オアハカ４日間の旅−1日目（オアハカ文化博物館と夜の街歩き）

2010/01/09 - 2010/01/09

旅のきっかけは、2009年11月のメキシコ高原の旅でのこと。帰国前日に寄ったメキシコシティの民芸品市場で、カラフルな木製の動物の人形が売られているを見かけました。店の人に聞くと、それはアレブリヘスといい、オアハカで作られている民芸品なんだそう。

こんな変わった人形をつくるオアハカってどんなところだ〜！

以前NHKの「世界ふれあい街歩き」という番組でその街並みを見て気にはなっていたのですが、メキシコシティでアレブリヘスを見てオアハカへ行きたい衝動がこみ上げ、帰国してすぐ、仕事の日程の調整をして翌年の1月にオアハカへ出かける手配をしてしまいました。

そして、先日4日間の日程でオアハカに行ってきました。今（2010年1月）仕事の関係でアメリカに赴任しているのですが、短い日程でぶらっとメキシコに出かけられてしまうなんて日本では考えられないことで、アメリカに来て本当によかったと思います。アメリカ国内はあまり旅行していないんですが（笑）

さて、オアハカ旅行ですが、美しい街並み、壮大な遺跡、楽しい民芸品、そしてモーレなどユニークな土地の料理、といろいろ楽しめ、短いながらも充実の4日間でした。

オアハカは、魅力がてんこ盛りです！

＊アレブリヘスって何？
http://homepage1.nifty.com/KIKU/mandragora/ARTESANIA/galeria.html

＊今回利用した旅行会社「日通ペリカントラベルネット」
http://www.pelican-travel.net/mexico/
こちらで、航空券とホテルがセットになったパックと現地オプショナルツアーを申し込みました。

エリア オアハカ(メキシコ)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 航空会社: デルタ航空

オアハカの飛行場には午後４時過ぎに到着し、その後ホテルに荷物を置いて早速街歩きにでかけました。
今回宿泊したホテルHoliday Inn Expressは、オアハカ旧市街の一番のみどころサントドミンゴ教会から５分くらいのところにあり、観光に便利でした。

サントドミンゴ教会のファサード。教会の隣にはオアハカ文化博物館があります（写真左手が博物館の入り口）。

オアハカ文化博物館は元修道院を利用したものです。ベニート・フアレス大統領の時代に修道生活が禁止され、その後博物館となった修道院がメキシコ各地にあります。

オアハカ文化博物館は、展示物だけでなく建物も見ものです。

博物館では、真っ先にモンテ・アルバン遺跡の第7号墳墓から出土したミシュテカ人の財宝を見に行きました。
写真は、農耕神シベ・トテックのマスクです。

第7号墳墓から出土した黄金の耳飾。上から、球技をする神々、太陽、蝶々、怪物を表しているそうです。

ヒスイで覆われた頭蓋骨。これも第7号墳墓の出土品です。

博物館には、第7号墳墓の出土品以外にも、モンテ・アルバン遺跡から発掘された色々な遺物が展示されていました。その中でも人物や動物を象った土器は、表情や衣装が様々で見ていて飽きません。

表情がリアルです。

土偶。出産シーンまであります。

名古屋駅前にあるナナちゃん人形みたいです。

＊ナナちゃん人形
http://www.e-meitetsu.com/mds/ladies/f_nana/index.html

顔型の瓶。

どことなく愛嬌のある顔です。

こういう頭飾り、耳飾りなどを身につけた人物像がいくつもありましたが、そのデザインは様々でした。それぞれどういう意味があるのでしょうか。

カレンダーです。

貴族でしょうか。ナイス・ファッションです。

博物館には、瓶や器を集めた一室もありました。
背中に大きな器を背負ってご苦労様です。

シンプルながら、鳥の造形が見事です。

いやー、参った参った。

博物館には、モンテ・アルバン遺跡の出土品以外にも歴史的な展示物があるのですが、モンテ・アルバン遺跡の遺物を見ているだけであっという間に時間が過ぎ、閉館の時間となってしまいました。

