1997/10/13 - 1997/10/13
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北風さん
コロンビアで立ち寄った動物園に味をしめて、ここイキトスでも動物園に行ってみた。
アマゾン川流域の動物園の台所事情は、軒並み厳しいらしく、ここでもジャングルの中を柵で囲っただけの様な手作り風のものだった。
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コロンビアで立ち寄った動物園に味をしめて、ここイキトスでも動物園に行ってみた。
アマゾン川流域の動物園の台所事情は、軒並み厳しいらしく、ここでもジャングルの中を柵で囲っただけの様な手作り風のものだった。
当然、珍獣など他国から輸入できる財力もないのだが、よく考えると世界の珍獣の多くがここアマゾンから採取されている。
つまり、ここではちょっとジャングルに入れば珍獣だらけ、時にはその珍獣に襲われる程に。 -
「ザバッ」
と、ものすごい水音とともに、全長3mほどの細長い物体が浮上した。
動物園の入り口のため池のような場所での事だった。 -
・・これはラジコンの潜水艦だろうか?
あまりの大きさにどう考えても淡水魚とは考えられない。
どうやら、これが市場の乾物屋に並べられていた丸太のような干物の原型らしい。 -
「パイチェ」
アマゾン川の主ピラニアさえもたじろぐほどの食欲を持っているこの魚は、人間の子供でさえ襲うらしい。 -
ひなびた飼育小屋の裏では、飼育係のおっちゃんが哺乳瓶を小さな檻の中にさしこんでいた。
小屋の主は、赤ん坊といえど既に日本の猫の1.5倍はある。
薄い黄色の毛並みに黒い斑点、赤ん坊と言えどジャガーはジャガーだ。
飼育係のおっちゃんが、
「飲ませてみろよ!ただし気をつけてな!」
と、哺乳瓶を渡してくれた。
こんな肥満した猫ぐらいのサイズのジャガーに、気をつける事なんかあるのか?
俺は完全になめていた。
デブ猫が哺乳瓶に吸い口と同じぐらいの口を「アーン」と開けた瞬間、いきなり哺乳瓶にグッと手応えが!
「エッ」と、思った瞬間、吸い口は食いちぎられていた。
心なしか眉間にいつしか深い縦シワが2本ほど浮かんでいるお方は、「グル、グル、ルルル」と唸って、「ペッ」と食いちぎった吸い口を吐き捨てなすった!
異様に研ぎ澄まされた白い歯並び、赤ん坊と言えど、ジャガーはジャガーだった。
俺は今日、ベビー・ジャガーにビビらされた。 -
確か動物園の案内図には、「散歩コース」として載っていたはず・・
どうやって、この橋を渡れというんだろう?
最初に踏み出した足の下で、パキ、パキ、パキと腐った板が沼に吸い込まれて行く。
これは、「サバイバル・コース」の間違いじゃないのか? -
途方にくれて沼の奥地へと目をやると、カワウソが日向ぼっこしていた。
これは、動物園の中より、外の方が動物が多いのではないだろうか?
さっきから、どこからともなく聞こえてくる唸り声が妙に気になりだした。
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