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目標「平均75歳の海外旅行」大連編

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2009/10/12 - 2009/10/14

777位(同エリア1051件中)

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タンタンタヌキさん

参加者
T:記述者。60数歳の年金生活者。趣味は旅行。好きな国アイルランド、一般的にはゲルマン系の国がすき。嗜好品 酒 好きなのは辛口白ワイン,いつも飲んでいるのは焼酎
U:Tの連れ合い。還暦少し前。好きな国はフランス
Y:Uの母.80歳代半ば
参加者の平均年齢は70歳弱

今回の旅行は、大連生まれ(3歳くらいまでに本土に戻ってきているので記憶はなし)のYが、一度生まれた病院のあったところなどを見てみたいということで計画。3人とも今の中国に行くのははじめて。
図書館、ネットで色々調べたが、わからないことも多かった。行けばどうにかなるということで、いざ出発。

今回の旅行は、最大手旅行社グループのブランド名のついた格安旅行。
エアー、ホテルと空港送迎、それに朝食のみついているというもの。ホテルだけは一番いいところ(一番高かったので多分)を選択。
申込は、近所の同じグループ会社の営業所。いわゆる{飛び込み}でTが申し込む。
販売店の係員は、愛想はよいのだが業務知識等についてはちょっと問題があるよう。
安い旅行だから、提供される旅行サービスが少ないですよ.とかやすい旅行ですからホテルのランクは低くなっていますよ。などということは十分分かって申し込みをしているのに、いったい何のつもりで言っているのか分からないエクスキューズを最初から連発。おまけに「(安い旅行だから)送迎を放棄できません」などと、基本的に約款に反することを言うなど、多分会社から言われていることをそのまま言うような、素直ではあるが無知丸出し。担当者だけでなくもう旅行会社全体のレベルが低下しているとしか思えない。
(この件については、パンフレットの表示などに従い、現場の選任管理者だけでなく、販売会社の「お客様相談室長」にも問い合わせをしたが、きちんと答えがもらえない。しっかりしてくれよといいたいところである。)

10月12日(祝日)

いよいよ出発日。
610に車で出発。Yをひろって成田へ。祝日のためか高速もさほど混雑していなく、予定通り、750に成田着。 UとY をひとまずおろし車を駐車場へ。
今回は3日間のこともあり空港内の割引のある第5駐車場へ入れようとしたが、これが結構大変。正直お勧めできない。それでも何とか805頃合流し集合場所へ。
「810集合」と案内があったにもかかわらず、指定された、ところは長蛇の列。
何も案内がないためその列に並んで待つ。
なかなか進まないので、責任者らしき係員にどうなっていると、と聞くと、受付のスタッフが3人しかいないので・・・・という旅行者には関係ないエキスキューズのみ。
T 「810に集合と案内されているのだから、案内どおり来た人に対し810に何らかの案内をすべきでしょう」
係員「はいそのとおりなので、販売店に伝えておきます。」
T 「販売店からの案内でなく、企画・募集した会社からの案内だよ」
係員  しばし無言 。「すみませんもう少しお待ちください」
いい加減面倒くさくなり、そのまま待機。
結局30分近く待たされ受け付け。
搭乗券は、係員が持っており、航空券のコピーとあわせて受け取り、航空会社のカウンターに行委託荷物を預ける。

空港内のレストランで軽い朝食をとる。
時間の関係で途中Tは抜け出し、両替をする

結果的に分かったのだが両替のレートは現地のほうがかなりよい。
現地の空港で両替する時間がない場合で、すぐに現地通貨を必要とする場合を除き、現地で両替をしたほうがよいと思える。

私たちの場合、オプションの費用は現地払いで、カードは使えないと聞いており、いつ払うのか分からなかったので、念のため準備していつたもの。もちろんいつ支払うかについて販売店には聞いたのだが、明確な回答がなかった。

出国手続きなどは問題もなく搭乗。
ほぼ定刻に動き出したが、なかなか順番が来ないためか2〜30分くらいたってやっと離陸。

離陸後1時間弱たって食事サービス。昼間から酒が飲めるいいチャンスということで,発砲性ワインをたしなむ。ちなみにUは紅茶、Yはワイン。追加を頼めるのは分かっていたが、特に案内もなかったので、パスする。
ヨーロッパ便の場合聞きにくるので頼みやすいが、短い区間のためかおかわり案内はなし。まあ仕方ない。

