メルク修道院とヴァッハウ渓谷下り

2009/05/29 - 2009/05/29

オペラ目当てで強行したオーストリア旅行。
1泊はどこか郊外に足を伸ばすことに。

古城ホテルに泊まりたくて、レンタカーなしで行ける場所をネットで検索したところ、デュルンシュタイン（Durnstein）というヴァッハウ渓谷にある小さな村にステキなホテルを発見。

定番ですが、メルク・ヴァッハウ渓谷のコンビチケットを購入して、ウィーンからメルクへ電車移動、修道院見学後に船でデュルンシュタインまで移動。1泊して翌日に電車でウィーンに戻ることに。

情報収集はこちらのサイトが役に立ちました。
http://wien-jp.com/wien-jp/duerun-s.php

エリア ヴァッハウ渓谷周辺(オーストリア)

• 同行者: 一人旅
• 航空会社: スイスインターナショナルエアラインズ

当初は早起きして8時台の電車でメルクに移動しようと思っていました。

しかし前日のオペラに満足しすぎて、既に旅の目的を達成した気になり、やる気がでず･･･

9時半頃ウィーン西駅に到着。
コンビチケットを購入。
このチケットは、45ユーロで西駅からメルクまでの電車代、メルク修道院の見学料、メルクからクレムスまでの船台（私はデュルンシュタインで途中下船）、クレムスからウィーンまでの電車代等が含まれている。

コンビチケットの場合、電車は特に決まっていないので、別途何時の電車に乗るか調べなければならない。
窓口でチケットを買う時に次の電車の時間と行き先、乗り換え駅などの必要情報を聞いておくと良い。

ウィーンからメルクまでの直通はないようで、途中でローカル線に乗り換えます。

メルクの駅から修道院が見えているので、道に迷うことはないです。この広場から坂を登っていくと修道院の入り口があります。

修道院に向かう坂道にはレストラン、ホテル、おみやげ屋さんが軒を連ねています。

メルク修道院に到着

メルク修道院は11世紀から続くベネディクト派修道院ですが、現在のバロック様式の建物自体は18世紀に建てられたもの。

早速内部を見学。

入ってすぐの部分は様々な展示がありますが、ディスプレイが結構近代的。

この修道院を有名にしているのは膨大な蔵書を誇る図書室と教会のフレスコ画らしい。

これは携帯用のミニサイズの聖書。

修道院ってもっと質素なものを想像していました。

大広間

いったん外に出ます。

入館前には晴れていたのに雨が降り始めていました。。

図書室

想像していたよりは小さい。

教会

ちょうど正午のミサが行われていました。

13時50分の船に乗るため修道院を後にする。

道が分かるか不安だったが、修道院のインフォメーションで教えてもらった通りに行くと、すぐに分かった。

川沿いの道を進む途中、右手に修道院のある岡を見上げたら、緑に埋まりそうになりながら石像が建っていた。

ヴァッハウ渓谷下り開始！

この日はデュルンシュタインに泊まるのでバックパックを背負っていたのですが、船内では無料で預かってくれました。

船は全然混んでいませんでした。
写真を撮ろうと思って外のデッキにでましたが、デッキも人がまばら。

何やらすごいカメラを持ったおじさんと私だけが、左右に行ったり来たりしてはしゃいでいました。

束の間の青空

メルクを出航して最初に見えてくるのはSchonbuhel城

19世紀に建てられたものなので、さほど古くはない。

すごいカメラのおじさんに触発されてせっせとレンズ交換しながら、右に左にと写真を撮っていると、おじさんも私の熱意に感じるものがあったのか、「こっちに来てごらん」と次のカメラスポットを教えてくれたり、「ここから撮るのがいいよ」と場所を譲ってくれたりしてくれました♪

