2009/07/17 - 2009/07/26
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Katsyさん
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カナダの内陸部に迫る広大なハドソン湾。
その周辺にはツンドラに覆われた大地が広がる…
そんなツンドラの果てにある辺境の町がチャーチル。
冬場は凍ったツンドラに閉ざされてしまうチャーチルだが、ツンドラの氷が融けて大地が緑溢れる夏は野生動物や野鳥たちが活動する季節!
短い夏にせめぎ会うように逞しく生きる野生動物たちを撮影するため、10日間ほどチャーチルに滞在した。
陸には世界最大の肉食獣・ホッキョクグマを筆頭に野生動物や野鳥たちを求めて、また、海へは夏の間だけ集団で南下してくるベルーガ(シロイルカ)などの海獣類を狙ってサファリを敢行!
僅かに息づくイヌイット文化や開拓の歴史と野生動物以外は見るものが何もない辺境の地・チャーチル…
そんなチャーチルを基点に、ツンドラの大地や流氷の去った直後の海で撮影した野生の仲間たち…
そのときの写真を、当方のホームページ「アニマル・ワールド」で公開中!
アドレス http://animalworldk.stars.ne.jp/ からトップページを開いて、“世界の動物たち”をクリック、世界地図上の⑭または、右ウィンドウのカナダをクリックしてカナダのページを開いてお楽しみください。
この旅行記では、ベルーガクルーズの模様を紹介します。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 航空会社
- エアカナダ
-
チャーチルに着いたその日に町からビーチへ出てみると、ハドソン湾には流氷が迫っていた。
チャーチルの町については、サファリ編で紹介しているのでご参照まで。
(http://4travel.jp/traveler/katsy/album/10400961/) -
チャーチル港の雑観。
チャーチルはハドソン湾沿岸にある海辺の町であるが、同時に地勢上はチャーチル川の河口にも位置している。
海水と淡水が混じる河口は、川の上流から流れてくる養分が豊富なため、魚もたくさん集まる。
北の海から南下してきたベルーガ(シロイルカ)たちも魚を追って河口に集まる。
そんな河口に面した港から、クルーズ用のゾディアック(小型ゴムボート)は出発する。
それにしても、こんな殺風景な場所から船出するとは… -
ゾディアックで河口内に出てみたが、水は茶色く濁っていた。
どんなにチャーチル周辺の天気がよくても、グルーズの数日前にチャーチル川の上流部で大雨などが降ってしまうと水は濁ってしまう。
水が濁っているということは、ベルーガ撮影にとって非常に厄介な状況なのだ。 -
河口内には他のベルーガウォッチングツアーのボートも出ていた。
通常は写真のように6~8人の混載だが、小生は専用のゾディアックを1艘チャーターした。 -
しばらくすると、波間に白いコブのようなものがポコポコっと出たり消えたりするのが見えてくる。
いよいよベルーガの登場だ!
夏のチャーチルには、毎年1000頭近くのベルーガたちがやって来るというが、2009年は例年に比べて数が少なかったようである。
このことについては陸上のサファリでも感じたことだが、例年より寒いことが原因なのだろうか… -
日本でも水族館などでは大人気のベルーガ。
体長は4~5mと、普通のイルカに比べると大柄だ。
性格は水族館で見かけるベルーガ同様、好奇心旺盛で人懐っこい。
水上ではボートのエンジン音を聞いて彼らのほうから近寄って来てくれるため、特別にこちらからアプローチする必要はない。
ただし、前にも述べたが水が濁っていると撮影は難しい!
つまり、船上からベルーガたちの行動が読みづらく、彼らが水面に出たのを確認してからカメラを構えてもすでに遅く、背中しか撮れないことになる。
それで結局は、どれも同じ写真になってしまうというわけ…
たくさんの白いコブが水面に出ているような写真だけなら、いやというほど撮れるだろう。
水族館と違って野生のベルーガはスパイホッピングなどはしないので、彼らの顔の写真を狙うにはとにかく撮り続けるしかない。
さらにベルーガの全身の写真を撮りたければ、シュノーケリングをしながら狙う方法もあるが、それこそ透明度が悪いとアウトだ。 -
真っ白なベルーガたちのコブに混じってグレーのコブもときたま水面に出てきた。
このグレーなコブはベルーガの子供である。
親子同士は水中で会話をするといわれている。
ベルーガたちはお互い音でコミュニケーションをとっているので、水が濁っていようがクリアだろうが関係ない。 -
ゾディアックのそばに寄ってくるベルーガたちの撮影に夢中になっていると、船頭がなにやら遠くを見て叫んでいる。
波間に謎の生き物を発見…!
まさか、海坊主!?
なんてことはなく、正体はハドソン湾に広く分布するワモンアザラシだった。
このアザラシはめったに上陸せず、主に流氷の上で生活する種類。
ふと、チャーチルに来た初日のことを思い出した。
たしか、ハドソン湾には流氷がたくさん浮かんでいたっけ…
流氷が押し寄せるほど海が冷たかったことが幸いして、ワモンアザラシが撮れた。
ちなみに、このワモンアザラシを狙って沿岸にはホッキョクグマ(シロクマ)もやって来ることがあるとか…
陸と海、その両方の野生動物を撮影できる点がチャーチルという場所の面白さでもある。
陸のサファリについては別冊で紹介してます。
(http://4travel.jp/traveler/katsy/album/10400961/)
ワモンアザラシは、遠くから小生のゾディアックを観察していた様子。
3秒ほどは水面上に顔を出しているので、撮影のタイミングはベルーガよりもはるかに掴みやすい。
ただし、ベルーガほどゾディアックの近くまでは来てくれないので、撮影には望遠系のレンズが必要。
クルーズ中は、近くのベルーガと遠くのワモンアザラシの両方を相手に大忙しだった! -
一面真っ黄色の画面!
