北国から南の島、沖縄へ二人旅

2008/10/22 - 2008/10/24

北海道から沖縄へ、更に八重山諸島の石垣島や西表島の一泊二日の旅を終え沖縄本島に戻った。沖縄では、国際通りのホテルに泊り、多くの観光客が訪れる首里城や万座毛、残波岬、海洋博公園を廻り、二日目に南部の戦跡地域に、悲惨な戦争の傷跡は観光向きでは無いが、同じ日本人として、ひめゆりの塔や平和祈念公園へ一度は訪れたい。

エリア 那覇(沖縄)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 船 レンタカー JALグループ

石垣島と西表島を一泊二日で廻り、午後八時に那覇空港に着いた。
石垣島からの飛行時間は５０分、昼間の疲れか居眠りしている間に到着。
那覇空港からタクシーで、国際通りのホテルＪＡＬシティ那に向かう。

夕食は、国際通り沿いの居酒屋に飛び込んだ。
御刺身と沖縄料理と泡盛を頼んだが、観光地の為か期待外れの雑な店だった。

宿泊先のＪＡＬシティ那覇は、国際通り沿いで牧志公設市場にも近い

初めて見る泡盛が多く店の薦めで呑んだのは流石に美味しかった。
銘柄は覚えていない。
数年前に、蔵元で呑んだ「瑞泉」を思い出した。
首里城の帰り路、タクシーを待たせて試飲をさせて頂いた泡盛、物珍しさから数種類を一気に呑んだ。
結果、北海道まで６本の泡盛を送ることに成ったが、意外や札幌のスーパーに「瑞泉」が有るのには驚いた。

昼間の賑わいが嘘のような牧志公設市場
有触れたホテルの朝食を止め公設市場で食堂を探した。
市場は朝が早いのが普通だと思うが、何処も開店前。
観光客相手の市場は、朝が遅い！！

公設市場の肉屋さんが、枝肉を店先で解体していたが、昼間は見れない光景。
この店で、御土産に「豚顔」の燻製を買った。
その燻製は、鹿児島の居酒屋で初めて食べたが、見た目は良くないのに食べると美味しくて癖になる味。

市場の魚屋さんには、熱帯魚のような魚が並ぶ。
美味しくないと言う人もいるが、そう捨てた味では無い。

伊勢海老か、その仲間か詳しいところは解からない。
数年前に、この海老を買い二階の食堂で食べたが、伊勢エビとは少し違うような味がした。

この朝、台湾精進料理の食堂が、唯一開いていた。
壁に、日本ハムのヒルマン監督のサインが貼ってあった。
サマーキャンプの際に、この店に立寄ったのだろう。

台湾精進料理の５００円バイキング
勿論、肉と野菜は抜きで美味しい料理がたくさん有る。
場所は公設市場のかなり奥に有った。

高台のためか？首里城公園の駐車場は狭くて止められない。首里城まで、５００ｍぐらい歩くことに成った。坂道を登るのは疲れたが、眺めの良い散歩道だった。
首里城に向かう坂道にある弁財天堂、朝鮮王から贈られた経典を収納するため１５０２年に建立

守礼門の近くに、「園比屋武御嶽石門」とほられた世界遺産の記念碑がある。

石造りのアーチの上に、木造の建物がある歓会門
当時は、国王をはじめとする男性専用の門だとガイドさんは言う。
石畳の登り道と規則的に組まれた城壁は、異国の雰囲気が漂う。
古い石組みほど精巧に造られていると言うから、驚きだ。

バスガイドの説明を聞きながら、団体客に付いて歩いた。

首里城の高台にある井戸、何処から地下水が流れて来るのか不思議？

城内から眼下の城壁を望む

陽光に輝き、鮮やかな朱に彩られた琉球王朝の建物はそびえていた。

首里城の御庭までは無料で見学できる。

天候には恵まれたが南国の日差しは強烈だ
立っているだけでも汗が流れ出る

国王の御在所、朱に染められた部屋に黄金に輝く王座「御差床」が飾られている。

琉球王朝の栄華を再現した模型

昼食は、残波岬のレストランで「三枚肉そば」500円と「ソーキソバ」650円を頼んだ。半分づつ食べ比べたが、味は変わらなかった。
食事後、レストランの小道を下ると綺麗な海岸に出た。