機内でEDカードが配られたのでもらって記入.当然U。・Yの分も。Yの分はUが手助けをする。

時節柄、インフルエンザ対応のため,検疫書類も搭乗前にもらっていたので記入する。
記入例もあわせてもらったが、不明な点があったのでCAに聞く。
CAいわく、記入例が違っています。とのこと。
利用した航空会社はNHだが、NHが配っている記入例について、「違っています」の一言で片付けるNHの
CAの態度に感服。

離陸が遅れたが飛行機は定刻より15分遅れで到着。

初めての入国手続きでどうなっているか不安はあったが、待ち時間を合わせQに1分、Iに7分、荷物を待つのに5分くらい、Cも1分で通過。非常にスムーズにいけた。ちなみに、何か質問されたことは0.。事実上一言もしゃべらずに済む。出迎えのガイドもすぐに見つかりコンタクトがとれる。
ホテルまで一緒に送る人が全部で15人くらいいるので、待っていてほしいということなので、ロビーで待機。
オプションの申し込みの話をすると、当日の観光を含め後で聞いて間に合うという話。
15分くらいで全員集まったようでバスに案内される。30シーターくらいの中型バス。
宿泊するホテルが5箇所あるので順番に回ってゆきますとのことで、130ころ市内に向かってスタート。
途中特にこれといった説明もなかったが、ホテル到着前にそれぞれのグループに帰国の案内等を書いた紙を渡しホテルの水についての説明があった。ホテルを回り4つ目にわれわれ3にんの泊まる日航ホテル着。車に預けた荷物を受け取り、ガイドの案内でフロントへ。.フロント担当者は日本語で対応してくれたので問題なくTがチェックイン手続きを済ませる。時間は220くらい。
ガイド氏にオプションの申し込みをし、330発でガイド付セダン1台4時間市内チャーターのオーケーをもらい部屋に行く。
3人1部屋で申し込んであり、販売店からは、すこしせまいと思いますといわれていたが、エキストラベットが入っていてもまあそこそこの広さがあり、バスタブ、独立したシャワールームもついておりTのような貧乏性の人間には十分な部屋。先のガイド氏の説明のとおり、無料の水のペットボトルが置いてありそのほかに有料の水のペットボトルもあった。有料分は外国産ではあるが1本30元。ちなみに街の中やスーパーで売っている水は、国産だが1本1元から1.5元。水道からの水は飲まないほうがよいガイドさんは言っていた。
といって30元もするものをのまなくても無料のサービス品がありますよという案内なのだが。有料分はホテルにより値段が異なり5元くらいから10元20元というようになっているそうだ。

一休みし、ホテル備え付けのポットでお湯を沸かしこれも備え付けのお茶やコーヒーをのみ時間の10分くらい前にロビーへ。
先ほどのガイド氏がそのまま案内してくれるということで車へ。
待っていたのはワゴンタイプの車。事前に販売店でもらっていた、オプションの料金表にセダンとワゴンでは料金が違う(200元差だか)のでそのことを告げると、携帯で会社と話していたが、セダンという希望を聞いていたので、セダンの料金で結構です。ということになる。

