1997/09/11 - 1997/09/11
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北風さん
パナマといえば、「パナマ運河」が有名
(いや、パナマ帽とパナマ運河しか記憶になかったのが本当の所だ)
とにかく、大西洋と太平洋の最も狭い部分に造られ、その後の世界経済に大きな影響を与えたこの運河は、
・・・意外と狭かった?
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス
-
市内から派手派手バスで30分、「ミラフローレスで降ろしてくれ!」と、ドライバーに頼んではいたが本当にここだろうか?
目の前の整地された芝生に横たわるどでかいパイプ以外は、まるっきりジャングルなのだが・・
誰かに尋ねようにも、人っ子一人いない。
とりあえず、パイプの端に霞むダムみたいな所を目指す事にした。
蝉の鳴き声が日本の夏を思い出させる。
この何事もスローな大陸で、焦る事時は死ぬ前ぐらいだとは悟っていたが、俺は本当に今日中にパナマ運河にたどり着けるんだろうか? -
旅日記
『パナマ運河にて』
ジャングルを抜けたら、そこには高層ビルの基礎工事のような光景が広がっていた。
目の前の深い深い溝の底には、どんよりと濁った水が漂っている。
背後にそびえるモダンな展望台、パナマ運河入場チケット売り場、観光客の団体、確かにここが目的地だと感じさせるものはあちこちに散らばっている。
が、しかし、これが運河なのか?
世界で名だたる運河と言うからには、向こう岸が霞むほどの広大な川幅を期待していたのだが・・
目の前の溝は、石を投げれば簡単に向こう側に届いてしまうぐらいしかない。
「ビーッ」とアラームがジャングルにこだまする。
「これから、船が通過します」と、アナウンスが流れ出した。
果たしてこんな狭い運河をどうやって通過するんだろう?
別の意味で俺はわくわくしてきた。 -
「船が通過しまーす」
とのアナウンスが流れ出すと、湖の彼方から豪華クルーザーがスルスルと滑ってきた。
どんなでかい船が来るんだろうと、期待していた観光客からブーイングがおこる。 -
さて、先程の運河だか溝だかわからない場所に目を移すと、いつしか満々と水が張られていた。
これが、この細長い水路を何段もの水門で仕切って、運河の入り口と出口の水位の差を調整する仕組みらしい。 -
船が水門に入ってきた。
「ゴゴ、ゴ、ゴ」と不気味な音がする中、船が水路に沈んでいく。
ものすごい速さで水を汲み出しているらしい。
5分後、船が見えなくなった。 -
「パナマックス・サイズの船が入ります!」とのアナウンスが、
・・・「パナマックス・サイズ」?
パナマックス・サイズとは、パナマ運河を通過できる最大の大きさの船の事らしい。
つまり、この運河の大きさが国際的な船の設計規格になっているらしい。
パナマ運河をなめたらあかん! -
旅日記
『運河の流れ』
パナマ運河は太平洋側と大西洋側の水位の差を文明の力で強引にねじふせていた。
要するに、この運河はダムの役割の果たしているらしい。
水門が閉まる「ギ、ギ、ギ、ギ」という音が終わると、ものすごい勢いで水門で仕切られた区域の水位が落ちていく。
こうやって何度目かの水門をくぐりぬける間に船の高さは見えないほど沈んでいく。
ビルに直せばどれぐらいだろう?
4階建てぐらいは沈んだだろうか?
今、刻一刻と沈んでいく大型船は、パナマックス・サイズと呼ばれる運河を通る事ができるギリギリの大型船らしい。
本当にギリギリだ。
世界中の船が、ここの運河の幅を考慮して設計されていると、アナウンスが告げている。 -
-
運河に入って30分もしないうちに船は太平洋へと出て行った。
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