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チュニジアの人たちは人懐っこい。<br /><br />しかしその人懐っこい笑みを計算されたものだと決して誤解してはならない。<br /><br />チュニジアは国民の99%がアラブ人の国だ。<br /><br />だが同じアラブでも、先日スラックスを履いて公共の場に出た女性の鞭打ちの刑が問題になり、ニュースになったアラブの国とは全く違うアラブだ。<br /><br />チュニジアでは女性警官が制服としてスラックスを装う。<br /><br />チュニジアは1993年に法改正を行い、女性が政治的・経済的・社会的に男性と同じ権利を有するようになった。<br /><br />現在では、6歳から16歳までの女性の99%が義務教育を受け、33万4000人の大学生のうち実に57%は女性、産業労働者の43%、小中学校教員の50%、大学教授の40%、判事・弁護士の30%、医師42%、下院議員の23%、上院議員の15%、閣僚の7人が女性なのだ。(2005年度のデータ)<br /><br />チュニジア女性は激動する社会の中で大きな役割を担い、その結果、現在チュニジア国民の80%近くが中産階級とみなされており、約80%のチュニジア人家族がマイホームを所有する豊かで、格差の少ない国となった。<br /><br />今回の旅で、チュニジアの魅力的な景観に加えて、チュニジアンの表情が強く印象に残った。<br />偶々撮ったその素敵な表情を、幾つかの分野ごとに纏めてみることにした。<br /><br />1)レディ<br />2)紳士<br />3)若者と学生<br />4)子供<br />5)家族<br />6)中央市場の商人達<br />7)スークの商人達<br />8)職人<br />9)羊飼い<br />10)砂漠の民<br /><br />**敢て一言**<br />旅行ライターの高田京子さんは「チュニジアの記憶」の中で、”エジプトの子供達が旅行者に物をせがむ様になったのは日本人旅行者の所為だ”。チュニジアの子供がそうでないのは、チュニジアには日本人旅行者がまだ少ないからだ。”と云った意味のことを自省的に書いておられる。<br /><br />確かに当を得ていて、エジプトに行くならお土産に100円ライター、ボールペン等を持参すべしなどと書いた日本の旅行ガイドブックもある。<br /><br />私自身もエジプトに行った者として反省させられた。<br /><br />しかしエジプトとチュニジアの違いはそれだけでは決して無い。<br /><br />トルコの子供達もチュニジアに似て、物をせがむ子供達は殆ど目にしなかったように思う。<br /><br />この両国は何れも子供の教育に力を入れている。<br /><br />その結果、現在のチュニジアは、国民の80%近くが中産階級でマイホームを所有する、豊かで格差の少ない国なのだ。<br /><br />その上チュニジアは女性の教育にことさら熱心で、その社会進出振りは、日本の状況を遥かに凌駕する。<br /><br />学校での教育と相俟って、社会にも目を開いた女性を母親に持つ子供達に、自制心や誇りが身についているのは自然のことなのだ。<br /><br />人懐っこい笑みは決して卑しい下心があっての事ではない。<br /><br />まして島田雅彦氏著の「ミス・サハラを捜して」で、少女を1000$で売買しようとする話などは、なんら注釈がないので、読者に少女の売買がチュニジアの当たり前の出来事と思わせかねない。<br /><br />言語道断。<br /><br /><br /><br />願わくばチュニジアが、女性の社会進出により母親の役割が等閑にされ、”かぎっ子”を造ってしまわないようなシステムも相俟っていて欲しいと思う。<br /><br />チュニジアの旅行記はあまり多くない。<br />チュニジアにご関心のある方は、両者の本を目にされることが多いと思うので、蛇足ながら敢てチュニジアン表情写真集に加え、一言書かせて頂く事にしました。<br /><br />

63素敵な表情のチュニジアの人たち

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2009/04/07 - 2009/04/16

908位(同エリア1897件中)

WT信

WT信さん

チュニジアの人たちは人懐っこい。

しかしその人懐っこい笑みを計算されたものだと決して誤解してはならない。

チュニジアは国民の99%がアラブ人の国だ。

だが同じアラブでも、先日スラックスを履いて公共の場に出た女性の鞭打ちの刑が問題になり、ニュースになったアラブの国とは全く違うアラブだ。

チュニジアでは女性警官が制服としてスラックスを装う。

チュニジアは1993年に法改正を行い、女性が政治的・経済的・社会的に男性と同じ権利を有するようになった。

現在では、6歳から16歳までの女性の99%が義務教育を受け、33万4000人の大学生のうち実に57%は女性、産業労働者の43%、小中学校教員の50%、大学教授の40%、判事・弁護士の30%、医師42%、下院議員の23%、上院議員の15%、閣僚の7人が女性なのだ。(2005年度のデータ)

