2008/08/06 - 2008/08/13
404位(同エリア516件中)
槿花さん
ネットで偶然見た『白砂漠』の写真に心を奪われ、エジプト行きを決意!…したのが7月24日。もはや出発の13日前でした。いつものことながらギリギリすぎる手配で苦労しました。
◆日程
1日目:カイロ着→ギザ
2日目:(午前)グランドピラミッドツアー
(午後)メンフィス、サッカラとダハシュール
3日目:(午前)モハメド・アリモスクとハンハリーリ市場
(午後)カイロ市内散策
4日目:カイロ→バハレイヤ
5日目:サファリツアーと白砂漠キャンプ
6日目:バハレイヤ→カイロ
7日目:博物館→空港へ
8日目:成田着
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー
- 航空会社
- エジプト航空
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-
5:40 起床。
車の音がうるさくて、1時間おきに目が覚めてしまいました。
外は薄曇。
昨日の夜どうしてもうまく撮れなかった、窓から見えるピラミッドの写真を撮りました。
朝ゴハンはレストランを貸切状態。
クロワッサン・サラダ・ピクルス・ソーセージの炒め物などを頂きました。
ソーセージと玉葱の炒め物がとってもおいしかたです。
7:30 ロビーで本日のone day tripのガイドさんと待ち合わせ。
頭に布を巻いた女性ガイドさんで、アーマッドさんという方でした。
カイロ大学で日本語を勉強したそうです。 -
車で10分ほどで、ギザのピラミッドに到着です。
クフ王のピラミッド内部に入れるのは1日300人限定だから、開門したら2人でダッシュよ!…とアーマッドさんに言われて気合を入れてたのに、ピラミッド内部への入場券の列は5人ほどしか並んでいなくて、余裕でチケットを買うことができました。
まずはクフ王のピラミッドへ。
もう、とにかくデカイ!の一言です。
さっそく内部へ潜入。
現地の男の子集団に前後をはさまれ、細い通路を進みます。
はじめ洞窟のようだった通路が途中から急な上りになりました。
敷かれた板に打ちつけられた鉄の棒を足がかりに、坂をひたすら上っていきます。
途中短いはしごを上り、また上り坂。
広間に着いて、横穴をくぐるとそこがゴールの玄室でした。
そこには角が崩れた石の棺がぽつんとひとつ。
いつの間にか周りには誰もいなくなり、たった一人の空間。
これ幸いとばかりに、いろんなところをさわりまくって来ました。
帰りは同じ道を戻ります。
下りの方が断然辛かった…。 -
クフ王のピラミッドを出たとたん、物売りさんが近寄って来ました。
最初は「プレゼント!」とか言って商品を渡すのですが、後からお金を請求されます。
もちろん何も買いませんでした。
次はカフラー王のピラミッドへ。
上部に化粧石が残っていて綺麗です。
中には何もないそうですが…。
そして3つのピラミッドが一度に見えるという、パノラマポイントへ。
パノラマポイントで緊張のラクダ乗り体験。
やつはしゃがんでいるというのに背中は私の肩の高さほどあります。
まず乗るところからして苦労します。
そしておもむろに後ろ足だけ立ち上がり、こちらは当然前のめりに。
しかし頑丈な持ち手がついているのでなんとか耐えのび、前足も立つとようやく安定しました。
ラクダの背中から見るエジプトの風景は、素晴らしかったです。 -
次はスフィンクスへ。
そういえばスフィンクスの存在をすっかり忘れていましたが、まだその影さえも見ていません。
ピラミッドエリアから出て、少し行くとスフィンクスが見えてきました。
なんかちょっとボケてる印象…。
鼻がないからかなー?
と若干の不満を抱えていると、アーマッドさんが横手にある神殿に連れていってくれました。
大きくてつるつるの綺麗な石で造られた神殿を通り抜けると、スフィンクスの真横に!
