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シラタマホシクサ第4弾。毎年、春にツクシやワラビ採りに足を運ぶ、近くの田圃の農道を散策しました。秋に訪れたのは初めて。・・と言うのも、シラタマホシクサが自生しているという情報をキャッチしたからでした。見つかるといいのですが・・。夕方3時ごろ自宅を出て、夕暮れとともに帰宅・・。<br /><br />写真は、シラタマホシクサ。モノクロに変換し、コントラストを強めた画像です。夜空の星をイメージ・・。

里山歩き☆09 三好北部丘陵 畦道の秋の野花・湿地のシラタマホシクサ

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2009/10/21 - 2009/10/21

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シベック

シベックさん

シラタマホシクサ第4弾。毎年、春にツクシやワラビ採りに足を運ぶ、近くの田圃の農道を散策しました。秋に訪れたのは初めて。・・と言うのも、シラタマホシクサが自生しているという情報をキャッチしたからでした。見つかるといいのですが・・。夕方3時ごろ自宅を出て、夕暮れとともに帰宅・・。

写真は、シラタマホシクサ。モノクロに変換し、コントラストを強めた画像です。夜空の星をイメージ・・。

同行者
一人旅
交通手段
自家用車 徒歩

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  • ハサの材料が置かれた田圃<br /><br />目的地は、東名高速道の東名三好ICからほど近い三好町谷戸。沢の奥にある湧き水の沼にシラタマホシクサが自生しているらしい。<br /><br />農道は軽自動車がギリギリの道。広い道の空き地に車を停め、歩いて散策・・。

    ハサの材料が置かれた田圃

    目的地は、東名高速道の東名三好ICからほど近い三好町谷戸。沢の奥にある湧き水の沼にシラタマホシクサが自生しているらしい。

    農道は軽自動車がギリギリの道。広い道の空き地に車を停め、歩いて散策・・。

  • 農道に真っ赤な花<br /><br />運の悪いことに、沼は工事中でバリケードがあり入れず・・。残念!致し方なし。来年くることにし、諦めて野花などを撮りながら、別の農道を通って車に戻ることにしました。<br /><br />小さな赤い花が目に止まりました。蔓植物のマルバルコウのようです。

    農道に真っ赤な花

    運の悪いことに、沼は工事中でバリケードがあり入れず・・。残念!致し方なし。来年くることにし、諦めて野花などを撮りながら、別の農道を通って車に戻ることにしました。

    小さな赤い花が目に止まりました。蔓植物のマルバルコウのようです。

  • 空き地に咲く白い花<br /><br />ナスの花に似たワルナスビ。<br />北アメリカ原産の帰化植物・・。<br />ナス科の草で、花も実も観るに足らない<br />役立たずの雑草だとして、<br />この悪名が付いたらしい・・。<br /><br />茎と葉にトゲがあり、<br />繁殖力が旺盛なため、ナスの接木苗の<br />台木に利用される。<br />赤い実をつけるが、食べられない。<br /><br />オニナスビとも言われる。

    空き地に咲く白い花

    ナスの花に似たワルナスビ。
    北アメリカ原産の帰化植物・・。
    ナス科の草で、花も実も観るに足らない
    役立たずの雑草だとして、
    この悪名が付いたらしい・・。

    茎と葉にトゲがあり、
    繁殖力が旺盛なため、ナスの接木苗の
    台木に利用される。
    赤い実をつけるが、食べられない。

    オニナスビとも言われる。

  • 休耕田のコスモス

    休耕田のコスモス

  • 仲良く雑草と咲く

    仲良く雑草と咲く

  • 逞しいコスモスの花

    逞しいコスモスの花

  • 小川の渕の黄色い花<br /><br />アカバナ科のマツヨイグサ(待宵草)夜咲く花。北米から渡来した帰化植物。道ばたや野に生える。<br /><br />マツヨイグサは宵待草や月見草とも呼ばれる。宵待草は、竹久夢二が作詞の時、マツヨイグサと間違えたが、作られた名前の方が雰囲気があるということで、訂正されないままになったらしい・・。<br />月見草は、黄色い花を咲かせるマツヨイグサ属の数種を呼ぶ名前。

