那須に興味のない旦那を那須好きにさせる旅

2009/09/05 - 2009/09/06

私の実家の家族と毎年夏に行っていた那須高原。
パン屋さん激戦区で美味しいパン屋さんがあるし
ご飯も那須牛だって美味しいし、牧場もあって動物ともふれあえる。
そして何より都心から近いという侮れない高原。それが那須。

が、うちの旦那を「一緒に行こう」と誘っても
「那須に惹かれない」と拒否。

今年の秋に関東圏から引っ越しする事もあり
みんなと那須に行けるのは最後のチャンスかも！？
という事で今回は強引に連れて行きました。

そう、那須好きにさせる為に！

エリア 那須(栃木)

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車

那須に着いたのはちょうどお昼頃。
那須はパン激戦区。そして旦那もパン好き。
まずは美味しいパンを食べさせようと、有名店「ペニーレイン」へ。

が、

「お食事は40分ほどお待ちいただけますが…」
いきなり出バナをくじかれてしまう。
辛抱して待つ事に。
パン屋をのぞいて時間を潰そうと思い連れて行くと
名物のブルーベリーブレッドは売り切れ。
しかもレジは長蛇の列。

「いきなり那須のイメージ悪いかも？」と
旦那の顔色をうかがうと、そんなに苦でもない様子。
よかった、空いている店より、列のできる店が好きなたちで。

40分ほど経ち、やっと料理が出てくる。

私はポ−クトマトシチューを勧めたのに、旦那が注文したのはハンバーグ。
「……。」
どんな味だろーとこっちも思ってたら、ウマイウマイと喜んでた。ホッ。

二時の焼き上がりに予約していたブルーベリーブレッドを受け取ってまた出発。

うちの旦那は釣り好き。
そして甥と姪がお魚好きで、釣りをやりたがるので
「これは釣りをするしかないでしょ！？」
と、あたりをつけてた釣りのアミューズメントパーク的な所へ。

が、またもテンションダウンする事態に。
なんと、潰れてました…。がくり…。

気を取り直して
近くの看板のあった「清流の里」という釣り堀へ。

ここはイワナとニジマスが釣れて、それを食べられるそうな。
川じゃなくて釣り堀だけど、入園料も取られないし、
お手軽にやるのもいいよねとトライ。

甥っ子が自分でやると、竿を独占。
竿を水面に浸けちゃったり、ユーラユラさせる。
4歳児にはまだ無理なんじゃ。

後ろから大人が介助し、魚の群れの中にエサをポチャンと入れると…

釣れた釣れた〜！

甥は旦那の方へ魚をパス。
旦那への接待のつもりだったのに、旦那は完全な子守り役。（笑）

この後も竿をブン回す甥。
針が旦那の襟に刺さり、危うい所でした。
さらに針を飲み込んだ魚の血で旦那の服が
血まみれになって汚れてました。
うーん散々。

結構簡単に釣れて、ニジマスが合計４匹。釣った魚は買い取らないといけないらしいので、そこで打ち止めに。

横で魚を塩焼きにしてもらう事にしました。

焼き上がりに20分かかるらしいので、横の小川で子供は遊ぶ。
「お水冷たいからあがりなさい」と子供に言っても
「冷たくない」と拒否。
足は真っ赤っかになってるのに。
滑るんじゃないかと大人はヒヤヒヤ。

この時の子守りも旦那。

焼き上がりました。
実はお腹いっぱいですが、美味しそう！

子供達もこの笑顔。

釣りに来たかいがありました。

が、旦那がここでポツリ「俺、川魚、苦手…」
なにーーーー！？

お腹がふくれた後は、足湯へ。
ここはタダで入れるのです。

リラックスしたら、
前に姉が見つけて絶賛してた、「風月堂」で温泉まんじゅうを買う。
甘さ控えめであんこが美味しい。

脇になぜかいたニワトリ。

夕食までにお腹をすかせようと，少し散歩。

温泉神社を歩く。
これは御神木。

「カブトムシいるかなー」と甥。

みんなでお参りをしました。

神社の脇の階段を下り、殺生石へ。

「こういう所で釣りがしたかったね」と姉。

殺生石の前。
ここから有毒ガスが出てるんだーと眺めていると
近くにいたガイドさんが何やら話してるのが聞こえました。

「キツネが一匹、ウサギが一匹、カラスが二匹死んでるから
片付けをお願いします」

えーーー何何！？

聞くと、キツネに追いかけられたウサギが入ってきて死んでしまい，次にキツネが死んでしまい、死骸に集まったカラスがまた死んだらしい。
見栄えも悪いし，また次々にカラスが来て繰り返すので、ガスマスク装着したスタッフが片付けるらしい。
私達が見ても、動物の死骸あまりわからず…
よく見つけるよなあと感心。

