2009/10/03 - 2009/10/04
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thien_su_depさん
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カンボジアとの国境に接した町チャウドック。
メコン川を船で国境越えする際、必ず立ち寄る町だと言うことは知っていたのですが・・・
ベトナム人にとっても宗教的、歴史的な意味あいで有名らしく、「え!まだ行ったことが無いの?私なんか もう何回も行ったよ」、なんて何人にも言われ・・・
それなら俺だって行ってやる!!!
レンタカー(運転手付き)借りて、土,日曜かけての1泊2日の小旅行をしてきました。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- レンタカー
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-
ホーチミン出発は朝8時。
9月に開通したばかりの道を通って快調にスタート。
実はこの道、市内の慢性的な交通渋滞緩和のために運河を埋め立てて作られました。
一部 まだ工事中ですが、見切り開通? -
メコンクルーズで有名な町ミトー(My Tho)でトイレ休憩したあと、オーストラリアのODAで建設された橋を渡るとヴィンロン(Vinh Long)に入ります。
ここまで渋滞なしで約3時間!
やっと半分(約150km)過ぎた・・・
よくあることですが、前方のバスは故障して止まっています。
これがあるので、時間に十分な余裕が無い時は移動にバスが利用できません。 -
さらに進んで今度はフェリー。
メコン川は支流が多く、いまだにフェリーが交通の要です。
ここ、ロンスエン(Long Xuyen,メコン流域では2番目に大きい町)に渡るフェリーは100〜350tが運行されてるみたいです。
※ 写真は200tフェリー。
操舵室の上に「K200」と書かれているのが目印。
元画像で確認できます。 -
地元の人の生活がまじかで見れるのも、ゆっくり進むフェリーの楽しみ。
何を獲ってるのか分からなかったけど、船着場の傍で網をかけてた漁師さんご夫婦。 -
出発から6時間。
やっとチャウドックに到着。
ホーチミンで一般的なバイクタクシーや、シクロは全くいない・・・
替わりに、人力セロイ(Xe Loi,「引く車」の意味)が当たり前に走っている。
カントー(Can Tho)や、ヴィンロン(Vinh Long)では自転車の部分がバイクに変わっていて・・・人力タイプが大量に走っているのは、もうチャウドックだけかも・・・ -
時刻は2時過ぎ・・・昼飯食べてないので まず腹ごしらえです。
運ちゃんとローカル食堂に入って・・・
店のおばちゃん推薦のチャウドック特産"バサ(川魚の名前です)"の醤油煮込み。
味は・・・結構、淡白でホーチミンで良く食べるライギョ(Ca Loc)より食べやすくて美味しい!
※ 写真の昼食セット:45,000ドン(約225円) -
腹も落ち着いたので、ホテルに行ってチェックイン。
今回お世話になったのはヴィクトリア・チャウドック。
ヴィクトリアホテル系列で、この街では一番高級な四っ星ホテルです。
利用客は欧米人がほとんどなためフロント嬢は聞き取りやすい(ベトナム語訛りのない)英語を話します。 -
フロントでは部屋の鍵を地元特産の巾着袋に入れて渡してくれます。
※ 巾着袋はお土産に貰えます。これが、今回の旅行で唯一のお土産になりました。 -
チェックインが済むとロビーでウエルカム・ドリンクと冷たいオシボリのサービスがありました。
昼飯と一緒にビール飲んでるのでウエルカム・ドリンクはパスしましたが、オシボリはありがたかった。
・・・と言うのも・・・この時期だけかも知れませんが異常に湿度が高い。
車の乗り降りでメガネが必ず曇るし、カメラのレンズも結露!