実は、これがハドソン湾の水中写真である。
ベルーガの全身水中写真を撮ろうとシュノーケリングを試みたが、ご覧のように透明度30~50cmほどの濁り具合だった。
この視界の先にベルーガが来ていたのは確かだったが、その姿は見えず… -
水面からカメラを構える小生の真下にベルーガが近づいてきたようで、ベルーガの鼻から出た空気の泡だけはかろうじて撮影できた。
この泡にベルーガの息吹を感じますか? -
この2つの白っぽいものはもしかして?
やはりベルーガではなく、ベルーガの噴出した空気の泡…
こんな調子だといくら粘っても結局同じような状況が続くことになるので、スチール写真を撮るのは諦めてムービー撮影に切り替えた。
といってもベルーガの映像が撮れるわけではない。
小生が録りたかったのは、音、ベルーガたちの声だった。
実際、水中はまるで遠くから聞こえてくる野鳥たちの鳴き声で賑わう熱帯のジャングルの中のようだった。
ベルーガが、別名“海のカナリア”といわれている所以であろう。 -
撮影を終えてチャーチル港に帰港する。
この時期、ハドソン湾の水温は7~10℃。
小生が借りたウェットスーツは、7mmのツーピースでカナダ海軍で採用されている生地のもの。
おかげで水中でも想像していたほど冷たくはなかった。
むしろこれを着込んだまま水上にいると、暑くて汗をかいたほどだった。
まあ、それにしてもシュノーケリングの現状況は厳しいものだった!
チャーチル川とハドソン湾の水は、数日間の周期でクリアになったり濁ったりを繰り返している。
そんな中で潮の状態をよむというか、見極めるのが非常に難しい!
ベルーガの水中写真を狙うなら、とにかく水がクリアな状態になるのを待って、ベストな状態のときに呼んでくれるようにクルーズツアー会社に頼み込むしかないだろう。
ベルーガなどチャーチルで撮影した海獣類の写真は、小生のホームページ「アニマル・ワールド」( http://animalworldk.stars.ne.jp/ )のカナダ編で公開中!
ぜひ、見にきて下さい!!
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この旅行記へのコメント (4)
-
- zzr-cさん 2010/11/29 12:56:10
- ハッピーバースディ
- katsyさま こんにちは!
せ〜の!
ハッピーバースディトゥーユー♪
ハッピーバースディトゥーユー♪
ハッピーバースディディヤーkatsyさ〜ん♪
ハッピーバースディトゥーユー♪
ぱちぱちぱちぱち
おめでとうございます!
カナダで採用されたウェット恐るべしの暖かさですね。
ベルーガの水中撮影の難しさ、確かに透明度50cmでは4メートルある
物は全身写せないですよねぇ〜
でもベルーガの息吹が感じられる気泡お見事です。
1年katsyさんにとって良い年になりますように(^人^)
じぃ〜
- Katsyさん からの返信 2010/11/30 00:53:36
- ありがとうございます!
- zzr-cさん、小生の誕生日のお祝いコメントをいただき、どうもありがとうございました!
また、「ハッピーバースディ」の歌や拍手までいただき、小生感激です♪
zzr-cさんには、チャーチルの旅行記もお楽しみいただいたようで何よりです。
チャーチルでは他にドライスーツを着て参加するシュノーケリングツアーもあるようですが、小生にはウェットで充分でした。
旅行記にも書きましたが、とにかくチャーチルでは潮の状態をよむのが難しかったですネ。
ベルーガたちの水中写真を狙うには、何度もシュノーケリングでトライする必要があるでしょう…
ただ、姿は見えなくてもベルーガたちの鳴き声が聞こえてくると、とても幻想的な気持ちになりましたョ。
zzr-cさんも、もしご興味があればぜひベルーガシュノーケリングにトライしてみてはいかが?
そして、今後ともお互いにいい旅を…
http://www.h7.dion.ne.jp/~katsumi
-
- 迷子さん 2010/05/24 15:20:48
- なるほど・・・
- 撮影の大敵は
水の濁り加減であったのどすな!
でも、ベルーガの吐く息の気泡
直ぐ傍まで接近すてたのがよーく分かりますだョ〜。
スマイルファイスが人気のベルーガどすが、
怒り心頭?の仁王顔のベルーガってのも見てみたいでやんすね〜。
(顔つきの構造上・・・・無理っぽいかも??)
- Katsyさん からの返信 2010/05/28 00:33:57
- ユニークなベルーガたち
- ようこそ、迷子さん!
小生の掲示板への書き込み、どうもありがとうございます。
> 撮影の大敵は
> 水の濁り加減であったのどすな!
そうなんどすよ!
チャーチルは陸と海の両方の生態系を見ることができる面白い場所ですが、熱帯のサンゴ礁などに比べて海中の透明度がよくない点が唯一不満でしただ。
ただ、ベルーガたちはとても好奇心旺盛で、まるで小生の乗ったゾディアックと遊んでいるようでもあったので、顔つきの構造上だけでなく性格的にも怒り心頭な表情にはならないような気がしますだ。
まあ、銃や銛を使って脅したりすれば別でしょうが…
しかし、もし仁王顔のベルーガがいたら小生も見てみたいどすなぁ。
http://www.h7.dion.ne.jp/~katsumi
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