「ここに入ると、鳥は1〜２分、小動物３分、人間10分で死ぬよ」
でも石の上には明らかに人が積んだような小石があると突っ込むと
「たまに入っちゃう人がいてね、去年は10人，今年は２人救急車で運ばれたよ」とのこと。うーん。

手すりには硬貨がねじ込まれていました。
「誰か１人がやり始めたら、みんながマネしてね」とガイドさん。

ガイドさんが１円玉を手に取ると、ポロポロと崩れる。
ものすごいスピードで酸化するらしい。

さらにガイドさんが「面白いの見せてあげるよ」
と脇の小川に十円玉を浸し、砂でじゃりじゃり表面を磨くと…
古かった硬貨がピカピカに！

「酸化して綺麗になるんだけど、２〜３日で黒くなっちゃうよ」
この辺の小学生はみんなこれを夏休みの自由研究の題材にするんだそう。

ちなみにこの水は化粧水にもなるらしく、地元の人は汲んでいくそう。

ガイドさんのおかげで、殺生石見学がかなり楽しいものになりました。

（後日談：ところでこのガイドさん、よく出没するらしいですね…結局何者なのでしょうか…？ウフフ。まあ、出会えてラッキー、楽しかったから良いです。）

歩いて車に戻る。

途中のお地蔵様。
あの世ってこんなかしら？と
ふと思う。

さて夕食の時間も近づいて来たのでチェックインします。
今回のお宿
「ネムリンオリエンタル」
バリ風のインテリアがかわいいペンションです。

目の前に木で作ったブランコがあって、かわいいワンちゃんが二匹いました。大人しくて，子供が触っても怒らない。

ガムランが流れていました。

器のギャラリー。販売もしていました。雰囲気なあっていてかわいい。

私達が泊まった新館。

お部屋。やっぱりアジアンテイストでかわいい。

お部屋の写真多めにアップします。

キッチンです。

他にも空気清浄機も設置されてたな。

洗面所も綺麗でした。浴槽がでかかった。

姉や子供達が泊まったコテージ。山法師。

コテージの中。こっちはあまりバリ風じゃない。
でも天井が高いので、すごく開放感がありみんな気に入ってる様子でした。

18：00〜夕食。
飲み物と国産牛＆カニ食べ放題をつけました。（１時間半）

お客さんは若い女性のグループとか、若い男女カップルが多いね。
と私が言うと「だって、インテリアもご飯も女性好みじゃん」と姉。
子連れはうち以外に２グループくらいだったかな？

ここ以外にも、サラダやちょっとしたおかずを自分で取りに行くスタイルでした。

飲み物は自分で作るスタイルで、結構種類があり楽しかったです。
普段飲まない私でも、２杯いただき、
姉は7杯飲んでました。制限時間があるのがちょっと残念がってました。

右下のが国産牛。（食べ放題）
これが香ばしくて美味しかったです。
うちの旦那も「ウマイ、ウマイ」とお替わり
後で聞いたら７皿も食べたそうです。普段小食なのに。

肉より魚介派の子供達はひたすらカニ三昧でした。

ちなみに私は胃がもたれてたので、通常のおかずで十分美味しくいただきました。
しかもこの手作りっぽい小皿にちょこっと盛りというスタイルがかわいい。

スタッフの方も感じよかったなあ。

食事の後は、サファリパークへ。

この時期の土曜日だけはナイトサファリもやってるそうです。
実はここは前にも来た事があって、規模は大きくないんですが、動物と密接に触れ合える感じが気に入ってました。

夜はバスでのみ入れます。さて出発。

これが草食動物のエサ。1000円也。

バスが出発すると、旦那が私のカメラを取り、パシャパシャと写真を撮っていました。

ライオン。

暗がりから顔を出すキリンは、昼間より迫力がありました。

わーーーーー

と誰よりも興奮していたのは、旦那。

子供達もおそるおそるエサをあげて、満足そう。

姉は酒が回ってバスの中でグーグー寝てました。

ロバは夜のせいか、そりゃもうハッスルハッスルでした。（苦笑）
「放し飼いだからね〜仕方ないね〜」とガイドさん。

最後の方にいるゾウ。

鼻水が飛んで来て，姪のズボンがビシャビシャに。キャー。
とか言いながら、しっかりエサをあげ、テンションがあがる。

色々楽しく見て回って、ナイトサファリ終了。
動物と触れ合えて、子供も旦那も満足そう。

いつもより予定を詰め込んだので
この日はみんな早く寝ました。

次の日の朝。晴れていたのでペンションの周りの緑が綺麗でした。

朝ご飯も一部バイキング方式。
バイキングという言葉に弱い旦那，朝からもりもり。

プールに行きたい！という姪っ子のご希望通り
ホテルサンバレー那須のスパへ。

屋外プール、たくさんの温泉があり、２時間ぐらいしかいませんでしたが、たっぷり遊びました。ワイン風呂とかが良かった。あそこは１日遊ぶ所かな。

お昼ご飯を食べにアジアンオールドバザールへ移動。
ここはベトナム料理のレストランもインドネシア料理のレストランも
美味しいのでオススメです。
なにより雰囲気がいいし。

