2010/01/10 - 2010/01/10
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Yattokame!さん
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オアハカ旅行1日目
http://4travel.jp/traveler/yattokame/album/10420007/
からの続きです。
オアハカ旅行2日目の今日は、現地ツアーに参加しての旅行です。
参加者は、日本人である私めのほかは、地元メキシコ人、カナダ人、ポーランド人、ドイツ人そしてその友達でドイツ留学中のメキシコ人と国際色豊かでした。
ツアーは、モンテ・アルバンから始まりましたが、遺跡で合流するはずの英語ガイドが来ない!結局、彼が到着したのはわれわれが遺跡に着いてから1時間経過した後でした。各国参加者は、口をそろえて「さすが、これがメキシコ時間だな・・・」とあきれ顔です。
しかし、彼の遺跡の案内そのものは分かりやすく、その後はスムーズに進行しました。
モンテ・アルバン遺跡を訪問した後は、オアハカ旅行のきっかけとなったアレブリヘス工房を訪れ、昼食をはさんだ後、クライパンの修道院跡と金属のような光沢を持つ黒い陶器「バロ・ネグロ」の工房に行きました。
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 航空会社
- デルタ航空
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ツアーの出発時間まで時間があるので、朝の旧市街を歩いてみることにします。
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TELMEXというのは、メキシコの電話会社ですが、そのオフィスもご覧の通り周囲に調和したものとなっています。
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きれいな街並みです。
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ラソレダー教会
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教会では日曜のミサが行われていました。奥に鎮座するのは、オアハカの守護聖母像。
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ラソレダー教会の門前。
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午前10時にツアーのお迎えがホテルに来て、いざ出発!
ところが、モンテ・アルバン遺跡で合流するはずの英語ガイドが遺跡に来ておらず、英語ガイドが到着するまで、しばし遺跡の横の博物館で出土品を鑑賞。 -
踊る人。局部から血を流しています。痛そ〜。
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球戯場。マヤ遺跡の球戯場でよく見かけるゴールの石の輪がここでは見られません。ガイドの話では、テニスのように相手の面にボールを打ち込む競技であったのではないかということでした。
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大神殿。
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天文台。他の建物が南北に平行に建てられているのに対して、この建物だけ他の建物より45度傾いた軸線上に建っており、それゆえこの建物は天文台と推定されているそうです。
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天文台の壁面にはめ込まれたレリーフ。分かりづらいですが、台座の下に人が逆様に描かれています。これは、モンテ・アルバンに征服された人を表しているのだとか。
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南の大基壇の隅に据えられた石碑のレプリカ。博物館に同じものがありましたね。ガイドの話によると、ここに描かれているのは支配者又は神官で、口からひょろひょろと出ているのは言葉を表しているそうです。つまり、言葉で人を束ねる人物を表しているのだとか。
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踊る人々のピラミッド
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踊る人々のレリーフ。ここにあるものはレプリカだそうです。
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「踊る人々」のレリーフというのは、実は拷問を受けたり殺害された捕虜を表しているのだそうです。
でも、これは踊っているように見えなくもないですね。 -
踊る人々のピラミッドの内部に入りました。壁一面に踊る人々のレリーフが貼り付けられています。
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このレリーフの人は建物に押しつぶされているかのように見えます。
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システム?と呼ばれる祭祀コンプレックスです。傾斜した壁(タルー)と長方形の枠付き垂直壁(タブレロ)を組み合わせた「タルー・タブレロ様式」で建てられており、同じ様式のテオティワカンの影響が指摘されています。
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システム?の横のステラ(碑文)。
このステラの影を観察することで、正午を知ったほか、夏至と冬至を知ることが出来、時計とカレンダーの役割を果たしていたようです。 -
北の大基壇から見たモンテ・アルバン遺跡。
