2006/09/16 - 2006/09/24
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Shuntatatataさん
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今となっては貴重な経験? ペルー一人旅。
言葉にすることは難しいのだけど、ある”感覚”に浸りたいと思った。
バスや列車に揺られて、何時間も何もせず、その感覚に浸りたいと・・・
遡ること旅の3年前、ウユニ湖を目指して南米大陸に初上陸した。
素晴らしかった、想像を絶する自然の“不自然さ”に圧倒されっぱなし。
だけど、僕の中に残ったのは「孤独と寂しさ」が入り混じったような、
でもそうでないような・・・奇妙な「感覚」
そんな感覚に浸れる場所にまた行きたいと思った。
列車やバスに揺られて何時間も、
何もせず、景色を眺めて、その感覚に浸りたいと。
同じ感覚を与えてくれるであろう国はどこか?
思い立つ国は一つ。
「ペルー」
チェ・ゲバラが立ち寄った天空遺跡・マチュピチュのある国へ
一度は行くことを断念した国へ
- 旅行の満足度
- 4.0
-
しっかし、南米は遠いんだ。 しかもたったの9連休?
後にも先にも「強行日程」という言葉が一番似合う、
この旅かな。
日本からのフライト24時間、到着したリマ空港のベンチで野宿して夜を明かす。
朝一の便でクスコへ飛び、そのままピサック行きのバスに乗り込んだ。
ぶっ通しでいったい何時間移動しているんだろうか?
バスの中で、空腹と、疲れと、睡眠不足と、酸欠?と、
それでも寝る隙を与えてくれない絶景に思考が停止していく自分を感じる(笑) -
クスコからマチュピチュへ行く方法は2つある。
列車で直行してしまう方法と、
バスと列車を乗り継いで行く方法だ。
歩く方法も・・・ある、たぶん。
バスは”インカの聖なる谷”に点在する原色豊かな村々、遺跡を通るらしい。
急いじゃいるけど、直行はあまりに味気ない。
ってことは、そーいうことだ。
写真は最初の街「ピサック」
まっすぐに山へ向かうの細い路地の先に、
有名なピサックの市場がある。 -
ピサックでは毎週決まった曜日に市場が立つとのこと。
この日は、ちょうどその日。
ぎっしり密集した土産物屋と、色とりどりの野菜やら、果物やら、何やら・・・
ボリビアと同じで不思議な服装をした女性達が、どっしり座って売りさばく。
ほんと、どっしりって言葉がよく似合う(笑)
それにしても、このとうもろこしのバリエーションはいったい?
食べ物? 飾り?
時折、女性が担いでいるカラフルな風呂敷に赤ん坊が入っていてびっくりさせられる。
荷物かと思った(笑) -
ある意味、日本からノンストップでピサックに来たようなもんで、なかなかどうして体がくたびれてる。
どーも歩きまわる力が沸いてこない。
栄養か、はたまた酸素か?
確実に”何らかの燃料”が切れてる。 -
そんな中、
遠のいていく意識を引き戻してくれたのが、この一皿!
「新鮮野菜がごろごろした鳥もも、、、サラダ?」
見たまんまだ。
とにかくこの野菜の”でかさ”がうれしい。
真ん中にどかっと居座った鳥足よりも、
歯ごたえのあるトマトが、ニンジンが、イモがうれしい。
トマトはうまかったなぁ〜、歯ごたえがあって甘みがある。
絶品♪
南米はトマト原産の地ってことは、これが「オリジナルトマト」?っとか考えつつ・・・堪能(笑) -
ピサックには市場と、もうひとつ見処がある。
それは、背後の山頂にある空中遺跡。
この旅、最初に出会ったインカ帝国の遺跡だ。
眺めはよい・・・
お腹は満腹・・・
とりあえず、市場で水とリンゴとみかんを補給して、ウルバンバ行きのバスへ乗り込む。今日はまだまだ移動せにゃならんのだ。
ウルバンバで、さらに乗り合いバスに乗り継いでオリャタイタンボを目指す。 -
でもこの乗り合いバスが、「素敵」だった(笑)
ハイエースくらいの大きさの車、多分、多くても10人乗りってなところだろう。
僕は一番目の乗客で、ガラガラの車内の最後部に座る。
すると次から次へと・・・?
