驚異の木造懸造り　～茨城県周遊編～

2009/09/23 - 2009/09/24

急峻な崖や山の斜面にへばりつくように建てられた寺院建築を、懸造り（かけづくり）もしくは懸崖造り（けんがいづくり）という。なんでこんな場所にこんなモノを建てなきゃいけないの！？という疑問からいろいろと調べていくと、懸造りの面白さにすっかり魅了されてしまった。
今回、茨城県にある２つの懸造りをめぐってきた。１つは有名な峰寺山西光院、もう１つは袋田の滝正面にあるマニアックな瀧不動尊で、かなり対称的な２つのお寺だった。

エリア 石岡・霞ヶ浦(茨城)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー

茨城県石岡市の山中にある、峰寺山西光院（みねでらさん・さいこういん）

岩がゴツゴツとした絶壁に迫り出して、お堂が建てられている

関東の清水寺と呼ばれているのがよくわかる

靴を脱いでスリッパに履き替え、懸造りの舞台へ上がってみる

舞台の上からの雄大な眺め

天気がいいと霞ヶ浦だけでなく、太平洋まで見えるらしい

本堂裏手には巨大な岩がむき出していた
本尊の馬頭観音も岩でできているらしい

本堂横に立つ２本の巨大な老木も、なかなかスゴイ迫力

この懸造りを崖下から見上げることができたら、面白そうなんだけどな〜

西光院から北へ移動して、袋田の滝までやってきた！

巨大な岩がゴロゴロとしている渓谷

断崖絶壁の渓谷に、袋田の滝の最下部と観瀑台が見えた

涼しげに流れ落ちる袋田の滝

四段になって落ちるところから、別名、四度の滝と呼ばれる

絶壁の中をくりぬいたトンネル進むと、最初の観瀑台に出る

観瀑台からは、袋田の滝が目の前に迫る！

トンネルの終点には、四度の瀧不動尊が祀られている

トンネル奥のエレベーターに乗り上に出ると、もう１つの観瀑台がある
ここからは四段の滝全体が見渡せる！

さて、そんな新観瀑台から脇の崖を眺めると、今回のツアーのもう１つの目的、懸造りのお堂を見つけた！

ここも瀧不動尊というらしいが、近づくことができなくて残念だった！
写真で観ると、確かに懸造りになっているのがわかる

以前は滝を見る遊歩道からお堂へ行くことができたようだが、今は危険なので禁止みたい
もし行けたら、目の前に袋田の滝が見えて、素晴らしいだろうなぁ...

トンネル手前のお土産屋街に、瀧不動尊の立派な境内がある
あの懸造りは、ここの奥の院なのかな？

この旅行記へのコメント （2）

• フロッガーさん 2009/12/01 20:12:54

  残念です。

  おじゃまします。
  
  ちょっと前に西光院へおじゃましたのですが、ちょうど掃除をしていた人に本堂周辺は撮影禁止と言われました。
  
  以前は大丈夫だったと思うのですが、マナーの悪い方が多いようですね。
  残念です・・・

  twosocksさん からの返信 2009/12/02 00:03:29

  RE: 残念です。

  フロッガーさん、こんにちは！
  訪問ありがとうございます。
  
  西光院は撮影禁止になってしまったのですか、
  そうとう深刻ですね。
  お堂の入口などにもいくつか
  マナー警告の看板がありましたが、
  ここまで書かせるなんて、
  どれほどひどい人がいるんだろう、
  と思ってました。
  
  そのうち参拝禁止になってしまいそうですね...