観光はまずYの希望の生まれた病院(満鉄医院)の場所へ。事前の調査でYの生まれたとき満鉄医院は,ロシアの租借地だった時代の市役所として使われ、その後ヤマトホテル(夏目漱石が泊まったヤマトホテル)になった建物かそのそばということが分かっていたのでそこを案内してもらうことにする。
(何も言わずに旧満鉄病院というと間違いなく、現在大連大学付属中山医院となっているところに連れて行かれる)
そこは現在「ロシア風情街」として再開発中だが、元のロシア市役所だった建物は一部取り壊されているが,空き家状態でのこっていた。その周辺を歩いて周り、車で大連駅の北西に移動し、満鉄医院のあった山城町方向を眺め中山広場へ。
移転後のヤマトホテル(アジア一といわれていた、現在も三ツ星ホテルとして営業中。ガイドさんの話によると中国のホテルの星は「省」がつけている公式のものだそうだが、日本での案内はあまりきかない。ちなみに日航ホテルは5つ星)満鉄本社跡、などを見て先ほど書いた移転後の満鉄病院、現在の付属中山医院を見て回る。
Yの希望で記憶にもなくどこに住んでいたかは分からないが、昔日本人が多く済んでいた南山麓と呼ばれていた地区にまわる。現在はここも日本風情街として整備。再開発しているそうだが今でも、戦前に立てたと思われる建物も残っている。歩いていると現地のお年寄りがYに何かをはなしかけてきた。ガイドさんに通訳してもらうと『この横丁の左側はもう新しくなっているが、右は古い建物で壊して建て直すことが決まっている。見ていったら、ということなのでそこも見て回る。
ここまでで2時間半くらい経過。次にどこへ行きますかときかれたがもう暗くなり始めており特に希望するところもなかったので、スーパーに案内してもらうこととする。
事前に外資系のスーパーが出店していることを見ていたので、Uの好きなフランス系のカルフールに案内してもらう。
6時過ぎについたとき、ガイドさんに夕食のことを相談し、面倒くさくなりオプションで使うところまでクルマで連れて行ってくれるよう頼んだところ,予約を入れておけば個室で食べられるからということなので依頼する。
特に何かを買うというつもりではなく、ぶらぶら館内見て回る。Tは水とへやで飲み代を買うこととする。水は1本1.2元、飲み代はガイドさんにお勧めの国産ワインを聞いてそれを求める(39元)
チャーター時間に余裕があったので、ホテルにより買い物などを部屋に置き車で予約してもらったレストランへ.天天漁港という海鮮料理の店で自分の食べたい魚介類を調理の仕方を含めて指定するという方式。
見れば大体どんなものかは分かるがどう調理するのがよいかなどはほとんど分からず、言葉も中国語以外は通じないということで、途方にくれかかったが、チャーター時間内なので残っていたガイドさんに助けてもらいながら注文して予約してある部屋でまった。部屋の担当らしい女性が2人降り食器などの準備をしてくれたが、この人も中国語以外はダメ。またまたガイドに頼み紹興酒の熱燗と氷砂糖、干し梅を頼む。
落ち着いたのでガイドさんが帰るというのでオプション代金の精算をする。約束どおりのセダンガイド付半日観光600元を支払い,お礼の意味でチップをわたす。(一般的に中国でチップは必要ないということは当然知っていたか゛)
料理は質・量とも適当で残すことなく完食し3人ともちょうど腹いっぱいになる。
代金は酒代込みで580元.現地の物価からすると高いのだろうがまあそれ程高かったという感じはなし。
ちなみにオプションで頼むと材料、料理法等が決まっているので自分で選ぶ楽しみ、人によっては苦しみ
をあじあわないで済むとのこと。内容・料が違うので比較にならないかもしれないがひとり250元.飲み物代は別。支払いはカードでも可能だが4%プラスとのことである。
レストランの前からタクシーでホテルへ.運転手さんにホテルのパンフを見せたところ、首を傾げてはいたが
何とかのせてくれホテルへ。料金は基本メーターの8元
部屋に戻り、UとYは入浴しお休み。
Tはひとりでホテル前のマッサージに。メニューにあるおすすめコース120分110元を頼む。飲み物。軽食(希望すれば)もついている。しっかり2時間マッサージを受けホテルへ.明日は旅順観光の予定。オプションで9時30分発8時間のガイドつきチャータ車を依頼済み。

