６年ぶりのスリランカへ♪念願のアダムスピーク(スリーパーダ)へ♪４・５日目

2009/12/26 - 2010/01/04

４日目は念願のスリーパーダ登山です。
スリーパーダは富士山と同様にご来光を見るために夜中から登るのが通常のようで、私も１８:３０頃コロンボを出発しました。
同行者は私とスリランカ人の義兄と義兄の甥っ子とその父親です。
準備は、運動靴、雨具、防寒用の服、ライト、お菓子、トイレットペーパーです。

しかし驚くことに、私以外のスリランカ人３人は・・・準備は厚手の長袖だけでした。義兄は運動靴でしたが、甥っ子とその父親はサンダルのままでした・・・
まさか、そのまま登らないだろうと思っていたが・・・

エリア その他の観光地(スリランカ)

• 同行者: 家族旅行
• 航空会社: スリランカ航空

途中の町で甥っ子が昔からあるサンダル屋でサンダルを買いに行った。
しかも２足も・・・
なぜサンダルを・・・？？？

【途中の高級レストランで腹ごしらえ】

普通の店でいいのになぜか高級レストランに入ることに。
チャイニーズレストランでした。

スープとチャーハンを頼みました。

スリランカのご飯はパラパラしていてチャーハンにするにはもってこいです。
ここのレストランの料理はホント美味しかったです。


まだコロンボから２時間しかたっていませんが、いったいいつスリーパーダに着くか不明なため、トイレに行っておきました。
結果、スリーパーダについたのが１時前だったため、トイレに行って正解でした。

トイレは行けるときに行かないとね！

【駐車場とお店】

スリーパーダふもとの駐車場に到着です。
１時前に着き、すでに高地のせいか肌寒いカンジです。
駐車場の回りに店がたくさん並び、どこもかしこも厚手の服や帽子、靴などが売っていました。
車を置き着替えて出発です。

その前に夜ご飯でジュースとスープを飲んだせいかトイレに行きたくなったため、トイレに。

しかーし、トイレは奥にあり、屋根付きの建物が３つぐらいあり、どこか不明。
そこで義兄が一言。「ここのトイレは○○には厳しいよ！」と。私はそれよりもトイレに行きたかったので「大丈夫！」と言い、男共は男子トイレに行き、私は建物に入ろうと行くと・・・？？？女性達が着替えているではないか・・・
「Where is トイレット？」と言ってみたら、皆があっちだあっちだともう一つの建物を指差した。
そっちへ行くと、また女性達が着替えていた。「トイレ？」と聞いたら中を指してきた。
中へ入ると・・・
真っ暗で明かり一つもなく、かろうじて店の明かりが入ってくる程度。見えたものは便器と手桶。
キター！　便器と手桶セットが！
しかも、ドアが木のぼろきれでかろうじて見えなくしている程度。カギなんてものはなくただ仕切っているだけのものでした。
こうなれば人間強いものです。暗いし見えたってもうどうでもいいや！となり用を足したのでした。（苦笑）

駐車場からスリーパーダの頂上が見えます。
一番明るい光があるところが頂上です。

車で山道を回っているときに既に見えましたが、なんだかウキウキ気分になってきました。

まだ全容がわかりませんが、あの白いライトは登山者のライトかな・・って思っていました。富士山がそうだったので。

駐車場の回りの店は、防寒グッズを売っていますが、それ以降は、あちこちにこういったお菓子屋さんが並んでいます。

私もお菓子を持っていきましたが、ビスケットなどいろいろなお菓子があるのなら持って行かなくてもよかったかもしれません！

しかし男共・・・リュックを持っていかないのです。
おかげで、水やらお菓子やらリュックをしょっている私が持つハメに・・・（笑）

まだ下のほうですがお寺がいくつかありました。

皆お参りをしていました。

そして言い忘れましたが、義兄を除いた甥っ子とその父は・・サンダルで来たのです。
見ると、スリランカ人のほとんどがサンダルでした。
しかし上は厚着で温かい帽子をかぶっている。その姿がびみょーで面白かったです（笑）

こういったお店が点々とあります。

何か門が見えてきました。

ん？ガネーシャ？とブッダ？

日本山妙法寺

全て暗いため、ほとんどブレてしまいます。
というか暗いため全体がどうなっているのかわからず先へ進みます。

妙法寺の手前ぐらいから階段の勾配がきつくなってきて、妙法寺を過ぎ40分たってから休憩しました。

こういった休憩所は途中けっこうあります。

私はここで砂糖有のTeaを飲みました。

しばらく休んでいると、雨が・・・・
もしや・・・雨がひどくなって山を降りなくてはいけないのでは？と思ったが、雨はすぐに止みほっと胸をなでおろしたのでした。

またこのお店で義兄と甥の父が脱落し、私と甥っ子が一緒に登ることになったのです。

Teaタイムをした場所から１時間半ほどで山頂に到着です♪
結果、３時間で登ることができました！

頂上はなんだか違う雰囲気です！

それもそのハズ。祈りの場でもあるのです。
甥っ子の誘導で上がると皆熱心に祭壇？下？に皆頭を付けて祈っています。
何かと思ったら、ここがブッダの足跡をかたどった岩がだった（たぶん）。
私も甥っ子の後を真似て額を下に付けて祈りました。

