２０１０年冬　旬のカニを食べに日本海へ【澄風荘：後編】vol．４

2010/01/15 - 2010/01/16

今年も旬のカニを食べに日本海へ行ってきました。

カニのお宿は浜坂にある澄風荘です。
小さなお宿はどこか懐かしさを感じさせる雰囲気で、アットホームなもてなしに心が和みました。
新鮮なカニを炭火焼で食べてとてもおいしかったです。
また一人に二杯のカニが出るので、食べきれないほどのボリュームでした。
浜坂は松葉カニの水揚げ日本一の漁港です。
またカニソムリエがいる町としても知られています。

後編では夕食からチェックアウトまでの内容となっています。

エリア 浜坂(兵庫)

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 自家用車

いよいよ待ちに待った夕食です。
食事部屋が用意されていました。
囲炉裏を囲んで食べます。
地の活けカニをさばいた後新鮮なまま炭火焼やカニしゃぶで食べるのが澄風荘さんのスタイルです。

ご主人が目の前でカニをさばいてくれます。
無口でなかなかしぶい感じのご主人でした。

浜坂で獲れたカニには青色のタグが付けられています。
このタグを付けるのは漁師の奥さんの仕事だそうです。

先ずはお刺身です。
とても新鮮でおいしかったです。
カニのお宿で出されるお刺身はどうしてこんなにおいしいのかといつも思います。

先ずは生中と生きたいところですが、日本酒にしました。
これもカニを食べるためです。
「香住鶴」と言う但馬の地酒です。
カニはもちろん魚料理にもぴったりです。

ご主人が炭火焼き用のカニをさばいていている間に・・・

女将さんがカニみその甲羅焼きを用意してくれました。
カニみそはカニによって色や味が全て違うそうです。

女将さんに「生のまま少しだけ味見してください。」と言われ少しだけ生のカニみそを食べてみました。
生臭くは無くあっさりとした味でした。

カニみそがそろそろいい具合になってきました。
いい匂いがしてきます。
三種類全て食べ比べてみましたが、やはり味は全て違いました。

濃厚でとてもおいしかったです。
やはり生よりも焼いたほうがおいしいですね。

炭火焼のカニの準備がそろそろ出来たようです。
先ずは数本をカニ刺しでいただきます。

活けカニだと身が直ぐには外れないそうです。

カニ刺しは氷水につけて花を咲かせます。

しばらくするとこのように花が咲いたようになります。

刺身醤油を少し付けておいしく頂きました。

次は炭火焼です。

これで３人前になります。

先ずはカニソムリエの女将さんが焼き方を教えてくれます。

少しだけ塩をかけます。

焼きガニは焼き加減がポイントのようです。

特に活けガニの場合はその鮮度の良さをおいしく頂くため、焼きすぎはＮＧだそうです。

このように身がふっくらと膨らんできたら出来上がりだそうです。

爪の部分は身が取りにくいので、この後のカニ鍋に入れて食べます。

さすがは地ガニは鮮度が違います。
身がふわふわでとてもおいしかったです。

あまりのおいしさに、食が進みどんどん焼いていきます。

これはカニの肩の身です。

身が取りにくいですが、びっしり身が詰まっていておいしいです。

ハサミもおいしく全てたいらげました。

カニの身をカニみそに入れてみました。

混ぜて食べると最高です♪

カニみそを少しだけ残して、甲羅酒にもしてみました。
まろやかな味がなんともいえません。

焼きカニを全てたいらげ、次はカニしゃぶと鍋用のカニが用意されました。

カニ鍋用の野菜です。

カニしゃぶもやはり鮮度の良さをいかして、おいしく食べるためには湯がきすぎないことだそうです。

カニしゃぶもおいしかったです。

でもそろそろお腹いっぱいになってきました。

カニ鍋は食べきれず、ほとんど残してしまいました。

それでカニ雑炊をお願いしました。

いつものことなんですが、カニ雑炊は別腹です。
三杯お代わりしてしまいました。

最高のダシが出ていてうますぎです。

