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2000年7月8日の旅日記http://4travel.jp/traveler/u-hayashima/album/10058078/より以下を抜粋<br />今回のヴェテラン・レガッタの参加国はイギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、ドイツ、オランダ、ノルーウェイ、日本の十か国であった。日本からは勿論、東洋からも我々のクルーが初参加であった。<br /><br /> レースは午前8時から午後6時まで終日行われ、競技種目は年齢別の雑多にわたり、1,100mを競う2艘レースで4分毎の発艇である。                    <br /><br /> 折りからヘンリー・オン・テームズの町ではヘンリー2000・フェスティバルが大々的に催されており、ヘンリーブリッジ下流の川畔には大きなテントで囲い込んだフェスティバル会場が設営されていた。7月5日から9日まで5日間、この会場で音楽祭と美術祭が行われるのである。<br /><br /> この会場へ入場するにはチケットを購入しなければならず、男は黒のスーツにネクタイの着用が求められ、女子はイブニングドレスの着用が求められる。午後六時からの開演となっているが、昼過ぎから自動車に椅子や机を積み込んできて牧草地にテントを張り、正装してワインやビールを飲みながら開演時間のくるのを待っている人々がそこここに見られるし、クルーザーでやってきて船を係留しその中でワイングラスを傾けながら談笑している人達もいる。<br /><br /> 如何にもフェスティバルを生活の一部に取り込んで楽しんでいるといった風情である。開演時間の迫った午後5時頃になると、電車から降りた正装の紳士淑女が大勢、フェスティバル会場へいそいそと集まって行く風景が見られる。またクルーザーからも正装の紳士淑女が吐き出されて、道路は黒っぽい群衆で埋まる。何しろ緯度の高いこの国では、この時期午後九時頃まで戸外は明るく、暫しの短い夏を心ゆくまで楽しもうという風情が窺われる。日が落ちてからは花火も打ち上げられる。<br /><br /> 現地入りした日は緑地で憩う紳士淑女を横目で眺めながらテームズ川畔を歩いて最初にローイング・ミュージアムへ行った。流石にボートの本拠地だけあって豊富な展示物であった。付属の売店にはローイング・グッズが並んでいたが本番のロイヤル・レガッタが終わっているので品数はそれほど豊富ではなかった。<br /><br /> 翌朝早く目が覚めたので五時に起き出して散歩に出掛けた。レースの行われる川畔をスタート地点のテンプルアイランドまで歩いてみたが、早朝なので通り抜けた町中には人影が全然見えない。昨夜のあの賑わいが嘘のようである。夜更けとともに自動車で家路を急いだ人達も多かろうが、多くの人々は係留された夥しい数のクルーザーや川畔の緑地に張られた数多くのテントの中で楽しい夢を結んでいるのであろうか。この時期ホテルはどこも超満員であるからホテルや別荘で宿泊した人も沢山あるに違いない。川畔にはフェスティバルの会場となるテント村が延々と続いているので、遮られてなかなか川畔に出ることができない。<br /><br /> 暫くテントに沿って自動車道を歩いていくとアパー・テームズ・ローイング・クラブと標識の出ている建物の庭の門が開放されていて川畔に通じているのを発見した。ここを通り抜けて川畔へやっとの思いでたどり着くと川畔にも人影がない。朝霧のもやっている緑豊かな川畔の小道を散歩するのは実に爽やかである。緑地には白鳥の子供達五十羽ほどが群れをなして歩いていた。レースのスタート地点となるテンプルアイランドで折り返してホテルへ帰った。およそ1時間半の気持ちよい早朝散歩であった。<br /><br /><br />

ワープロで描いた俳画・・・ボートのメッカのヘンリーオンテームズで逍遥

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2000/07/08 - 2000/07/08

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早島 潮

早島 潮さん

2000年7月8日の旅日記http://4travel.jp/traveler/u-hayashima/album/10058078/より以下を抜粋
今回のヴェテラン・レガッタの参加国はイギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、ドイツ、オランダ、ノルーウェイ、日本の十か国であった。日本からは勿論、東洋からも我々のクルーが初参加であった。

 レースは午前8時から午後6時まで終日行われ、競技種目は年齢別の雑多にわたり、1,100mを競う2艘レースで4分毎の発艇である。                    

 折りからヘンリー・オン・テームズの町ではヘンリー2000・フェスティバルが大々的に催されており、ヘンリーブリッジ下流の川畔には大きなテントで囲い込んだフェスティバル会場が設営されていた。7月5日から9日まで5日間、この会場で音楽祭と美術祭が行われるのである。

 この会場へ入場するにはチケットを購入しなければならず、男は黒のスーツにネクタイの着用が求められ、女子はイブニングドレスの着用が求められる。午後六時からの開演となっているが、昼過ぎから自動車に椅子や机を積み込んできて牧草地にテントを張り、正装してワインやビールを飲みながら開演時間のくるのを待っている人々がそこここに見られるし、クルーザーでやってきて船を係留しその中でワイングラスを傾けながら談笑している人達もいる。

 如何にもフェスティバルを生活の一部に取り込んで楽しんでいるといった風情である。開演時間の迫った午後5時頃になると、電車から降りた正装の紳士淑女が大勢、フェスティバル会場へいそいそと集まって行く風景が見られる。またクルーザーからも正装の紳士淑女が吐き出されて、道路は黒っぽい群衆で埋まる。何しろ緯度の高いこの国では、この時期午後九時頃まで戸外は明るく、暫しの短い夏を心ゆくまで楽しもうという風情が窺われる。日が落ちてからは花火も打ち上げられる。

 現地入りした日は緑地で憩う紳士淑女を横目で眺めながらテームズ川畔を歩いて最初にローイング・ミュージアムへ行った。流石にボートの本拠地だけあって豊富な展示物であった。付属の売店にはローイング・グッズが並んでいたが本番のロイヤル・レガッタが終わっているので品数はそれほど豊富ではなかった。

 翌朝早く目が覚めたので五時に起き出して散歩に出掛けた。レースの行われる川畔をスタート地点のテンプルアイランドまで歩いてみたが、早朝なので通り抜けた町中には人影が全然見えない。昨夜のあの賑わいが嘘のようである。夜更けとともに自動車で家路を急いだ人達も多かろうが、多くの人々は係留された夥しい数のクルーザーや川畔の緑地に張られた数多くのテントの中で楽しい夢を結んでいるのであろうか。この時期ホテルはどこも超満員であるからホテルや別荘で宿泊した人も沢山あるに違いない。川畔にはフェスティバルの会場となるテント村が延々と続いているので、遮られてなかなか川畔に出ることができない。

 暫くテントに沿って自動車道を歩いていくとアパー・テームズ・ローイング・クラブと標識の出ている建物の庭の門が開放されていて川畔に通じているのを発見した。ここを通り抜けて川畔へやっとの思いでたどり着くと川畔にも人影がない。朝霧のもやっている緑豊かな川畔の小道を散歩するのは実に爽やかである。緑地には白鳥の子供達五十羽ほどが群れをなして歩いていた。レースのスタート地点となるテンプルアイランドで折り返してホテルへ帰った。およそ1時間半の気持ちよい早朝散歩であった。


同行者
友人
交通手段
鉄道

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