ここの祭壇に上がり額に印を付けてもらいました。

月が見えます。
雨が降ったり霧が出たりと変わりやすい天気なのに月が見えてちょっとラッキーな気分に。

鐘を鳴らします。

来た回数を鳴らすと本で読んだが、甥っ子が３回鳴らせと。
どうやら仏教の何かがあるらしい・・私は始めてなのに３回鳴らしました。３回来れたらいいな〜！

一通りお祈りを済ませ、ご来光まであと２時間ということで待つことに。

下からはどんどん登ってきます。
スリランカ人が帽子をかぶっているなんて・・・それに厚着をしているなんて・・・
暖かい国の人とは思えません（笑）

ご来光まで長い・・・

私は登るときは熱くて半袖でしたが、頂上にしばらくいてすっかり冷えてしまい、上着を着ました。
ホントに寒いです。
じっとしているのが余計寒い！

いろいろ観察をしていると、服装が面白い。
スリランカ人のほとんどはサンダル。上着は厚手、帽子という格好。そして外人はほとんど白人で、服装は登山靴、山の格好という具合でした。
私は登山靴は重いし靴擦れするので運動靴にしましたが、運動靴で十分でした。

待っている間、甥っ子がブルブル震えていたため、私の変えの靴下を履かせもう一つの上着とタオルを貸し寒さをしのいでいましたが、だったらちゃんと準備すればいいのにー！って思ってしまいました（笑）

ご来光・・・

今回は霧や雲で見ることができませんでした。
しかし、幻想的で空と景色がとてもキレイでした。

ご来光を待つ人々。

ご来光の望める階段状のこの場所はかなりの人だかりです。

下山します。


すごい混むかと思いましたが、甥っ子いわく、金曜日の夜が混むとのこと。
よかった〜！この程度で！

日本の僧侶？

お経を唱えていました。
下の日本山妙法寺の僧侶かしら・・・

しかし足取りが速かった〜！

スリーパーダは全て階段になっています。

上の部分は道幅が狭くなり、上りと下りが真ん中で区切られています。

私たちは若い？ため？上がるときに早かったので警察？が下り側が人がいないのでそちらから上がるようにと言われ、下り側を上がったりしました。

登っているときは真っ暗で何もわかりませんでしたが、絶景が広がっています！

そして、階段・・・結構勾配が・・・
あいにく高所恐怖症でもないので恐いとは思いませんでしたが、膝が笑ってしょうがなかったので横の手すりを使って降りました。
膝のガクガクがホントとまらなかったな〜・・・

遠くに仏塔が見えます。

あれよりも下からきたのです。

振り返るとスリーパーダが！

感動的です！

そして階段の横にあるのは白い糸が組み合わさったもの。仏教的なものだそうです。

雲と湖が見えます・・・

着て良かった（笑）

本当に階段しかありません。

この階段がキツイんだな〜・・・

ふっと横の木を見ると・・・サルが用を足していた・・・

ひゃあ・・・・美しい景色！！！

登りは暗くて見えなかったが、下りは止まって景色を見るだけで絶景が目に入ります。

良い溜息ばかりついていました（笑）

右側の建物に僧侶が・・・

ピリッツの糸を巻いてもらいました。

足はガクガクしていますが、体は元気です。
そして気力も全然あります。
それよりもスリーパーダに来て心が洗われたようです。

さっき遠くに見えた仏塔まで来ました。

後ろの山？に滝が見えます。
なんという良い景色なんだろう・・・

仏塔から下はティープランテーション（茶園）が広がります。

スリーパーダに来るときも茶園の中をずっと走ってきましたが、山道の横にもあったとは・・・

この茶の新芽しか採らないんだよな〜・・・・

思えば、ラクシャパーナ茶園を見かけたが、ここはディンブラ地方にあたるのかヌワラエリア地方なのか疑問に・・・しかし振り返ってスリーパーダが見えたのでその思いは消えてしまった（笑）

行きも見たが夜と違うな・・・

茶園とスリーパーダ

本当に絶景です！

聖なる川でしょうか・・・

私も手を洗いました。
冷たくて気持ちよかった〜！

戻ってきました！

下りは紅茶タイムを１回とりましたが結局２時間半ぐらいで降りられました。
下までくると夜とは気温が違く半袖で大丈夫でした。
一睡もしないで登ったというのになぜか元気なワタシ。

それも癒されたからでしょうか・・・

というわけで、着替えも休みもせずこれからホートン・プレインズに向かいます。

スリーパーダ、今回縁があって登ることができましたが、本当にハッピーになれて、また絶対来たいと思わせる山でした！

また行くぞ〜！！

ちなみにトイレは登る前にしか行きませんでしたが、途中にもありました。きっとすごい場所だと思うので行く人は注意が必要です（笑）