デザートのみかんです。

カニは鮮度が良くとてもおいしかったですが、二杯はやはり食べきることは出来ませんでした。
残ったカニは茹でてもらい持ち帰っておいしく食べました。

朝食は夕食と違う食事部屋で頂きました。

朝食もおいしかったです。

魚はハタハタです。
初めて食べましたが、脂がのっていておいしかったです。

味噌汁にも夕食で残ったカニが入っています。

これは夕食で食べたもう一杯のカニのカニみそです。

朝食用に調理してくれました。

ごはんにまぶして食べます。
甲羅焼きのカニみそとは違った味わいでおいしかったです。

澄風荘さんはとてもいい宿でした。
とても温かくもてなしてくれました。
またお土産に浜坂名産のちくわもたくさん頂きました。
小さなお宿なので、温泉施設やお部屋のサービスなどに満足いかない方もいるかもしれませんが、私達にとってはなんら問題はありませんでした。
なにより鮮度抜群のカニがおいしく食べられますので、特にカニ好きの人にはおススメだと思います。

この旅行記へのコメント （10）

• もげさん 2010/01/24 23:50:25

  美味しかったですね。

  こんばんは、初めまして。
  もげと申します。
  
  旅行記を拝見させていただきましたが、私達の一週間前に行かれたんですね。
  そのときは雪も沢山積もっていて、風情がありますね。
  私達が行ったときは、嫁が「もう少し雪を期待してたんだけど・・・」と嘆くほど、雪がありませんでした。
  女将さんも、ここ２〜３日は暖かいと言っていました。
  夕食は、目の前でカニをさばいてくれるプランだったんですか？
  私達が希望した日はそれが無かったんです。
  旅館の女将さんもフレンドリーで最高でしたが、一番記憶に残ってるのは、甲羅酒です。
  カニも甘くて最高でしたね。
  また楽しい旅行記を訪問させていただきます。
  
  もげ
  
  

  熊野古道さん からの返信 2010/01/25 01:09:44

  RE: 美味しかったですね。

  もげさん、こんばんは。
  
  初めまして、訪問ありがとうございます。
  
  > 旅行記を拝見させていただきましたが、私達の一週間前に行かれたんですね。
  > そのときは雪も沢山積もっていて、風情がありますね。
  > 私達が行ったときは、嫁が「もう少し雪を期待してたんだけど・・・」と嘆くほど、雪がありませんでした。
  > 女将さんも、ここ２〜３日は暖かいと言っていました。
  
  旅行記を見ていただきありがとうございます。
  私が訪問したのは、もげさんが訪問された１週間前になるんですね。
  ４トラのトラベラーさんの中に同じ時期に澄風荘を訪れた人がいてうれしく思います。
  私が訪れた日は前日に日本海側が大雪になったので雪がたくさん積もっていました。
  雪道の運転は不安がありますが、やはり冬に訪れるなら雪景色も見てみたいですよね。
  ちなみに私は今回で４年連続で訪れましたが、今回が一番雪が多かったと思います。
  
  > 夕食は、目の前でカニをさばいてくれるプランだったんですか？
  > 私達が希望した日はそれが無かったんです。
  > 旅館の女将さんもフレンドリーで最高でしたが、一番記憶に残ってるのは、甲羅酒です。
  > カニも甘くて最高でしたね。
  > また楽しい旅行記を訪問させていただきます。
  >
  目の前でカニをさばくのを見たのは初めてでしたが、事前にこのようなプランだとは知りませんでした。
  私は「活け松葉ガニ席前会席プラン」と言うコースで予約したのですが、ひょっとしたらもげさんが予約されたコースとはプランが違ったのかもしれませんね。
  女将さんはざっくばらんで元気が良かったですよね。
  ほんとにフレンドリーな雰囲気でした。
  カニは新鮮で甘くておいしかったです。
  甲羅酒もカニ味噌のまろやかさがなんとも言えずおいしかったです。
  澄風荘さんはカニ好きには最高のお宿ですよね。
  