    小川の渕の黄色い花

    アカバナ科のマツヨイグサ(待宵草)夜咲く花。北米から渡来した帰化植物。道ばたや野に生える。

    マツヨイグサは宵待草や月見草とも呼ばれる。宵待草は、竹久夢二が作詞の時、マツヨイグサと間違えたが、作られた名前の方が雰囲気があるということで、訂正されないままになったらしい・・。
    月見草は、黄色い花を咲かせるマツヨイグサ属の数種を呼ぶ名前。

  • 可憐な野の菊<br /><br />ノコンギクの花。<br />黄色い花芯に白い花弁が目立つ。<br /><br />花や葉の形に変化が多く<br />交配雑種の多い花だとか・・。<br /><br />今が盛りの秋の花。

    可憐な野の菊

    ノコンギクの花。
    黄色い花芯に白い花弁が目立つ。

    花や葉の形に変化が多く
    交配雑種の多い花だとか・・。

    今が盛りの秋の花。

  • 夕陽に輝く穂<br /><br />エノコログサ。別名はネコジャラシでイネ科。草原や道ばた、畑などでふつうに見かける。夏から秋にかけて緑色の花穂をつける。猫の首のところをじゃらすと喜ぶところからこの名前になった。小さい頃これでくすぐりっこをやりました。<br /><br />キンエノコロクサは、花穂の毛が黄金色で、穂が小さくて垂れ下がらない。<br /><br />

    夕陽に輝く穂

    エノコログサ。別名はネコジャラシでイネ科。草原や道ばた、畑などでふつうに見かける。夏から秋にかけて緑色の花穂をつける。猫の首のところをじゃらすと喜ぶところからこの名前になった。小さい頃これでくすぐりっこをやりました。

    キンエノコロクサは、花穂の毛が黄金色で、穂が小さくて垂れ下がらない。

  • 淡紫の小さな花<br /><br />畦道に咲いていた可憐な花<br />ヒナギキョウ。<br />春のワラビ採りでも見かけた。<br /><br />キキョウ科の多年草、茎は高さ20〜40cm。<br />花は1cmほどで初夏から秋に咲く。<br />枝先に青紫色の花を1個上向きに開かせる。<br />花は鐘形、先は5裂する。<br /><br />名は、全体がキキョウに似て、<br />小形であることによる。<br /><br />丘陵の野原や道端に生え、本州から沖縄、<br />朝鮮半島、中国、東南アジアに分布。

    淡紫の小さな花

    畦道に咲いていた可憐な花
    ヒナギキョウ。
    春のワラビ採りでも見かけた。

    キキョウ科の多年草、茎は高さ20〜40cm。
    花は1cmほどで初夏から秋に咲く。
    枝先に青紫色の花を1個上向きに開かせる。
    花は鐘形、先は5裂する。

    名は、全体がキキョウに似て、
    小形であることによる。

    丘陵の野原や道端に生え、本州から沖縄、
    朝鮮半島、中国、東南アジアに分布。

  • 小川の土手に咲く黄色い花<br /><br />花火のような実をつけるコセンダングサ(小栴檀草)、キク科。世界に広く分布する帰化植物。花弁が退化、秋に咲く。普通は中央部の黄色く見える筒状花のみが咲く。花弁のないシオギクやハマギクなどに似ている。<br /><br />花が終わると二本の刺を持った実が放射状につく。種は服や動物の毛につき運ばれ、取るのが厄介。似た花にアメリカセンダングサがある。

    小川の土手に咲く黄色い花

    花火のような実をつけるコセンダングサ(小栴檀草)、キク科。世界に広く分布する帰化植物。花弁が退化、秋に咲く。普通は中央部の黄色く見える筒状花のみが咲く。花弁のないシオギクやハマギクなどに似ている。