予想以上に長かったスフィンクスの胴体からお尻まで、たっぷり眺めることができました。
現在、スフィンクスのところまで行くことはできないそうです。
さわれなかったのは残念ですが、保護のためには仕方ないですね。 -
続いては強制お土産屋さん巡り。
買うつもりは全くなかったのですが、香水屋さんで可愛いガラスのアロマランプがあったので購入してしまいました。
上部の丸いところに香水を入れて、下からキャンドルで熱するそうです。
半額にまけてもらったけど、たぶんそのへんの市場で買うよりはるかに高いと思います。
飛行機で割れたら悲しいな…。
続いてパピルス屋さん。
パピルスの作り方を実演してくれました。
パピルスは、薄く切って叩いて水にさらし、茶色くなったら縦横に並べて万力で締めて作られるそうです。
だから本物は光に透かすと縦と横に並んでいて、安い偽者は一方にしか並んでないのよ、とかなんとか言っていましたが、本物にも偽者にもどうにも興味がなかったので、ぐるっと一周しただけで退散しました。 -
午後はメンフィス・サッカーラへ行くのですが、その途中でランチです。
萱葺きの屋根が素敵なAlezba villageというお店へ案内してもらいました。
花や動物のオブジェがの咲いた中庭があって、とても雰囲気のあるお店でした。 -
フレッシュジュースはマンゴーかオレンジということなので、迷わずオレンジをオーダー。
テーブルにはタレの入った小皿が3つと、前菜が2皿(ナスの味噌炒め的なものと、ジャガイモとトマトのサラダ)、そして熱々のパンが運ばれてきました。
パンにいろいろつけて食べていたら、網の上でもくもくと煙を上げるお肉たちがやって来ました。
細長いハンバーグのようなコフタ、そして鶏肉、どちらもとてもウマかったです。 -
そしてマフシー。
味つきのゴハンが葉っぱにくるまれたものです。
ロールキャベツみたいでおいしかったです。
そろそろお腹いっぱいかなー、と思ったらここで白いゴハン。
横には温野菜(キュウリとニンジン)が添えられていて、キュウリ好きの私は迷わず手を出したのですが、味がない…。
でもアーマッドの真似をして、お塩を少し振って食べたらとってもおいしくて、キュウリのみポリポリ食べていました。
デザートのパイ、ケーキ、フルーツまでたっぷり頂き、お腹いっぱいです。
楽しみにしていたエジプト料理を満喫できました。 -
午後一番はメンフィスへ。
しかしお昼になって、かなり暑くなってきました。
メンフィスでは、横たわるラムセス?世像を見ました。
なんていうかもう、本っ当に大きいです。
しかも笑みをうかべていて、とっても格好良いです。
2階の回廊に上って像を見下ろしながら、一体どうやってこの巨大な像を作ったのか、思いを馳せてしまいました。
外にはアラバスター製の小さなスフィンクス他、たくさんの像がありました。
台座に彫られたカルトゥーシュがとても可愛いかったです。 -
続いてサッカーラへ移動します。
まずはイムホテプ博物館へ。
天文学者であり建築家でもあったイムホテプの名を冠したこの博物館で、ミイラと遭遇してしまいました。
布がかけられていて、目から上と足首から下しか見ることができませんでしたが、穏やかな表情に見えるそのミイラは、なんだか美しく思えました。
そして車で坂道を登り、階段ピラミッドへ。
こちらも横にある神殿を通り抜けて行きます。
この神殿がもうものすごく綺麗で、感動しました。
階段ピラミッドは修復工事中とのことで、足場が組まれ、工事の方々がたくさんいました。
それより何より残念だったのは、周囲がゴミだらけだったこと。
ペットボトルやお菓子の袋が散乱していました。
どうしてこんな綺麗なこの場所で、ゴミを捨てたりできるんだろう…。 -
次はダハシュールへ。
ここには赤のピラミッドがあり、中に入ることができます。
外から見ると本当に赤い…、というか赤黒い感じです。
鉄を含む石灰岩が使われているからということです。
いよいよ中へ。
もう入り口からしてものすごく高いところにあり、ぜーはーしながらぽてぽてと石段を上っていきます。
途中ですれ違った帰り道の外国人観光客さんに、「65mも下りるんだよー、キツイよー。」と脅され、不安は最高潮に。
クフ王のピラミッドとは違い、入り口を入るといきなり急な下り坂。
帰りはこれを上るんだな…とやるせない思いをかかえつつ、延々と続く下り坂をひたすら歩きます。
頭は何度も天井にぶつけ、前かがみで腰もキツイ。
そして足を滑らしそうで怖い。
ひたすら下ってたどり着いたのは天井が三角になった空洞。
そこは、なんかクサイ…。
カビとは違う何かの匂い。
アンモニアかな?
その先にはまた同じ造りの三角の空洞。
奥には鉄パイプを組んで作った工事現場のような階段が。
誰にも会わず、完全なひとりぼっち。
ちょっとこわくなってきましたが、奥まで15分くらいだとアーマッドが言っていたのを思い出し、とにかく進みます。
上はまたしても三角屋根の空洞がぽっかり空いていて、行き止まり。
ようやくゴールだ。
ゴールはホントにただの行き止まりで、特に何もなし。
下を見ると発掘を途中でやめた感じが見てとれました。
帰りは恐怖の上り。
数えたところ140段ほどありました。
先は見ないようにして、ひたすら足元だけを見て上りました。
それでも途中、5回も休憩をはさみました。
とりあえず、赤のピラミッドは、足腰に自信のない人、狭い場所が苦手な人、そしてニオイの苦手な人にはおすすめできません。 -
汗だくで車に帰還。
重いからと置いていったお水をがぶ飲みしました。
最後に屈折ピラミッドがよく見えるポイントまで案内してもらいました。
砂漠の中に聳え立つピラミッドはとても絵になっていたのに、一眼でばかり写真を撮っていたようで、デジカメに写真が一枚もありませんでした。
15:00すぎにホテルに戻り、着替えてシャワーを浴びて泥パック。
資生堂の超優秀な日焼け止めでも、さすがに少し日焼けしました。
ていうか一日で一回しか塗りなおしてない自分が悪いんですが。
さらに美白シートパックもしつつ現地のテレビを横目にガイドブックを読んでいたら、うとうとしてしまい、気づいたときには22:30。
今日はホテルのレストランで夜ゴハン、と思っていたのにもはやこの時間では無理なので、あきらめてそのまま寝てしまいました。
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