  それではまたいつでも遊びに来てください。
  もげさんの旅行記少しだけ拝見させてもらいました。
  カラオケを歌っている写真は大広間の写真はユートピア浜坂ですよね。
  また完成したら詳しく見せていただきますので、楽しみにしています。
  
  
  熊野古道

• ラムネ色の風さん 2010/01/24 00:27:42

  いいなあ〜〜〜〜。

  あ〜〜おいしそう〜〜〜。食べられなかったんですかあ〜〜〜〜。
  あ〜〜食べたい！！なんて美味しそう！！
  蟹味噌にお酒・・・・。刺身・・・・う〜〜〜ん、いいです！！
  日本海かあ〜〜〜。
  蟹すきなんですよね・・・・・。思いっきり食べてみたい・・・・。
  羨ましすぎます・・・・。

  熊野古道さん からの返信 2010/01/24 10:10:30

  RE: いいなあ〜〜〜〜。

  ラムネ色の風さんへ
  
  浜坂産の活けカニを目の前でさばいてもらい食べたので、やはりおいしかったです。
  でも一人カニ２杯は食べ切れませんでした。
  カニ２杯と言うと実際の量はそれほどでもないと思いますが、カニのフルコースだと食事時間が約３時間かかるので、それまでに満腹感が来てしまうとやはりだめですね。
  でもカニ雑炊は別腹です。
  
  ラムネ色の風さんもカニ好きなんですか？
  一度日本海へ食べに行ったらきっとはまるかもしれませんね。
  私は今年で４年連続で食べに行っています。
  
  
  熊野古道
  
  
  
  

• obaqさん 2010/01/22 06:57:04

  さすが

  漁獲高最高の地ですね
  あまりの量に私たちには半分も食べられないような・・・
  ボイルではなく活けガニをその場で炭火というのは、初めてでした。
  それとカニ雑炊・・　単品の注文だったのですっかり忘れてしまって・・(^_^;
  しかし注文しても食べ切れそうもないし、宿泊して翌朝出して貰うのが良いかも　　（笑
  
  obaq

  熊野古道さん からの返信 2010/01/22 07:42:40

  RE: さすが

  obaqさん、おはようございます。
  
  コメントありがとうございます。
  
  私も今回のような活けガニをその場でさばいてもらい炭火焼と言うスタイルは初めてでした。
  やはり鮮度の良さを生かすおいしい食べ方だそうです。
  でもボイルガニを三杯酢で頂くと言う食べ方も好きなので、今回ボイルガニが出なかったのが少し残念でした。
  カニ雑炊もカニしゃぶと鍋で出た最高のダシでおいしかったです。
  カニ雑炊にネギや海苔を入れるカニのお宿もありますが、今回は卵だけでしたが最高においしかったと思います。
  旅行記にも書きましたが、３杯お代わりしました。
  確かに一人にカニ２杯は多いですが、残ったカニはボイルしてくれてお土産で持ち帰ることが出来ます。
  雑炊もリクエストすれば翌朝出してもらえると思います。
  
  
  熊野古道

• ちゃみおさん 2010/01/21 09:05:51

  かに・カニ・蟹！

  熊野古道さん、こんにちは。
  
  ついに蟹の登場ですね。
  蟹を知り尽くしたソムリエの方が目の前でさばいて、一番美味しい状態で出された蟹は絶品なんでしょうね(^^)
  しかも囲炉裏でいただけるというのも、風情があっていいですね〜。
  お酒がすすみそうですね。
  
  美味しそうなんですけど、私は甲殻類アレルギーなので食べる事ができません(T_T)
  蟹に対するアレルギー反応が一番強くて、のどの中が腫れて声が出なくなってしまうんです。
  アレルギーの無い方が羨ましいです。
  お写真で私も食べた気分になり、楽しませていただきました♪
  
