野川のゴイ鷺。

2010/02/18 - 2010/02/18

雪の降った朝、午後から晴れてきて、野川へ雪を見に行く。春の淡雪、野川の雪はすっかり溶けていて、暖かな春の日差しの下、いぬふぐりの青い小さな花びらが、陽光に微笑んでいた。

節分から２週間、節分草も樹林の中のこだまりに花を咲かせていた。人の手を借り守られている花壇。その先には、福寿草の一叢も手入れされていた。

野性味のある林間の中の梅の木１本。ほぼ満開。樹間に己を主張していた。

見るとゴイ鷺が池の中で餌を求め、ゆっくりと歩行している。その長い嘴を時々さっと水面に突き刺して。こんな小さな人工の池にも何等か食べられる餌でもあるのだろうか。無念そうに嘴を上げ、その長い首を空に向けている。

白鳥に似た真っ白なゴイ鷺。これは日本の白鳥に違いない。直ぐにも折れそうな細い脚。くったくなく餌を求め、人の傍までやってくる。野川はもう春たけなわだ。

エリア 国分寺・小金井(東京)

今年２回目の積雪。朝起きると自宅の庭木にも牡丹雪が積もっていた。

梅の花びらも雪で取り巻かれ。

午後の野川。日当たりにはいぬふぐりが一面に咲いていた。

いぬふぐりの青くて可憐な花びら。

樹林の中の日当たりには節分草も咲いている。

節分草の接写。

樹林の中では野生の梅が１本、今丁度満開だった。

陽だまりの福寿草。

小池で餌を求めるゴイ鷺。

小さな小川の畔にももう１尾のゴイ鷺が。

餌は上手に獲れただろうか・・・