最終的に25人が乗り込んだ( ̄□ ̄;)!!
見事としか言いようがない。
当然、身動きは全くとれない、、、
ボリビアの時のように悲惨な状況ではなかったけど(笑)
写真はピサックの少年
クールにキメるも、手にもつアイスがかわいい(笑) -
乗り合い満員バスは無事、オリャタイタンボへ。
クスコからマチュピチュへ向かう道はインカ道と呼ばれ、多くの遺跡が点在する。
正直、マチュピチュ以外はあまり期待していなかったのだけれども、このオリャタイタンボ遺跡はなかなかどうして素晴らしい。
まだクスコを観光していない僕は、ここで始めて、
有名な「カミソリも通さないインカの石組」を目にする。
残念ながらカミソリは持ち合わせていなかったので、
チケットを石組の間に差し込んでみる♪
通らない!さすが(笑) -
遺跡を見渡す。
周りは荒々しい岩肌に囲まれていて、なかなかかっこいい。
遺跡の影で、地元のカップルがいちゃついている?
日本のように至る所に「勝負できる場」があるわけじゃない。
きっとここは村一番ロマンティックな場所なんだろう(笑) -
遺跡の一番上で、しばし考える。
今日は夜8時発の列車でアグエスカリエンテスへ向かう。
列車のチケットはすでにある。
しっかし、遺跡を見終わった今、
出発までの5時間はあまりに長くね??
時計を見ると、ギリギリ15時の列車にも間に合いそうだ。
一気に遺跡から走り下り、駅へ走る
途中で挫折しそうになったけどなんとか間に合った♪
ほっとしたのもつかの間、駅員がチケットの変更はできないとか言いやがる!
席は空いてんだろ??
なぜ??
しかしここは大人である。
押す前にまず引いてみることにした。
精一杯「これに乗れなかったら、僕はもう終わりなんだ」っ的な態度をとってみる(笑)
すると、それが功を奏したのか?
無事チケットの変更が認められて15時発の電車に乗れた♪
すげぇ不機嫌そうで、2ドルの罰金は取られたけど・・・ -
ここオリャタイタンボで心残りが一つある
荷物を持って傾斜の厳しい遺跡はちょっとしんどい。
でもクロークなんてもんは何処にも見つからない。
途方に暮れて、カフェの兄ちゃんに頼んでみるとと、快くOKしてくれるではないか。
帰りにその店でアイス買うと約束して、安心して遺跡を堪能することができた。
だけど、急いで戻ったカフェに兄ちゃんの姿がない?
お礼にアイスを買いたい! けど、そもそも店員がいない。
バックは床に放置。
仕方なくバックを回収してお礼も言えずに駅へ
いまさらながら、兄ちゃん、グラシアス。
次行ったらきっとアイス買うよー -
明るいうちに列車は終点駅に到着。
ここはマチュピチュの拠点となる街 アグエスカリエンテス。
宿を確保して、
丸々3日ぶり?のシャワーは最高に気持ちがよく
日本を発って3日ぶりのベットに、
その日はそのまま眠ってしまいましたzzz
← アグエスカリエンテスはとても緑豊か。
日本の温泉街を連想させる・・・
実際に温泉があるらしいけど。 -
翌朝、いよいよ憧れのマチュピチュへ
念願のマチュピチュに着いたときは、立ち込める濃い霧ではほとんど見えなかった。
それが時間とともに晴れ渡り、徐々に全貌を現す。
雲が晴れて、ラピュタが現れる・・・そんな気分? -
”天空の遺跡・マチュピチュ”!
一度は断念した、思い入れの強いの遺跡!
ボリビアを旅したとき、ウユニ湖とマチュピチュの狭間で悩んでいたんだ。
なんとかしてウユニ湖をマチュピチュを一緒に旅できる経路がないか?
