1992/09/19 - 1992/09/27
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akkiy363672さん
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ロスからおよそ2時間…。車は「ルート10」を右に折れて、アメリカ西部の内睦乾燥地帯に、雄大な構想と絶大なる工業カとで造られた、巨大リゾートエリア「パーム・スプリングス(Palm Springs)」ヘと入っていきます。
この一帯にゴルフ場は80…。今日のゴルフは、ここパームスプリングスの「緑の宝石 ラ・キンタ・ゴルフクラブ」です。
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
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-
アメリカ第3日目、午前5時45分起床。
ラ・キンタ・リゾートは一面の朝焼けのなかで目覚めます。空も彼方の山々も白亜のホテルも、寝ぼけ眼(まなこ)の章くんたちの顔も、みんな真ッ赤! -
午前7時45分のスタート、まだ太陽も低い早朝です。
章くんたちが今日のトップのスタートで、コースにはまだ他の客の姿はありません。 -
シェラネバダ山脈の豊富な雪解け水を引いてきて、この素晴らしい緑を育てているのです。
ほとんど雨の降らないこの土地なのに、芝の状態は重厚で緑がみずみずしい。
毎日の朝夕に、浴びるほどの撤水を施すそうです。 -
荒涼たる砂と岩山の風景の中に広がるゴルフコースは、まさに「緑の宝石」!
しかし、フェアウエイを少し外せば、そこはもう砂漠の真っ只中です。
章くんの第一打は見事なフック。砂の荒野へまっしぐら! -
砂漠の真ん中なのに、フェアウエイの芝生は重厚です。
-
← フェアウエイを外せば、そこは砂漠。
しかし、セーフ! 次打はもちろんボールが止まった 砂漠の中から打たねばならなりません。 -
砂を盛り上げコブを造って大きな起伏を持たせたり、またあるところは掘り下げて、200ヤードに及ぶ大きな池を造ったりしていました。
アメリカの工業力は、ホントにすごいですね。 -
朝まるで弱い翔くんにとって、午前7時30分は正気の時間ではない。スタートして1番ボギー、2番ダボ、3番ボギー、4番ダボ、5番もダボときた。
でも、ここはアメリカ…。こちらの午前8時は、日本の翌日の午前0時だ。宵っ張りには絶好調の時間ではないか! そう気づいたところから、翔くんの進撃が始まった。
6番224ヤード、ティグラウンドからグリーンまで続く大きな池の上を打っていくパー3。ポセイドンと名づけられたこのホールを2アイアンでピン横1.3mにピタリとつけてバーディ。
あとの12ホールを2ボギーで回って、トータル9オーバー「81」。 -
午後3時30分、「バームスプリングス」に別れを告げて、次の目的地である西海岸べりの海浜リゾート「サンタパーバラ」へ向かいます。
乾燥の内陸部から、ロスアンゼルス市内を通り抜けて、西海岸辺りの目的地まで、この日の走行予定は約400?。この旅最大の走行距離です。 -
ロスアンゼルス市内で、アメリカ大陸の西海岸を北へ走る大動脈「101号線」に乗ります。
車窓から、「ハリウッド」の大看板が見えました。
(後年のカリフォルニアの大山火事で、この一帯は焼けています。この看板も、焼けてしまいました。) -
← 西海岸を北へ走るフリーウエイ「101」。
山に夕焼けの茜色がかかっています。
やがて、見るもの全てが赤く染まるカリフォルニアの夕焼け…。
その雄大さは、筆舌に尽くすことが出来ません。 -
およそ400?の道のりを約5時間かけて走破し、目的地のサンタバーバラの街に着いたのは、午後10時30分を少し過ぎた頃でした。
これから、今夜の宿を探さねばなりません。
長距離のドライブにさすがに疲れていた一行は、日本から持っていったガイドブックを見て、サンタバーバラで泊まるならばここと紹介されていた、「サンタバーバラ・イン」という名のモーターホテルを訪ねました。
少し高額でしたが、夜も遅かったので、そのまま宿泊…。
← この写真は、翌朝、撮ったものです。 -
アメリカ第4日目。
午前7時30分、出発。道端の木々も濃い朝靄に霞んで、すぐ向こうに広がっているはずの太平洋も、波の音は聞こえるのに、その景色は見えません。 -
緑の丘の彼方に、ピンクのチャペルが見えました。
今日の舞台、「ラ・ブリシマCC」です。 -
スタート小屋を出て、明るく輝く太陽のもと目の前に広がるコースを見渡すと、広々と広がる風景の中にプレーする人達の影がポツリポツリと見られました。
薄茶色の潅木が一面に繁る丘陵地を、ゴルフコースとして最適の地形の一帯のみを切り開いて芝を張り、適度なアンジュレーションを持つ大地を、わずかに均(なら)してグリーンにしたというような造形です。
7105ヤード、コースレートは75.8と、屈指の超難開チャンピオンコースです。 -
7105ヤード、コースレートは75.8、見渡す限りに続くコースは、屈指の超難開チャンピオンコースです。
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← 茫然自失 何として、打つんや!
こんなゴルフ場、見たことないぞ。 -
翔くん、1・2・3番ホールで+4、+4、そして+2と来ては、もうコンセントレーションもゲームブランもどこかへ飛んで行ってしまって、あとは空白の頭と脱力感だけ…。集中力もなく、ふぬけた体を引き摺りながら、ふてくされてコースを歩いている。
この日、104。まさか、はるばるアメリカまで来て100を叩くとは夢にも思っていなかったから、さすがにショ〜ツク…。 -
ピンクのチャペルから、かわいい金色の鈴が午後3時の時(とき)を告げています。
仇(かたき)を打たなければならないコースをまたひとつ増やして、章くんは今夜の宿泊地モントレーへと出発しました。 -
出発からかれこれ3時間半…。かなたの地平線に夕日が傾くと、広大な空と陸地とが渾然となって金色に輝き、遥かに続く丘も森も林も家々も、見渡す限りの全てのものが茜色に染まる、雄大なカリフォルニアの夕焼け!
やがて、車の窓から見える遠くの家々に明かりが点って、辺りの景色は夜のとばりの中へと沈んでいきます。
今夜は、モントレー市内で宿を探します。
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