再会の旅　08秋　ソウル ～3日目～

2008/11/06 - 2008/11/10

ソウル留学時にお世話になった方々や友人との再会を果たす旅、3日目です。

予め断わっておきます。貧乏旅行だったので、文章の端々から貧乏くささが漂っております。

1日目＆2日目はこちら↓
http://4travel.jp/traveler/nao-chang/album/10396432/

エリア ソウル(韓国)

3日目も、たぶん9時頃起床。Ｂちゃんは結局真夜中に帰宅したようで、隣で寝ている。
今日は全くの別行動なので、一人で家を出る。

←は、地下鉄の構内や道端でよく見かける、コーヒーの自動販売機。
2006年頃に、カプチーノやカフェラテとかもメニューにある、値段が高い（とは言っても１杯800ウォン程度だけど）バージョンの自販機も登場したけれど、私はこっちの安いバージョンで十分。
１杯300〜400ウォンでも、馬鹿に出来ない味のコーヒーが飲める。留学生時代は、休み時間に自販機のコーヒーを飲むのが贅沢、でした（どんだけお金が無かったんだってハナシ…）。
さらに突っ込んで言うなら、400ウォンの「高級」コーヒーと、300ウォンの「一般」コーヒーの味の違い、サッパリわからないのだけれど。

ドラッグストアのチェーン店「オリーブヤング(OLIVE YOUNG)」前にて、昨日に引き続きペペロディの贈り物セットに遭遇。
左上のハートは、手が込んでる！そのぶん高いよ。3万5千ウォンなり！
私はもっと安い店を見つけたので、↑の表紙写真の箱入りをお土産に買って帰りました。

これまた昨日に引き続き、公衆電話です。
よく見ると、液晶画面に残額２３０ウォンが表示されていて、受話器が外されてますよね。
これは、前に使用した人がお釣りを次の人のためにとっておいてる、ってことなんです。
このような状態の公衆電話を見かけたら、ラッキー！ですよ♪ありがたく使わせて頂きましょう。

（でも最近は、日本でも韓国でも、公衆電話を使う機会がほとんど無くなったな〜）

私がソウルで最も親しんだ街のひとつ、鍾路(チョンノ)。
此処は朝鮮王朝がソウルを首都としてから４００年の間、ずっとソウルの中心地として発展してきました。
現在は語学学校や予備校が密集する学生の街でもあり、飲食店も数多く、若者でいつもにぎわっています。
私もこの街の語学学校・料理学校に通いました。

鍾路２街（チョンノイーガ）の交差点から、Ｎソウルタワーを眺めて。

鍾路の目印といえば、「普信閣（ポシンガク）」でしょう。
（最近は鍾路タワーのほうがずっと目立ってますけど…）
普信閣は、朝鮮王朝時代に、朝夕の決まった時刻に鐘を突く場所でした。
その鐘の音を合図に、首都の四方を囲む「四大門」の開閉を行っていたそうです。

2008年のこの時は、守門将がいました。昔ももちろんいたのでしょう。

韓国でも大晦日の年越しの際に、除夜の鐘を突くのですが、その主役がここ普信閣。
カウントダウンイベントの際は、この普信閣の周囲がとんでもないことになります。
一大お祭り騒ぎが繰り広げられ、ソウル市長が鐘を突いたり、コンサートが開かれたり、そしてこんな街中で、打ち上げ花火まで・・・最高に楽しいです。
年末にソウルを訪れる方は、防寒対策をしっかりした上で、ぜひ鍾路まで足を運ぶことをお勧めします！

晩秋の清渓川（チョンゲチョン）。
ここは普信閣を南に下った、広橋（クァンギョ）の上のはず。
カップルが羨ましい…

このあと、一旦明洞（ミョンドン）へ。
留学時代のアルバイト先を久し振りに訪れ、社長に挨拶。
ちゃっかりお昼御飯をご馳走になる。熱っつ熱のトンマンドゥクク（餅入り餃子スープ）でした。
「チャルモゴッスムニダ〜（ご馳走様でした）！」
写真を撮る余裕は…無かったです。

★追記★
この時も、明洞をブラブラしまして、あの店を覗こうと思ったら…無い！ガーン、無くなってる〜！！
そう、「明洞衣類」が「ユニクロ」に変わってました。
2000年の初訪韓以来ずっと、安い服を買おうと思ったら明洞衣類に行ってたのに…かなりショックでした。

社長に別れを告げ、仁寺洞（インサドン）へ移動。
此処もまた、思い出の場所。別のアルバイト先があり、足繁く通いました。

この日は歩行者天国。出店も人も、多いです。

「インサドン　車が無い通り」と書いてある立て看板。
2008年11月の時点では、土曜日の14時〜22時までと日曜日の10時〜22時までが、歩行者天国の時間帯だったようです。

