1992/09/19 - 1992/09/27
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akkiy363672さん
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ロスアンゼルス~サンフランシスコまで、レンタカーで走りながら、途中のゴルフ場に飛び込んで、在米7日間で7ラウンドのゴルフをこなしてきました。
ゴルフ仲間たちとの、年1~2回の海外ラウンドが、この旅から始まりました。
英語もあやふやなのにホテルの予約もせず、レンタカーを駆って異国の地を走り回り、たどり着いた町で宿を見つけて飛び込む旅です。
レストランでは読めないメニューを指差し注文して、出てきた料理が予想していたものと全く違っていても、平然と食べる勇気(?)も必要です。
言葉なんて解らなくても人間は心だ…と、おじさんたちが世界を駆ける珍道中記の、はじまり はじまりぃ~!
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- ユナイテッド航空
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-
「1週間ぐらい続けてゴルフしたいよなぁ」と章くん。「ホンじゃ、アメリカでも行くか」と信ちゃん(隊長)。
5月のラウンド中に、ポツリとつぶやいた遊びの話はトントン拍子にまとまって、その日のうちに、期日は9月の中頃、目的地はアメリカ西海岸、移動はレンタカーで行い、宿は現地でモーターホテルを探す、費用はできるだけ安く…などを決めました。
← 大阪(伊丹)空港 -
大阪空港にて出発を祝うラーメンを食べ、午後0時20分発のノースウエスト26便に搭乗…、出発です。
← お絵かきジャンボが来ていました。 -
← あと数時間でロスアンゼルス空港です。
アメリカ第1日目の朝が明けます。
確か19日の昼過ぎに大阪空港を飛び立ったはずなのに、その日の朝にロサンゼルス空港に着きました。
日付変更線のなせる技ですね。 -
やがて見る々る間に夜が明け、雲海の垣間(かいま)に見え隠れする陸地は、アメリカ西海岸の山河…。
-
ほどなく眼下にロサンゼルスの街並みが見えはじめました。
規則正しく碁盤の目のように整えられた住宅地が広がり、その向こうに高層ビルの立ち並ぶ市街地が望まれます。
でも、何か町全体が靄(もや)に包まれています。
ロス名物のスモッグとか。 -
はるかに続くフリーウエイ…。あとでこの道は、全米をどこまで走っても無料だと知ります。
ロスは370万人が暮らす全米第2の大都市。ハリウッドを中心とするエンターティメント産業や、航空機産業、石油化学工業などの巨大産業がひしめくアメリカ西海岸の商工業の中心地です。
市内の交通渋滞もハンパじゃないとか。 -
← ロスアンゼルス空港では、玄関前のバス停からエイビスの専用巡回バスに乗って、営業所へと向います。
-
← レンタカーでロサンゼルスの街へ。
ロスアンゼルスは砂漠の中の町…。向こうに見える丘も、茶色の地肌をさらしています。
おっと、ここでは車は右! ついつい左側を走ろうとして、その都度、同乗者から悲鳴があがります。「右や、右。右側走ってくれ〜!」。 -
← エイビスの営業所にて
国際運転免許証とクレジットカードを用意して、列に並びます。
-
メンバーは8人ですから、2台の車を借りました。
← 前を行く、1号車です。 -
← ロスアンゼルスの町に入ってきました。
全米第二の都市ロサンゼルス市内を巡り、そこからサンフランシスコまで、行程1600kmにおよぶ見知らぬ異国の車の旅を、レンタカー屋でサービスにもらった一枚の地図でやろうというのですから、迷いに迷います。 -
「本屋に寄って、カリフォルニアの道路地図を買ってはどうですか」と隊長に言うと、「アメリカに道路地図なんか売っとるかい。本屋で売っとるンは平和ボケの日本だけで、アメリカで道路地図は軍事秘密じゃ」といった調子なのです。ホントは売ってる…!
