2010/03/13 - 2010/03/13
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morino296さん
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有田川北岸の宮原から有田川を渡り、糸我峠を越え、熊野古道の宿場として賑わった湯浅までの約7Kmを歩きました。
紀伊国屋文左衛門の生誕の地といわれる湯浅は、醤油発祥の地としても有名で、重要伝統的建造物群保存地区の町並みは往時をしのばせます。
今回歩いた熊野古道は、「わかやま観光情報」の「和歌山県街道マップ」に詳しい案内図がありました。
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紀伊宮原駅
和歌山からJRきのくに線で約45分です。 -
紀伊宮原駅前
タクシーが数台、客待ちをしていましたが、駅前には何もありません。
地図にはコンビニがあるように書かれていましたが見当たりませんでした。 -
有田川の土手で見つけた土筆
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有田川に架かる宮原橋を渡ります。
ハイキングのグループを何組も見掛けました。 -
有田川に沿って東へ歩くと42号線にこの看板があります。
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熊野古道 道標も頼りに歩けば、迷うこともないようです。
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得生寺
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得生寺
中将姫ゆかりの寺として知られます。
奈良時代の天平宝字3年(759)に、時の右大臣藤原豊成卿の娘、中将姫が3年間隠れ住んだ所に、姫に仕えた伊藤春時が草庵を結び安養庵と称したのが最初といわれます。 -
得生寺 本堂に飾られている中将姫15歳の絵
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得生寺 中将姫御影堂
毎年5月14日の中将姫の命日に行われる来迎会式の二十五菩薩練り供養は、和歌山県の無形文化財に指定されています。 -
得生寺の来迎会式の解説
紀伊国有田郡雲雀山で中将姫を殺害せんとした伊藤春時は娘の徳に打たれ殺害が出来ず、名を改めて姫をお守りするもの。 -
得生寺 境内の桜
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一里塚
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糸我稲荷神社の前にある旧跡
白河法皇が熊野詣の時に駕籠を止めて休憩した「証」として有名な「みくるまをよせたまいし旧跡」 -
糸我稲荷神社
日本最古のお稲荷さん
鳥居の扁額には「本朝最古の稲荷大神社」とあります。 -
糸我稲荷神社 みぬさの岡の旧跡
白河法皇の熊野詣の旅の安全を祈願して平忠盛が奉幣したものとあります。 -
糸我稲荷神社 楠の大木
以前は4本の大木があったそうですが、現在は3本。
幹の廻りは5〜6mあり、樹齢500年以上といわれます。 -
糸我稲荷神社
本殿には、倉稲魂神(うかのみたまのかみ、稲荷大神)、脇宮には、左に土御祖神(つちのみおやのかみ)、右に大市姫神(おおいちひめのかみ)が鎮座します。 -
糸我稲荷神社
652年、本朝最初の稲荷大社と名付けられたそうです。
その後、711年に伏見の稲荷大社ができたとのことです。 -
熊野古道 この先は緩やかな坂道が始まります。
熊野古道は、本宮・那智・新宮のいわゆる熊野三山へ入る信仰の為に利用された道で、延喜7年(907)宇多法皇の熊野御幸に始まり、以来上皇・法皇の御幸が盛んになり道中に王子社が建てられました。
弘安4年(1281)の亀山上皇の御幸を最後に、平安・鎌倉と続いた御幸は終わりを告げましたが、江戸時代になり、紀州藩主徳川頼宣が熊野三山復興に力を注ぐことにより、「蟻の熊野詣で」と呼ばれる、最盛期を迎えることとなったそうです。
この道を、蟻のように歩いたのでしょうか? -
糸我王子
王子は、熊野古道、特に紀伊路・中辺路沿いにある神社で、数が多いことから九十九王子と言われます。
12世紀から13世紀にかけて、皇族・貴人の熊野詣に際して先達をつとめた熊野修験の手で急速に組織された一群の神社で、参詣者の守護が祈願されたものだそうです。 -
糸我王子辺りの風景
山肌にはみかん畑が続きます。 -
分かれ道には道標があります。
「左 熊野道」 -
糸我王子跡
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暫く緩やかな坂道が続きます。
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糸我峠 急坂の手前にある休憩所からの眺め
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糸我峠の急坂
この辺りは地道です。 -
峠の茶屋跡
この辺りが標高200mで、今回の行程で一番高い場所です。 -
峠を越えて下りが始まります。
行程のほぼ半分です。 -
北谷池から湯浅町方面の眺め
暫く急な下り坂が続きますが、道は舗装されています。 -
夜泣松
今は、松はなく、竹藪になっています。
伝承によれば、昔、平清盛の連れの子が夜泣きをするので、この松の皮をくすべたところ泣きやんだそうです。 -
逆川神社
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逆川神社
逆川王子跡
近くにある逆川の名の由来は、紀州の川は、地形上、東から西へ流れるのが常であるが、この川は西から東へ流れるため「逆川」と名付けられたようです。 -
逆川神社
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腰掛け岩の跡
後白河法皇が腰掛けられたと言われますが、道路の石は後世に置かれたもののようです。 -
弘法井戸
昔は旅人ののどを潤した井戸で、伝承によれば、弘法大師が杖で突くと水が湧きだしたのだそうです。
今も、水は沸いていましたが、飲むのは無理のようです。 -
方津戸峠
方津戸峠の頂上付近には小さな庵があります。
