カリフォルニア・ゴルフ紀行Ⅰ　その③　　スパニッシュ・ベイ～帰国

1992/09/19 - 1992/09/27

　今日は、カリフォルニアのゴルフのメッカ「モントレー半島」にある「スパニッシュ・ベイＧＬ」でのプレーです。

　その後は、サンフランシスコに入り、その近辺で１ラウンド…。　そして、サンフランシスコ空港からロスアンゼルスに戻り、帰国の途に着きます。

　アメリカ　５～９日目の報告です。

エリア モントレー(アメリカ)

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: レンタカー

　アメリカ第５日目、「スパニッシュ・ベイＧＬ」でのラウンドです。

　朝霧の立ち込めるモントレーの市内から、１０１フリーウエイに乗ったかと思うと直ぐに右へ降りる。そこが「１７マイルズ・ドライブウエイ」のトール・ゲイト（料金所）…。

←　章くんたちは、右下の Highway 1 Gate から入りました。

　１７マイルズＤＷは、モントレー半島を周回する観光有料道路で、総延長距離が１７マイルであることからこの名が付けられました。
　車で一周すると約１時間…、４つの入場ゲートがあり、どこから入っても料金は同じ７.２５ドルです。

　左上の５が、今日のコース「スパニッシュ・ベイ」です。

　林間の道をしばらく走ると、視界が広がり、海が見えてきます。

　道の左右は、ゴルフコースです。

←　スパニッシュ・ベイＧＬ（ゴルフ・リンクス）のクラブハウス。

　花いっぱいの玄関でした。

←　１番ティグラウンド横のテラス。１番ホールとその向こうに太平洋が望まれます。


　自分のティオフの順番が来るまで、このテラスの席でコーヒーでも飲みながら待機する…という趣向ですね。

←　「スパニッシュ・ベイ」のコースレイアウト。

　太平洋に臨む、リンクスコースです。

　フェアウエイを外すと、ブッシュと潅木…。その外側は起伏のある砂浜が広がっています。
　リンクスの手強さと素晴らしさを知りました。

　「Residences」の部分は、別荘地帯です。

　１番、５００ヤード、パー５のティグラウンドです。

　海から上がってきた朝霧にコースは包まれていました。

１番、５００ヤード、パー５のサードショット地点です。

　海から上がってきた朝霧にコースは包まれていました。

　海に向かってせり出したグリーンに向かって、霧を切り裂く第３打を放ちます。

２番、３０７ヤードと短いパー４だけれど、ティショットをどこへ打てばいいの…と戸惑ってしまう。

　向こうのフェアウエイまで打たなければ、ブッシュ・潅木・砂地のアンプレアブルにするしかない地帯が待っています。

　フェアウエイまで届かなかった…という方には、｢ドロップエリア｣がありまして、１打付加して、ここから打ちます。

　そうしないと、前へ進まないンです。

　やっとゴルフコースらしい、平坦なフェアウエイが…と思うでしょう。
　グリーンの手前に沼地が待ち構えていて、ここから１８０ヤードのキャリーボールを打たなくては、越えていかないのです。

←　ボクのこのファッションについて、ある読者から、「上も下も柄物を着ている。センスを疑う」とお叱りをいただきました。
　申し訳ありません。持っていったシャツの洗濯が間に合わず、とりあえず乾いているものを着た結果です。これからは、もう少したくさんの着替えを持参することにいたします。（苦笑）！

　ここスパニッシュ・ベイは、カートはカート道オンリーです。

　それにしても、このフェアウエイ以外の土地の厳しいこと…。

　右は砂山、左はブッシュ…。助かりたければ、真ん中の緑のところへ打つしかありません。

←　コースのシンボルマークになっている糸杉
　　（パンフレットの写真から）


　アウト５１＋イン４６＝９７。

　章くん、今日の惨敗が腹に据えかねる。「明日、もういっぺん、どう？」と言うと、平均９９打のジャパニーズ・シングルたちに異存はありません。
　スタート係りのお兄ちゃんに、「明日、空いてる。２組？」と聞くと、「１２時スタートでＯＫ！」だと言う。

　かくして、またまた無謀な挑戦が決まりました。

　帰り道、ペブルビーチＧＬに寄りました。今回、日本からも予約を入れてみたのですが、いっぱいデス…とのこと。
　こちらへ来てから、直接フロントへ行ってみたのですが、いっぱいデス！


