白鳥の飛来地、朝日に輝く瓢湖（ひょうこ）。ラムサール条約登録の地　/　新潟県阿賀野市

2009/10/31 - 2009/10/31

新潟県阿賀野市(旧水原町)の瓢湖。

瓢湖は１６００年代寛永の頃、干ばつの被害を防ぐためにつくられた用水池で、周囲1230ｍの池です。

昭和２５年1月、白鳥が突然シベリヤより渡来し始め、その後毎年最盛期には5000余羽がここで冬を越します。
その後、昭和２９年の餌付けに成功、また、地元住民の方々の愛情により、
渡来中には他の地に移動することが少なくなったようです。

野生の白鳥が人に慣れ、餌を食するということは世界でも稀なことだそうです。

ここに飛来するのはオオハクチョウ、コハクチョウ、オナガガモ、マガモ、ホシハジロ等々。。
その中でも、やはり優雅なのはオオハクチョウ。
羽を広げると２〜３ｍ程度あり、純白の翼が朝日を浴びながら大空を舞う姿はとても美しく、
誰もがその姿を愛さずにはいられません。


早朝、瓢湖では壮大なドラマが繰り広げられます。
朝日が東の空から登ると、湖面が輝きはじめます。
キラキラと金色に輝く湖面に白鳥がシルエットに浮かびあがります。
そして、辺りが明るくなるとその時が来ます。

家族ごとに群れをなす白鳥。
じっくり見ていると、お互いに合図をしているような感じがわかります。
そして、ふぅっっと少し灰色を帯びた幼鳥を伴い、湖面を蹴って飛び立つのです。


http://kadoyasan.com/swan_gallery12.html
（旅館さんのＨＰですが、アクセス情報、
　　　その他豆知識がいっぱいです）

エリア 咲花・三川・阿賀野川周辺(新潟)

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円

瓢湖に到着するとそこは霧の世界。

車を停め、湖へ。

多くの鳥たちが夜明けを待つ。

霧に踊る白鳥

赤らむ東の空。
日の出を待たず飛び立つ白鳥達。

向かう先はどこだろう。


（多分、近くの田んぼだけど（笑））

朝日が昇る。

黄金の湖面に佇む白鳥。

数羽の白鳥が走り出す。

水面を駆ける！

白鳥の家族の絆は強く、
常に行動を共にする。

一斉に飛び立つ。

離陸成功。。

面白いことに水面の白鳥はぶつからない様に
キチンと頭を下げるんです。

観察していると、
白鳥達は飛び立つ前に合図を交わします。

息が合ったところで走り出します。

通常、風上に向かって走りだしますが、
この日は無風。

様々な方向に離陸します。

朝日を浴びて

群れ群れで向かうところが決めてあるのだろうか。。

水面は滑走路。

次から次へとカタパルトに乗った如く、
飛び出して行きます。

さて、鳥たちに別れを告げて、
瓢湖をあとにします。

この旅行記へのコメント （6）

• TAYAさん 2010/12/28 17:54:42

  朝日と白鳥♪

  Kuropisoさん、こんにちは。
  １月下旬に新潟観光予定でお邪魔しました。
  
  朝日の瓢湖がすっごく素敵で幻想的ですね♪
  キラキラ輝く朝日の中での白鳥に感動しました☆
  
  同行者を説得できたら私たちも是非朝日の時間帯に行ってみます！
  説得できなかった場合は昼間に行ってみますけど。。。
  
  素敵な写真をありがとうございました！

  kuropisoさん からの返信 2011/01/06 03:29:31

  RE: 朝日と白鳥♪

  > Kuropisoさん、こんにちは。
  > １月下旬に新潟観光予定でお邪魔しました。
  >
  > 朝日の瓢湖がすっごく素敵で幻想的ですね♪
  > キラキラ輝く朝日の中での白鳥に感動しました☆
  >
  > 同行者を説得できたら私たちも是非朝日の時間帯に行ってみます！
  > 説得できなかった場合は昼間に行ってみますけど。。。
  >
  > 素敵な写真をありがとうございました！
  
