フィリピン／セブ（2009/12）

2009/12 - 2010/01

この度の年末年始はセブ島である。
海に行きたい私と海がきらいな連れであるが、
フィリピンに行ったことがない、
それなりのホスピタリティを受けられる宿に泊まってみたい気もする、
「何もしない」が可能か試してみる、
という点でお許しを受け、セブ島はプルクラに予約オン。

セブの町歩きもしなかったし、買い物もしておらんし、
プルクラの支払は日本円でOKだし、日本人スタッフもいるし
客も日本人だけだし、地球の歩き方も一回も開かないし、
自分で洗濯もしないし、貴重品用腹巻きもしないし。

リゾートだもんよ、あったり前じゃあないか、と言われるだろうが
あたしはこんなの初めてなのよ。
大人の階段登っているのよ。

セブに行ったというよりプルクラに泊まりに行ったというものです。
だから写真もプルクラだけなんだい！。

エリア セブ島(フィリピン)

部屋にはプルメリアがいたるところにあって芳しい香りを放っている。
ホテルの敷地内を歩いていてもふっと香る。
ジャスミンの様な・・・いやジャスミンよりも甘さを少し控えたようなすっきりした香りかな。

ウェルカムレイもプルメリアでできていたけど、小さな子が初めて砂利遊びを覚えて永遠にやっているような、そんな感じで2人分のレイをかけて首もともっさりで時間を忘れてかぐ。

うっとりな香りは一瞬にしてわたしを3万光年むこうに連れていくのである。

ウェルカムフルーツがある。
マンゴーが入っている。
私がいままで遭遇したウェルカムフルーツはせいぜいバナナやリンゴなのである。
マンゴーが入っているのである。
私はマンゴーが最高に好きだ。
連れはマンゴーがきらいだ。
だから私が全部食べる。
両手べたべた、口元じゅるじゅる、そう猟奇的にね。

バスルームには陽がそそぐ。
半分は網戸になっていて雨もそそぐ。
陽と雨の下には緑が植わっている。
ニセ緑かと思ったら本物だった。
満月も見えた。

大きなバスタブに、部屋の中にあるありったけのプルメリアを入れて
なんかいいかんじにして浸かって、
そしてまた3万光年むこうに往って還って。

部屋の前にて。
滞在中、雨が降った。
カエルが一層鳴いて、またそれも良し。
しかし夜には足下がみえないところに急にカエルが跳ねるのでびびる。

プルクラには植生マップが置いてあって、朝起きてコーヒーを作って飲んだ後、マップをもって散歩してみる。
敷地広いんだもの。

椰子、旅人の木、ブーゲンビリア、ハイビスカス、バードオブパラダイス（っていう名前なの初めて知ってそのとおりだと感動）、バナナ。ジャックフルーツとかパパイヤとか見つけられず。
敷地内あるオーガニック畑も見てみた。蝶々がこれでもかというほど飛び乱れていた。

プルメリアもそこここに咲いていて、そして落ちている（表紙の花です）。
通路にも、わざとでしょう？演出でしょう？と思う程たくさん落ちている。それがまたかわいらしくてね。
中心の黄色から花びらの白色へのグラデーション、これは夕焼けの空の色と一緒でね、人の力では現せないものだと思うのです。

部屋の前の池。
にカエルは帰っていくようだ。

プルメリアの木。
昼間に青空が出たのは1日だけ。

スパも体験した。
よくあるでしょう、あの裸になって背中をもみもみされているやつ、
あれが嫌だったので、フィリピン伝統のマッサージというのをお願いしたのだけど、やっぱりアレだった。
ちっこいうっすいパンティになってマッサージを受けます。
結果的に心地よく、オイル系マッサージはきっとこの機会にしかやらんだろう、ということで別の日にまたアロマオイルマッサージをパンティー一丁で受ける。ちなみに男性もです。割と変態的です。
これもスパ界では当たり前なんだろうなあ。

施術後はプールに入るのがもったいないので、
昼間にプールや海で遊ぶ→風呂に入って→夕食を若干早めにとって→マッサージを受けて→そのまま泥の様に眠る、がいちばんいいかな。
貧乏性なのだな。

わたしは方向音痴な方なので、敷地の道が迷路のようです。
バナナや椰子の葉擦れの音がここちよい。

朝食ブッフェにもマンゴー。
朝食ブッフェという言葉もこの上なく好き。

パンやオムレツやハム等の洋食モーニングを一通り終えたあと、
フォーも食います。
だって食べたいんだもん。
マンゴーは食後でなく食前から滞りなく食います。
だって好きなんだもん。

昼や夜は3つある内のレストランで食事をとります。
これは一番大きいレストランで食べた海鮮パスタ。
パスタ系はだいたい500ペソ位、メインディッシュ系は500ペソから900ペソ位。
どれも美味しかった。

ビーチ。
海はきれいなんだけど基本的に砂でなく、石。

ビーチには東屋（ラナイというらしい）が並んでいて、そこにはキングサイズのベットみたいのがあって寝転がって海を見ることができる。
昼間は満員だけど涼しくなった夕食後あたりには誰もいないのでスピーカーを持ってipodを聞きつつハガキを書いたり。

大晦日にはガラディナー。
宿泊者全員参加のパーティー。
生演奏やダンスやゲームなどあり。プレゼントもあり。
パーティー参加者の服装にバラツキあり。
背中がグリっと空いてるドレスを着たマダムからTシャツ＆短パンのおっさんまで。
宿泊客が私たち含めて95%（多分）日本人であるため、いろいろなことを考えてしまう。立ち居振る舞いやマナーなど。
私は恥ずかしくない日本人でありたいな。

町にも行かず、何にもしない予定だったのだが、結局マッサージが○○時から、スノーケリングが○○時から、と予定が入ることになり、「うわー暇で困るー」という状態になることもなく、読む予定だった分厚い本もプールサイドで5ページくらい読んだきりで持って帰ってきた。

つまり4泊5日では少なすぎるのだ。10日間くらいないといけないな。しかしそれだけあったらインドだっていけるやんけ、ということになり果たして次はどこへ行こうかなー。と来年を思案するわけであります。

おしまい