← 先日 ロス暴動があったダウンタウン。 落書きだらけで、町を行く人の風体もどこか異常…。ちょっと不気味でしたね。 -
← ゴルフ用品を買いに寄った、リトルトーキョー(日本人町)の街角で「二宮金次郎」の像を見つけました。
異国の地で自らの運命を切り開かねばならなかった移民一世の人たちは、この像を見ながら、勤勉を戒めとして日々に立ち向かっていたのでしょう。 -
リトル・トーキョーの一角は、日本総領事館を中心にホテル・ニューオータニや都インなどのホテル、日本の銀行などがあります。
また商店街の中には、松坂屋ロス店・横浜おかだやなどの百貨店から、すし・てんぷら・うどん・そばなどありとあらゆる日本食の店が並んでいます。
日系国際医療クリニックは日系人を主たる対象とした日本語が通じる医療機関です。 -
← リトルトーキョーの一角に「高野山ロサンゼルス分院」がありました。
英語文化圏の正午に、時刻を知らせる鐘楼の余韻が流れる…のでしょうね。 -
買い物と昼食を済ませて午後2時、市内のレイクウッドCCへ。
← 練習グリーンの横から、なにやらにぎやかな音楽が聞こえてきました。
見ると、白いウエディングドレスの花嫁とタキシード姿の新郎がダンスをしています。結婚式のまっ最中なのです。
アメリカのカントリークラブは、文字通りのカントリー(地域の)クラブ(集会所)なのです。 -
← 「フック打つなよ〜ッ、あの家の窓をぶち破るぞッ」
多くのコースが住宅地に隣接しています。しかもゴルフ場との間には垣根もなく庭続きなのです。農薬公害なんて誰も問題にしていません。むしろ、ゴルフ場に隣接していることは、住宅地のグレードアップにつながるのです。
プレーが終了したのは午後7時…。章くんの初陣は44・40の84。
もう係りのおっちゃんも誰もいなくて、自分でバッグを降ろしてお片付け。カートを小屋へ入れて、グッドバイ…。 -
今日の夕食は、日本でもお馴染みのデニーズです。
「ビールや、ビール!」。聞きなれない異国の言葉で口々に言う注文を、ウェイトレスのキャシーはこぼれんばかりの笑顔を見せてメニューを広げ、何度も聞き直しながら確認してくれました。
くったくのないその明るさに、アメリカの底力を見たような気がしました。 -
← 食事の最中にも、隊長は旅行案内書を調べ、今夜の宿の見当をつけます。
食事のあと2時間ほど走り回って見つけた「クラリオン」は、高級ホテルにひけをとらないモーテルで、「アメリカ旅行はモーテルで十分」と、みんなを納得させる効果を挙げたようです。 -
午前8時30分、ホテルから予定1時間のところを1時間30分…、予定外の好調さ(?)で丘の上に白亜の殿堂シエラトンホテルが見えて来ました。
このホテルのお庭がゴルフコースです。 -
← プロショップ。用具の販売とスタート管理はここで行っています。
と…、係りの兄ちゃんが、「予約ありまシェーン」と言う。
はるばる日本から来てるのに、どうしろってんだ!
隣に居たナントカ山口氏という日系のメンバーさんが、「なンとかしてあげなさい」(多分、そう言ってくれたのだと思う)と口を利いてくれて、9時10分スタートOK!
持つべきものは、同胞です。 -
アーノルド・パーマー設計のこのコースは、各ホールの両側に大きな樹々が繋り、狭くて長いコースを更に狭くしています。
7213ヤードの距離を持ち、飛ばさなければスコアにならないし、左右に曲げれば大木の生い茂る林に入ってスコアにならない。
「真っ直ぐに、飛ばす」というゴルフの2つのコンセプトを2つともに要求する、難度の高いコースです。 -
← 右も左も林のホールが続きます。
フェアウエィの芝は厚くてよく刈り込まれているけれど、ラフの長さは特筆もので、足首がスッポリ隠れるほど…、入れると0.5打の損。
ラフの外側の林に打ち込むと、林の中の下草は手付かずの伸ばし放題で、その中に入ってしまったボールはまず見つかりません。 -
← OBはほとんどありません。これもセーフです。
でも、ボールが見つかったのが、良かったのか、悪かったのか。
「これ、セーフってか。OBにしてくれ!」 -
← グリーンは、左から池を回っていった向こう側。
このタフさ、この難しさに、ジャパニーズ・シングルは、早々とスコアを乱す者が続出します。
その中で、章くんは意外に好調で、アウトは3番でラフへ打ち込んでボールが見つからず、ロストをしたものの40。 -
← 章くんのダウンスゥイング
インへ入るとアクシデントつづきで、4ボギー3ダボを叩いて「46」。
何ということはない「86」のスコアになってしまいました。 -
アメリカのチャンピオンコースに打ちのめされてホールアウトして来た面々を迎えてくれたのは、18番ホール横のフラワーガーデンでした。
さすがは、シェラトンのリゾートエリアだけあって、その美しさは見事です。
← シェラトンリゾートのコースは花でいっぱい。 -
18番をホールアウトした後は、真っ赤なケーブルカーに乗って、スタートハウスに引き返すのです。
眼下に、今プレーを終えたコースと、ロスアンゼルスの町並みが広がっています。吹きぬける風が涼しい。 -
この日はこのあとパーム・スプリングスまで200?を走らねばなりません。
ロスアンゼルスは市街地を出ると砂と岩石の乾燥地帯が広がっています。
片側5車線の10号フリーウエイは、その広漠たる大地を切り裂いて東へと延ぴ、その途中のところどころにオアシスのように町が点在していました。 -
← 途中で追い越した貨物列車。ゴットンゴットン…悠然と走っていました。
100両ぐらいつないでいるのです。踏み切りで待たされたら、1時間ぐらいかかるんじゃないでしょうか(笑)> -
やがて、砂漠の中のゴルフシティ「パームスプリングス」に到着です。
避寒地として有名なこの町は、冬になると観光客がどっと押し寄せます。この一帯にゴルフ場は80を数えますが、シーズンの冬場はゴルフ場もホテルも料金が高い。
章くんたちが訪れたこの9月は夏場のオフシーズンで、空いているし料金も安いけれど、40℃という猛烈な暑さでした。
← 章くんたちが泊まった「ラ・キンタ・ホテル」。
(パンフレットの写真です)
このホテルはいつもの安宿ではなく、世界のホテルランキングにも登場する、高級ホテルです。 -
ホテルで教えてもらった、ステーキハウス「KOBE」。
日本人が経営する焼肉レストランです。
浴衣姿のウエイトレスは、アルバイトの韓国人女子高校生。日本語は通じません。
午後11時30分、シャワーを浴びて、ベッドへ…。
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