博物館を出た後隣の教会を見学しました。内部の重厚なウルトラバロックの装飾に、思わず感嘆の声を上げてしまいました。

入り口付近にある生命の木のレリーフ。

サントドミンゴ教会からソカロに向かって歩きます。

ソカロの北側に立つカテドラル。

ソカロの風景。いつも地元の人や観光客でにぎわっていました。

ソカロで大学生のバンドが演奏していました。なかなかうまく、大勢の聴衆が演奏を聞いていました。

ベニート・フアレス市場。

ベニート・フアレス市場のお店で売られていたキャンディ。

市場には、オアハカ名産のメスカルを売っているお店が沢山ありました。

ベニート・フアレス市場からさらにオアハカ最大のアバストス市場まで足を伸ばしました。某ガイドブックには土曜日が一番ピークと書いてありましたが、着いたときには夜９時近くになっていたので、さすがに店じまいしたところが多くお客も少なくなっていました。

これもオアハカ名産のチーズです。チーズはいろんな料理に使われていました。

2日目に続きます。
http://4travel.jp/traveler/yattokame/album/10420149/

この旅行記へのコメント （4）

• merionさん 2011/07/16 23:56:32

  楽しすぎる！

  Yattokame!さん、こんばんは。
  
  鳥を挟んだ二人のまいったくんがかなりツボです。
  
  ちょうど今日、どこかに行きたーい！と話していて、相方：内モンゴルVS私：メキシコと全く折り合わず、ひとまず引いたのですが・・・
  
  またモーレツに行きたくなちゃったじゃありませんかー！(笑)
  
  
  merion

  Yattokame!さん からの返信 2011/07/18 01:49:06

  RE: 楽しすぎる！

  merionさん
  
  こんばんは。
  
  メキシコに行くとこのまいったくんのような愛らしい出土品が沢山あって、メキシコの古代文化の人々っていいセンスしているな〜と思います。
  
  メキシコいいですよマジで・・・、とmerionさんの背中を押してしまいます（笑）
  
  Yattokame!
  
  

• hot chocolateさん 2011/07/04 01:09:36

  アレブリへス、色彩もデザインも素敵！

  Yattokameさま、こんばんは〜。
  
  Yattokame!さんの行動力はすごいですね〜。
  行きたいと思ったら、即実行！
  
  オアハカって、名前だけは知っていましたが、こんなユニークな木彫りの民芸品があるんですね。
  色彩も豊かだけれど、これは１本の丸太から掘って行くんですね〜。
  立体的でデザインも色彩も素敵！
  
  お土産にお買い求めですか？
  
  博物館に展示されていたヒスイで覆われた頭蓋骨、これはちょっと怖いですね。（驚）
  次の旅行記もゆっくり拝見させていただきます。
  
  hot choco

  Yattokame!さん からの返信 2011/07/07 02:05:04

  RE: アレブリへス、色彩もデザインも素敵！

  hot chocolateさん
  
  こんばんは。
  
  この時はたまたま仕事の日程に余裕があって思い立ったら即実行ができました。今思えばこの余裕はとても懐かしいですなあ・・・。
  
  > オアハカって、名前だけは知っていましたが、こんなユニークな木彫りの民芸品があるんですね。
  > 色彩も豊かだけれど、これは１本の丸太から掘って行くんですね〜。
  > 立体的でデザインも色彩も素敵！
  アレブリヘス、インパクトがあるでしょう。強烈さに、実際に作っているところを見てみたいと思って出かけてきました。あとで知ったことですが、サポテコ人には守護動物がいて、それは人が生まれた日によって決まっているそうで、アレブリヘスはその人形だったようです。その由来も知ると余計面白いですねえ。お土産としてアレブリヘスをいろいろ買ってきましたよ。
  
  >
  > 博物館に展示されていたヒスイで覆われた頭蓋骨、これはちょっと怖いですね。（驚）
  > 次の旅行記もゆっくり拝見させていただきます。
  ヒスイで覆われたガイコツ、怖いけれどかわいくもあります（笑）ヒスイには特別な力があると信じられていたようで、メキシコシティの国立人類学博物館にもヒスイの仮面が展示されていました。古代中国でもヒスイは腐敗を防ぐと信じられていて、貴族が死ぬと全身をヒスイで覆って埋葬しているので、太平洋を挟んで東西でこんなところでカルチャーが似ているのかと驚きました。アメリカ大陸の先住民は東北アジアからベーリング海峡を渡って新大陸に散らばっていったのですが、古の記憶がずっと残っていたのでしょうかねえ。
  
  Yattokame!