チュニジア女性は激動する社会の中で大きな役割を担い、その結果、現在チュニジア国民の80%近くが中産階級とみなされており、約80%のチュニジア人家族がマイホームを所有する豊かで、格差の少ない国となった。

今回の旅で、チュニジアの魅力的な景観に加えて、チュニジアンの表情が強く印象に残った。
偶々撮ったその素敵な表情を、幾つかの分野ごとに纏めてみることにした。

1)レディ
2)紳士
3)若者と学生
4)子供
5)家族
6)中央市場の商人達
7)スークの商人達
8)職人
9)羊飼い
10)砂漠の民

**敢て一言**
旅行ライターの高田京子さんは「チュニジアの記憶」の中で、”エジプトの子供達が旅行者に物をせがむ様になったのは日本人旅行者の所為だ”。チュニジアの子供がそうでないのは、チュニジアには日本人旅行者がまだ少ないからだ。”と云った意味のことを自省的に書いておられる。

確かに当を得ていて、エジプトに行くならお土産に100円ライター、ボールペン等を持参すべしなどと書いた日本の旅行ガイドブックもある。

私自身もエジプトに行った者として反省させられた。

しかしエジプトとチュニジアの違いはそれだけでは決して無い。

トルコの子供達もチュニジアに似て、物をせがむ子供達は殆ど目にしなかったように思う。

この両国は何れも子供の教育に力を入れている。

その結果、現在のチュニジアは、国民の80%近くが中産階級でマイホームを所有する、豊かで格差の少ない国なのだ。

その上チュニジアは女性の教育にことさら熱心で、その社会進出振りは、日本の状況を遥かに凌駕する。

学校での教育と相俟って、社会にも目を開いた女性を母親に持つ子供達に、自制心や誇りが身についているのは自然のことなのだ。

人懐っこい笑みは決して卑しい下心があっての事ではない。

まして島田雅彦氏著の「ミス・サハラを捜して」で、少女を1000$で売買しようとする話などは、なんら注釈がないので、読者に少女の売買がチュニジアの当たり前の出来事と思わせかねない。

言語道断。



願わくばチュニジアが、女性の社会進出により母親の役割が等閑にされ、”かぎっ子”を造ってしまわないようなシステムも相俟っていて欲しいと思う。

チュニジアの旅行記はあまり多くない。
チュニジアにご関心のある方は、両者の本を目にされることが多いと思うので、蛇足ながら敢てチュニジアン表情写真集に加え、一言書かせて頂く事にしました。

同行者
カップル・夫婦
交通手段
観光バス
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)
  • 1)レディ

    1)レディ

  • 2)紳士

    2)紳士

  • 3)学生・若者

    3)学生・若者

  • 4)子供

    4)子供

  • ベルベル人の穴居住宅で我々をもてなししてくれた少女。

    ベルベル人の穴居住宅で我々をもてなししてくれた少女。

  • 我々が一通り穴居住宅を覗き見しまわって一段落した頃、それまで我々を眺めていたこの家の少女が、しきりに手を広げたり、回転したりとポーズをとったの後、手招きをする。<br /><br /><br /><br />

    我々が一通り穴居住宅を覗き見しまわって一段落した頃、それまで我々を眺めていたこの家の少女が、しきりに手を広げたり、回転したりとポーズをとったの後、手招きをする。



  • 我々が少女の意図を理解しかねて躊躇していると、われわれを次々と手にとり、輪を作れといっているらしい。<br /><br />

    我々が少女の意図を理解しかねて躊躇していると、われわれを次々と手にとり、輪を作れといっているらしい。

  • そうか手を繋ぎ輪になって、皆で踊ろうと云うのだ。<br /><br />島田雅彦さん、未来の「ミスサハラ」候補がここにもいましたよ。

    そうか手を繋ぎ輪になって、皆で踊ろうと云うのだ。

    島田雅彦さん、未来の「ミスサハラ」候補がここにもいましたよ。

  • 5)家族

    5)家族

  • 6)中央市場の商人

    6)中央市場の商人

  • 7)スークの商人

    7)スークの商人

  • 8)職人

    8)職人

  • 9)羊飼い

    9)羊飼い

  • 10)サハラ砂漠の民

    10)サハラ砂漠の民

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