10月13日

朝8時ごろ朝食へ。場所は2階のレストラン。受付の係員に部屋番号を告げるだけでOK。幸い、日本語でつうじる。(翌日は英語でナンバーを告げたが。)
いわゆるビュッフェスタイル。洋風料理のほか、中華風、和食風料理もあり。但し7対2対1くらいの割合になっており、和食にこだわる方には物足りない(質・量とも)のではないか。
 支度をして9時10分頃ロビーへ。
昨日と同じガイド,運転手,車で旅順に向け出発。
『どこに行きましょうか』ということなので、「午前中は旅順半日観光のオプショナルツアーで行くところを回り旅順の市内で昼食。午後は旧市内を回り大連に戻るコースで」と依頼。
幸い天気もよさげで、気温も厚くも寒くもないという感じ。非常にラッキー。
約1時間で最初のポイント、東鶏冠山,そして水師営、203高地と回る。
それぞれ史跡見学場所として整備はされている。
まず、東鶏冠山ロシア軍北堡塁跡。入場料はひとり20元,駐車代10元。
中国の方と思われる団体、日本の修学旅行と思われる団体などと出会う。
次は、水師営。入場料は水師営ひとり40元,但し駐車代はなし
3箇所のうちここだけは民間の管理のようで、レストラン、お土産屋さんなどが併設されており、中を説明してくれるガイドさんもお土産屋さんの人という感じがぬぐえない。お土産屋さんも人によってはうるさいと思うくらいしつこいセールスぶりであった。しかしあまりなれていないようでちぐはぐ感は否めない。
中国軍人さんのグループなどと出会う。
日露戦争当時は田舎の寒村跡であったようだが、現在は町外れではあるがその一角にあるといった感じ。ちょっとイメージが狂った。
YとUがレストランのトイレを借りる。(ガイドさんの案内で)
歌に歌われた棗の木は3代目。会見場前の広場の片隅に植えられている。
3箇所目が203高地。入場料ひとり30元,駐車代10元。
駐車場と丘の上まで、登山バスと称するマイクロバスが運行されている。
その値段がひとり100元。私たちのような足腰の弱くなった人のいるものには便利でよいし、有料というのもいいのだが料金はかなりぼっている感じ。あのドイツの新白鳥城の馬車やミニバスの値段と比較しても高すぎ。
私たちのほか、入れ違いになった日本のグループ以外は利用していなかった。
せっかく整備したにもかかわらず、観測点に、意味のない日本軍の榴弾砲をわざわざすえつけるなど、当然のことだが、私たちと感覚が違うところも少なくない。開放されていない時代の監視塔に使われていた建物がそのまま残っておりもったいないという感じ。
昼食はガイドさんに依頼シ、オプションの時などに使う店に案内してもらい,そのときの料理を依頼。
東北地方の家庭料理的なものということで、ひとり80元。
昼間からではあるが、紹興酒も頼み十分満足する。さすがに完食はできず少し残る。
ガイドさんとドライバーはどこかで(多分間違いなくその店で)食事。3人分と酒代をガイドさんに渡し出発。
食事中、雨が降っていたが出発時点ではうす曇。でも走り始めると又ふりだす。
旅順の旧市街(の一部)を車でまわる。見た限りでは、旅順市内には日本の昭和20から30年代の雰囲気が残っており、いい悪いは別としてまだまだ変化途上という感じ。旅順駅の中を見たかったのだが、まだ制限があるということで車中から写真を撮ることにとどめる。
小雨の中、少し早めに旅順を出発。帰路の途中、Yの希望で、昔在留日本人が海水浴場として親しんでいた海岸へ。現在は星海公園となっており、現地の方の海水浴場にもなっているとのこと。
幸い、雨も上がっていたので車をおり散策。時期のせいかひっそりしている。海岸は砂ではなく砂利。気温は20度ちょっとであったが何人かの人が泳いでいた。浜辺で「たこ」をあげているひとも。休業してはいたが、ウオータースライダーとかバンジージャンプ台などもありシーズンになると多くの人が集まるのであろう。
足をぬらさないよう海にてをつける。これで東シナ海に触れたことに。ニースで地中海に手をつけたときは、靴をびしょびしょにしてしまったが、ここではうまくいく。
大連市街に戻り、旅行会社指定のお土産屋さんへ。最初に2階の織物の実演販売、美術品といった比較的高そうなところへ案内されるが、みなあまり興味がないので儀礼的に見るだけで1階の普通?のものを売っているところへ。ここにでは7〜8人くらいの日本人グループがかいものをしていた。ガイド氏によればこの店でも買うときは値切るのが当然とのこと。どういう買い方をしているのか分からなかったが、YもUも適当にみやげ物を購入。Tはガイド、ドライバーとお茶(無料)を飲んですごす。
約束の時間まで余裕があるので、又スーパーへ。昨日行ったところとは違う、ガイド氏が時々利用するというスーパー。入店前に本日の夕食を依頼する。自分たちで探すのがめんどくさいので旅行会社のオプションを利用することにする。餃子主体の料理を依頼しようとするとガイド氏が、あまり日本人の口に合わないようだ、ということなので無難に名物らしい火鍋(しゃぶしゃぶの様なもの)を依頼。往復の送迎とガイド込みだと、一人100元アップするので、行き方を聞き、タクシーでゆくことにする。ホテルから片道10元程度とのこと。
予約はガイド氏がすぐにケイタイでとってくれ、スーパーでは自家用の、お土産を購入し、予定通り5時過ぎにホテル到着。
Y,Uは部屋に行き、Tはガイド氏と精算。
ここで質問です。いったいいくらで精算したのでしょうか(夕食のオプション代はのぞいて)。念のため状況はつぎのとおり。
旅行会社の料金表
ガイド付1日観光 セダン3名まで 800元,ワゴン6名まで 1000元
  郊外に出る場合割り増し料金あり。
日本での質問に対し旅行会社から販売会社経由でもらった情報。
  旅順地区に行く場合,郊外扱いになります。この場合セダンだと1日1000元となります。
  そのほかに一人100元の特定地域入域許可申請手数料がかかります。
  1000元の中に高速道路代が含まれています。
実際の状況
  セダンによるガイド付観光を希望しOKをもらう。
  実際には、前日と同じワゴンが来て1日観光をした。超過時間なし。
  高速(有料)道路の支払いなし。(ガイドの話—有料道路は何年も前に無料化されている)
  入域許可申請は必要がないのでもう前からやっていない。
  現地での駐車代、入場料、食事代はそのつど支払済み。