僕みたいな短期旅行者には断念せざるを得なかった・・・
それから間もなく、ある単館上映の映画を観に行った。
チェ・ゲバラの若き日の旅を綴った
「モーターサイクルダイアリーズ」
スクリーンにマチュピチュが映った瞬間、断念した思いが再沸した。
行かねばならない。
あれから2年・・・
ゲバラが何十年も前に立ったこの遺跡に僕は立った! -
で、どーなのよ、マチュピチュ!
写真やら、テレビやら、映画やら、何度も何度も見たその姿にはさすがに感動♪
期待が大きすぎて、実物でがっかりするか心配だったけど、なんてことない!
大きい期待に見事に答えてくれる素晴らしさだ
クールだ。 -
マチュピチュの先にそびえる山「ワイナピチュ」へ登る。
これが予想以上にきっつい山登りだった・・・
← 急な斜面を這うように登る。 -
ワイナピチュの頂上より見下ろすマチュピチュ。
僕の脇の下に見えるのがマチュピチュです。
絶景!
アグエスカリエンテスへ戻るバスの車窓から
一人の少年が見える。
彼は「グッバイィー」と叫んで手を振っている。
しばらく走った先に”同じ少年”が手を振っている。
再びしばらく走った先にまた”同じ少年”が現れる?
再々しばらく走った先にまた”同じ少年”が
( ̄□ ̄;)! -
これが有名なグッバイボーイ
上の写真に写る蛇行した道がバスの通り道なんだけど、グッバイボーイはこの蛇行した道ではなく、頂上から一直線に下る裏道”インカ道”を通ってバスを何度も先回りするらしい。
僕がまだ中学生だか小学生だった頃、今は懐かしクイズ番組「なるほどtheワールド」で彼らの存在を知って気になっていたんだ。
彼らに会えたのはちょっとうれしい。 -
バスを乗り継いで来た道を、列車で下る(正確には登る?)。
アグエスカリエンテスからクスコへ向かう列車の中。
外は完全なる闇、皆疲れきって話声もない車内の灯りが、突然、消えた!?
あれ?っと思った瞬間、窓の外にクスコの夜景が広がった。
オレンジ色に染まった街並みの中に、ライトアップされた教会が浮かび上がる。
わおっ。。。車中から自然に声がもれる
クスコの中心部は窪地のようになっているらしく、列車は少しずつ前進と後進を繰り返して下っていく。
その間ずっと、窓の外にはクスコの夜景が広がる。なかなかにくい演出である。 -
夜のクスコ
駅で会った日本人とタクシーをシェアして、街の中心アルマス広場で下ろしてもらう。
列車で観た夜景の中心に降り立ったってことだ。
しかし感傷にゃ、浸ってられんのだ、
ネパールで会った友人はこのクスコで「首絞め強盗」にあっている。 -
若干の恐怖を感じつつ、急ぎ足で、近くの宿を探してそこに決めた。
後々、シャワーが水しか出ないのに気づいたときはショックだったなぁ。
寒いんだ、朝晩のクスコは!
なんてったって標高4000m -
翌朝
さて、クスコで活動の時間である。
クスコは何やら好きな雰囲気をもった街だった。
その雰囲気を表現するなら何がぴったりだろうかと考える。
何か、まさに!って表現がありそうな気がするんだけど・・・
コロニアル?
ガイドブックにそう書いてある。
正直、コロニアルがそんな雰囲気なのかよくわからん。
とにかく、何やらいい雰囲気の街だ。 -
有名なクスコの石組へ行ってみる。
十二角の石ってやつだ。
朝なので人気がなくって、独り占め感がよいね。
← ひとり不思議なおっちゃんがいたけど・・・
どれが12角の石かわからんかったけど、おっちゃんが教えてくれた♪ -
クスコの唯一難点は屋台とか安飯を食える場所があまりにも少ないってことかも。
朝飯を食べようと、探しまわったけど安く、簡単に食べさせてくれそうな屋台が見つからない。
散々、歩き回って、最終的に市場まで行ってしまった・・・
けど、この市場で食ったスープはうまかった!