    花が終わると二本の刺を持った実が放射状につく。種は服や動物の毛につき運ばれ、取るのが厄介。似た花にアメリカセンダングサがある。

  • 蜜を吸うチョウ<br /><br />コセンダングサ(ひっつき虫)と草原で見かける黄色い羽のモンキチョウ。<br />メスは白っぽくなるのでモンシロチョウと間違われることがあるとか・・。<br /><br />日本全土、琉球列島などに生息。名前の由来は、紋のある黄色いチョウという意味。

    蜜を吸うチョウ

    コセンダングサ(ひっつき虫)と草原で見かける黄色い羽のモンキチョウ。
    メスは白っぽくなるのでモンシロチョウと間違われることがあるとか・・。

    日本全土、琉球列島などに生息。名前の由来は、紋のある黄色いチョウという意味。

  • 畦道に咲く4弁の花<br /><br />黄色い花は、アメリカミズキンバイ。<br />水辺に生える一年草。<br /><br />名は北米原産で、ミズキンバイソウに似ていることによる。<br /><br />草丈20〜50cm。<br />花は2.5cmほどで4弁。花期は7〜9月で、<br />日本全土に分布を広げているらしい。<br />和名はヒレタゴボウ(鰭田牛蒡)と呼ばれる。<br /><br />1950年代に四国で見つかった。<br />

    畦道に咲く4弁の花

    黄色い花は、アメリカミズキンバイ。
    水辺に生える一年草。

    名は北米原産で、ミズキンバイソウに似ていることによる。

    草丈20〜50cm。
    花は2.5cmほどで4弁。花期は7〜9月で、
    日本全土に分布を広げているらしい。
    和名はヒレタゴボウ(鰭田牛蒡)と呼ばれる。

    1950年代に四国で見つかった。

  • ピンクの小さな花<br /><br />葉の裏や茎に刺が生える<br />タデ科の花で、名はアキノウナギツカミ。<br /><br />小さな花(ガク)が咲く。

    ピンクの小さな花

    葉の裏や茎に刺が生える
    タデ科の花で、名はアキノウナギツカミ。

    小さな花(ガク)が咲く。

  • ちっちゃな白い花<br /><br />畦道に咲くシソ科のイヌコウジュ(犬香需)。 <br />名前の由来は、役に立たない香需・・。<br /><br />「香需」とは、ナギナタコウジュのことで、漢方で解熱剤として使われる植物。ナギナタコウジュに姿は似るが、役に立たないという意味だとか・・。 <br />

    ちっちゃな白い花

    畦道に咲くシソ科のイヌコウジュ(犬香需)。 
    名前の由来は、役に立たない香需・・。

    「香需」とは、ナギナタコウジュのことで、漢方で解熱剤として使われる植物。ナギナタコウジュに姿は似るが、役に立たないという意味だとか・・。

  • コスモスと農道

    コスモスと農道

  • 赤い色をつけて<br /><br />湿地の土手に生えていた<br />幼木のヤマウルシ。<br /><br />背丈15cmほどの、こんな小さな木も、<br />一人前に真っ赤に紅葉・・。

    赤い色をつけて

    湿地の土手に生えていた
    幼木のヤマウルシ。

    背丈15cmほどの、こんな小さな木も、
    一人前に真っ赤に紅葉・・。

  • 瑞々しい緑・湿地の植物<br /><br />ヒカゲノカズラ科のミズスギ。世界に広く分布、日本では全土に生育している。日の当たる法面や斜面、林縁の湿ったところに群生する。下向きに垂れた胞子嚢穂をつける。胞子嚢穂が垂れるのはヒカゲノカズラの仲間ではミズスギだけ。<br /><br />何となく、シラタマホシクサが咲いていそうな雰囲気・・。注意深く観察していたら、1株3輪のホシクサ発見!

    瑞々しい緑・湿地の植物

    ヒカゲノカズラ科のミズスギ。世界に広く分布、日本では全土に生育している。日の当たる法面や斜面、林縁の湿ったところに群生する。下向きに垂れた胞子嚢穂をつける。胞子嚢穂が垂れるのはヒカゲノカズラの仲間ではミズスギだけ。

    何となく、シラタマホシクサが咲いていそうな雰囲気・・。注意深く観察していたら、1株3輪のホシクサ発見!