部屋で一休みのあと、6時半ごろロビーへ。
ホテル前でタクシーに乗り、ガイド氏にもらったレストランの名刺(地図入り)ドライバーに見せる。
またしてもドライバーが首をかしげる。
様子を見ていたホテルのドアマンが,名刺を見てドライバーに何か言うとようやく分かったらしく出発。
これらのやり取りは、みな中国語のためこちらはただ待っているのみ。
10分強でレストラン着。
入り口で、ガイド氏の名刺を見せると話はきちんととうっていたようですぐに2階の個室に案内される。円テーブルのこじんまりした部屋で、最大5人くらい用か。
セットメニューで一言もしゃべる必要はないといわれていたので安心して座っていると、係りの女性がすぐに準備を始める。日本語は通じないということだったが本当に分からない様子。
料理はよいのだが困ったのは飲み物。
係りの人に「飲み物」「酒」といっても反応なし。困って『ショーコーシュ』というと分かってくれたらしくうなづく。それだけでなく、どこからかメモ用紙を持ってきて何か書いて見せてくる。
それにはひらがなで「おかん」と書かれている。一瞬何のことか分からなかったが、「お燗をつける=暖める」ことかと理解し、うなずくと同時にその紙に「氷砂糖・干梅」と書いて見せると、係りも分かったらしく笑顔でうなずき、しばらくすると温めた紹興酒のボトルと、氷砂糖、干し梅をもってきた。お互いにしゃべることなくうまく意思が通じたようである。時間的には数分のことであった。
前後して料理も運ばれてくる。しゃぶしゃぶのように肉をたれにつけ食べるのだが、肉(出たのは牛肉だった。羊の肉の料理もあるという)だけでなく、野菜、などもあり食べるものは大皿に人数分まとめて盛り込まれ、鍋は個人個人の者というスタイルだった。みなの口に合い、おいしいおいしいといってほぼ完食であったが、最後に出た麺はさすがにおなかいっぱいで、ほとんど手が出なかった。
ここでは酒代のみを支払い、外へ。支払いのときもサインをするゼスチャーをすると、請求書らしきものを持ってくるのでその代金を支払うだけで、言葉は一切無用。
店前の歩道にいるとすぐにタクシーが来たので、運転手に、ホテルで出発のときにもらったホテルカードを見せる.またまたというか今回も運転手はカードを見て首をひねるばかり。あきらめて1分ほど待っていると次のタクシーがやってくる。今度の運転手はカードを見て分かったらしくうなずくので、全員乗車する。雪と同じくらいの時間と料金で無事ホテル到着。時刻は9時ごろだった。
YとUは一日観光で疲れたのとしっかり夕食も取れたので風呂に入って休む、というので、Tは昨日と同じくマッサージにでかける。
昨日の店をのぞくと、混んでいて2時間近く待つようになるということなので、あきらめ隣にある店に行ってみる。こちらの店では100元/90分というコースをたのむ。しっかりもんでもらい、最後に飲み物と果物が出て終わり。
部屋に戻るとYとUはすでに寝ている。Tは飲み足りなかったこともあり、行きの機内でもらったつまみの小袋を開いて、初日に買った、ガイド氏に勧められ買ったワインを飲む。
普段飲むような辛口の白というリクエストだったのだが,勧められた「長城」というワインはややエグミはあったがまあまあの味。人によってはそのクセがいやだというかもしれないが,Tにとっては値段との兼ね合いも含め,十分楽しめるものだった。

10月14日(水)