向こうはドイツ語、こっちは英語で返しているので、お互いちゃんと通じているか分からないけど、何やら妙な師弟関係が芽生えつつあったのでした（笑）

Aggstein城（アグシュタイン城）

15世紀にこの城の城主だったGeorg Scheck vom Waldが囚人に対してここから飛び降りるか餓死するかの二者択一を迫っていたという伝説のあるお城。

ここに行きたかったのでレンタカーも考えたのですが、時間とコストの都合で断念しました。。

アグシュタイン城

Spitz（シュピッツ）

カメラスポットが途絶えて一段落したところで、おじさんに写真を見せてもらおうと密かに目論んでいたのですが、シュピッツの村でおじさん下船。。ししょ〜・・・

ワイン畑が広がる可愛らしい村です。

Weissenkirchen（ヴァイセンキルヒェン）

白い教会は聖ミカエル教会

ここら辺から雨がまた降り始めた。

あとちょっとだから雨、止んでよ〜、と思っていると少し晴れ間が覗くお天気雨に。。

この日の宿があるDurnsteinが見えてきました。

山の上に建つのはKuenringer（クーエンリンガー）城

ここは後で登るとしましょう。

デュルンシュタイン到着

青い塔が美しい建物は修道院です。

この村もワイン畑に囲まれています。
白ワインの産地らしいので飲まなくちゃ。

メルクからデュルンシュタインまでは1時間半〜2時間くらいでした。

お天気が悪かったのが残念です。

船内アナウンスはドイツ語、英語のほか、なんと日本語もありましたよ。日本人観光客が多いんですね。今回は、私以外には日本人らしき人は1組しか見ませんでした。

この旅行記へのコメント （8）

• Rainy☆Wongさん 2009/10/06 01:54:07

  お久しぶりです！

  中世の村、メルク修道院、どちらもとてもグっとくる旅行記ですね！
  静かでやさしく、力強い。教会の写真なんて、思わず息をするのを忘れて見入ってしまいました。
  旅に出たくなりました！
  
  絵本のような作風も、大好きです。また拝見させていただきます。
  　
  taka1

  kumさん からの返信 2009/10/07 02:40:57

  RE: お久しぶりです！

  taka1さん、こんばんは！
  こちらこそご無沙汰しておりました。
  
  わーい！過分なお褒めの言葉を有り難うございます！
  尊敬するtaka1さんにそう言って頂けるととても励みになります。
  
  忙しすぎて新たな旅行どころか旅行記をつけるのもままならないのですが
  私もまたどこか遠くを放浪したいです。
  
  kum
  

• rimigardenさん 2009/09/28 20:58:47

  迫力ある空と雲

  kumさん今日は♪
  
  オーストリーの景色雄大ですね〜！
  ９６年にザルツに行ったきり
  私はオーストリーに足を踏み入れていません。
  
  山の上にそびえる古城達を目にすると
  ドイツのライン川の景色と重なって
  懐かしくなってしまいました！
  （とはいってもご存じのとおり
  　今年旅行してるんですけどね＾＾；）
  
  オーストリーの人々は
  今でも観光客に対して
  親切なのでしょうか？
  
  私はウィーン＆ザルツしか旅行してないので
  ｋｕｍさんの旅行記を興味深く
  みています。
  
  りみ
  

  kumさん からの返信 2009/09/29 01:47:07

  RE: 迫力ある空と雲

  rimigardenさん、こんばんは〜。
  ご訪問及び書き込みを有り難うございます。
  
  オーストリアは私も久しぶりでした。
  ヴァッハウ渓谷の川下りは良かったですが
  やはり船上から見るだけよりは
  途中下船して各村巡りをする方が私は好きかも。
  デュルンシュタインしか立ち寄れなくて残念でした。
  
  kum

• Dry White Toastさん 2009/09/28 07:15:30

  絶景〜♪

  kumさん、こんにちは。
  
  本日４トラにログイン中に、kumさんの新着旅行記情報が上がっていたので嬉しくなってアクセスしてみたら、まだその時点ではアップされた写真が５枚だけでした。
  まさに作成中にお邪魔してしまったようです。
  
  出来上がりを見計らって再アクセスしたら、もう一つ新しい旅行記が作成中ですね。
  こちらは、おとなしく作成中の文字がなくなるのを待つことにします。
  
  今回も素晴らしい写真の数々ですね〜。
  毎回惚れ惚れしてしまいます。
  今回は師匠も登場ですね＾＾）
  kumさんの旅行記を見ているとデジ一が欲しくなるのですが、「猫に小判」で「宝の持ち腐れ」になりそうなのでやめておきます＾＾）

  kumさん からの返信 2009/09/29 01:25:40

  RE: 絶景〜♪

  Dry White Toastさん、こんばんは。
  早速のご訪問を有り難うございます。
  リアルタイムでご覧頂いていたのですね！
  昨夜は途中で力尽きてしまいました（苦笑）
  
  > kumさんの旅行記を見ているとデジ一が欲しくなるのですが、「猫に小判」で「宝の持ち腐れ」になりそうなのでやめておきます＾＾）
  
  そんなことないですよー。
  きっと使いこなせると思いますよ。
  最近はコンデジも性能がいいですけどね。
  
  kum
  

• 青い空さん 2009/09/28 01:09:36

  吸い込まれそう〜

  う〜ん、吸い込まれそう〜
  Kumさんの写真のアングル大好きです。
  本当に綺麗ですね。綺麗というか美しいですね〜。
  

  kumさん からの返信 2009/09/28 03:31:54

  RE: 吸い込まれそう〜

  青い空さん、こんばんは！
  
  早速のご訪問、書き込み及び投票ありがとうございます！
  メルクは「薔薇の名前」の主人公の名前の由来の修道院ってだけの理由で気になっていましたが、ナイスチョイスでした（自画自賛^^;）。
  
  天気が残念でしたけどね。
  修道院や船の空き方からして、5月はまだオフシーズンなのかもしれません。
  
  kum