ついつい調子にのって、隣のにいちゃんが食ってたこれ?も食ってしまった。
うまい、けど腹いっぱい。 -
もう食えんっと思っていたのに、魅力的なフルーツジュース屋が・・・
パパイヤジュースを頼んでしまったら、パパイヤは巨大だった
(写真の黄色い果物がパパイヤ)。
作った分全部飲まされたので、3杯飲んだ。
うまかったけど・・・苦しかった。 -
今日は丸一日クスコだ。
とりあえず近郊の遺跡へ行ってみることにした。
ピサック行きのバスに乗り、途中下車してタンボマチャイへ。
わかりにくいと歩き方に書かれているから、ドキドキもんだったけど、なんてことない乗客全員で「ここだ、ここだ」と教えてくれた(笑)
遺跡はたいしたことない、けど、そこを始点にプカプカラ→ケンコー→サクサイワマン→クスコと遺跡群を歩いた4キロの道のりはなかなか。天気は最高によく、のんびりした景色がつづく、とても気分のいい散歩。
ただ、何度となく犬に追っかけられた。
犬に関しては、ボリビアで一度恐ろしい目に会って学んだことがある。犬に襲われたとき、絶対に犬の視線をはずしてはいけないってこと。
逆を言えば、犬の目をじっと見つめた状態であれば犬は襲ってこない。 -
今回もそれを何度も、何度も実践することになった、
追いかけては来るんだけど飛び掛っては来ないんだよね。
けど、さすがに怖い。
一匹、狂犬?ってくらい狂った犬がいて、
こいつがとにかくしんどかった。
口からはよだれだらだら〜、
1mくらいの距離でずっと追いかけてくるのさ。
対処法で、後ろ向き、200mくらい逃げたさ(笑)
実際、笑い事じゃなく、かなり怖かったのさ
写真はサクサイワマンの巨石遺跡。 -
サクサイワマン近くに座る少年
っと、リャマだか?アルパカだか?の子供
このリャマだか、アルパカだかってのが、とても重要なのだ。
向こうであった日本人と話していると、必ずその話題が登り壮絶な議論になる(笑)
どれがリャマで、何がアルパカ?
ちなみに、未だによくわからん。
味はどちらも悪くない(?) -
サクサイワマン裏から・・・クスコの街並みが一望できる
いい眺め。
赤いレンガ屋根はクスコのシンボルだ。
中心に見えるのはアルマス広場かな? -
昼のクスコ
サクサイワマンからの帰り道、クスコ市街を一望できる教会に辿り着いた。
ここでぼ〜っと一時間ほど街を眺めて、歩きつかれた足を休めた。
ここには民族衣装に身を包み、リャマを連れた人が旅人によってくる。
写真に写すとチップを要求されるので・・・隙を見て隠し撮り♪ -
クスコの路地裏、路地って好きなんだ。
今思えばちょっと怖いところを歩いていたかもしれない…
人気もないし。
この頃すでに完全に南米をなめきった旅行者になっていたのかもしれない。
4キロの道のりを一人で歩いたり、
路地裏を一人で歩いたり、
これがプーノでの緊急事態に発展したんだろうなぁ〜 -
今宵も冷水に近いぬるま湯シャワーを浴びて、震えたまま布団に入る。
緊急事態へのカウントダウンが始まる。
← 早朝、部屋にある小さな窓から街を眺める。
クスコの雰囲気はとても好きかも。
今日は憧れの高山鉄道で、チチカカ湖に面した街 プーノへ向かう。
チケットをまだ買っていないのがちょっと心配。 -
飛び入りだったけど、運よく列車のチケットが残っていた。
景色のいい側の席をお願い!って頼んだら、それも叶った♪
約10時間かけて、列車はクスコからプーノへ
これは「元」世界最高所を駆ける高山鉄道。
ボリビア旅行のとき、同じガイド本に載るこの鉄道を知って以来憧れだったんだ。
ちなみに、中国チベットへ向かう青蔵鉄道に世界最高所の座を奪われましたらしい
青蔵鉄道も乗ったけど、あればあれで素晴らしい -
期待通り、ばかでかい山とだだっぴろい草原がひたすら続く
自由奔放、縦横無尽に放牧されるリャマだか?