通りにはおしゃれなブティックなどもあります。この建物の2階は、伝統茶の喫茶店です。
道端では、伝統飴を山盛りで売っています。「飴百貨店」だそうです＾＾

二つ前の写真の、白い建物の一階は、韓国でも有数の「餅屋」さんです。
すぐ近くに本店があり、これは仁寺洞の直営店です。

大統領府・青瓦台(チョンワデ)の御用達店ですし、韓国で映画が公開される際にお祝いで関係者にお餅を配ったりしますが、その時の注文先に選ばれるほどのブランド力があります。
見た目はもちろん、味も素晴らしいですが、やはりお値段も他店よりは張ります。

店内はとても混雑しており大繁盛。ただ今回私は中に入らずショーウィンドーの写真を撮っただけです。
通りすがりの韓国人のおばさまの会話が聞こえ、「ここ何屋なの？ふーん、餅屋。で、値段は？たっか！」と驚いていました。

仁寺洞に2004年にオープンした、サムジギル。
オサレなお店がいっぱいあります。（ここらヘンは個人の感覚なので、あしからず）

いや、お洒落なんだけど…高いんだよにぃ〜〜貧乏人には買えんわ。

左、お茶屋さん。右、陶磁器屋さん。
店内には入ってません。

このショットが一番のお気に入り。

仁寺洞の路地に目を向ける。道も舗装されてきれいになったし、店構えや雰囲気も明るくお洒落な店が本当に増えた。
でも、観光客対象のお店ばっかりになったようで、ちょっと淋しく感じるのは、わずかの間住んだに過ぎない、一外国人の身勝手な感傷なんだろうか。

夕方になり、前述のアルバイト先へ向かう。約１年半ぶりの、再会。
私が働いていたころのスタッフはもう誰も残っていないが、店長は相変わらずにぎやかでおっちょこちょいで、だけど頼もしい。
夕飯をマッコルリとともにご馳走になり、思い出話に花を咲かせ、夜は更けていく。

この日は店長のお宅に泊めてもらいました。
３日目、完了。

この旅行記へのコメント （2）

• カヌ太郎さん 2010/01/07 18:43:56

  はじめまして

  なおちゃんさん
  
  はじめまして。
  カヌ太郎と申します。
  よろしくお願いします。
  
  仁寺洞のリアカーのおじさん、
  どこかで見覚えがある。。と思ったら
  私も撮っていました。
  http://4travel.jp/traveler/kanutaro/pict/17901775/src.html
  
  決め手は２１型テレビの梱包用ダンボールを使った
  リアカーです（笑）
  場所はおよそ１ｋｍ北、北村の天主教教会の南側、
  ドンミ薬局から北西に入る急な坂道、
  朝１０時過ぎのことです。
  おそらくあのあたりに自宅があって
  毎日仁寺洞まで出向いているのでしょう。
  
  1年前に撮影されたようですが
  おじさんのかわらない味のある風貌と
  黄色いテープで補強されていますが
  ずいぶん長持ちするダンボールだなぁって
  つい思ってしまいました。
  
  カヌ太郎

  なおちゃんさん からの返信 2010/01/15 10:42:22

  お返事遅くなりまして、スミマセン！

  カヌ太郎さん、ご訪問＆カキコありがとうございます。
  こちらこそ、はじめまして＆よろしくお願いいたします。
  
  仁寺洞は、訪韓の旅に変わっていきますね。
  2000年5月の初訪韓の時は、まだ道路が舗装工事の真っ最中で、
  あちこちで舞い上がる土ぼこりと、柳の木の綿毛がふわふわと空中を漂う、不思議な光景の中を散策した記憶があります。
  
  今はすっかり観光地化して、私の好きだった細くて怪しい裏路地の雰囲気などがどんどん消滅していて、哀しいものです。
  
  > 仁寺洞のリアカーのおじさん、
  > どこかで見覚えがある。。と思ったら
  > 私も撮っていました。
  > http://4travel.jp/traveler/kanutaro/pict/17901775/src.html
  
  写真、拝見しました。
  あのアジョッシ（おじさん）は、仁寺洞キルに居る時しか見たことがなかったです。
  北村の方から出勤してるんですね！
  ソウルにある程度住んでた割に、北村は安国駅のほんの北側、中央高校くらいまでしか歩いたことがないんですよ。
  これからの課題です。
  
  > 決め手は２１型テレビの梱包用ダンボールを使った
  > リアカーです（笑）
  > 1年前に撮影されたようですが
  > おじさんのかわらない味のある風貌と
  > 黄色いテープで補強されていますが
  > ずいぶん長持ちするダンボールだなぁって
  > つい思ってしまいました。
  
  段ボールにまでは、さすがに目がいきませんでした！
  私とは、目の付け所が違います〜。
  私は、あまり買う人がいなさそうな、お菓子の袋詰め（お米で作られたものが多いです）と、アジョッシの丸まった哀愁漂う背中とに、非常に心惹かれました。
  
  これからも是非遊びに来てくださいね！