景勝地として名高い万座毛
丘の上の駐車場から、遊歩道をぶらぶら歩くこと10分で、眺望が広がる。
青い東シナ海に突き出す断崖は、崖下まで20mは有りそう。

万座毛から望む青い海と白い海岸

ブセナ海中公園のチケット売り場
ここから海中展望塔まで送迎バスで１０分ぐらい

ブセナ海中公園
海中展望塔は、部瀬名岬の沖合１７０ｍに建っているが、その手前にグラスボートの桟橋は有った。

桟橋に碇泊していた白い船。こんな船で、島々をクルージングしたら最高だね。

グラスボートに乗り合わせた沖縄の都会から来た女の子たち会話の半分は意味が解からなかった。

沖のグラスボートから望むリゾートホテル
次回の沖縄は、眺めの良い海岸のホテルに泊りたい。

グラスボートの船底
美味しそうな大きな魚が泳いでいる。
乗船客が撒く餌に集まって来る様は、水族館に飼われた魚のよう。

餌を求めて、グラスボートに集まる魚達

海中展望塔を降りるとガラス窓の外は海底、魚体を摺り寄せ塔内にいる人間を観察している。

海に掛かる橋の下は、極彩色の綺麗な魚の群れが見え、餌を投げ入れると海面に集まり、神社や公園の鳩状態。

海から少し離れた駐車場に戻ると、気温は３０度を超える真夏の暑さ。窓を閉めてエアコンを入れるが、海岸の涼しさには敵わない。

海洋博公園

南国の花ハイビスカス

海洋博公園内に在る沖縄美ら海水族館

生徒の求めに小柄な先生が、カメラや携帯を渡され大忙し、世界最大級の水槽に泳ぐ魚君には、どう映るのか？

沖縄美ら海水族館から望む

落陽と夕闇が迫る国道を那覇に向けて

国際通りのライブハウスチャクラ
喜納昌吉が歌う「花」は好きだが、以前より狭くなったライブハウスには、観客は少なく歌声に華はなかった。

ひめゆり平和祈念資料館
沖縄の道路は、工事中が多く狭くて廻りくねり解かりずらい。
ナビの地名と道路標示も異なるため、何度か迷ってたどり着いた。
記念碑の前で、バスガイドの説明を聞いていたら、
有料だからと嫌味を言われた冗談かも知れない。

美しく飾られた資料館の中庭、何故か悲しさを感じる。

戦没者の墓誌が立ち並ぶ平和祈念公園

二人で戦没者に献花を奉げ冥福を祈る

大挙して連合軍が上陸した海岸
沖縄は、日本で唯一地上戦が行われた。

場違いのリゾートホテルだと勘違いした平和祈念館
丘に在る白い建物と青く済んだ大空が印象的だった。

広い館内には悲惨な戦争が展示され、戦争を知らない多くの世代が訪れている。

沖縄旅行の最後におきなわワールドへ
館内は、物産店やレストランが多い。

ステージで踊る若者、打ち鳴らす太鼓の音は広い園内に鳴りびいていた。
若いって良いね！

展示されていた古民家、中で民芸品が売られている。

植物園には、南国の果物が栽培され沢山実っていたが、
売場に並んだ果実は決して安くなかった。
手荷物も増えるし北海道のスーパーでも売っているので買わずに帰った。

帰路は遠く那覇を３時に飛び立っても羽田を経由し千歳に着くのは、午後８時を過ぎる。直行便が戻ったらまた行きたい。

この旅行記へのコメント （1）

• ベームさん 2012/04/10 08:38:32

  お早うございます。

  kendkenminさん、
  
  度々のご訪問ならびにご投票有難うございます。つまらない旅行記なのに赤面の至りです。
  
  北海道にお住いのようですが春は近づきつつありますか。小生は横浜ですが昨日桜が満開になりました。
  
  スペインがお好きとのこと、私には南欧は未知の国ですがなかなかドイツを卒業できなくて。
  
  この万座毛の断崖、２０１０年フランスに行ったとき立ち寄ったエトルタの景勝「象の鼻」にそっくりなのでびっくりしました。投票いたしました。
  
  では、これからもご自愛、ご活躍ください。
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ベーム