アルパカだか?
ボリビアで感じた孤独とも寂しさともつかない不思議な感覚を味わおう…
と思ったら、一緒の席に座ったのは、
かなり元気な関西人の女性二人組み。
元気だった(笑)
楽しかったけど。 -
← 迫力が伝わりにくいので、車窓越しで一枚
迫り来る、こんな壮大な景色が延々続く。 -
「元」世界最高所の駅 ラ・ラヤで列車は停車。
ここは標高4400m!
空が近い! 青い!
遠くに雪山が見える。 -
ラ・ラヤには、お土産もの屋台がぎっしり。
まだお土産を選ぶにはちょっと早いんだよね、残念ながら。
でも、軽い食い物も手に入る。
みかんと、なにやらカレーパンみたいなのを買う。
列車で買うと高いので、とても助かったかも。
高山病にアルコールはダメらしいんだけど、一本だけビールを飲む。
標高4000mでのビールは頭にダイレクトに頭痛となって突き刺さる(笑)
でも、気分いいな。 -
慌しかった前半戦から一転、
10時間の列車はとてもゆったり。
遠く、遠く続く線路はプーノまで、、、
いいなぁ〜 -
徐々に陽が傾いてきた。
夕陽が列車の「影」を草原に映し出す。
なんか妙な高揚感というか、喪失感というか・・・
変な気分になる。
この気分が、この旅に求めていたもの。
かな?
この写真、とてもお気に入り。
ペルーのベストショットかな。 -
ちなみに10時間の列車移動の間、関西人二人組みと「絵しりとり」とかやってました。
写真はその記念すべき絵しりとり
最初はリャマ 最後はニンジン。
あとは想像してみてください(笑)
途中、ライオンを書きそうになったアホのため、
ゲームが危うく終わるところでした。 -
プーノに着いたころにはもう日が暮れていた。
僕は狙っていた宿の呼び子さんを運よく見つけた。
この宿はツアーのアレンジもやっているらしく、
チチカカ湖の一泊ツアーをアレンジしたいと思っていたんだ。
列車で一緒だった二人と約束したレストランに入ると、
他にも多くの日本人旅行者が!
意気投合して大人数で楽しい晩飯に。
リャマだかアルパカだかの肉やら、
クイというラットみたいな動物の丸焼きとか・・・興味深い!
写真はそのレストランの前で皆さんと。 -
翌朝、朝飯が食べられる屋台を探してプーノの街を彷徨う。
早朝といっても空は明るく、人通りも多い、はずだったのだけれども…
この写真を撮った数分後、遂に「緊急事態発生」!
広場から1本 裏通りを歩いていると、突然、背後から何やら衝撃を感じた。
誰かが背後から、僕に抱きついている?
首の周りには誰かの腕が?
最初、昨日一緒に飲んだ日本人がふざけているのかなっと思った。
だけど、別のペルー人が視界に入ってきた次の瞬間、理解した。
「首絞め強盗」だ!
羽交い絞めされたまま、僕の足が地面から離れる。
幸運にもいくらその男が腕に力を入れても僕の意識ははっきりしている。
どうやら顎が偶然挟まって、頚動脈がキマッていないらしい。
もう一人の男も、肩から通した僕のカバンを奪い取ることができない。
いくら経っても僕は落ちない。カバンも取れない。
彼らはどうしようもないようだ。
僕もどうしようもない。
なので、僕は・・・暴れた。
カバンを盗ろうとする男を追っ払いながら、足をぐるんぐるん振り回す。
ふと、僕らの横に壁が迫っていることに気づいた。
僕は無我夢中で、その壁を思いっきり両足で蹴った。
その勢いで、二人とも倒れる。
瞬間、声が出る??
