2009/07/21 - 2009/07/21
210位(同エリア522件中)
いぶれすさん
新田次郎氏のアルプス紀行に心を動かされ、その一部を追体験すべくフェレ谷のラ・フリの村を最初に訪れたのは1996年のことでした。早朝、家内をホテルの部屋に残して東側の斜面を10分ほど登り、ジグザグの農道に出たところで赤く染まるモン・ドランからトゥール・ノワールを中心とする山並が視野いっぱいに広がる大スペクタクルに、しばし陶然と佇んでいました。
ウォーキングに多少の自信もついた今年、最近開業したリフトも利用できるのこともあって、その先の峠、ル・バセまで行ってみることにしました。
この日、晴れてはいましたが、西南からの強風が登るにつれて強まり、途中で諦めたハイカーもいたようですが、普段、登りには一本しか使わないストックを二本取り出し、腕に力を込めながら、常に片方は地面に刺さっている状態を保って慎重に登りました。
それ程に足元に注意の大半が注がれていたのですが、実際には2,300M位から始まっていたエーデルヴァイスに気が付いたのは、峠も近い場所で大群落に出合ってからのことでした。それだけストックの先だけに集中していたのだと思います。
峠からは、グランコンバン方面の眺めも雄大で、幸いなことに、風も西の山に遮られていたため快適で、持参の食料とビールでロング・ランチを楽しみました。
この日の経験のおかげで、強風には、さほど怯えなくて済むことになりました。
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アクセスは、マルティニーから電車、オルシエールからはフェレ行きのバスでラ・フリ降車となります。
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リフトは、毎時0分から15分までしか運行されませんので、待ち時間に以前と同じく、バス停から10分ほど東へ登ってみました。この景色が、文字通り、視野一杯に広がり、新田氏もここから山を眺めた訳です。
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お隣のフェレ村が、昔のままなのに対して、こちらは別荘の数は増えました。
奥中央が仏・伊・瑞3国に跨るモン・ドランです。 -
川向こうのキャン場には車が多く、随分と賑わっています。
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テット・ドゥ・フェレ。この両側に大フェレ峠と小フェレ峠がありますが、村からは見えません。
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1992Mのリフト上部駅からのモン・ドランとトゥール・ノワール。 アップで撮ったので、下からと大差ないですね。
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リフト上部駅付近からフェレ谷入口方面
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奥の一番低い所が、大フェレ峠です
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小フェレ峠越しに、グランド・ジョラスの頂が顔を出しています。
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右端が、モン・ドラン
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バセ峠に到着しました。リフト駅から1時間50分かかったことになります。
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峠南側の山々。トレイルは、消えています。
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その無名峰の頂上近く
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峠の北側
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峠の北東側。グラン・コンバンとモン・ヴェラン
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大フェレ方面
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トレイルの両側の白い花は、全てエーデルヴァイス
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オルシエールに向かうバスの車窓から静かなフェレ谷。奥の山は、カト−ニュ
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