3日間の旅行の最終日。天気もよく、あまりさむくないようす。
7時半ごろ、昨日と同じ2階のレストランで、ビュッフェスタイルの朝食をとる。
出発までの時間を利用して、一番懐かしい、生まれた病院のあと、今はロシア風情地区に行くことにする。
9時前にホテルを出る。ホテルから旧日本橋まで歩いて5〜6分、そこからロシア風情街の奥のほうにある、旧市役所(病院・ヤマトホテル)迄歩いて10分もかからない距離だが、実際はそうは行かない。最大の原因は市内に信号が少なく横断歩道もあまりないためで、車の量だけは東京、パリに引けを取らない感じのため。現地の方はクルマの間をすり抜けるように道を渡るが、年寄り外来者はただただおろおろするだけだった。
それでも何とかたどり着く。風情街の中は車の進入があまりできないようで、落ち着いて歩ける。
ガイドブックなどに、骨董通りとかかれているように、そういうものを並べた店もあるが、やはり中心はロシア風のお土産の店や屋台。ちらほらハングルの看板も見受ける。
ちょっとした買い物や冷やかしたあと旧市役所前まで行く。
ここでの買い物は、値引きを求めるレベルでなく売り方、買い方の双方の駆け引きでするようだ。最初に値段を聞いたところ1300元といっていたものが,最後は300元でもと言っていた。
初日と同じく旧市役所を見た後、古い地図に「満鉄医院」と記入されている元の「山城町」と思われるあたりを散策する。戦前の日本人住宅と思われる建物もそのまま残って利用されており、もちろんちょっとうらびれた感じはするが、昭和30年代までの東京の住宅地がそのまま残っている感じであった。
大連駅の裏手まで歩きホテルに戻る。10時過ぎに部屋に帰り,最後の帰り支度をする。
10時45分頃フロントからガイドが電話をかけてくる。迎えのグループの最初のホテルの人が早く集まったので、早めに迎えにこられたようである。
支度をしロビーに降りチェックアウトを済まし迎えのバスに乗る。時刻は10時58分頃。
11時にはホテルをスタートする。ガイド氏は迎えに来たときまだ部屋にいたことについて「11時にチェックアウトを済ませロビーに待っているように」ということになっていたのに、とブツブツ言うがTは「そんなこと分かっているし、実際11時には出発できただろう。」と取り合わない。
バスは、駅のそばの2つのホテルを回り,空港に向かう。行きの時とは逆の鉄道の北側の道を通る。
何もなく無事に空港到着。ガイド氏の案内は「各自全日空のカウンターに行き、パスポートを見せればチェックインができます。」とのことであつたがTは一応念のため、出発のときにもらったeチケツトの控えを見せる。
座席の希望を聞かれたので、3人並びといったところ、何たる偶然か来るときとまったく同じ座席となる。
出国検査、セキュリティチェックを終わるともう待合室.いわゆる免税品店などもあるのでちょっとした買い物などをしながら時間をすごす。YもUも希望しなかったのでパスしたが、簡単な食事などをするレストランもある。
帰りのフライトは行きのちょうど逆という感じ。1回食事が出、行きとの違いは免税品の販売があったことくらいか。
成田に到着し、手順どおりの手続きで進み到着から30分くらいでもう到着ロビーについていた。
Tが駐車場からクルマを持ってきて、Y・Uを乗せ自宅へ。
平日の夕方ということで首都高速の都心付近はかなり混んでいるという表示があったので、羽田まで行きそこから一般道で。それでも2時間はかからずY家に着く。ここを経由し30分くらいで無事我が家に到着。
3日間ではあったが充実した旅行であった。
Y・U・T3人の海外旅行はこれで5回目。パリ・仏南、パリ・仏北、独墺 、台湾と経験したが最初は平均年齢が70前であったが今回は70弱。又いこうと約束しており、平均年齢75くらいまではいけるかな、行きたいなと思っているTであった。



この旅行記ははじめての投稿で、勝手が分からないままアップしました。写真のアップを含め、できることから手を加えていくつもりです。感想・質問に加え、アドバイスをお待ちしております。

同行者
家族旅行
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
観光バス タクシー
航空会社
ANA
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行なし)

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  • 大連空港−−バスの車内から

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  • 大連の駅

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  • ロシア風情街に残っている、旧市役所・ホテル・病院として使われた建物(横から)

    ロシア風情街に残っている、旧市役所・ホテル・病院として使われた建物(横から)

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