今まで出したことのない低く、でかい声で叫んだ!!
「Help me! Help me!」
・
・
・
次の瞬間、首から圧力が消えた。
振り返ると、二人の男が”歩いて”去っていくのが見える。
歩いて??
走って逃げろ!馬鹿野郎!
石でも投げてやればよかった(笑)
人生で「Help me!」と叫んだのは、先にも後にも一度もない。
顎を締めたまま搾り出した自分の「低い声」、脳裏に焼きついている。
でも、このHelp meでは誰も助けには来てくれなかった(涙) -
僕の興奮はこのとき頂点に達していて、普通じゃなかったんだと思う。
とてもよく覚えているのが、解き放たれた後。
僕が最初にとった行動は、「体についた埃を丁寧に払った」ことだった?
今から考えると、体の埃よりも、まず逃げるだろう…と思ってしまう。
人間、緊急事態には普通には行動できないもんらしい。
身をもって実感(笑)
実際、暴れてしまったけど、もう一人が刃物でも持っていたとしたら・・・ぞっ。
幸運にも何も盗られることもなく、怪我もない。
唯一、ちょっとムチウチ気味(笑)
実はこれって、ちょっとした武勇伝?
しっかし、興奮が冷めない!!!!!
誰かに、誰かに話したい!!!
でも、誰もいねー!!!!
宿に帰っても日本人は見つからない。
だけど、誰かに話したい!!!!
ホテルのカフェで見つけた欧米人のおじいちゃんに、気持ちを抑えられず一部始終を話まくった(笑)
おじいちゃんの反応は、クールだった。
おじいちゃん、もっと興奮してくれっ!
そうこうしている間に迎えがきた。
小さなバンに乗せられたあとも、隣のアイリッシュの女の子に話しまくった…
反応はクールだった。
興奮冷めやらずのまま船に乗せられ、チチカカ湖へ漕ぎ出す
誰かもっと話を聞いてくれっ! -
まずは、チチカカ湖に文字通り”浮いている”
不思議な島ウロスへ
ウロス島はトトラと呼ばれる水草で作られた島の集合体。
女性たちは不思議な衣装に包まれ、そして年齢不詳? -
トトラの浮島は、歩くとモス、モスっとソフトな感触。
衝動を抑えられず、寝転んでみる♪
ふわふわして意外に寝心地よい? -
ウロス島は、ひとつの島ではなく、複数の浮き島の総称らしい。
お隣の島への移動は、同じくトトラで作られた船
僕らもこの船に乗って、お隣の島へ移動。
いい♪ -
最初に立ち寄った島には、やぐらが組まれていてちょっとした展望台が。
← 上から眺めていると、客を乗せた一艘の船がこちらに向かってくる。
よく見ると、それは前日一緒に飲んだカンジさんだ!
獲物を見つけてしまった♪
僕は到着する船を出迎える。
降り立ったカンジさん掴まえ、有無を言わさず冷め遣らぬ興奮、一部始終を話す。
反応は、、、「ホット」だった(笑)
すっきり♪ -
晴れ晴れとした気分で、ウロス島を後にする。
水面に浮いている水草の間にできた蛇行する水路を
船はゆっくりと進んでいく。
興奮も冷め、完全にまったりモードに突入。 -
次にどこへいくかはよく知らない。
船は水路を抜け、大海(湖ですが)へ。
数時間の船旅。
← 皆、船の上に寝転んで、日向ぼっこ
ゴロゴロ…
前方に大きな島が見えてきた。
アマンタニ島だ。 -
船を降りて、石畳の小道を往く
振り返ると青く濃いチチカカ湖
ウロス島周辺とは違い、プーノから遠く離れたアマンタニ島の水は濃く、青い。
今夜はこの島の現地人のお宅に泊めてもらうらしい。
二人組ずつ分けられて、それぞれの現地人に連れられていく。
僕とアイリッシュの女の子以外はもともと二人組だったので、
僕は、自動的にそのアイリッシュのリサと一緒になった。 -
アマンタニは素晴らしかった・・・
空と湖の「全てを吸い込むかのような”青”」が印象的だったアマンタニ島
予想外、期待以上であったせいか、クスコよりもマチュピチュよりも
この旅で一番好きな場所かも。
写真はお世話になった家からの眺め。
部屋のドアを開くと眼前に広がったのはこんな風景。。。よくね? -
昼飯はこのお宅でいただくらしい。
準備が整うまで、ちょっとだけ散歩
藍色に近い深い青だ。
聞こえる音も風だけ・・・
う〜ん、いい。 -
お昼ご飯
芋虫・・・ではなく、さつまいものような味の芋。
質素だけど、味は悪くない。
電気がないので、夜はろうそくの灯りで飯を食う。
ちなみにトイレは庭の小屋に小さい壷があるだけ…
女性はきついだろうなぁ〜あれ。 -
島の中央にある山の頂上へ向かう。
忘れてはいけないのが標高。
海の上と錯覚しがちだけれども、4000m近い。
それほど急な登りではなくとも、息切れしてしまう。
だけど、後ろと振り返るとこんなん♪
なんだこれ?
