2009/04/25 - 2009/04/25
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しょう美奈子さん
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(只今、Mixiから過去の旅行記を少しずつ移行させているため、1年前の日記になります。ご了承下さい。)
今晩は。
東京の一週間は、氷雨が一日地面を濡らす月曜日から始まりました。週明けの曇天・雨天はそれだけで憂鬱な気分になります・・・。
(しかも夜更けてまで委員会などが続いた時には・・・)
そんな気持ちを晴らすべく、1年前、晴天のなか東京から日帰りで訪れました、香川県丸亀市・瀬戸内海の島、塩飽本島の笠島集落散策のご報告をさせて頂きます。
◆ 塩飽本島(しわくほんじま)とは ◆
瀬戸内海に浮かぶ小さな島で、因島、弓削島を本拠地とした村上水軍に拮抗した、『塩飽水軍』の本拠地です。古くより,海運等に栄えた港町で,歴史的な街並みが、かつての中心地「笠島集落」にかなり濃厚に残っております。
◆ 日帰り散策ルート ◆(あくまでも2009,4月時点のものです)
離島ではとにかく「船便」のチェックが肝要になります!
この塩飽本島も,残念ながら船便が多いとは言い難く・・・・。
丸亀港(四国側)と本島を往復する本島汽船が1日8往復,児島港(本州側)と本島を往復する六口丸海運が1日4往復・・・・。
飛行機の時刻表とにらめっこをした結果,日帰りを実現するには,
(往路)羽田 → 高松空港経由,丸亀港から入島
(復路)島脱出 → 児島港 → 岡山空港 → 羽田,
であることが判明・・・。
集落滞在可能時間,約4時間。港から集落までちょっと(かなり)歩きそうですが,おそらく時間としては十分過ぎるものと思われます。
◆ 当日の旅程 ◆
当日は生憎、全国的に荒れた空模様・・・。
7:40 ANA531便、高松行きに搭乗…しかし旅は出鼻から挫かれ、「視界不良で神戸空港ダイバート可能性あり」の条件付運航。
9:10 まるでちっこいJACのSAABで奄美上空を飛んでいるかのような揺れ(すとーんと落ちる感じ)でひたすら雲海のなかをFlight、爆睡のなか、無事高松空港に降り立つ。
10:04 空港バスで高松駅に。高松駅から「快速サンポート南風リレー号」観音寺行きに乗る。…元一年間限定高知市民歴ありの我が身には、「南風」という響きに郷愁が…。
10:25 丸亀に到着。シャッターが下がった商店街(郊外にジャスコができたとのこと・・・)を徘徊し、丸亀城に向かうも雨強く、タクシーにて城を一周、丸亀港へ。
11:50 丸亀港待合室で、12:10発本島行き旅客船を待つ。
16:35 小雨→曇天のなか、笠原集落を3時間以上かけて徘徊。
「むぐちまる」で児島(岡山)に向けて出航。
17:10 児島観光港→児島駅にて、マリンライナー岡山行き乗車。むぐち丸が早着したお陰で、予定より30分早い列車に乗れました。
18:25 岡山駅からLimousineに揺られ、空港到着。久々に岡山空港に来ましたが、知らないうちに、民間二社によるLimousineバス客引きはしなくなった模様。
19:35 ANA660便(最終東京便)に搭乗する。
21:00 無事、羽田到着。・・・で、到着口までかれこれ10分余り、無機質なチューブを歩かされる(要するに、satellite先端スポットに駐機されてしまった・・・)。
21:10 京急Limousineバス(品川シーサイド経由、大井町行)に間に合い乗車♪
21:30 自宅到着@品川シーサイド〜お疲れ様でしたm(._.)m。
早朝から,一日フルに移動しての,日帰り瀬戸内離島の旅。
足が筋肉痛に襲われましたが (=なにせ,離島にはタクシーがない。ひたすら歩くしかない!!),日帰りとは思えないぐらいの,贅沢な時間,のんびりとした島時間にどっぷり浸かった充実した日帰り遠足でした♪
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- ANAグループ
-
Google Mapを利用させて頂き、塩飽本島の場所をご説明させて頂きます。
-
早朝羽田AM7:40,搭乗したANA531便高松行き,ボーイング767型機は,
「本日,高松空港が視界不良のため,当機は着陸不可能な場合は神戸空港に着陸するか、もしくは羽田空港に引き返す場合もございます・・・・。」
とのアナウンスが流れ,今にも雨が落ちてきそうな曇天に覆われた羽田空港を離陸しました。
私の脳裏には,数年前,稚内空港上空を1時間余り旋回して上空待機した嫌な記憶が・・・・(汗)。時折,「ふわっ」「ふわっ」とフリーフォールのようにストン,ストンと機体が落ちた記憶があるものの,ひたすら眠り続け,ランディングの衝撃で目覚めると,無事,僅かに見覚えのある高松空港に到着しておりました。
高松空港は既に強い雨足に包まれ,憂鬱な気分のまま,琴電バスに揺られて高松駅へ。
AM10:04,高松駅にて「快速サンポート南風リレー号・観音寺行き」に乗車。列車は強い雨のなか,西へ西へと走り,AM10:25丸亀駅に到着。
丸亀駅,予想に反して鄙びたローカル駅の様相で驚きつつも,まだまだ船の時間までは2時間弱あるので,丸亀城址周辺でも散策しようと,駅南口のアーケードに足を進める。
江戸時代は金比羅参詣の隆盛,讃岐地方の物資積出港として繁栄した地域だそうですが,駅前商店街はシャッター商店街・・・もの悲しさが漂います・・・・。
後ほど,タクシー運転手さんに聞いたところでは,駅の反対側にイオンショッピングセンターができて,駅前アーケード商店街は壊滅状態だとか・・・・(汗)
・・・結局,雨足の強さに気分がそがれて,タクシーでお城を周回して早めに丸亀港に・・・。
AM12:10,本島汽船「ブルーオーシャン2」 に揺られて,塩飽本島に向けて出発!
