2009/10/04 - 2009/10/04
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thien_su_depさん
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ホーチミンからチャウドックに1泊2日の小旅行した帰路、時間が余ったので、レンタカーの運ちゃんご推薦のカオラン市(Cao Lanh,ドンタップ省の省都)郊外にあるベトコン陸上基地に立ち寄ることにしました。
※ 今はホーチミン市からレンタカー(運転手付き)で3時間半程度の所ですが・・・
2010年?ホーチミン・ミトー間に高速道路?が開通すると片道3時間弱。
※ 2010.2.28補足:旧正月(2/14)直前に高速道路が開通しました。
一気に日帰り圏内となります。
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チャウドック(Chau Doc)からだとカオラン(Cao Lanh)までに2ヵ所フェリーを乗り継ぎます。
写真はカオラン市内に入る直前のフェリー乗り場。
※ ホーチミンから行く場合は陸路のみです。 -
フェリー乗り場近くの売店。
売ってるものはほとんど飲み物と食い物。
運ちゃんがここで食い物を調達しました。
何とか言う木の根っこ(名前聞いたけど忘れた)で栗みたいに殻を割ったら中の実は真っ白。 -
メコン川の各所で運航されてるフェリーの中では小型の部類に入る100tクラスの船が10〜15分間隔くらいで運航されてます。
この事からも、これから行くカオランの町の大きさが推測できます。
カオランは、ドンタップ省(Dong Thap)の省都なのに人口は約15万人。
まあ、メコン流域で最大の都市カントー(Can Tho)ですら35万人だから カオランはこんなものかも。 -
カオラン市内の外れにある船着場の入り口。
日曜日なのに観光客がほとんどいない。
無論、外国人は自分ひとり・・・一抹の不安が・・・
ベトコン基地には・・・今は、陸路を小さい車ならなんとか行けるみたいですが気分を盛り上げるため運河を小船で行くほうがお薦めだそうです。
(運ちゃんは何回か来たことがあるみたいでした) -
こんな小船をチャーターしました。
一艘貸し切って256,000ドン(約1,300円)。
この額でもレンタル料(船頭さん込み,現地での待ち時間を含めて拘束時間約3時間)としては安いと思いますが、10人乗っても同じ値段。 -
さあ!出発です。
小船はホテイアオイをよけるように進みます。
それにしてもホテイアオイが多い。
ホテイアオイは高さ60cmくらいに成長して紫の花を付けますが、時期が悪いのか今回は花を見ることができませんでした。 -
良く見るとホテイアオイは竹の支えで流されないよう固定されてます。
聞くところによると・・・
運河沿いの土手道の土が流されないようにする意味とホテイアオイの下に網を張って魚の養殖をしているのだそうです。 -
途中 出合ったニャン(Nhan,竜眼)を運ぶ兄弟。
土手沿いに植えられている木はソアイ(Xoai,マンゴー)やチューイ(Chuoi,バナナ)など、フルーツ系が多かったようです。 -
運河にかかる木の橋。
今にも壊れそうですが幅60cmの橋をバイクも通るらしいです。
小船で出発して40分。
まもなく到着です。 -
下船したらベトコン基地の入り口は目の前でした。
正確には、カオランの南東、ルン・チャムの森(Rung Tram)にあるセオ・クイット基地(Xeo Quit)
看板には「セオクイット遺跡管理委員会(事務所)」と書いてあります。
まだ、50年も経っていないのにベトコン基地は「遺跡」なんだ。
チャンパ時代の遺跡や、17,18世紀のホイアンの町並みなら解るが・・・ -
政府発行の「歴史・文化遺跡証明書」を大きな看板にしてるあたりがベトナムらしい!
一応、英語の注意書きもあるが外国人なんて来るのかナ?
あ!自分も外国人だった! -
管理事務所で入場料5,000ドン(約25円)払ってチケットを買います。
後で手漕ぎ船に乗るとき このチケットを見せますので大切に!
※ チケットの真ん中あたりが少し破れているのは(手漕ぎ船)使用済みの検印代わり。 -
はやる気持ちを抑えて・・・まずは腹ごしらえ!
敷地内のレストラン(写真)以外に食べるところはありません。
池に突き出したわらぶき屋根のステージは歩くとギシギシ音を立てますが、風通しも良く、見た目ほど悪くありません。 -
写真は「焼きライギョ(Ca Loc)」
ライスペーパーに葉っぱと麺と魚肉を包んで味噌ダレを付けて食べます。
注文した中では、これが最高に美味しかった。
※ 他に、鰻の醤油煮込み、ネズミの油揚げ、ご飯、空芯菜炒め、ミネラル・ウォータで計180,000ドン(約900円)
ご飯と空芯菜はハズレでした。チャーハン(Com Chien)のほうがおそらく「正解」だと思います。 -
いよいよメイン・イベント突入!
ベトコン基地は湿地帯の中に点在してるので手漕ぎ船で回ります。
コースの全長は2km・・・と言ってましたが、感覚的には1km程度ではないかナ?
説明が良く理解できなかったけど、この基地はメコン地域のベトコンの作戦総司令部のみで重火器などの兵器は配備されてなかったようです。
また、総司令部があった所と言う事でルン・チャムの森全体(50ha弱)が自然林のまま残されることになったらしい。 -
船頭さんを含めて定員3名の手漕ぎ船は乗り合いで、軍服に似せた制服を着たおばちゃん船頭さん1人で漕ぎます。
川幅は船がやっと通れる程度しかないので、しょっちゅう木の根っこ等にぶつかりながら進みます。
※ 虫除けスプレーが必需品で、肌の露出は最小限に!
通常の4倍程度の大きさの蚊がいて、刺された個所は膿んで1週間くらい痛みます。
顔や手、計3個所も刺された。(涙) -
森の中で所々に陽のさす広い場所があります。
爆弾が落ちた痕だそうです。 -
バランスの悪い船の上で立ち上がって1枚撮りました。
船頭さんから、立ち上がらないよう注意あり!
この後、船は木橋の下をくぐって右に向かいます。 -
セオ・クイット基地の作戦会議室。
ベトナム戦争は1973年にアメリカ軍の大半が撤退した後、終戦までの2年間は南ベトナム軍だけによる戦いとなりました。
その当時、ベトコンは地上に基地を作るようになったそうで、クチ・トンネルのような地下基地のイメージは全くありません。
また、この基地には十数名のベトコン将校だけが常駐していたそうです。 -
作戦会議室の傍にある防空壕。
2ヵ所ある防空壕の中には各5人程度入れるそうです。
移動中の船から薄暗い森の中の近接撮影なのでブレブレです。
雰囲気だけ・・・と言うことで・・・ -
立入禁止の看板が数個所にあります。
説明では「当時、敷設された地雷が今でも残ってる」「敷設した人が死んだので今では何処にあるのか分からない」とのこと。
船でしか行けない湿地帯に地雷なんか敷設できるのか?
・・・とりあえず、船から下りることはできないので安全ですが・・・ -
ここも爆弾が投下された痕。
ミトー(My Tho)のジャングルクルーズよりよっぽどワクワクで時間の過ぎるのを忘れてしまいます。
他にも、司令官宿舎、炊事場兼食堂、などの建物(小屋)がありましたが、写真がブレブレで とてもアップできません。ゴメンナサイ。 -
帰路は来た順路をカオランまで戻って、さらに3時間半かけて夜7時半にホーチミン帰着。
今回の小旅行は車での移動で疲れました。
しかし、セオ・クイット基地だけだとホーチミンから日帰りも可能で、観光地化されてないのでリピータの方にはお薦めです。
ただし、虫除けは念入りに!
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