湯浅が商売で名をとどろかせた頃、大事なお客様を出迎える場合はこの峠まで来たそうです。
峠とは言っても然程高くはありません。 -
湯浅の醤油・味噌屋さん
湯浅の町に入りました。
紀伊宮原駅からここまでは約2時間半です。 -
文平の像
江戸時代前期の豪商・紀伊国屋文左衛門は、寛文9年に湯浅町別所で生まれたとされ、幼名を文平と呼ばれました。 -
文平の像の解説
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湯浅駅舎
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湯浅町 立石茶屋
江戸後期の町家を改修したもので、無料の休憩所となっています。 -
湯浅町 立石道標
天保9年(1838)に建てられたといわれる高さ2mを超す道標。 -
湯浅町 深専寺
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深専寺 地震と津波の碑(県指定文化財)
建立は安政3年(1857)、南海大地震(1854)の戒めが書かれています。 -
深専寺
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湯浅おもちゃ博物館
元の醤油屋の建物が博物館として利用されています。
(入場料200円)
店先には、ご主人手作りの”醤ちゃん”人形が飾られています。
この博物館は、平成20年度、文化庁の委託事業として発足、栖原家の一部を借りています。 -
湯浅おもちゃ博物館
おもちゃだけではなく、昔の道具なども展示されていて楽しめます。 -
湯浅おもちゃ博物館がある栖原家の建物
明治7年建築の醤油醸造家の主屋は、湯浅特有の様式を残す代表的な町家だそうです。
湯浅特有の様式は、切妻造・本瓦葺、つし二階建、1階の大戸と格子、本瓦葺の庇、2階の虫籠窓など。 -
甚風呂
江戸時代に須井甚蔵が開業し、昭和の終わりまで経営していた大衆浴場で、正式名称は「戎湯(えびすゆ)」であるが、経営者の名前から「甚風呂」と呼ばれたそうです。
小路の辻にある大衆浴場で、湯浅町内では最も古い歴史を持つといわれ、個性的なデザインの塀が目立ちます。 -
甚風呂の浴室
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甚風呂の奥は展示室になっています。
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湯浅町 醤油屋・角長
創業は天保12年。
建長元年(1249)、覚心は仏教を学ぶために宋に渡り、5年間の修行の後、宋の径山寺で学んだ味噌の醸造法を持ち帰ったといわれます。
この径山寺味噌(金山寺味噌ともいわれる)作りのなかで、「醤油」が生まれたそうで、湯浅の味噌醸造家は、径山寺味噌づくりをするかたわら醤油づくりをしたのだそうです。
千葉県銚子の醤油のルーツは、ここ湯浅なのだそうです。 -
湯浅町 せいろミュージアム
街並み全体を民俗資料館に見立て、湯浅にゆかりのある詩歌や古民具を、”せいろ”や麹造りに使う”もろ蓋”を使って展示しています。 -
湯浅町 重要伝統的建造物保存地区
思い思いに、灯籠や花なども飾られています。
平成18年に国の重要伝統的建造物保存地区に選定されています。
旧市街地の北西に位置し、東西約400m、南北約280m、面積にして約6.3ヘクタールに及びます。
北町、鍛冶町、中町、濱町を中心とする醤油醸造業が最も盛んであった一帯にあり、「通り」と「小路」で特徴的な地割と、醸造業関連の町家や土蔵の建築物が残されています。 -
湯浅町 重要伝統的建造物保存地区
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角長の裏にある大仙堀
往時は、この大仙堀から醤油を船積みして各地に出荷していたそうです。 -
重要伝統的建造物保存地区
黒漆喰塗の壁面に虫籠窓
虫籠窓は、近世から近代初頭頃の建物の2階に見られる窓で、格子を漆喰で塗り籠めています。
四角形か木瓜(もっこう)型に分けられるそうです。 -
湯浅町 重要伝統的建造物保存地区
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湯浅町 道町の店先にいたワンちゃん
(紀州犬かどうかは?) -
観光案内所(?)
駅の近くにあるお店には「観光案内」と書かれています。
「地図など自由にお持ちください」とありますが、土日は閉店のようで、役立ちませんでした。
湯浅駅に置いてあった「湯浅町マップ」を頂きました。 -
満願寺
後白河法皇勅願の厄除観音が本尊だそうですが、観音様は拝めませんでした。 -
紀伊国屋文左衛門の碑
勝楽寺の横にあり、昭和34年、松下幸之助らにより寄贈されたものだそうです。
また、この近くには、紀伊国屋文左衛門生誕地記念碑もあるそうですが、パスしました。
熊野古道をちょっとだけ歩いてみましたが、熊野詣をした昔の人の偉大さを改めて知りました。
(おしまい)
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この旅行記へのコメント (2)
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- おかかさん 2010/03/20 23:10:17
- そっくり!
- morino296さん、こんばんは!
このわんこ、某CMのお父さんみたいですね!かわええのう!
熊野古道はいつか行きたいと思っていましたが
実際どんな感じか知らなかったので、こちらを拝見してイメージしやすくなりました。
心が洗われそうなところですね。
- morino296さん からの返信 2010/03/20 23:39:08
- RE: そっくり!
- おかかさん
こんばんは!
いつも有難うございます。
湯浅で見かけた犬、可愛かったです。
今になって思えば、ネコはほとんど見かけなかったですね。
熊野古道、昔の人は、よくぞ歩かれたものですね。
今回の7Kmだけでも、ちょっとへこたれてしまいましたが。
他の道を歩いていないので、よく分からないのですが、
神秘的なイメージはしましたよ。
ところどころにトイレもあり安心ですが、
自販機やコンビニはないと考えた方が良いですね。
便利な世の中に住む者にとっては、やはり別世界なのかも知れません。
morino296
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