ようやく雨も小降りになり,間もなくやみそうな空模様です。 -
ブルーオーシャン号は、こんなルートで運航されています。
-
AM12:30,塩飽諸島本島・泊港 に到着!
なお,本島汽船は,カーフェリーも運航しております。泊港から偶々,カーフェリー「ほんじま丸」が出港して行きました。 -
さ〜て,泊港からは島の反対側にあたる,笠島集落に向けて歩き始めます。
・・・・島には,タクシーなど無いのだ・・・・。
徒歩30分の道のり。・・・・・人っこ一人いない・・・・途中で遭難しかけました(汗)・・・・標識なさ過ぎです・・・・。
AM13:00過ぎ あわや遭難しかけて,小さな峠道を越えて笠島集落に入ります。
すると、いきなり、時間が止まったような,静寂に包まれた集落が現れました。 -
笠島集落は,70軒ぐらいの家並みからなる古い集落で,かつて集落の人々は大型船を持つ水軍として名を馳せ,時の権力者のもとで,「塩飽船方衆」として特権的地位を付与され,船方衆から選ばれた4人の都市よりによって自治的統治が行われたという由緒ある集落です。・・・・しかし今は残念ながら,過疎化が深刻化しており,空き家が目立ちます。
少し高台に立つと,家並みの上には瀬戸大橋が見えます。 -
集落の大きさは,この十字路から殆ど見渡せる範囲の狭さです。
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過疎ながら,人々の営みが感じ取れる温かい街並み。
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路地から、海がきらきら光って顔を覗かせます。
路地の先に開ける瀬戸内の海 ( かつては島の中心だった,今はひっそりとしている笠島港・・・かつては小さな笠島港からフェリーが出入港していたそうです)。 -
・・・路地の様々な表情も楽しくて・・・・。
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なまこ壁,格子窓・・・かつての繁栄が偲ばれるような,堂々とした容姿の家々が見られました。
現在,廻船問屋だった旧真木邸が,「街並み保存センター」として公開されておりますが,ここのおばちゃんが賑やかなこと!私以外に観光客など見つけられないこの日,東京から遙々やってきた私が珍しかったようで,大歓迎状態!(めったに人には出会わないのですが)たまに集落の方(おじいちゃん,おばあちゃん)が通りを通りかかると,「東京からのお客さんだよ!」と紹介して下さる・・・・。
そんな小さな集落を,3時間半もぐるぐると散策している私がさぞや珍しいようでたらーっ(汗)・・・・(確かに,3時間半時間を潰すのはしんどかった!)。
集落を出るときには,集落のお年寄りが(若い人は住んでいないと思われる)丸亀に出るときに送迎に利用している,集落のおじいちゃんが軽自動車でやっている島1台の500円タクシー(ガイドブック等には一切記載がないので,おそらく島内の方のみが仲間うちで利用しているに過ぎないのだと思われます)を呼んでくれて,泊港へ送って下さったのでした。
離島万歳!!〜 人見知りもされてしまうけれど,初めは疎外感や警戒感を感じることもあるけど,挨拶をするとにこやかに笑って下さって,色々気遣ってくれる・・・・温かくていいなぁ・・・。 -
AM16:35 泊港より,むくじ丸海運(有)の,「むくじまるホープ」で,岡山は児島観光港へ向けて出航しました。
・・・・・ あの・・・・乗客,たった2名なのですが・・・・・大丈夫か?「むくじまるホープ」・・・・心配だぁ・・・・(1日4便)。
AM17:05 児島観光港に到着。小さな丸亀港よりも,もっともっと小さくて,鄙びていて・・・定期船はむくじまるホープだけの模様・・・・。
ただ,JR児島駅はすぐそば♪
AM19:35 岡山空港から,ANA660便で帰京〜。
早朝から,一日フルに移動しての,日帰り瀬戸内離島旅・・・・。
足が筋肉痛に襲われましたが (=なにせ,離島にはタクシーがない。ひたすら歩くしかない!!),日帰りとは思えないぐらいの,贅沢な時間,のんびりとした島時間にどっぷり浸かった充実した日帰り遠足でした♪ -
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