  　　ちゃみお

  熊野古道さん からの返信 2010/01/21 11:03:20

  RE: かに・カニ・蟹！

  ちゃみおさん、こんにちは。
  
  いつもありがとうございます。
  >
  > ついに蟹の登場ですね。
  > 蟹を知り尽くしたソムリエの方が目の前でさばいて、一番美味しい状態で出された蟹は絶品なんでしょうね(^^)
  > しかも囲炉裏でいただけるというのも、風情があっていいですね〜。
  > お酒がすすみそうですね。
  
  今回の旅行のメインです。
  活けカニを目の前でさばいて、それを食べるので鮮度の良さは抜群でした。
  とても大きなカニで身もたくさん入っていておいしかったです。
  囲炉裏はどこか懐かしいような、漁師さんの家に来たようなそんな感じがしました。
  今回はカニをたくさん食べようと思い、日本酒にしました。
  香住鶴と言う但馬地方の地酒を熱燗でいただくと、とてもカニと相性が良かったです。
  >
  > 美味しそうなんですけど、私は甲殻類アレルギーなので食べる事ができません(T_T)
  > 蟹に対するアレルギー反応が一番強くて、のどの中が腫れて声が出なくなってしまうんです。
  > アレルギーの無い方が羨ましいです。
  > お写真で私も食べた気分になり、楽しませていただきました♪
  >
  確かちゃみおさんは甲殻類アレルギーだったんですよね。
  九州旅行記で拝見したことがあります。
  カニ以外にも今回の旅行では、但馬地方の名物をいくつか食べてきましたので、この後の旅行記に掲載したいと思います。
  そちらのほうで、ちゃみおさんに楽しんでいただけれは幸いです。
  
  
  熊野古道

• パピーさん 2010/01/21 01:37:44

  いよいよカニの登場〜待ってました♪♪

  熊野古道さん、こんばんは
  
  詳細な写真とリポートありがとうございます。
  
  もしうちの家族で食べに行ったら、誰も写真を撮らずに、「気が付いたら食べ終わっていました」となって、残骸の写真だけになってしまうと思います。
  
  一家そろって、カニは大好きなのですが、インターネットで取り寄せることはしますが、こんな風に食べに行ったことがないんです。
  
  今から計画して、来年はぜひ行ってみたいと思います。
  
  　　　　　　　　パピー

  熊野古道さん からの返信 2010/01/21 10:46:32

  RE: いよいよカニの登場〜待ってました♪♪

  パピーさん、こんにちは。
  
  いつもありがとうごいます。
  >
  > 詳細な写真とリポートありがとうございます。
  
  そういっただけてうれしく思います。
  カニと格闘しながら撮影した甲斐がありました。
  >
  > もしうちの家族で食べに行ったら、誰も写真を撮らずに、「気が付いたら食べ終わっていました」となって、残骸の写真だけになってしまうと思います。
  
  ご馳走のカニを目の前にして、写真を撮っている自分にふと我に返って何をしているんだろうカニを食べにきたのではないかと考えた瞬間もありました。
  カニを食べた手を何回もふきんで拭いては写真を撮り、また食べては・・・
  そんな感じでした。
  このお宿の女将さんも写真を撮っている私に何かと気を使ってくれたように思います。
  >
  > 一家そろって、カニは大好きなのですが、インターネットで取り寄せることはしますが、こんな風に食べに行ったことがないんです。
  >
  > 今から計画して、来年はぜひ行ってみたいと思います。
  >
  私も日本海へカニを食べに行く前は、スーパーなどの冷凍のカニを鍋で食べるか回転寿司で食べたことしかありませんでした。
  でも実際に地の活けカニを食べると、その鮮度の良さやおいしさの違いは歴然としたものがあると思います。
  私はそれ以来はまってしまい毎年のように日本海へ行っています。
  パピーさんの家族のみなさんもカニが大好きでしたら、地のカニのおいしさにきっと満足されると思います。
  
  熊野古道