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北の大基壇。
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北の大基壇の前に置かれたステラ。
ステラのこの面には、描かれた2人の人物の名前と、政治的に重要な出来事がサポテコ文字で書かれているそうです。マヤのステラに似てますね。 -
モンテ・アルバン遺跡を見学後、遺跡の麓にあるアレブリヘスの工房に寄りました。この工房のある村の住人の8割は、アレブリヘスの製作に関わっているそうです。
アレブリヘスは、地元の柔らかい木をなたで削り、形を整えて、何度も彩色を重ねることで完成します。 -
アレブリヘスに彩色を施す女性たち。
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イチオシ
完成したアレブリヘス。
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アレブリヘスは、あらゆる動物がモチーフになり、想像上の動物のアレブリヘスもあります。
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アレブリヘス工房で見学と買い物をした後昼食をとり、再び車に乗ってしばらく移動すると、クイラパン修道院に到着しました。
ここは16世紀に建てられた教会です。写真を見ると屋根がありませんが、これは失われたのではなく最初から屋根がついていなかったのです。先住民は屋内で礼拝する習慣がなく、その習慣に合わせて、先住民用の礼拝空間に屋根を設けなかったのでした。
先住民のための屋外礼拝空間というのは、以前クエルナバカのカテドラルでも見ました。 -
建物の着工年と竣工年が先住民の文字で書かれています。左には、1555年(着工年)というアラビア数字もあります。
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修道院内には、先住民の職人が描いた壁画が残っています。これは、最後の晩餐の絵。
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これも先住民の描いた壁画です。なぜか天使がパンツをはいてます。
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ツアーの最後は、バロ・ネグロ工房訪問です。バロ・ネグロとは、ロサという女性が編み出した独自の技法により作り出された陶器で、金属のような光沢を持つ黒い色が特徴です。
今は、息子さんが跡を継いで工房を経営しています。彼は、陶土を棒状に伸ばしてそれを輪にし、素焼きの皿をロクロ代わりにしてまわして形を整え、さらに棒状の陶土をその上に重ねて再びまわして形を整え・・・という作業を繰り返して壷を作っていました。 -
次に、乾燥させた壷の表面をよく磨きます。すると、独特の光沢が出てきました。写真の大きさの壷で、一時間くらい磨くとのことです。
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完成したバロ・ネグロ。
3日目に続きます。
http://4travel.jp/traveler/yattokame/album/10420272/
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この旅行記へのコメント (3)
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- ちゅんちゅんさん 2010/04/02 21:30:51
- またまたおじゃまします!!
- どうにも昨日から、アレブリヘスが気になっているちゅんちゅんです。
村の住人の8割がアレブリヘスの製作に関わっているってすごいですね。
なんか独特で可愛らしい。
1つ1つ手作りなのがこれまたいいですね。
うちも絶対、オアハカに来たら買っちゃうかも♪
そして、バロ・ネグロ工の陶器もステキ。
なんだかアレブリヘスがあんなに色鮮やかだったのに、こちらは黒一色。
同じ地域のもとは思えないですね。
こちらは、お値段の方けっこうするのかしら??
ステキだなぁ〜(≧∀≦)/
- Yattokame!さん からの返信 2010/04/04 14:23:04
- RE: またまたおじゃまします!!
- ちゅんちゅんさん、
こんにちは〜。
アレブリヘスは、本当にきれいで見ていて楽しいですよ。今回訪れたところで売ってたのは観光客向けの素朴な作りのものですが、有名な職人さんのものになると色使いや描き方が洗練されていてアート作品のように扱われてるものもあるんですよ。
オアハカにはこのほかにも民芸品がいろいろあって、こういうのを見て回るのも面白いと思いますよ。
しかも、安いんです。私が買ってきたもののほとんどは、1個千円もしません。バロ・ネグロも小さめの瓶を買いましたが5百円程度で、少々大きめのでも千円もしない値段で売ってましたよ。千円を超える唯一の買い物は、オアハカ最終日編(http://4travel.jp/traveler/yattokame/album/10420319/ )の最後に写っている鯉のぼりのようなアレブリヘスで、それでも日本円にすれば2千円もしない値段でした。これは手の込んだ絵付けなので、作る手間を考えると安いと思います。5千円持ってオアハカのお土産屋さんに行ったら、大人買いができるでしょうね〜。
- ちゅんちゅんさん からの返信 2010/04/05 05:10:47
- RE: RE: またまたおじゃまします!!
- 手作りなのにそんなにお安いんですか!?
とってもびっくりです。
お手頃な値段だと、お友達へのプレゼントなどに最適ですね。
しかも、すごくかわいいし♪
ウチ、個性的なものが大好きで。
うわぁ〜ますます現地に行ってみたい気持ちになりました。
あとで、最終日編も拝見させていただきますね(≧∀≦)/
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