絶景―。 -
山の頂上に到着すると、この島のどこにこれだけ?と思うほどの人。
夕陽を眺める。
空気が薄く澄んだこの地では、夕陽が、朝日が、星空が素晴らしい。
特に夜の星は半端でない・・・
この夜、寒さをこらえてずっと外で空を見上げてた。 -
暗闇の中、晩飯を食う。
しばらくすると、おばちゃんが僕とリサを変身させる。
どうやら、僕たちを現地のダンスパーティーに連れて行ってくれるらしい?
結構激しいダンスで、息切れしまくりでした。
リサ、かわいくっていい子なんだけど、
アイリッシュイングリッシュがよくわからん。 -
朝日が昇る。
ペルー最後の一日が始まってしまう。
ふと、この旅は「強行日程」だということを思い出す。
この日、夕方の便でプーノからリマへ飛び、そのまま国際線に乗り換えて日本へ。
超えなければいけない関門は3つ。
一つは予定通り15時頃にプーノへ戻れること(これが一番怪しい)。
二つ目はプーノから空港のある街へ無事たどりつけること。
国内線の出発は17時くらい(空港までタクシーで1時間くらい)
三つ目は国内線が予定通り飛ぶこと(結構、遅れるらしい)。
← アマンタニ島での日の出、、とりあえずこのときは特に焦りもなし。 -
何はともあれ、アマンタニのお隣タキーレ島へ
何を意味するのか?
この島、いやアマンタニ島にも、多くの石のアーチがある。
アーチの中から覗く、空が、湖が、とにかく青いっ!
ゆっくりと島を一周する。
日差しが強く、黒こげになります。 -
この島は衣装が面白い、特に男の帽子は、超合理的。
あれなら恋人探しも簡単です(笑)
この島の男は先の尖った三角形のニット帽をかぶっている。
なんでも、そのニット帽の先を右だか(左だか)に折ると、
それは恋人募集中、逆だと恋人がいますって意味らしい(笑)
最後の地、タキーレ島を出航する。
正直、ちょっとドキドキしてきた。
間に合うんだろうか??
でも何かできることはないし、神頼みするしかない。
プーノの街が見えて気持ちも落ち着いてきた…
と思ったら、船が止まった(?)
操縦士が困った顔をしながら、操縦席と船の後部をいったりきたりしている。
何だ?? -
するとエンジンが再びかかる。
だけれども操縦席には誰もいない??
後部を見ると、操縦士が直接後部の舵を足で操縦している?
どうやら舵が効かなくなったらしい。なんじゃそらっ。
操縦席が空の船が進む・・・えー(涙)
でもなんだかんだで、なんとか無事予定通りプーノにたどり着いた!
タクシーに飛び乗り、残る関門も無事突破。
リマ発の国際線に間に合いました。
よかった・・・
いろいろあったなぁ〜ペルー
いやほんと、いろいろあった。
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