まるで、「ハノイの夏」状態! -
部屋は思ったほど広くなかったけど、掃除が行き届いて清潔。結構、快適です。
難を言えば・・・
・TVで日本語放送が映らない。(CNN,BBC,仏語放送はあるのに・・・)
・シャワーが固定式で使い辛い。
そうそう、使い捨て歯ブラシは置いてないので持込が必要です。 -
4階建てのホテル建物はハウヤン川(Hau Giang,メコン川流域の支流のひとつ)に面していて、東に面した部屋のベランダからの景色はなかなかのものです。
・・・湿度が低ければもっと良いのに! -
ホテルで一休みした後、(中華系?)ベトナム人の信仰の山「サム山(Nui Sam)」へ。
運ちゃん「数年前から車で頂上まで上がれるようになったが,お前は歩いて登るか?」
たかだか230mの山だが、高温多湿にまいっていたので「車でGO!」・・・横着しました。
※写真中央の道の先(川との突き当たり)がチャウドックの町。
左端の湖みたいに見える水田地帯がカンボジアらしい。 -
サム山はカンボジア(クメールルージュ)との戦争(1975〜1985?)の時、ベトナムの前哨基地があった場所でもあります。
ここは、当時、大砲が置かれていた場所らしい。
今でも、兵士が数名常駐していますが、「兵舎と送信用アンテナ以外だったら写真をとってもOK」と言ってました。 -
サム山の一番高いところにある「碑」です。
「軍碑」「破壊厳禁」と書いてあります。
登頂記念に名前を落書きするのは万国共通なのかナ。
でも、書いてあるのは、女の子の名前ばかりだ! -
サム山には麓から山頂にかけて寺院や祠が10ヵ所程度あるそうです。
その中で最も高い場所(山頂)にある祠です。
何が書いてあるのか、誰を祀っているのか全く解りませんでしたが参拝者は結構多かったです。 -
トアイ・ゴック・ハウ陵
運ちゃん「昔(おそらく阮王朝時代)の将軍の墓。奥さんの墓と並べて葬られている。しかし、盗掘が多く、墓石の中に本人の骨が本当にあるかは分からない。」
・・・だそうです。
※ 夕方5時に閉門しますので行かれる方は時間には注意してください。 -
トアイ・ゴック・ハウ陵
ハウ将軍のブロンズ?胸像。
建物の中は漢字だらけ。当時、ベトナム語はまだ無かったのでしょう。
※ 今のベトナム語はフランス統治時代、識字率の低かったベトナムでフランス人宣教師が耳で聞いた現地語をアルファベットに置き換えたのが始まりと言われています。
だから、文法と発音は中国語に近く、表記はフランス語に近い。 -
バー・チュア・スー廟
女神チュア・スーが祀られて、内部は写真撮影禁止でした。
現地のおじちゃん「ベトナム戦争終結後、ボートピープルとなって海外に逃れたベトナム人の多くが国を離れる前に最後にお参りした場所がこの廟。昔は木造の小さな建物だったが、海外で成功したベトナム人の寄付で立て替えられて綺麗になった。」
・・・この情報の確度は不明ですが、豚の丸焼きなどのお供え物が絶えないのは事実です。 -
タイ・アン寺(Chua Tay An, 西安寺)
バー・チュア・スー廟と道路を隔てて反対側にあって、参拝者も同様に多い。
この超ど派手な色使いは・・・仏教寺院でありながら、ヒンズー教の影響を強く受けているようです。
※ ただし、参拝ルールは一般のお寺のそれと同じだった。 -
タイ・アン寺
本殿入り口の左右に白と黒のゾウさんがいて・・・
屋根の軒先にはガルーダの置物が、また、門柱の仁王か雷神・風神か分からない立像も衣装が微妙。
宗教は「融合と分離を繰り返す」と言うことを改めて実感! -
タイ・アン寺
行った時、熱心な参拝者は年配者、しかも女性が多かったように思います。 -
タイ・アン寺
寺の外観と違い、内部は間違いなく仏教寺院です。
一番奥に寺の創始者タイ・アン和尚とその後の住職が祀られていました。
タイ・アン和尚の人形が結構可愛い! -
サム山の麓、バー・チュア・スー廟やタイ・アン寺一帯は参拝者(ベトナム人観光客)を当て込んだ土産物屋が沢山ありました。
売られているのは「マム」と呼ばれるこの地方の特産品。
日本で言えば「くさや」かな?
臭いので少し離れて写真だけ。(笑) -
日も暮れたので一旦ホテルに引き返して運ちゃんとは明日朝までバイバイ。
部屋でビールでも・・・と思ったが1本3ドル!(約55,000ドン)
何じゃこりゃ! ホーチミンのホテルと同じじゃないか!
