旅行記へのコメント （5）

• yukio.z28さん 2011/09/06 21:34:00

  はじめまして！！

  アメリカ＆カナダ旅行記　オーストラリア旅行記楽しく拝見させていただきました！！また旅行記おじゃまします。
  
  yukio.z28

  ノボルさん からの返信 2011/09/11 11:35:33

  はじめまして♪

  yukio.z28さん
  コメントありがとうございます。
  そして日記を読んでいただいてありがとうございました。
  レンタカーやバイクで大地を走るって自由でクセになりますね。
  このような旅は次いつになるか分かりませんが、年内にもう一回ぐらい行きたいと思います。
  ではまた☆

• きなこさん 2010/10/30 22:09:22

  面白かったです！

  コメントが面白くてはまってしまいました。
  
  鼻血の写真も笑ってしまいました。
  
  でも、キャサリン直前で沼に入ってましたが、
  
  あの辺りはワニが沢山いるところじゃなかったっけ･･
  
  と心配になりました。

• ＪＩ-GEN☆さん 2010/04/02 18:52:06

  おぉー！

  待ってました、第２弾。
  
  写真撮るのうまい、コメントが面白い、もうすっかりファンでｓ。
  
  エンジン切った瞬間の静寂、ライダーならではです。
  ああ、地平線しか見えないロングロードを走りたいー。

  ノボルさん からの返信 2010/04/02 22:14:36

  ありがとう！

  ＪＩ-GEN☆さん
  ちゃんと見てくれている方がいるんですね。
  励みになります。褒められて恥ずかしい........。
  一応考えてシャッターを押して分かりやすくコメントを書いたつもりです。
  ２００８年・２００９年と同じ時期に走りましたが、２００９年は特別暑いような気がしました。
  今年はチャレンジするかどうか分かりませんね。今のところ２ヶ月に一回海外に行ってます。
  スポーツ選手のコメントではないですが、これからも応援よろしくお願いします♪