ハイ、ポーズ！
というと、なぜか甥っ子は向こうを向いてしまった。

今回はインドネシア料理の店へ。
席からの景色。
旦那がぽつりと「癒される〜」

ミーゴレンをいただきました。
この甘辛さがたまんない。おいし〜。

ご飯の後はゆっくり買い物して、
ぜひトイレにも行って下さい。
壁にかかれた記事が面白いの。

アイスクリームももいに立ち寄る。
ちょうど３時頃だったせいか、すごい人でした。

バナナとグレープフルーツ。
バナナは濃厚、グレープフルーツはさっぱり。

ここは隣が牧場です。

ちなみに、りんどう湖ファミリー牧場で売ってる堆肥は
「野菜がよく育つ！」と母は絶賛。

この、ももい周辺の景色はお気に入り。

お土産はいつもの那須高原チーズガーデンにて購入。
御用邸チーズケーキに少し飽きて来たので、フロマージュブランにしてみたらこっちも美味！

ここにはお土産を買うのが好きな旦那も目を輝かせて
いつの間にかジャムやらベーコンやらウインナーを買ってました。

たっぷり遊んで、さて帰り道。

この旅の最終結論、ズバリ旦那に那須旅行のイメージ聞く。

「那須、良かったでしょ？」

すると旦那は運転しながら

「うん，良いね。良いね。」

か。軽い…。

いやけど、姉や母の前だから、そう言うしかないか。
なんか悔しいなー自分から言って来るの待てば良かったかなー
と少し悔しい気持ち。

さておき、
那須に来る時は，あまり予定をガチガチに決めないで
その場その場の行きたい所をゆるりゆるりと行動するのが一番良いなと思っている。

だけど、那須に来る度に美味しい店、お気に入りの場所が増えて行くばかり。

それを旦那に見せてあげたくて、今回はいつもよりメニューを盛り込んで、あちこち振り回してしまった。
きっと疲れたろうに、文句を言わずに車の運転もして（ほか大人３人とも運転できるのに）付き合ってくれた。

旦那の心中はわからないけれど、みんなで美味しいものを食べて、同じように笑って、楽しい思い出を一緒に作れた事に感謝したい。

この旅行記へのコメント （4）

• たけさん 2011/08/02 16:07:17

  私もこの人に会いました。

  7月31日〜8月1日にかけて一泊二日で那須に旅行に行ってきました。
  私も、殺生石で子の人に会いました。言っていることも、ほとんど同じでした。
  脇から、湧き出ている水は、お肌に良いと言っていたので、汲んで帰ってきたのですが。信用できるのかなぁ･･･?
  でも、死んでいる動物や鳥の種類と、数までが同じだったですよ!

  まっちゃんさん からの返信 2011/08/03 03:34:15

  RE: 私もこの人に会いました。

  たけさん、こんにちは。
  那須旅行、いかがでしたか？
  
  ところで、たけさんも会ったんですね！
  動物の数まで一緒とは…う〜ん。
  
  私は遭遇したときはかなりテンションあがって楽しんでしまったのですが
  帰って来てネットで調べたら「あれれ？」な感じでした。
  思い出してみると、いつまでたっても動物の死骸を片付ける人達は現れなかったんですよね…。
  
  直接的な害はないと思いたい所ですが…ムム。
  
  でも那須は楽しい所です。

• くまのみホヌ子さん 2010/03/23 21:29:02

  ファミリーっていいね

  こんにちは　まっちゃんさん
  
  那須旅行記　拝見しました。
  旦那様や甥っ子や、登場する人たちがとてもいきいきと描写されていて
  サザエさんを読むように楽しませていただきました。
  特に甥っ子が釣り竿を振り回して、旦那さんの襟にひっかかったり・・・
  爆笑です！
  
  那須　行ったことないけれども行ってみたくなりました。
  ナイトサファリおもしろそうです。
  (ゾウに鼻水かけらるのは困るけど)
  餌が1000円もするんですか？
  ま、いっか・・・
  
  またおじゃまします。
  
  　　くまのみホヌ子

  まっちゃんさん からの返信 2010/03/24 08:40:07

  RE: ファミリーっていいね

  こんにちは〜！
  
  那須旅行はお陰さまで、ワイワイと楽しい旅行になりました。
  釣り針事件は、大人がみんなゾっとしたのですが、
  笑って頂けたら旦那も本望でしょう！（笑）
  
  那須も良いですよ〜軽井沢ほどのブランド感はありませんが
  オシャレな店も増えましたし、以前からのマニアックな博物館も笑えます。
  サファリもシカぱっかなんですが、ふれあい度が高いので
  小さい子供なんかは喜びます。
  色んなものが観光地価格ですけどね…（汗）
  
  またぜひ来て下さいね。私もおじゃまします。