←　１８番グリーン。

　さすがは名門、コース内を自由に散歩させてくれます。

←　ペブルビーチ　１８番グリーン横のテラスにて

　全米オープンの最終日に、ここに座って観戦したいですね。


　宿に帰った章くんたちは、バスに入って大叩きの疲れを流したあと、食事にモントレー市のフィッシャーマンズ・ワーフ（波止場）へ出かけました。
　シーフードレストランに入って、メニューのFish（フィッシュ・魚）とかlobster（ロブスター・大エビ）、shrimp（シュリンプ・小エビ）などと書いてある単語を頼りに、「ジス　ワン、プリーズ」。
　章くんが注文したのは、エビや貝などを煮込んだ海鮮鍋とパン。結構いけました。

　アメリカ第６日、スパニッシュベイ２戦目。お昼１２時、章くん、スパニッシュベイ１番をスタート。

　１番ボギー、２・３番でかろうじてパーを拾ったものの、４番で３パットのボギー。
　５番から、疲れか、難コースにビビッて居るのか、ドライバーが左に曲がる。ブッシュ、砂浜に打ち込んで、５・６・７番と連続のトリ…。

　かくして、アウトは４９！　

　１１番のティグラウンド。ホテルの窓の下から打っていく。

　１２番のセカンド地点。１０〜１３番は海岸べりから離れて、林間コースの趣きです。

　ここも、真ん中に見えている小さな木のあたりは、沼地になっています。

　１６番で後ろから来た組のボールが、章くんが居たティグラウンドの横へ落ちました。「ここだよ」と声をかけたけれど、｢サンキュー｣と言うだけで取りに来ません。

　ここでプレーする人は、ラフに入ったボールは捜さないンですね。時間がかかりすぎるし、多くの場合は見つからずにロストですから。

　タイトリストのニューボールが１個１ドル（１２６円）のアメリカｗ＠ｒら、ボールをなくしても平気…。１個８００円の日本じゃ、そういうわけにゃｅかないですよね（笑）。

　後ろに見えているのは、別荘…。

　ゴルフ場の中に家を持つのが、アメリカではスティタスなのです。

　もう、あの狭いフェアウエイを外さずに打っていく、体力も、気力もありません（苦笑）。

　章くん、このインは５０で、トータル９９！

　「１００は叩かん」という負け惜しみも、むなしく響く。

←　「スパニッシュ・ベイ・イン」
　　（パンフレットの写真から）

　ここへ泊まって滞在し、納得いくまでゴルをする…という目標がひとつ増えました。

　仇討ち再戦を誓い、サンフランシスコへ。

　モントレーからサンフランシスコ市内までは、２時間ぐらい。市内に入る直前あたりのモーテルへ泊まりました。

　今夜はピザ屋へ入り、各人が好みのピザと、ほかにジャンボピザを２枚頼みました。
　ところが、日本のピザとはスケールが違う。各人のピザすら、直径が３０?もある大型で、その上にいろいろな食材がテンコ盛り、とても食べきれる量ではありません。
　ジャンボピザに至っては、直径６０?…。手も付けずに残してきました。

　アメリカ７日目、今日は予定が無いのです。

　で、近所のゴルフ場に電話を入れると、「１０時３０分過ぎにＯＫだ」という返事です。

　「ポロ・アルトＧＣ」、サンフランシスコ市の郊外にあって、Municipal Golf Courseと書いてあったから、市営の（Municipal）ゴルフ場なのでしょう。
　周囲を金網で囲ったコースは、青マークから６８５４Ｙパー７２。コースレートは71.8と、この旅のコースの中では一番易しい。

←　フェアウエイは広く、木々は大きい。その下で地区の人たちの集まりだろうか、３０人ほどの人が合唱していました。


　章くん、８２。コースが易しいからね。


　午後３時。アメリカでの全てのラウンドを終て、一行はサンフランシスコの市内を目指します。

　ポロ・アルトＧＣから、５０分ほど１０１号フリーウェイを北上すると、サンフランシスコの市内へ入ります。
　
　まずは、今夜の宿探し。

←　「クオリティ・ホテル」。一人1泊３８ドル。

　アメリカ最後の夜です。まずは土産物を仕入れに、百貨店「メーシーズ」へ…。

　その後、シスコ名物の市電にぶら下がって、フィシャーマンズワーフ（波止場）のシーフードレストラン「ネプチューン・パレス」へ行きました。
　この旅でずっと、章くん、アメリカはちょっと大味すぎて、食べ物は美味しくないなぁと思っていたのですが、それはファミレスとか観光地のレストランなどでの食事が続いたせいで、ここに来て、ちゃんとしたレストランならばたいへん美味しい料理が出て来ることを知りました。

　ライトアップされた夜の金門橋を見て、ホテルへ戻ります。


　翌アメリカ８日目、午前９時１０分発、サンフランシスコ空港からロスアンゼルス空港へ。
　１２時００分発、ロス空港離陸、日付変更線を超えて９月２７日（日）、日本時間午後４時２５分、大阪空港に無事到着。
　お疲れさまでした！