  TAYAさん、こんばんは。
  
  書込み有難うございました。
  年始まで家を空けており、お返事遅くなってすみません。
  
  新潟に行かれて、瓢湖にも行かれる予定なのですね〜。
  私は朝早くついて、朝もやか朝日が綺麗ならいいなと
  思って出かけたら思いのほか朝もやもあり、
  さらに朝日が綺麗で。。
  
  お昼や夕方がどうなのかわかりませんが、
  恐らく白鳥達は朝日が昇ってからエサを取りに、
  周辺の田畑に飛び立ち、又、夕暮れ時に寝床である
  ここに戻ってくるように思います。
  
  お昼でもエサを与えているのである程度は白鳥はいると思うのですが、
  お時間が合うようでしたら、離水や着水の姿を見ることの出来る、
  朝早めか夕方をお勧めしますよ〜。
  
  良いご旅行を〜。
  
  Kuropiso
  
  
  
  
  

• Noririnさん 2009/11/12 15:47:39

  早起きは三文の徳ですね♪

  kuropisoさん こんにちは！
  
  キラキラの中の白鳥。
  こういう写真は朝日の中だからこそ。
  この前の３：３０といい凄く早起きですね。
  これだけステキな景色を目の前にしたら
  パッチリ目が冴えそうですが（笑）
  
  白鳥を観察した事が無いから知らなかったんですが
  目配せして共に行動しているんですね。
  
  目と目で通じ合う仲って・・・
  まるでkuropisoさんとシンバさんのよう（笑）
  
  Noririn

  kuropisoさん からの返信 2009/11/13 03:17:00

  RE: 早起きは三文の徳ですね♪

  Noririnさん、こんばんは。
  
  富士山の３：３０は帰る途中のこと。
  夜中、頑張って名古屋に着くつもりが眠くて
  途中で休憩、睡眠をとり、改めて走り出したときのことです〜
  まっすぐ帰ればいいのに、
  「あ、月が出てる」なんて思うと、寄り道しちゃうんですよね。
  
  瓢湖は朝日狙いだったので、頑張っちゃいました。
  
  
  > 白鳥を観察した事が無いから知らなかったんですが
  > 目配せして共に行動しているんですね。
  >
  > 目と目で通じ合う仲って・・・
  > まるでkuropisoさんとシンバさんのよう（笑）
  
  お互い、目配せ。
  翼を広げ、それをみて又、一羽が翼を広げ、
  それぞれが盛り上がってきたら、
  いきなり押し倒します。
  なんだそりゃ。
  
  Kuropiso

• romanさん 2009/11/09 22:05:35

  息をのむ美しさ！

  kuropiso師匠　こんばんは！
  
  なんでしょう！
  この美しさはーーーーー！
  
  白鳥家族の仲良しぶりは、素晴らしいですね。
  それを写真に見事に納めていらっしゃるkuropisoさん！
  
  特に朝陽の中で黄金の湖面に佇む白鳥の写真は
  額縁に入れて飾っておきたいです！
  感動の1万票でーす。
  
  ろまん

  kuropisoさん からの返信 2009/11/12 03:47:08

  RE: 息をのむ美しさ！

  romanさん、こんばんは〜。
  
  一万票！！有難うございます！！！
  
  お昼になれば観光の方が増えるらしいのですが、
  さすがに朝一は数人のカメラマンとジョギングのおじさんだけで、
  白鳥も我関せずって感じで、次々と飛び立って行きました。
  
  夕方には近くの餌場から一斉に戻ってくるので、
  それはそれで素敵な情景らしいです。
  
  黄金色は行く前から狙っていたものでして、
  いい感じに太陽が出てくれました。
  ただ、ずっと撮っていると眼がチカチカして。。
  そのあと、ちょっとの間、視力が落ちた感じでした。
  気をつけなければいかんなぁ〜て思いました。
  
  
  白鳥もいいのですが、一度、鶴を撮ってみたいです〜。
  
  Kuropiso