昼飯が遅かったこともあって あまり食べたくなかったけどローカルの貝屋さんに行ってアサリの酒蒸し(20,000ドン,約100円)つまみながら、ビール(12,000ドン,約60円)を4本飲んで夕食代わり。
ローカルの物価はホーチミンの1/2〜1/3のようです。 -
夕食後、ホテルへの帰路。
川沿いの公園に沢山の人が夕涼みに出ていました。
そうか、今日2009(H21)年10月3日は中秋節(お月見)だ。
中・高校生、アベックさん、小さい子連れの若夫婦・・・
狭い公園は200人ほどの人出でにぎやかでしたが、疲れていたので、横目で見ながらさっさとホテルに帰着。
8時半には1日目が終了。 -
メコンの夕日ならぬ、メコンの朝焼け。
日曜日の朝6時前ですが、人々の活動はもう始まっています。
田舎の朝は早い。 -
バナナを運んでいます。(ホテルのベランダから)
ホーチミンの市場(小売)で買っても1房(15〜20本)が5,000〜10,000ドン(約25〜50円)。
この船全部のバナナ売っていくらの儲けになるんだろう? -
ホテルの朝飯(ビュッフェ)は6時から食べられます。
品数は少なめですが、ホーチミンのホテルと同程度の内容(味、衛生面)が望めます。
写真にはありませんが、フルーツ類も充実していました。
当日はアジア系は私一人で、他は全て欧米人。
団体、グループ、一人旅とさまざまでしたが、聞くところによると、ほとんどの人がカンボジアにこれから行くか、カンボジアから来た人達のようです。 -
前日、ホテルのフロントで申し込んでおいた水上部落とチャム族部落を訪れるツアーに出発。
ホテル裏手の船着場から小船(定員10人程度?)に乗って・・・まず、対岸(所要10分)にある水上部落へ・・・
挨拶したらおばちゃんがポーズ取ってくれました。
かなり、観光客慣れしてます。 -
空のドラム缶の上に家を建てたフローティング・ハウスは全部で100軒近くあると思いますが、ツアーではその中の1軒にお邪魔します。
今は、全てのフローティング・ハウスが電化されており、TV、DVD、カラオケセット何でもありです。
しかし、最近は汚物垂れ流しで河川が汚れることを理由に政府が新築認可をなかなか出さないとか言ってました。 -
全てのフローティング・ハウスでは魚(バサ)の養殖にかかわる何らかの仕事をしてるみたいです。
ここでは、養殖しているバサに餌を与えて魚が跳ねるショー?を見せてくれました。
バサは、流れの早い場所を好む魚らしく、メコンの河口付近では養殖できないらしい。
また、体長60cmくらいまで成長するが、餌はベトナム製だと自慢してました。・・・自慢するような話か? -
水上部落からまた小船に乗って10分。
チャム族の村に着きます。
マレーシア系イスラム教徒のチャム族は道沿い約2kmに集落を形成しているらしく、メコン流域では最大規模の集落のようです。 -
チャム族の高床式住居。
家の入り口につながる木の橋が印象的です。
まさか、バイクは通らないと思うけど・・・
ひょっとしたら?
ベトナムの田舎でよく見かける丸太と木で出来た手すりだけの橋をカウ・キー(Cau khi,猿橋)と言いますが、
これも似たような物のようです。 -
チャム族の衣装はひと目でそれと解ります。
しかし、同じイスラム教徒でも、マレーシアとは微妙に違うような・・・
※ ベトナム名物のノン・ラー(三角菅笠)かぶっているのはベトナム人の行商のおばさん。 -
村の中には立派なモスクもあります。
行った時、モスクの裏で墓穴掘って葬式の準備中だったので、写真撮るのは遠慮して この一枚だけ。
ホテルへの帰路、路上でお菓子売ってるチャム族の子供と話たりしても、1時間半ほどでツアーは終了。
※ チャム族語もあるみたいですが、子供は学校でベトナム語を教えられています。 -
ホテルに戻って運ちゃんと合流。
一路帰路についたのですが、このままホーチミンに戻ったら早すぎる。
「運ちゃん何処か行くとこない?」
運ちゃん「ベトコンの基地がそのまま保存されてる場所がカオラン(Cao Lanh)にあるよ」
「チップはずむから寄り道だ!」
・・・と言うことで「ベトコン基地だカオラン」に続く。
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