  • 湿地発見!白玉星草が・・<br /><br />車で通ったならば、多分、見落としそうなシラタマホシクサの群生でした。<br /><br />思いが天に通じたのでしょうか。アリガタヤ、ありがたや・・。

    湿地発見!白玉星草が・・

    車で通ったならば、多分、見落としそうなシラタマホシクサの群生でした。

    思いが天に通じたのでしょうか。アリガタヤ、ありがたや・・。

  • 白玉星草(シラタマホシクサ)

    白玉星草(シラタマホシクサ)

  • 日当たりを好む花

    日当たりを好む花

  • メリケンカルカヤと共生

    メリケンカルカヤと共生

  • モウセンゴケとも共生

    モウセンゴケとも共生

  • 雪が降るホシクサの湿地

    雪が降るホシクサの湿地

  • 谷戸の湿地に咲く白玉星草

    谷戸の湿地に咲く白玉星草

  • 絶滅危惧種の水草

    絶滅危惧種の水草

  • 小さな純白の花が咲く

    小さな純白の花が咲く

  • コンペイトウクサとも・・

    コンペイトウクサとも・・

  • 夏から秋口に咲く

    夏から秋口に咲く

  • 風情あふれる姿

    風情あふれる姿

  • 星の形をした花

    星の形をした花

  • 枯れ色のホシクサ

    枯れ色のホシクサ

  • 気難しい一年草

    気難しい一年草

  • 貧栄養の湧水湿地に咲く

    貧栄養の湧水湿地に咲く

  • 散りばめた満天の星のように・・

    散りばめた満天の星のように・・

  • 夜空の星屑<br /><br />上の写真のモノクロ。

    夜空の星屑

    上の写真のモノクロ。

  • 赤いタデの群生<br /><br />思いもよらない場所で<br />シラタマホシクサが見られ、<br />大満足な<br />里山散歩になりました。<br /><br />今年はもう、<br />すでに冬枯れの湿地でしたが、<br />来年の散策が楽しみになりました。<br /><br />では、田園を後に<br />陽が落ちる前に・・。<br /><br /><br />〜おわり〜

    赤いタデの群生

    思いもよらない場所で
    シラタマホシクサが見られ、
    大満足な
    里山散歩になりました。

    今年はもう、
    すでに冬枯れの湿地でしたが、
    来年の散策が楽しみになりました。

    では、田園を後に
    陽が落ちる前に・・。


    〜おわり〜

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この旅行記へのコメント (2)

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  • まもちんさん 2009/10/29 12:59:53
    シラタマホシクサ!
    シベックさん、こにちは〜

    満天の星空のようなシラタマホシクサを堪能させてもらいました〜。関東近辺でもみれるのかな?とおもったんですが、どうやら伊勢湾近辺のお花のようで参りました・・そっちにいかなきゃ・・(笑)

    別の旅行記ですが、UFOもなかなかステキです♪

    まもちん




    シベック

    シベックさん からの返信 2009/10/29 23:20:23
    RE: シラタマホシクサ!
    まもちんさん、こんばんは!

    シラタマホシクサを見てくださり、ありがとうございます。

    >関東近辺でもみれるのかな?とおもったんですが、どうやら伊勢湾近辺のお花のようで参りました・・そっちにいかなきゃ・・(笑)

    そうなんです!
    中部の伊勢湾岸の丘陵湿地に自生する花だそうです。
    いつか、バイク飛ばしてシラタマホシクサ見に来てください。
    名古屋よりは関東に近く有名なのは、東海のミニ尾瀬ともいわれる豊橋市の葦毛(いもう)湿原です。
    名古屋近辺でも、小規模ながら見られます。
    箱根あたりの植物園にも、育てられているとか・・。

    >別の旅行記ですが、UFOもなかなかステキです♪

    嬉しいです!有り難うございます。
    星に似たシラタマホシクサの花を眺めていましたら、壮大な宇宙が目に浮かび、
    シオガマの捻じれた花がUFOに見えてきました...(^^ゞ。
    今日は宇宙に思いを馳せていただき、プッシュもありがとうございました。

       シベック

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